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1章:異世界召喚だそうです
(2)幼児化とか美醜逆転とか、モブにはもっと無理です!!
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~花子視点~
心の中で絶叫した私は、なんとか深呼吸をする。
深呼吸をすれば、ある程度は落ち着けるから。
でも何度か繰り返した結果、私はツンと感じる臭いに思わず鼻を抑えたくなった。
なんという言葉で表せばいいのかわからない。
例えるのなら、真夏で最高気温を叩き出した日に運動部が使った部室だろうか。
非常に汗臭い。
汗臭いを通り越して、酸っぱい匂いだ。
あまりの匂いに、顔が歪まないように顔に力を入れる。
あまりにも臭すぎて、誰から匂っているのかがわからない。
「ああ…………なんて美しい。さすが、聖女様です」
「ええ、本当に。まるで、宗教画から出てきた天使のようだ」
そんな私の内心に気づいていないのか、周囲の大人たちは何故か熱がこもった瞳で私のことを見てくる。
意味がわからなかった。
美しいとか天使とか。
私がモブを自称する理由は、何処にでもいる顔だからって言うのもあるんだ。
名前の例にありそうな名前。
何処にでもいそうな見た目。
普通の成績。
まさに、モブというべき人間だと思っている。
だというのに、彼らの顔はまるでイケメンのサッカー部のエースを見ている女子の顔と同じ顔をしていた。
心底美しい。
そう言いたげな表情だった。
本当に意味が解らない。
私はモブだ。
聖女として召喚されるはずもないのに召喚されてるし…………うん?
苛立のままに前髪を掻き上げようとすれば、視界に小さな手が映りこんだ。
記憶の中よりも小さな手。
その小さな手を見た瞬間、苛立ちもジロジロとみられる不愉快さも吹っ飛び、一瞬で冷静になった。
よくよく周囲を観察すれば、彼らの顔はかなり遠い。
アニメに出てくる巨人とまではいかないけれど、二メートルはありそうなほど身長が高い。
でも、恐らく違う。
記憶の中よりも明らかに小さくなっている自分の手を見れば、一目瞭然だ。
周りが大きいんじゃない。
私が小さくなったんだ。
「それにしても、今代の聖女様は幼子なのですね。幼子でも美しいとは…………さすが聖女様ですね」
愕然としている私を無視し、うっとりとした表情を浮かべて地面に座り込んでいる私に近づいてくる男性。
昔の貴族が着ているような服の下から、その存在をしっかりと知らせてくる贅肉。
まるで、相撲取りのような体型だ。
それと同時に、強くなっていく酷い汗の匂い。
恐らく、この匂いの根源は近づいてきたこの男性だろう。
…………と言うか、こんなに酷い匂いなのにどうしてこの場にいる人たちは平気なんだろう?
こっちとしては、今すぐにお風呂に入れと怒鳴りたくなるほどきついのに。
男性は私の目の前にまで来ると、跪いてで汗でテラテラと光っている右手を私に差し出してきた。
…………あれか?
この手を取って、立ち上がれと言いたいのか?
とりあえず、その手汗を今すぐに拭け。
それから、風呂に入れ。
というか、私に近づくな。
臭いから。
表立っては言えないけど、私の心の中では男性に対しての文句がたくさん沸いてきた。
「聖女様、私はこのラルドリック王国の王子を務めております【カドリック】と申します。以後、お見知りおきを」
汗をダラダラと流し、ねっとりと気持ち悪い視線を向けながら言う男性__カドリックさん。
太っているせいか、少し動くだけでも大量の汗が流れている。
その分、ムワッと匂いが濃くなる。
そんな状況下で、私は驚きの情報を受け取ってしまった。
目の前の男性は、王子らしい。
…………そう、王子である。
ライトノベルやファンタジーに出てくる王子である。
別に、太っていても目が子豚の目みたいに潰れているつぶらな目でもいい。
イケメンな王子なんて、現実にいるわけがないから。
でも王子なら、もうちょっと体臭とかそういうのを気にすべきだと思うんだけど。
いや、昔の日本も今ほどお風呂に入らなかったらしいし、もしかしたらこの世界も昔の日本みたいにあまりお風呂に入る習慣がないのかもしれない。
とりあえず、今の自分の状況を知らなければいけない。
周囲を見回しても、マントを羽織って顔を隠している人やドレスを着た女性とか、複数の人がいるだけ。
入り口らしき場所は、槍を持った兵士らしき人が十人ぐらい立っている。
天井にはステンドグラスが嵌め込んであるけど、柱を登って行って窓から出るなんてぶっ飛んだ行動もモブである私にできるはずもない。
状況を考えれば、完全こちらの分が悪い。
下手に暴れるよりも、うまくここから逃げ出すしかない。
冷静に動かなきゃ、あっという間に死亡フラグが立ちそう。
さすがに、私にはうまく情報を聞き出すなんてことはできないけど。
「…………ここ、どこですか?」
「おお、さすが聖女様。敬語をお使いになられるとは、とても頭がよろしいのですね」
できる限り上目遣いになるようにして見上げながら言えば、カドリックさんは脂肪に埋もれている目をも開いてニタニタと笑いながら言った。
そんな彼の言葉に、私はイラッとしながらも彼の言葉を待つ。
ニタニタしている嫌な笑い方のせいか、バカにされている気分になるけど。
そんな私の心境に気づいていないのか、カドリックさんはペラペラといろいろと話し始めた。
カドリックさんの話は、まあ異世界召喚系のライトノベルにありがちな裏側があった。
簡単に言えば、精霊たちを奪った悪しき魔王を倒してほしいらしい。
聖女というのは精霊との相性が非常によく、しかも他者の能力を底上げすることに特化した【補助魔法】の使い手であるらしい。
精霊との相性がいいからこそ、精霊と話をして、精霊たちを魔王から取り戻す。
勇者とその仲間たちを後方から援護して、醜い汚らわしい魔王を倒してほしい。
倒してくれれば、勇者であり王子であるカドリックさんと結婚する。
カドリックさんの説明は、こうだった。
非常にわかりやすかったけど、聞き捨てならない言葉があったのを私は聞き逃さなかった。
聖女は、カドリックさんと結婚する?
私はモブなはずなのに、何故か幼児化して異世界に召喚されるという主人公並の体験をしてしまった。
そう、モブなのに。
まあ、今はそれは置いておくとしよう。
カドリックさんと結婚するって、何?
私、太っている人よりも細身の人とか筋肉質の人の方がいいんだけど。
例えば細身で一見草食系なのに凄い肉食系とか、そういうギャップがある人が良いんだけど。
正直に言えば、カドリックさんって全く好みじゃない。
あと、私の今の見た目って幼女だから結婚なんてできないと思うんだけど。
そう思っていれば、ドレスを着た女性たちがいる方から声が聞こえてきた。
「ああ、美しいカドリック様と天使のような美しき聖女様の結婚…………神々は絶対に祝福してくださるでしょう…………」
「ええ、そうね」
うっとりとした声で、黄色いドレスを着た人と赤いドレスを着た人が会話している。
その二人の会話の内容に、私は耳を疑ってしまった。
うん、美しいってなんだっけ?
私の見た目はモブを自称しているからどこにでもいるような見た目だし、カドリックさんに至っては日本では毛嫌いされるタイプの見た目をしているはず。
私も彼も、美しいと絶賛されるような見た目をしていない。
でも、あの人たちや周囲の目からしてそういうわけではないのだろう。
もしかしたら、私が持っている日本の美意識の方がおかしいのかもしれない。
…………もしかして、この世界ってライトノベルのジャンルにある【美醜逆転の世界】とか?
私がそう思った瞬間、頭上からガッシャンっというガラスが割れるような音が響いた。
「なんだ!?」
「どうした!?」
「…………ほう、聖女とはこのような幼子であったか」
周囲が騒がしくなる中で聞こえてきたのは、氷のようなそんな冷たい言葉だった。
心の中で絶叫した私は、なんとか深呼吸をする。
深呼吸をすれば、ある程度は落ち着けるから。
でも何度か繰り返した結果、私はツンと感じる臭いに思わず鼻を抑えたくなった。
なんという言葉で表せばいいのかわからない。
例えるのなら、真夏で最高気温を叩き出した日に運動部が使った部室だろうか。
非常に汗臭い。
汗臭いを通り越して、酸っぱい匂いだ。
あまりの匂いに、顔が歪まないように顔に力を入れる。
あまりにも臭すぎて、誰から匂っているのかがわからない。
「ああ…………なんて美しい。さすが、聖女様です」
「ええ、本当に。まるで、宗教画から出てきた天使のようだ」
そんな私の内心に気づいていないのか、周囲の大人たちは何故か熱がこもった瞳で私のことを見てくる。
意味がわからなかった。
美しいとか天使とか。
私がモブを自称する理由は、何処にでもいる顔だからって言うのもあるんだ。
名前の例にありそうな名前。
何処にでもいそうな見た目。
普通の成績。
まさに、モブというべき人間だと思っている。
だというのに、彼らの顔はまるでイケメンのサッカー部のエースを見ている女子の顔と同じ顔をしていた。
心底美しい。
そう言いたげな表情だった。
本当に意味が解らない。
私はモブだ。
聖女として召喚されるはずもないのに召喚されてるし…………うん?
苛立のままに前髪を掻き上げようとすれば、視界に小さな手が映りこんだ。
記憶の中よりも小さな手。
その小さな手を見た瞬間、苛立ちもジロジロとみられる不愉快さも吹っ飛び、一瞬で冷静になった。
よくよく周囲を観察すれば、彼らの顔はかなり遠い。
アニメに出てくる巨人とまではいかないけれど、二メートルはありそうなほど身長が高い。
でも、恐らく違う。
記憶の中よりも明らかに小さくなっている自分の手を見れば、一目瞭然だ。
周りが大きいんじゃない。
私が小さくなったんだ。
「それにしても、今代の聖女様は幼子なのですね。幼子でも美しいとは…………さすが聖女様ですね」
愕然としている私を無視し、うっとりとした表情を浮かべて地面に座り込んでいる私に近づいてくる男性。
昔の貴族が着ているような服の下から、その存在をしっかりと知らせてくる贅肉。
まるで、相撲取りのような体型だ。
それと同時に、強くなっていく酷い汗の匂い。
恐らく、この匂いの根源は近づいてきたこの男性だろう。
…………と言うか、こんなに酷い匂いなのにどうしてこの場にいる人たちは平気なんだろう?
こっちとしては、今すぐにお風呂に入れと怒鳴りたくなるほどきついのに。
男性は私の目の前にまで来ると、跪いてで汗でテラテラと光っている右手を私に差し出してきた。
…………あれか?
この手を取って、立ち上がれと言いたいのか?
とりあえず、その手汗を今すぐに拭け。
それから、風呂に入れ。
というか、私に近づくな。
臭いから。
表立っては言えないけど、私の心の中では男性に対しての文句がたくさん沸いてきた。
「聖女様、私はこのラルドリック王国の王子を務めております【カドリック】と申します。以後、お見知りおきを」
汗をダラダラと流し、ねっとりと気持ち悪い視線を向けながら言う男性__カドリックさん。
太っているせいか、少し動くだけでも大量の汗が流れている。
その分、ムワッと匂いが濃くなる。
そんな状況下で、私は驚きの情報を受け取ってしまった。
目の前の男性は、王子らしい。
…………そう、王子である。
ライトノベルやファンタジーに出てくる王子である。
別に、太っていても目が子豚の目みたいに潰れているつぶらな目でもいい。
イケメンな王子なんて、現実にいるわけがないから。
でも王子なら、もうちょっと体臭とかそういうのを気にすべきだと思うんだけど。
いや、昔の日本も今ほどお風呂に入らなかったらしいし、もしかしたらこの世界も昔の日本みたいにあまりお風呂に入る習慣がないのかもしれない。
とりあえず、今の自分の状況を知らなければいけない。
周囲を見回しても、マントを羽織って顔を隠している人やドレスを着た女性とか、複数の人がいるだけ。
入り口らしき場所は、槍を持った兵士らしき人が十人ぐらい立っている。
天井にはステンドグラスが嵌め込んであるけど、柱を登って行って窓から出るなんてぶっ飛んだ行動もモブである私にできるはずもない。
状況を考えれば、完全こちらの分が悪い。
下手に暴れるよりも、うまくここから逃げ出すしかない。
冷静に動かなきゃ、あっという間に死亡フラグが立ちそう。
さすがに、私にはうまく情報を聞き出すなんてことはできないけど。
「…………ここ、どこですか?」
「おお、さすが聖女様。敬語をお使いになられるとは、とても頭がよろしいのですね」
できる限り上目遣いになるようにして見上げながら言えば、カドリックさんは脂肪に埋もれている目をも開いてニタニタと笑いながら言った。
そんな彼の言葉に、私はイラッとしながらも彼の言葉を待つ。
ニタニタしている嫌な笑い方のせいか、バカにされている気分になるけど。
そんな私の心境に気づいていないのか、カドリックさんはペラペラといろいろと話し始めた。
カドリックさんの話は、まあ異世界召喚系のライトノベルにありがちな裏側があった。
簡単に言えば、精霊たちを奪った悪しき魔王を倒してほしいらしい。
聖女というのは精霊との相性が非常によく、しかも他者の能力を底上げすることに特化した【補助魔法】の使い手であるらしい。
精霊との相性がいいからこそ、精霊と話をして、精霊たちを魔王から取り戻す。
勇者とその仲間たちを後方から援護して、醜い汚らわしい魔王を倒してほしい。
倒してくれれば、勇者であり王子であるカドリックさんと結婚する。
カドリックさんの説明は、こうだった。
非常にわかりやすかったけど、聞き捨てならない言葉があったのを私は聞き逃さなかった。
聖女は、カドリックさんと結婚する?
私はモブなはずなのに、何故か幼児化して異世界に召喚されるという主人公並の体験をしてしまった。
そう、モブなのに。
まあ、今はそれは置いておくとしよう。
カドリックさんと結婚するって、何?
私、太っている人よりも細身の人とか筋肉質の人の方がいいんだけど。
例えば細身で一見草食系なのに凄い肉食系とか、そういうギャップがある人が良いんだけど。
正直に言えば、カドリックさんって全く好みじゃない。
あと、私の今の見た目って幼女だから結婚なんてできないと思うんだけど。
そう思っていれば、ドレスを着た女性たちがいる方から声が聞こえてきた。
「ああ、美しいカドリック様と天使のような美しき聖女様の結婚…………神々は絶対に祝福してくださるでしょう…………」
「ええ、そうね」
うっとりとした声で、黄色いドレスを着た人と赤いドレスを着た人が会話している。
その二人の会話の内容に、私は耳を疑ってしまった。
うん、美しいってなんだっけ?
私の見た目はモブを自称しているからどこにでもいるような見た目だし、カドリックさんに至っては日本では毛嫌いされるタイプの見た目をしているはず。
私も彼も、美しいと絶賛されるような見た目をしていない。
でも、あの人たちや周囲の目からしてそういうわけではないのだろう。
もしかしたら、私が持っている日本の美意識の方がおかしいのかもしれない。
…………もしかして、この世界ってライトノベルのジャンルにある【美醜逆転の世界】とか?
私がそう思った瞬間、頭上からガッシャンっというガラスが割れるような音が響いた。
「なんだ!?」
「どうした!?」
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