26 / 31
25 ※
しおりを挟む「んっ……あっ……」
静かな空間に、俺の喘ぎ声とちゅっというキス音だけが響く。
肩がずり落ち、はだけさせられた俺の上半身の至る所に、レオは楽しげにキスを落としていく。
「可愛いな、リョウ」
そう言ったレオの指先がピンっと張り詰めた胸の先端を掠める。
「あぁっ」
一層高く響いた声に恥ずかしく思う暇もなく、レオは俺の胸に舌を這わせ、先端に吸い付く。
「ん……気持ちいいか?」
「やっ、あんっ……も、やだ…」
「嫌じゃないだろ? 良さそうにしているくせに」
そう言いながら、レオは先端を舌で転がしたり、吸ったりと胸を弄ぶ。
顔は動かさぬまま、レオがするりと俺の太ももを撫でる。先程とは違う、ぞくりとした快感が走る。
撫でる手がスカートの中へ潜り、上へ上へと登っていく。
色んなところからやってくる快感に、俺はシーツをぎゅっと握りながら耐える。
「レオっ……も、胸やめて……ぁああっ」
最後にカリッと甘噛みされ、甲高い声が上がる。
顔を上げたレオは、蕩けきった俺の顔に軽くキスを落とす。
「どんどん可愛くなるな。たまらなくなる」
まさか胸にこんなに感じるなんて思っていなかったので、恥ずかしくて顔を背ける。そんな俺が面白くなかったのか、レオは俺の耳に舌を入れ舐め回す。
ジュルジュルと耳の中で卑猥な音が響きと、レオの息遣いに耐えられずに、顔を動かしレオの方に向ける。するとすぐにレオは耳から顔を離し、俺をじっと見つめた。
「目をそらすな」
そう言ったレオは、太ももを撫でていた手を付け根まで押し上げ、スカートを捲し上げる。
下着が露わになり、完全に立ち上がったそれは下着の上からでも分かるほどに濡れていた。
「や、見ないでっ……」
「下着は男物なんだな」
俺の言葉を無視し、ぽつりと呟いたレオは俺のソレに顔を寄せる。
「レオ!?」
俺は焦って名前を呼ぶが、レオは聞く耳を持たずそのままそこに口付け、下着をずり下ろし、また口付ける。
「なっ!」
レオはぢゅっと鈴口を吸い上げ、裏筋に舌を這わせる。
「そ、そんなことしなくていいっ!」
「分からせる、って言っただろ」
レオはそう言って舐め続ける。「やめて」「やだ」と言っても全く聞き入れてもらえず、弱いところを責められ続ける。
あたえられる刺激に、腰をビクビクと震わせながら必死に耐える。
「ちょっ、んっ……わかった! も、分かったからぁ!」
その言葉に満足したのか、レオはやっと口を離してくれた。
俺は「はぁ、はぁ」と肩で息をしながら、危うく達しかけたソレを必死に諌める。
「熱いな」
そう言ったレオは、俺に跨ったままおもむろに服を脱いだ。
引き締まり、無駄なく筋肉のついた身体につい見とれてしまう。俺の視線に気づいたレオが俺をぎゅっと抱きしめ、そのままワンピースを脱がせる。
覆われていた布がなくなり恥ずかしく思っていると、再びレオが俺を抱きしめた。
さっきとは違い、お互いの肌が重なり合い心地よい。レオの鼓動の音が伝わり、レオもドキドキしてくれてるんだなと思うと少し安心する。
レオが体を起こし、俺の額に口付け、ベッドサイドに置かれている棚から、香油を取り出す。
香油を垂らしたレオの手が双丘をするりと撫で、割れ目を指でなぞる。蕾に指が触れ、ビクッと体を震わせた。
「後ろ、いれるぞ」
13
お気に入りに追加
361
あなたにおすすめの小説
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
異世界転生先でアホのふりしてたら執着された俺の話
深山恐竜
BL
俺はよくあるBL魔法学園ゲームの世界に異世界転生したらしい。よりにもよって、役どころは作中最悪の悪役令息だ。何重にも張られた没落エンドフラグをへし折る日々……なんてまっぴらごめんなので、前世のスキル(引きこもり)を最大限活用して平和を勝ち取る! ……はずだったのだが、どういうわけか俺の従者が「坊ちゃんの足すべすべ~」なんて言い出して!?
目覚ましに先輩の声を使ってたらバレた話
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
サッカー部の先輩・ハヤトの声が密かに大好きなミノル。
彼を誘い家に泊まってもらった翌朝、目覚ましが鳴った。
……あ。
音声アラームを先輩の声にしているのがバレた。
しかもボイスレコーダーでこっそり録音していたことも白状することに。
やばい、どうしよう。
ハイスペックストーカーに追われています
たかつきよしき
BL
祐樹は美少女顔負けの美貌で、朝の通勤ラッシュアワーを、女性専用車両に乗ることで回避していた。しかし、そんなことをしたバチなのか、ハイスペック男子の昌磨に一目惚れされて求愛をうける。男に告白されるなんて、冗談じゃねぇ!!と思ったが、この昌磨という男なかなかのハイスペック。利用できる!と、判断して、近づいたのが失敗の始まり。とある切っ掛けで、男だとバラしても昌磨の愛は諦めることを知らず、ハイスペックぶりをフルに活用して迫ってくる!!
と言うタイトル通りの内容。前半は笑ってもらえたらなぁと言う気持ちで、後半はシリアスにBLらしく萌えると感じて頂けるように書きました。
完結しました。
屈強冒険者のおっさんが自分に執着する美形名門貴族との結婚を反対してもらうために直訴する話
信号六
BL
屈強な冒険者が一夜の遊びのつもりでひっかけた美形青年に執着され追い回されます。どうしても逃げ切りたい屈強冒険者が助けを求めたのは……?
美形名門貴族青年×屈強男性受け。
以前Twitterで呟いた話の短編小説版です。
(ムーンライトノベルズ、pixivにも載せています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる