黒猫文二のうわごと 日常の思い浮かんだことから趣味の漫画・アニメ・映画・ゲームとかの話をダラダラと語るエッセイ

自作を振り返る その３「八尺様に囚われる少年たち」

「八尺様」とは、元々は掲示板２ちゃんねる（現在は５ちゃんねる）のオカルト板のスレッド「死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない？」発の有名怪談話の内の一つである。本来は怖い話のはずというか今でも基本的にはそうなんだけども、八尺様の白いワンピースを来た大柄な女性という見た目とショタコンっぽい性質からおねショタ妖怪というイメージもあり、エロ系作品でもお馴染みの存在に。
　１８禁作品だとOVA化もされた「八尺八話快樂巡り～異形怪奇譚」と「都市伝説ビッチ-女子怪ー」が有名。

　自分も八尺様で一本エロ短編を書いてみたいなと思って出来上がったのがこの「八尺様に囚われる少年たち」。

「花売りの少年が男に無理矢理抱かれた後、マッシブな女戦士に保護されるお話。」とは正反対な性質の、救いのないバッドエンド物。
　基本的にはあんまり胸糞なのやバッドエンドは好きではないんだけど、エロ短編という形でなら、たまにはそういうのもいいかなという気持ちになる時がある。ホラージャンルで書く以上はホラーテイストが強いほうがいいんじゃないかという気持ちもあったし。

　後から知ったけど、Web小説で八尺様の話を作品中に書いた人が著作権に反してるのではないかと問題になった事が数年前にあったらしい。ただ、それが問題になったのは元の八尺様の文章からコピペ・改変をしていたからという特殊なケースだったからそうだ。

　それならこの作品は大丈夫そうである。