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ジブリ風な古典18禁アニメ「バルテュス ティアの輝き」
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「バルテュス ティアの輝き」は1988年に発売された約30分のアダルトアニメ。
「天空の城ラピュタ」のパロディエロアニメとして有名で実際にジブリのスタッフも参加していたという本作だけども、単なるパロディなのかと思ったら実際に観てみると普通に出来が良いなと思った。
あらすじ
一人の青年が海岸で倒れている所を子供たちが見つけ、知らせを受けたティア(高田由美)という少女に保護される所から始まる。
青年・ユード(関俊彦)は巨大工場都市バルテュスの工場王モーロック(玄田哲章)に反乱を起こしたレジスタンスの内の一人で、奪った飛行船でティアの兄であるアルフォンス(小杉十郎太)と共にティアのいる村ルジュテに逃げるはずだったがモーロックの追撃によりアルフォンスとは離れ離れとなったという。
翌日、ユードとティアは追手の飛行船に捕まりバルテュスで囚われの身となる。
牢に入れられたユードはレジスタンス仲間に助けだされた一方、モーロック(玄田哲章)に気に入られたティアはベッドに縛られ……。
そんな中、レジスタンスたちの反攻作戦が始まる。
というお話。
ラピュタのパロディと言ってもそのままな内容ではなく大筋のお話は圧制者にレジスタンスが勝利する王道活劇で、ラピュタっぽいのは一部の展開やキャラデザやアイテムやメカとかがそれっぽいという感じ。
作画のクオリティーも高いガチな作りで、キャストも当時の人気声優で現在では大ベテランの人ばかり。
その中でも特に素晴らしいのはヒロインであるティアのキャラ。
垢抜けていないおっとりとした心優しい清楚なお姉さん系で、モーロックの前に連れて来られた時には屹然とした態度で抗議をする強い面もある(それ故にモーロックに気に入られて処女を奪われるのだが)好感の持てるキャラ。
どちらかと言うとヒロインというよりヒロインのお姉さんやお母さんとかによくいるタイプのキャラかもだが、それが却って新鮮に感じられて個人的には好き。
序盤の、ユードに熱がないか確かめる所で胸の谷間がアップになるシーンや、ユードと草原でのんびりしている所でスタイルの良さが強調されるシーンが「憧れのお姉さんの見てはいけないものを見てしまった感」があって良い。
それがあるからこそ、後のHシーンが余計にエロく見える。
作品の一番の見所となる、ティアがモーロック(玄田哲章)に処女を奪われるシーンの出来は本当に良い。
乱暴に強姦されるのではなく、ベッドテクニックに自信のある悪役に前戯で感じさせられるのが丁寧に描かれる。
ティアが挿入されて「助けて……。」と呟いた後、一旦ユードパートの場面に変わって救出に向かう所で再びティアパートに戻るが、ティアがモーロック(玄田哲章)にバッチリフィニッシュされてからようやくという良いタイミングで助けが入るのがキッチリエロ作品としての実用性も考えられていて良い。
大昔の作品なので近年のエロ作品にあるような派手な演出(断面図や大量の精液描写とか)は当然ないけど、ちゃんとした作りの活劇のワンシーンに、良いシチュの丁寧な作りのそれがあるというのがたまらないと感じた。
ただ、ここで問題となるのが悪役兼竿役のモーロックのキャストが名声優である玄田哲章であること。
アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えを代表に、数えきれないほどの様々な役を演じてきた大ベテラン。
最近だと大人気アニメ「ダンベル何キロ持てる?」で毎回のナレーターとハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー役をしている。
自分も幼いころから色んな作品で聞いてきた親しみのある声なわけで、エロ作品の竿役からおなじみの声が聞こえてくると他の有名キャラの顔が浮かんで笑ってしまったり、身内のセックスを見ているような気分になって抜きにくくなったりしてしまう(笑)
実写映画で言うとちょっと違うかもだが、派手な性描写のある邦画で竹中直人が出てきた瞬間に没入感がなくなったりして抜きにくくなるのに近いかな。
初見の時は玄田哲章ボイスに気を取られて、実用性の低い作品だと思ってしまった。
でも、「これはそういうものなんだ」みたいな? 中の人とキャラは別と割り切った気分で改めて観ると、クオリティーの高さや実用性の高さに感心した。
世代によってと言うか、レトロアニメとかも観るタイプの人には刺さるんじゃないかなと思う傑作だった。
「天空の城ラピュタ」のパロディエロアニメとして有名で実際にジブリのスタッフも参加していたという本作だけども、単なるパロディなのかと思ったら実際に観てみると普通に出来が良いなと思った。
あらすじ
一人の青年が海岸で倒れている所を子供たちが見つけ、知らせを受けたティア(高田由美)という少女に保護される所から始まる。
青年・ユード(関俊彦)は巨大工場都市バルテュスの工場王モーロック(玄田哲章)に反乱を起こしたレジスタンスの内の一人で、奪った飛行船でティアの兄であるアルフォンス(小杉十郎太)と共にティアのいる村ルジュテに逃げるはずだったがモーロックの追撃によりアルフォンスとは離れ離れとなったという。
翌日、ユードとティアは追手の飛行船に捕まりバルテュスで囚われの身となる。
牢に入れられたユードはレジスタンス仲間に助けだされた一方、モーロック(玄田哲章)に気に入られたティアはベッドに縛られ……。
そんな中、レジスタンスたちの反攻作戦が始まる。
というお話。
ラピュタのパロディと言ってもそのままな内容ではなく大筋のお話は圧制者にレジスタンスが勝利する王道活劇で、ラピュタっぽいのは一部の展開やキャラデザやアイテムやメカとかがそれっぽいという感じ。
作画のクオリティーも高いガチな作りで、キャストも当時の人気声優で現在では大ベテランの人ばかり。
その中でも特に素晴らしいのはヒロインであるティアのキャラ。
垢抜けていないおっとりとした心優しい清楚なお姉さん系で、モーロックの前に連れて来られた時には屹然とした態度で抗議をする強い面もある(それ故にモーロックに気に入られて処女を奪われるのだが)好感の持てるキャラ。
どちらかと言うとヒロインというよりヒロインのお姉さんやお母さんとかによくいるタイプのキャラかもだが、それが却って新鮮に感じられて個人的には好き。
序盤の、ユードに熱がないか確かめる所で胸の谷間がアップになるシーンや、ユードと草原でのんびりしている所でスタイルの良さが強調されるシーンが「憧れのお姉さんの見てはいけないものを見てしまった感」があって良い。
それがあるからこそ、後のHシーンが余計にエロく見える。
作品の一番の見所となる、ティアがモーロック(玄田哲章)に処女を奪われるシーンの出来は本当に良い。
乱暴に強姦されるのではなく、ベッドテクニックに自信のある悪役に前戯で感じさせられるのが丁寧に描かれる。
ティアが挿入されて「助けて……。」と呟いた後、一旦ユードパートの場面に変わって救出に向かう所で再びティアパートに戻るが、ティアがモーロック(玄田哲章)にバッチリフィニッシュされてからようやくという良いタイミングで助けが入るのがキッチリエロ作品としての実用性も考えられていて良い。
大昔の作品なので近年のエロ作品にあるような派手な演出(断面図や大量の精液描写とか)は当然ないけど、ちゃんとした作りの活劇のワンシーンに、良いシチュの丁寧な作りのそれがあるというのがたまらないと感じた。
ただ、ここで問題となるのが悪役兼竿役のモーロックのキャストが名声優である玄田哲章であること。
アーノルド・シュワルツェネッガーの吹き替えを代表に、数えきれないほどの様々な役を演じてきた大ベテラン。
最近だと大人気アニメ「ダンベル何キロ持てる?」で毎回のナレーターとハーンノルド・ドゲゲンチョネッガー役をしている。
自分も幼いころから色んな作品で聞いてきた親しみのある声なわけで、エロ作品の竿役からおなじみの声が聞こえてくると他の有名キャラの顔が浮かんで笑ってしまったり、身内のセックスを見ているような気分になって抜きにくくなったりしてしまう(笑)
実写映画で言うとちょっと違うかもだが、派手な性描写のある邦画で竹中直人が出てきた瞬間に没入感がなくなったりして抜きにくくなるのに近いかな。
初見の時は玄田哲章ボイスに気を取られて、実用性の低い作品だと思ってしまった。
でも、「これはそういうものなんだ」みたいな? 中の人とキャラは別と割り切った気分で改めて観ると、クオリティーの高さや実用性の高さに感心した。
世代によってと言うか、レトロアニメとかも観るタイプの人には刺さるんじゃないかなと思う傑作だった。
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