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二幕
陸話
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聖域に沈まる閨の中で女の笑い声が谺していた。
辺りには鮮血が飛び散っており、数多の蛇の残骸が転がっている。
「ふふっ、これで何匹目だ?私と戯れる者は他にはおらぬか……?」
『……柘榴様、翡翠はどこにおられますか』
茶色の蛇である珊瑚が声を掛けると、柘榴は獲物を見つけたような目を向け、珊瑚を手招く。
「ほれ、珊瑚。近くに来い」
『はい……』
珊瑚は転がっている死体に目を向けながら近づく。
ものすごい死臭がし、恐怖で身が震えてくる。
「何を怯えている?お前を簡単には喰わぬ」
『柘榴様、何故このような惨いことを?』
「惨いと……?この者達が弱いからだ。私を満足させられぬから、飽きて食ってやった」
『……っ』
かつての同胞達が次々と彼女に食い殺されていくのを、珊瑚は恐怖でしかなかった。
逆らったらすぐにでも殺されてしまう違いない。
逃げられはしない―――
今、琥珀はどうなっているのか。
(あいつは今頃贄と仲睦まじくしているに違いない……あいつだけ、のうのうと過ごしているのが憎い)
「なぁ~珊瑚。私の寵愛が欲しいか?」
伸びてくる手が、肢体に触れ撫でられる。
「お前が私の言うことを聞くなら、お前を一番にしてもよい」
『本当ですか?何なりと俺に言ってください。俺は貴女の為なら何でも』
「嬉しい……ならば、琥珀の贄の女を殺せ」
『……人間の女でいいのですか?』
「あの女が消えれば、琥珀はもはや神霊としての器を無くし消し去れる」
『わかりました……では女の亡骸を貴女の元に持ってまいります』
「待っておるぞ。珊瑚……」
軽く口づけを落とすと、茶色の蛇は満足げにその場から離れていった。
離れた後、彼女は奥にいる者に声を掛ける。
「鈴め……私の愛しい琥珀を奪ったこと、許さぬぞ……なぁ、翡翠」
緑色の長い髪を、柘榴は優しく撫でて抱きしめる。
「柘榴様……俺は貴女しかいらない。雄には誰にも譲らない」
「この同胞たちをお前は無残にも、切り刻んだな」
「貴女とこの者達の情事など、目障りだからな……」
「翡翠、お前は小さい頃から私の傍を離れなかったな……」
「小さき頃の話などどうでもいい。俺は貴女が欲しくてたまらない……琥珀などにどうして貴女は執着するのか!俺が貴女と対の蛇であったならと、何年思っていたことか」
望んでいても貴女の目は常にあの男を見ていた――
貴女の心の中にはいつだってあの男でいっぱいだった――
どれほど琥珀に憎しみを抱いていたか――
「なぁ、翡翠。かつて私はある人間に死の呪いをかけた……」
「あぁ……琥珀を恐れず接していたあの女ですか」
「そうだ。今の鈴のように……」
私が琥珀に対して施していた呪いに背く者がいた。
その女は荒ぶり、災厄をもたらしていた琥珀に対し、恐れもせず近づいていた。
「あの名前は誰だったか……」
「琥珀があのまま闇に堕ちればよかったと、貴女は考えていたのでしょう?そうすれば……あの男は貴女の腕の中に帰ると……」
翡翠は悔しい表情を滲ませながら、柘榴を力強く抱きしめる。
柘榴はその背を強く抱き着くと、彼の首筋を軽く噛んだ。
その牙が離れると、鮮血が滴り落ちるのがわかった。
「うっ!!」
「あぁ~そう思っていた。琥珀は人間に執着するあまり私の元へ帰ろうとしない。どれほど贄に拒まれたとしても……同じ時に生まれ、神聖な者として存在していたはずなのに。」
「柘榴様……っ」
「翡翠……琥珀のように蔑む眼差しで私を見れるか?触れようとすると、汚らわしいものを払うかのように私を拒絶できるか……?あの者はすべてが清浄なのだ。私のように穢れを纏わない……優しい心で」
「しっかりなさってください。柘榴様……」
黒い瘴気が、じわりと彼女の身体から溢れ出てくるのがわかった。
彼女は長い年月、呪いを施しすぎたのかすでに瘴気の塊となっている。
闇に支配されればもはや神ではない。
祟り神となり破壊を生むだけ。
「琥珀は何故あの時消えなかった。それもこれもあの主のせいだ!私が喰らい、私が新しい主になった!なのにあいつは私の求めに応じない……すぐ死に絶える人間のどこがいいと言うのだ――!」
「がっ…‥!!ざ、くろ…‥」
柘榴の両の手が翡翠の首をぎりぎりと締め付けていく。
爪が皮膚に食い込み、血が流れ出す。
「おやめ、くださ……」
「翡翠、何故だ!答えろ!!私のどこが、人間に劣っているという?」
「ぐっ……」
蛇の姿になり、地に倒れこんだ翡翠は、身が硬直しながらその場で震えている。
首からは血が溢れ出し、地面に広がっていく。
『俺は、貴女……だけを……愛しているのに……』
薄れゆく意識の中、走馬灯のように過去を思い出す。
あの頃の彼女は可愛く、凛としていて俺はその姿に惚れた。
力が弱くすぐ倒れてしまう自分を、彼女はそっと手を差し伸べてくれた。
この者に近づきたいと、それだけを思い過ごしていた。
時に、琥珀に拒まれ悲しんでいる彼女を見ていると、そっとしておけなかった。
『翡翠、私のどこがいけないのだ……?』
『柘榴様、俺がいます。ずっと貴女の傍に……だから』
『ありがとう、翡翠……でも、ごめんなさい』
『……』
いつだって、彼女の気持ちは俺のものにはならなかった。
愛しているのに、届かない……
過去の情景を思い出していた時、彼女の心配そうな声が耳に響いた。
「あぁ、翡翠……嫌だ。私を一人にするな」
『……柘榴様……まだ必要としてくれるのですか……?』
傷元を手で押さえられ、彼女の瘴気の力で傷が塞がれる。
この身が闇に染まろうとも、もはやどうでもいい。
彼女の腕の中にいたい。
彼女の傍にいて、愛したい―――
「翡翠、まだお前に死んでもらっては困る……」
(もしこの先、彼女が危険な目にあったのなら真っ先にこの命を差し出そう……)
「翡翠、お前は私がどんな方向に堕ちたとしても傍にいてくれるか?」
その問いに躊躇うことなく答える。
『あぁ……ずっと貴女の傍にいる。この命は永遠に貴女のもの』
「お前はいつだって……私に従順だな」
労わる様に撫でられる手に、擦り寄るように絡みつく。
再び人型になると、彼女を腕に抱き床に押し倒す。
むせ返るような彼女の芳香と、自分が醸し出す芳香が混ざり合うように溶けていく。
「翡翠……お前は本当に愚かな男だ」
「何とでも言って下さい。俺は、ただ貴女が欲しい……」
お互いを慰め合うように二人はその場で交わった。
閨の片隅で、その光景を密かに見つめる赤褐色の蛇がいた。
『……琥珀殿に知らせねば』
あの方は相当狂ってしまった。
同属たちをほぼ殺め、残るはもう自分を含めあの方以外三匹しかいない。
翡翠ですら死に絶えそうだ。
あの方に捧げたいと思っていた恋慕が、今では消されるであろう恐怖しか感じられない。
所詮、彼女は琥珀しか欲していない。
瑪瑙は急ぎ、琥珀の気配を辿り聖域から出ていった。
遅ければ、先に出ていった珊瑚に、贄である鈴を殺されるかもしれない。
贄が死に絶えれば、琥珀はどうなるのか――
かつての主の文献を覗いたが、そこには悲惨な出来事が綴られていた。
――愛する者を失った後、我を忘れ、村に疫病を流行らせたと――
白蛇は高貴な神霊とされ、その力は時には恐怖を与える。
自分たちでさえも、荒ぶる力を引き起こせば太刀打ちできない。
瑪瑙はその場面に遭遇したことはないが、翡翠は知っているようだった。
今の主である柘榴も琥珀と同じ力を持っていることはわかるが、その惹きつける力は彼女の方が高かった。
琥珀と柘榴は同じ性質だが、今、例えるなら陰陽に分かれているものだと瑪瑙は思った。
過去を遡ると、琥珀が愛する贄はすべて彼から離れるか、絶命する……
「それならば、鈴も……いずれは消えるということか」
不意に主が零していた話が気になっていた。
『ある人間に死の呪いを掛けた……』
鈴にも呪いを掛けられたとしたら――
「いったいどうしたということか……私がこんな心配をするなんて。琥珀殿とは敵だというのに」
人と神が果たして結ばれるのが可能なのか――?
瑪瑙は密かな疑問を抱きながら、珊瑚よりも早く琥珀の元へ辿り着くように、急いだのだった。
辺りには鮮血が飛び散っており、数多の蛇の残骸が転がっている。
「ふふっ、これで何匹目だ?私と戯れる者は他にはおらぬか……?」
『……柘榴様、翡翠はどこにおられますか』
茶色の蛇である珊瑚が声を掛けると、柘榴は獲物を見つけたような目を向け、珊瑚を手招く。
「ほれ、珊瑚。近くに来い」
『はい……』
珊瑚は転がっている死体に目を向けながら近づく。
ものすごい死臭がし、恐怖で身が震えてくる。
「何を怯えている?お前を簡単には喰わぬ」
『柘榴様、何故このような惨いことを?』
「惨いと……?この者達が弱いからだ。私を満足させられぬから、飽きて食ってやった」
『……っ』
かつての同胞達が次々と彼女に食い殺されていくのを、珊瑚は恐怖でしかなかった。
逆らったらすぐにでも殺されてしまう違いない。
逃げられはしない―――
今、琥珀はどうなっているのか。
(あいつは今頃贄と仲睦まじくしているに違いない……あいつだけ、のうのうと過ごしているのが憎い)
「なぁ~珊瑚。私の寵愛が欲しいか?」
伸びてくる手が、肢体に触れ撫でられる。
「お前が私の言うことを聞くなら、お前を一番にしてもよい」
『本当ですか?何なりと俺に言ってください。俺は貴女の為なら何でも』
「嬉しい……ならば、琥珀の贄の女を殺せ」
『……人間の女でいいのですか?』
「あの女が消えれば、琥珀はもはや神霊としての器を無くし消し去れる」
『わかりました……では女の亡骸を貴女の元に持ってまいります』
「待っておるぞ。珊瑚……」
軽く口づけを落とすと、茶色の蛇は満足げにその場から離れていった。
離れた後、彼女は奥にいる者に声を掛ける。
「鈴め……私の愛しい琥珀を奪ったこと、許さぬぞ……なぁ、翡翠」
緑色の長い髪を、柘榴は優しく撫でて抱きしめる。
「柘榴様……俺は貴女しかいらない。雄には誰にも譲らない」
「この同胞たちをお前は無残にも、切り刻んだな」
「貴女とこの者達の情事など、目障りだからな……」
「翡翠、お前は小さい頃から私の傍を離れなかったな……」
「小さき頃の話などどうでもいい。俺は貴女が欲しくてたまらない……琥珀などにどうして貴女は執着するのか!俺が貴女と対の蛇であったならと、何年思っていたことか」
望んでいても貴女の目は常にあの男を見ていた――
貴女の心の中にはいつだってあの男でいっぱいだった――
どれほど琥珀に憎しみを抱いていたか――
「なぁ、翡翠。かつて私はある人間に死の呪いをかけた……」
「あぁ……琥珀を恐れず接していたあの女ですか」
「そうだ。今の鈴のように……」
私が琥珀に対して施していた呪いに背く者がいた。
その女は荒ぶり、災厄をもたらしていた琥珀に対し、恐れもせず近づいていた。
「あの名前は誰だったか……」
「琥珀があのまま闇に堕ちればよかったと、貴女は考えていたのでしょう?そうすれば……あの男は貴女の腕の中に帰ると……」
翡翠は悔しい表情を滲ませながら、柘榴を力強く抱きしめる。
柘榴はその背を強く抱き着くと、彼の首筋を軽く噛んだ。
その牙が離れると、鮮血が滴り落ちるのがわかった。
「うっ!!」
「あぁ~そう思っていた。琥珀は人間に執着するあまり私の元へ帰ろうとしない。どれほど贄に拒まれたとしても……同じ時に生まれ、神聖な者として存在していたはずなのに。」
「柘榴様……っ」
「翡翠……琥珀のように蔑む眼差しで私を見れるか?触れようとすると、汚らわしいものを払うかのように私を拒絶できるか……?あの者はすべてが清浄なのだ。私のように穢れを纏わない……優しい心で」
「しっかりなさってください。柘榴様……」
黒い瘴気が、じわりと彼女の身体から溢れ出てくるのがわかった。
彼女は長い年月、呪いを施しすぎたのかすでに瘴気の塊となっている。
闇に支配されればもはや神ではない。
祟り神となり破壊を生むだけ。
「琥珀は何故あの時消えなかった。それもこれもあの主のせいだ!私が喰らい、私が新しい主になった!なのにあいつは私の求めに応じない……すぐ死に絶える人間のどこがいいと言うのだ――!」
「がっ…‥!!ざ、くろ…‥」
柘榴の両の手が翡翠の首をぎりぎりと締め付けていく。
爪が皮膚に食い込み、血が流れ出す。
「おやめ、くださ……」
「翡翠、何故だ!答えろ!!私のどこが、人間に劣っているという?」
「ぐっ……」
蛇の姿になり、地に倒れこんだ翡翠は、身が硬直しながらその場で震えている。
首からは血が溢れ出し、地面に広がっていく。
『俺は、貴女……だけを……愛しているのに……』
薄れゆく意識の中、走馬灯のように過去を思い出す。
あの頃の彼女は可愛く、凛としていて俺はその姿に惚れた。
力が弱くすぐ倒れてしまう自分を、彼女はそっと手を差し伸べてくれた。
この者に近づきたいと、それだけを思い過ごしていた。
時に、琥珀に拒まれ悲しんでいる彼女を見ていると、そっとしておけなかった。
『翡翠、私のどこがいけないのだ……?』
『柘榴様、俺がいます。ずっと貴女の傍に……だから』
『ありがとう、翡翠……でも、ごめんなさい』
『……』
いつだって、彼女の気持ちは俺のものにはならなかった。
愛しているのに、届かない……
過去の情景を思い出していた時、彼女の心配そうな声が耳に響いた。
「あぁ、翡翠……嫌だ。私を一人にするな」
『……柘榴様……まだ必要としてくれるのですか……?』
傷元を手で押さえられ、彼女の瘴気の力で傷が塞がれる。
この身が闇に染まろうとも、もはやどうでもいい。
彼女の腕の中にいたい。
彼女の傍にいて、愛したい―――
「翡翠、まだお前に死んでもらっては困る……」
(もしこの先、彼女が危険な目にあったのなら真っ先にこの命を差し出そう……)
「翡翠、お前は私がどんな方向に堕ちたとしても傍にいてくれるか?」
その問いに躊躇うことなく答える。
『あぁ……ずっと貴女の傍にいる。この命は永遠に貴女のもの』
「お前はいつだって……私に従順だな」
労わる様に撫でられる手に、擦り寄るように絡みつく。
再び人型になると、彼女を腕に抱き床に押し倒す。
むせ返るような彼女の芳香と、自分が醸し出す芳香が混ざり合うように溶けていく。
「翡翠……お前は本当に愚かな男だ」
「何とでも言って下さい。俺は、ただ貴女が欲しい……」
お互いを慰め合うように二人はその場で交わった。
閨の片隅で、その光景を密かに見つめる赤褐色の蛇がいた。
『……琥珀殿に知らせねば』
あの方は相当狂ってしまった。
同属たちをほぼ殺め、残るはもう自分を含めあの方以外三匹しかいない。
翡翠ですら死に絶えそうだ。
あの方に捧げたいと思っていた恋慕が、今では消されるであろう恐怖しか感じられない。
所詮、彼女は琥珀しか欲していない。
瑪瑙は急ぎ、琥珀の気配を辿り聖域から出ていった。
遅ければ、先に出ていった珊瑚に、贄である鈴を殺されるかもしれない。
贄が死に絶えれば、琥珀はどうなるのか――
かつての主の文献を覗いたが、そこには悲惨な出来事が綴られていた。
――愛する者を失った後、我を忘れ、村に疫病を流行らせたと――
白蛇は高貴な神霊とされ、その力は時には恐怖を与える。
自分たちでさえも、荒ぶる力を引き起こせば太刀打ちできない。
瑪瑙はその場面に遭遇したことはないが、翡翠は知っているようだった。
今の主である柘榴も琥珀と同じ力を持っていることはわかるが、その惹きつける力は彼女の方が高かった。
琥珀と柘榴は同じ性質だが、今、例えるなら陰陽に分かれているものだと瑪瑙は思った。
過去を遡ると、琥珀が愛する贄はすべて彼から離れるか、絶命する……
「それならば、鈴も……いずれは消えるということか」
不意に主が零していた話が気になっていた。
『ある人間に死の呪いを掛けた……』
鈴にも呪いを掛けられたとしたら――
「いったいどうしたということか……私がこんな心配をするなんて。琥珀殿とは敵だというのに」
人と神が果たして結ばれるのが可能なのか――?
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