蛇の香は藤

羽純朱夏

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二幕

肆話

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次の日の朝、その日はすんなりと目が覚めた。
ここ数日、うまく寝付けず寝坊気味だったが、今朝は無事に起きることができた。
やはり彼のおかげたと、心の中で彼に感謝した。
食事を済ませ、仕事の支度をして部屋を出る。
彼がいるであろう祠の前に立ち、いつもと同じように手を合わせ祈る。
するとゆっくりと祠から白い巳が現れた。

「琥珀さん……。おはようございます。昨日はその、ありがとうございました」

『おはよう、ちゃんと起きれたな。気を付けて行って来いよ』

触れてしまいそうになる手をぐっと抑えて、鈴はその場を去った。
鈴を見送った後、彼女の表情が、自分に触れるのを我慢しているように思えて、嬉しさが込み上げた。

『鈴、ほんとは触りたがってた……大神め』

ゆっくり人に顕現し身支度をすると、大神に対する怒りを覚えながら、仕事先に向かった。
昨夜、月物が残る彼女を抱きしめてしまったことで、大神から罰を受けることは確実だが。特に恐怖など感じなかった。
自分はどうなっても構わないが、鈴を悲しませたことだけは許せない。

いつものように境内に入り、御神木のもとに差し掛かると、一人の着物姿の優美な女が目に留まる。
その姿を見て、人ではないと直ぐに察知した。

「貴方が、琥珀殿……」

「何か?」

声をかけると、白き着物を纏った女が自分に近づいてくる。

「俺に何か用か?」

「貴方から……強い気が感じます」

「強い気……ね」

「私は、貴方様と同属の者。大神の命で会いにきました」

「大神が、俺をどうする気だ……?」

大神の命令とはどういうことだろう……。疑うように彼女に問いかける。
すると白き女は突然俺を抱きしめ、甘く囁きながら俺の背中へと、手を回してくる。

「私と交わりを……」

「……」

「貴方様を、癒してさしあげます」

纏わりつく手は綺麗だが、嫌悪感を感じる。女性に縋られるのは、どこか気が乗らない。
自分には鈴だけで十分だ―

「すまないが、俺には妻がいる。必要ない」

「……そのような事を言わず」

「俺は、彼女しかいらない。すまないが、お前にはもっといい奴がいるぞ。こんな年取った神霊と共にならなくてもな」

「……そこまで人間の女と添い遂げたいのですか?」

「人間だとか関係ない。俺は自分の心で決めたんだ。阻むなら容赦しない……」

たとえ同じ同属だろうと、気安く触られたくはなかった。
回された手を払い除け、彼女に向けて威嚇するように視線を向ける。
琥珀の表情を見て恐怖を感じたのか、女が静かに離れる。

「も、申し訳ございません……」

謝罪の言葉を述べた後、彼女は蛇の姿になり、森の中へと消えていった。

『琥珀、同属を拒むとは……』

頭上から大神の声がし、その声の元を見上げ話す。

「大神……鈴に手を出すとは。貴方であっても許せませんね……」

『そこまでして鈴が愛しいか。だが、鈴もまたお前を大切に思っているのがわかった……』

「……」

『だが、我との約束を、彼女は守っていたというのに、お前は勝手に鈴に触れた。お前には、罰を与えねばなるまい』

「どんな罰を受けようとかまわない。だが俺は鈴の元へ帰る!この身を無くし魂だけになったとしても……』

たとえこの身が消えたとしても、心だけは彼女の元に寄り添っていたい。
人になれなくなったとしても、蛇のままでも彼女を守りたいと、琥珀は思った。

『いい覚悟だ……』

狂気を孕んだ大物主の声が、琥珀へと響いてくる。
身体を突き抜けるような大物主の神気に臆することなく、琥珀自身も、鈴に対しての怒りを言葉に発した。

「だが、その前に貴方は鈴を傷つけた。彼女を傷つけたこと許しはしない……」

留まっていた神気を爆発させ、主だった柘榴と対峙したあの時のように、神の力を大神に見せる。
白く澄んだ琥珀の姿を見た大物主は、驚きの声を上げた。

『お前……神気が』

「こんな場所で争いたくはないが、俺は今、貴方が許せない!」

『まずい……』と大物主は思い、慌てて琥珀に話しかけた。

『琥珀、彼女に関わったのは謝る……試したのだ。お前と鈴の絆がどれほどのものか』

「……彼女を……鈴を遊び道具にするな!!」

怒りの咆哮と共に、風が強く吹き上げ、辺りの木々の葉を吹き飛ばす。

『おい、力を抑えろ!悪かった……』

「では……彼女に毎日触れることをお許しいただけますね?」

琥珀は大物主へ強気に迫ると、大物主は根負けしたのか、呆れにも似た声を漏らした。

『それは……仕方ない許そう。ただし、血の不浄はよろしくない。しっかりと清めるように……』

「心得ています……」

これでずっと愛しい者に触れられると思い安心した。
帰ったらこの期間を埋めるように、鈴を抱きしめてやろうと、琥珀は心の中で思った。

『まったく、我よりも人間に執念深い者がいるとは……。お前は、よく彼女に煙たがられないな』

煙たがられる―?
そんなことはない。彼女は俺を心の底から心配してくれている。

「いえ、俺と鈴は想い合っていますから……」

大物主から深い溜息が聞こえたが、それを気にすることはなく、琥珀は仕事をするため社務所へと向かって行った。
その後姿を見つめながら、大物主は楽しそうに言葉を漏らした。

『異種同士が想い合うのはいいものだな……あいつなら、本当に……』

辺りを穏やかな風が吹き抜け、その声は風と共に消え去った。



仕事が終わった後、足早に家に帰った。まだ彼女は帰っていなかった為、料理の支度を始める。

「さてと、美味いもの作るか……」

帰り際、いただいた野菜を使い煮物を作る。自分は食べれないが、肉料理もいくつか覚えた。
彼女の為に、久々に料理を作ることが嬉しく思える。
やはり美味しく食べてくれる者がいることは、作り甲斐があっていい。

「鈴の好物も作るとするか」

料理が出来上がった頃、暫くして彼女が帰ってきた。

「……ただいま」

「帰ったか、お帰り」

「はい……」

彼女はまだ気を使っているのか、近づかないようにお辞儀をすると、俺から離れようとする。
それを察して、琥珀は自ら鈴から身を引いた。

「ご飯できてるから食べろよ。俺は元に戻ってるから……」

そう言い残すと、琥珀は本来の姿に戻り、部屋を出ていった。

琥珀がいなくなったことを確認すると、鈴は、彼が用意してくれた食事に手をつける。

「いただきます」 

数日ぶりに口にする彼の料理はやはり美味しい。
それにしても、彼は色んな料理を作れて尊敬する。
自分の料理よりも、見た目も綺麗に作れてしまうから、鈴は弱音を吐くように呟いた。

「悔しいな……」

食事を済ませ、後片付けをしながら戸棚に目をやると、ある一冊のノートを見つけた。
それを手に取り、そっと中身のページを開くと、細かく色んな事が書かれていた。
栄養の事、レシピの作り方、私の好物までメモしてあることに、つい笑ってしまった。

「琥珀さん、こまめに書いてるな」

彼の真面目な努力がわかり、自分も頑張らなければと思えた。

軽くシャワーを浴びた後部屋に入ると、布団の上には白い巳がいた。
白蛇の彼はこちらの気配に気づくと、首を伸ばしこちらを凝視している。
その光景に思わず声をあげてしまう。

「えぇ……駄目ですよ!!」

『残念ながら、どかないぞ~』

蛇の姿の琥珀は、その場で蜷局を巻き悪戯に話す。

「そんな……じゃぁ私は向こうの部屋で眠ります」

慌てて部屋を出ていこうとすると、甘い声が響く。

『鈴ってば、酷いな~。おいで!この姿なら大丈夫だよ』

そう言われても、今日まで月物の期間だ。簡単に近づく訳にはいかない。
大物主様に彼を食べられない為に、抵抗するように彼に声を掛ける。

「明日から大丈夫ですから、待ってください!!」

だが、琥珀も諦めることなく、鈴に向かって声を掛ける。

『俺は大事な鈴を撫でてやりたいんだけど。俺も撫でられたいしさ……ほら』

「駄目ですっ」

『強情だな。健気に掟を守るのはいいことだけど……俺にとっては苦しいだけだ……』

「琥珀さんが大切なんです。だから……」

昨日のように彼が苦しむ姿は見たくない。そう思っていると、蛇の彼が真剣に話し出す。

『俺も鈴が大切。だから大神のいう事より、俺を信じろよ』

「こ、琥珀さ……」

その言葉に揺らいでしまいそうになると、ゆらりと彼の形が変わっていく。

「わかってるぞ、お前が本当は……この腕に抱かれたいって思ってること」

人型になった彼は、私の目の前で手を広げる。
その腕の中に包まれたくて仕方ないが、留まる。

「琥珀さんが穢れてしまいます……」

「不浄とか俺には関係ない。俺は、神じゃなく人としてお前と過ごしたいんだ。鈴、もっと素直になれ……」

「あ……」

琥珀は戸惑っている鈴に近づくと、優しく抱きとめた。
今夜の彼からは直ぐに藤の香りがした。その香りに包まれると安堵して、嬉しさが込み上げる。

「さ~て、今日も鈴を労わろうか」

「でも、琥珀さんの身体に負担が……」

「黙って……今日は今まで触れられなかった分、お前を触りたい気分なんだから……」

「んっ……」

甘い口づけが落とされ、顔を擦り付けるように愛撫される。

「琥珀さん……んっ」

「な?いいだろ……」

布団に降ろされ、彼に包まれる。昨日はあんなに辛そうだったのに、今日は平然としている彼に驚きを隠せない。
今日で月物は終わりだが、まだ明日まで呪いの効果が残っているはずなのに……。

「琥珀さん…本当に大丈夫なんですか?」

そう確認すると、彼はただ私を見つめて笑う。

「平気だって……なぁ、鈴。俺に触って」

「琥珀さん……」

頭に手を乗せ髪を撫でると、彼は目を閉じたまま、そっと身を任せた。
この時の彼は、どこか可愛く映る。

「もっと……触れて」

「じゃぁ……」

彼の顔を掌で包みこみ、輪郭をなぞる様に優しく指を伝う。
唇に指が当たると、琥珀は口を軽く開け、鈴の親指を口に含んだ。

「えっ……!」

「……ふふっ」

吐息交じりに舌を出し指を舐められる。
舌の熱さと感触に身が震えてしまう。

「そんな……嫌っ」

「鈴。こういうのもいいだろ……」

彼の瞳が、ゆっくりと見開かれ目が合う。相変わらずの妖艶さにドキドキする。
知らぬ間に腰元に彼の手がなぞられ、身が震える。
すると擽る様に、彼の左手がわき腹に忍び込み指先が動いた。

「擽ったいです……」

「擽ったい?鈴はここ弱いからな~」

「ちょっ、琥珀さん……」

彼の唇が首筋に移動し、強く吸われるように赤い跡を残していく。時には甘噛みをされ、その箇所からじんと痛みが広がっていく。
なぞられる舌の感触に身体が高揚していく。

「もぅ、恥ずかしい……」

「恥ずかしくないだろ。これよりももっとすごいのしてるし……」

「もう、全然労わってない……」

彼は楽しそうに、掌を合わせ、指を絡めていく。彼の発情モードのスイッチが入る前に止めなくてはと思い制止する。

「琥珀さん、これ以上酷いことしたら駄目ですよ」

「わかってるよ。けど、こうしてまだ、抱き着いていたい」

上機嫌に抱き着くと、耳元で囁き、耳朶を優しく甘噛みされる。

「ん……」

「実は……大神からは触れてもいいと許可をもらったんだ」

「……本当に?」

「まぁ、しっかり清めないといけないが。人になってるから明日は念入りだな」

「だったら尚更もう離れないと……」

そう諭すが、彼は私を離す気配がなく抱き付いたままだ。

「それはできないな。お前が眠るまで……」

「琥珀さんの身体に何かあったら私……やっ」

彼の指先がそっと服の中に滑りこみ、胸元に触れていく。その甘い悪戯に羞恥を帯びながら、感じてしまう。

「敏感に震えて……可愛い」

「今日は駄目です……お願い……しますっ」

その手にしがみつく様に懇願すると、彼は忍ばせていた手を、腹部の辺りに回し優しく撫でた。

「ごめん……いけない癖だな。つい虐めたくなる。鈴の肌柔らかくて、こうしてると心地いいから。」


彼の言葉は染み渡るように私の心に響いてくる。この腕の中にずっといたい……
優しく労わる様に鈴の髪を撫でながら、琥珀は穏やかに話しかけた。

「もっと……俺を頼れ。お前の為なら、この身でできる限りのことはするから」

「わ、私も頼ってください……」

彼女からの返答に、琥珀は嬉しく思った。

「ありがとう……さ、おやすみ」

「おやすみなさい……」

琥珀の優しい手に抱かれながら、鈴は直ぐに眠りについた。

「寝たか……」

平気だと言っていたが、不浄による身体の応えを感じ、そっと彼女の身から離れ、元の姿に戻った。

『明日もまた怒られそうだ……』

明日も大神に邂逅したら、呆れながら叱られるに違いないと琥珀は思った。

「琥珀さん……愛しています」

寝言なのか、その呟きに鈴を見やると、頭を頬に当て、琥珀は鈴の耳元で囁いた。

『鈴……障りが終わったらたくさん抱きしめてやるからな』

高揚する気持ちを胸に秘め、琥珀もその場で眠りについた。
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