黒猫文二のうわごと 日常の思い浮かんだことから趣味の漫画・アニメ・映画・ゲームとかの話をダラダラと語るエッセイ

黒猫文二

文字の大きさ
上 下
39 / 60

自作を振り返る その4「狼さんは許さない」

しおりを挟む
 自分が生まれて初めて書く長編、のつもりでしたが書き終えた時には文字数的に中編になってた作品。

 小説を書き始めたばかりだけど生意気にもホラー小説大賞に向けて何か書きたいな~っと思って最初に思いついたのがユーチューバーたちが怪奇事件を追うというお話だった。でも、これは書くのに挫折してしまって、次に思いついたのが現代社会で狼男を狩る赤ずきんちゃんのお話だった。

 実は最初はキャラ設定とかが全然違っていた。赤フードは狼男に家族を殺された人間の少女でサキュバスと契約をして超人的な力を手にした復讐鬼で、第一章をもっと暗く陰惨にしたようなノリのお話にする予定だった。
 でも、短編ならともかく長編でそれは書く方も読む方も楽しいのかなとか、自分の書きたいのはそれかなとか考えている内に、若いころの自分が好きだった菊地秀行先生の超伝奇バイオレンス小説を目指す事にして今の形になっていった。
 復讐鬼の赤フードが、飄々とした強くてかっこいいスーパーヒロインのフーコへと変化したのは、菊地秀行先生の超伝奇バイオレンス小説の強くてかっこいい主人公を意識したからこそ。

「狼さんは許さない」本編の、特に最初の方は読み返してみると、今よりも文章がアレで「ひえ~」となってしまう(笑)
 だけど、その時だからこその今よりも強いエログロバイオレンスへの熱意や勢いは感じる。

 兎にも角にも行き当たりばったりに設定やストーリー展開を考えながら書いていったシリーズで、特に第一章以降はどうしたもんかと頭を捻って書いていってた感じ。当然ながら書くペースはどんどん遅くなるという。ペースが遅くなったのは、エログロバイオレンスは書くのはエネルギーの消費量が多いからしんどくなっていってたというのもあったと思う。長年、伝奇バイオレンス小説を書き続けている菊地秀行先生は凄いな。

 蜘蛛女以降もフーコとユウトが様々なバトルやドラマを繰り広げる構想もあったのですが、似たようなバトルをするだけになるのでは? と思ったり、何よりも今の自分にそれを描ききる力量が不足していると思ったりとかで、変に欲張らずに早い内から考えていたラストシーンにつなげて終わろうと思い、完結させました。

 処女長編(中編だけど)を終わらせてどうしようか、何をしようかと思いつつも、とりあえず今は休もうっかな!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

アイドルグループの裏の顔 新人アイドルの洗礼

甲乙夫
恋愛
清純な新人アイドルが、先輩アイドルから、強引に性的な責めを受ける話です。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

処理中です...