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「んっ……あっ……」

 静かな空間に、俺の喘ぎ声とちゅっというキス音だけが響く。
 肩がずり落ち、はだけさせられた俺の上半身の至る所に、レオは楽しげにキスを落としていく。

「可愛いな、リョウ」

 そう言ったレオの指先がピンっと張り詰めた胸の先端を掠める。

「あぁっ」

 一層高く響いた声に恥ずかしく思う暇もなく、レオは俺の胸に舌を這わせ、先端に吸い付く。

「ん……気持ちいいか?」
「やっ、あんっ……も、やだ…」
「嫌じゃないだろ? 良さそうにしているくせに」

 そう言いながら、レオは先端を舌で転がしたり、吸ったりと胸を弄ぶ。
 顔は動かさぬまま、レオがするりと俺の太ももを撫でる。先程とは違う、ぞくりとした快感が走る。
 撫でる手がスカートの中へ潜り、上へ上へと登っていく。
 色んなところからやってくる快感に、俺はシーツをぎゅっと握りながら耐える。

「レオっ……も、胸やめて……ぁああっ」

 最後にカリッと甘噛みされ、甲高い声が上がる。
 顔を上げたレオは、蕩けきった俺の顔に軽くキスを落とす。

「どんどん可愛くなるな。たまらなくなる」

 まさか胸にこんなに感じるなんて思っていなかったので、恥ずかしくて顔を背ける。そんな俺が面白くなかったのか、レオは俺の耳に舌を入れ舐め回す。
 ジュルジュルと耳の中で卑猥な音が響きと、レオの息遣いに耐えられずに、顔を動かしレオの方に向ける。するとすぐにレオは耳から顔を離し、俺をじっと見つめた。

「目をそらすな」

 そう言ったレオは、太ももを撫でていた手を付け根まで押し上げ、スカートを捲し上げる。
 下着が露わになり、完全に立ち上がったそれは下着の上からでも分かるほどに濡れていた。

「や、見ないでっ……」
「下着は男物なんだな」

 俺の言葉を無視し、ぽつりと呟いたレオは俺のソレに顔を寄せる。

「レオ!?」

 俺は焦って名前を呼ぶが、レオは聞く耳を持たずそのままそこに口付け、下着をずり下ろし、また口付ける。

「なっ!」

 レオはぢゅっと鈴口を吸い上げ、裏筋に舌を這わせる。

「そ、そんなことしなくていいっ!」
「分からせる、って言っただろ」

 レオはそう言って舐め続ける。「やめて」「やだ」と言っても全く聞き入れてもらえず、弱いところを責められ続ける。
 あたえられる刺激に、腰をビクビクと震わせながら必死に耐える。

「ちょっ、んっ……わかった! も、分かったからぁ!」

 その言葉に満足したのか、レオはやっと口を離してくれた。
 俺は「はぁ、はぁ」と肩で息をしながら、危うく達しかけたソレを必死に諌める。


「熱いな」

 そう言ったレオは、俺に跨ったままおもむろに服を脱いだ。
 引き締まり、無駄なく筋肉のついた身体につい見とれてしまう。俺の視線に気づいたレオが俺をぎゅっと抱きしめ、そのままワンピースを脱がせる。
 覆われていた布がなくなり恥ずかしく思っていると、再びレオが俺を抱きしめた。
 さっきとは違い、お互いの肌が重なり合い心地よい。レオの鼓動の音が伝わり、レオもドキドキしてくれてるんだなと思うと少し安心する。

 レオが体を起こし、俺の額に口付け、ベッドサイドに置かれている棚から、香油を取り出す。
 香油を垂らしたレオの手が双丘をするりと撫で、割れ目を指でなぞる。蕾に指が触れ、ビクッと体を震わせた。

「後ろ、いれるぞ」
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