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 レオの指がゆっくりと俺のナカに入ってくる。
 今まで感じたことのない違和感や圧迫感に小さく呻く。

「きついな……痛いか?」
「い、痛くは、ないけど。変な、感じっ……」
「こっちに集中してろ」
「んんっ」

 くちゅくちゅ、といやらしい音を立てながら、濃厚なキスをする。レオの舌に口内を舐め回され、気持ち良さで頭がくらくらする。
 俺がキスに蕩けているのを見て、レオは俺のナカに入っている指を少しずつ動かしていく。

「ひゃあぁっ!」

 入れられた指がイイ所を掠めたのか、今まで違和感しかなかったそこに快感が走る。
 俺は甘い嬌声を上げ、思わず背を反らせた。

「ここか?」

 イイ所を見つけ気を良くしたのか、レオは執拗にそこを責める。

「あぁっ、やぅっ、あぁんんんんっ!」

 今まで感じたことのない快感が次々に押し寄せてきて、俺は休むことなく喘ぎ続ける。

「レオっ、んぁ、あぁあ!」

 名前を呼ぶと、レオはとびっきり甘い笑みで俺を見つめ、ちゅっとキスを落としてくれる。
 色んなところにキスを落とされながらナカを弄られ続け、俺が蕩けきった頃にやっと指が二本に増える。
 二本の指をバラバラに動かされ、 イイ所を掠めるたびにビクンッと体が震え、高い嬌声が上がる。

「んっ、も……いいからぁっ! 挿れて、ほしっ、ああぁっ……それっ、やだぁあ」
「ちゃんと慣らさないと、辛いのはリョウだぞ」
「そ、だけどっ……あぁっ」

 丁寧に慣らしてくれるのはありがたいが、焦らされているような気分にさせられもどかしい。



 結局挿れてもらえぬまましばらく慣らされ続け、三本の指が入り、ナカも柔らかくなってきた頃にようやく指が抜かれる。

「リョウ、いれるぞ」

 レオがそう言って、俺の後孔に硬く反りだったものを押し当てる。
 俺は少しの恐怖から目をそらすため、レオの首に腕を回しぎゅっと抱きしめる。レオはそんな俺の気持ちを察してか、優しく抱き返してくれた。

「大丈夫か?」
「うん。きて、レオ」

 俺の言葉を聞き、レオがゆっくりと腰を進める。

「ん、うっ……はぁっ……」

 指とは比べ物にならない圧迫感に呻く。先ほどの気持ち良さはなく、ただただ苦しさを感じる。

「ゆっくり息をしろ」

 レオの言葉に従い、ゆっくり呼吸をすると少しだけ苦しさが和らいだ気がした。レオも動きを止め、俺が落ち着くのを待ってくれている。
 少しずつ苦しさが和らいでいくと、途端に幸せが押し寄せてきた。

「嬉しい……」

 レオに目を向け微笑みながらそう言うと、俺のナカでレオのものが質量を増すのを感じた。

「なっ、何でおっきく……!」
「今のはリョウが悪い」

 レオはじっとしたまま、俺の唇に口づけをする。それから、何度も啄ばむようなキスが降ってくる。
 呼吸を整え、俺が落ち着いたのを見計らいレオが口を開いた。

「動いていいか?」

 その言葉にコクリと頷く。俺の返事を確認し、レオがゆっくりと腰を動かす。動きに合わせ、「あっ、あっ」と声が漏れる。

「あぁ!」

 先程まで指で責められていたイイ所にあたり、嬌声が上がる。
 そんな俺を見て、レオの動きがそこを責め立てるようなものに変わる。

「可愛いな、リョウ」
「んっ、レオ……あぁ!」
「好きだ、愛してるっ」

 全てを受け入れてくれたレオの言葉が嬉しくてたまらない。
 レオの言葉や動き一つ一つ全てに感じてしまい、頭がおかしくなりそうだ。

「んっ、おれも……レオっ、すきぃい!」

 ただただ気持ちよくて、蕩けきった頭で考え言葉を紡ぐ。

「ああ! きもちぃ、のに、イけなっあぁああ!」

 後ろだけの快感じゃ、イけそうでイけくて、苦しさから自信に手を伸ばし、必死に扱く。
 前と後ろの両方からの強い刺激に、一際大きな嬌声が上がる。

「あっ! も、だめ……イきそ、あぁああ」
「イっていいぞ。俺も、もう」

 レオはそう言って、今までよりも激しく、奥を突くような動きをする。

「あんっ、あぁ! あっ、だめぇっ、いっぁああああ!」

 あまりの気持ち良さに体が痙攣する。背を反らせ、びゅくびゅくっと自分の腹に白濁が飛び散らせた。
 俺が達したと同時に、俺のナカでレオのものがビクビクと震えるのが分かった。


 俺のナカからレオが出ていくのを感じながら、俺はくたりとベッドに横たわる。疲労感から動くことが出来ず、俺の髪を撫でているレオの温もりを感じながら目を閉じた。
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