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「対魔忍アサギ」
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「対魔忍アサギ」というとむらかみてるあき監督のOVAのイメージが強いだろうか。
最近ではDMMで配信されている基本無料ゲームの「対魔忍RPG」がシナリオとか普通に面白かったりする。
自分が最初に触れたのはゲームからだった。
ブラック企業に勤めていた当時、気分転換に家電量販店のアダルトゲームコーナーに行ったりもしていた。
そこで売られていた低価格抜きゲーの内の一つ「対魔忍アサギ(2005年)」の一作目を自分の好みっぽいかなと思って買った。
ゲームシステムは、物語を読み進めていって途中で出てくる選択肢を選んでいくビジュアルノベル。
低価格ゲームということでフルプライスのゲームほどボリュームはないけどその分気軽に楽しめる。
一作目は後のシリーズほど特殊なシチュエーションのシーンはなかった記憶がある。
そのシンプルに、囚われたスーパーヒロインが陵辱される系の王道を行く作りが自分にはちょうどよかった。
ゲームのシリーズについては、後は飛び飛びにちょっとやったりなくらいでそこまで熱心なファンというわけでもないにわかだ。
最近やった「対魔忍RPG」は好きだけど。
自分の中で一番好きなのは、むらかみてるあき監督のOVA版「対魔忍アサギ(2007年)」になる。
楽しんだゲームを、当時すでに独特の臨場感ある演出でエロアニメ界の神と呼ばれていたむらかみてるあき監督が手がけるということで発売前からワクワクしていた。
そして、発売された一巻を初めて観た時は正直これを超えるエロアニメは今後出るのか? と思うくらいの素晴らしさだった。
大雑把なあらすじ。
人間界に魔界の者が侵食してきてたりする世界。
魔に対抗する存在である対魔忍のアサギに恨みを抱く元対魔忍の朧がアサギを罠にかけて囚える。
婚約者を人質に取られたうえ、朧が考える様々な拷問陵辱をされるアサギだが果たして……。
みたいな感じ。
このOVA版はむらかみ監督独特の映像表現の部分が話題になることが多く、確かにそこは素晴らしいしインパクトもあったけども個人的にはシナリオの良さも大きかったと思う。
ゲームの一作目の内容を元にしながら色々ふくらませて全四話のOVAにしているんだけど、そのふくらませ方が上手かった。
ゲームではそれほど出番がなかったアサギの妹のサクラと朧の出番が増えていたり、ゲームにはなかった完全オリジナルのシーンがあったり。
例えば、一話の序盤で朧がアサギの婚約者の恭介をアサギの目の前で抱くシーンはアニメオリジナルシーンだけど最高だった。
恭介が半分異形化している朧に与えられる快楽に抗えないでいるシーンはなんというか、幼いころに特撮の妖艶な悪の女幹部を観てムズムズするような気分になった時の気持ちを昇華させてくれる感じで良い。
むらかみ監督による濃厚な陵辱シーンが畳み掛けてくる全体の八割くらいエロな作品ではあるけど、最終話ではどれだけ汚されても折れなかったアサギのかっこいい姿がみられて、スカッとして終わるのが良い。
強くてカッコイイスーパーヒロインは最高である。
そして、その最終話を観た上で改めて一話から観始めると「本来なら強くてカッコイイはずのアサギがあんな目に……」とさらに興奮できる作りになっている。
一話のなかでも過去に朧を倒したときの回想シーンとかあるので、一話だけでもそれは味わえるけど、最終話を観た後だとそれがさらに強く楽しめる。
バッドエンドじゃないからこその良さか。
その時の気分によっては暗くて救いのない話が刺さることもあるけど、そればかりはしんどいし、やっぱ後味悪くない方がいいな。
とにもかくにも、エロアニメの歴史に名を残す傑作であった。
最近ではDMMで配信されている基本無料ゲームの「対魔忍RPG」がシナリオとか普通に面白かったりする。
自分が最初に触れたのはゲームからだった。
ブラック企業に勤めていた当時、気分転換に家電量販店のアダルトゲームコーナーに行ったりもしていた。
そこで売られていた低価格抜きゲーの内の一つ「対魔忍アサギ(2005年)」の一作目を自分の好みっぽいかなと思って買った。
ゲームシステムは、物語を読み進めていって途中で出てくる選択肢を選んでいくビジュアルノベル。
低価格ゲームということでフルプライスのゲームほどボリュームはないけどその分気軽に楽しめる。
一作目は後のシリーズほど特殊なシチュエーションのシーンはなかった記憶がある。
そのシンプルに、囚われたスーパーヒロインが陵辱される系の王道を行く作りが自分にはちょうどよかった。
ゲームのシリーズについては、後は飛び飛びにちょっとやったりなくらいでそこまで熱心なファンというわけでもないにわかだ。
最近やった「対魔忍RPG」は好きだけど。
自分の中で一番好きなのは、むらかみてるあき監督のOVA版「対魔忍アサギ(2007年)」になる。
楽しんだゲームを、当時すでに独特の臨場感ある演出でエロアニメ界の神と呼ばれていたむらかみてるあき監督が手がけるということで発売前からワクワクしていた。
そして、発売された一巻を初めて観た時は正直これを超えるエロアニメは今後出るのか? と思うくらいの素晴らしさだった。
大雑把なあらすじ。
人間界に魔界の者が侵食してきてたりする世界。
魔に対抗する存在である対魔忍のアサギに恨みを抱く元対魔忍の朧がアサギを罠にかけて囚える。
婚約者を人質に取られたうえ、朧が考える様々な拷問陵辱をされるアサギだが果たして……。
みたいな感じ。
このOVA版はむらかみ監督独特の映像表現の部分が話題になることが多く、確かにそこは素晴らしいしインパクトもあったけども個人的にはシナリオの良さも大きかったと思う。
ゲームの一作目の内容を元にしながら色々ふくらませて全四話のOVAにしているんだけど、そのふくらませ方が上手かった。
ゲームではそれほど出番がなかったアサギの妹のサクラと朧の出番が増えていたり、ゲームにはなかった完全オリジナルのシーンがあったり。
例えば、一話の序盤で朧がアサギの婚約者の恭介をアサギの目の前で抱くシーンはアニメオリジナルシーンだけど最高だった。
恭介が半分異形化している朧に与えられる快楽に抗えないでいるシーンはなんというか、幼いころに特撮の妖艶な悪の女幹部を観てムズムズするような気分になった時の気持ちを昇華させてくれる感じで良い。
むらかみ監督による濃厚な陵辱シーンが畳み掛けてくる全体の八割くらいエロな作品ではあるけど、最終話ではどれだけ汚されても折れなかったアサギのかっこいい姿がみられて、スカッとして終わるのが良い。
強くてカッコイイスーパーヒロインは最高である。
そして、その最終話を観た上で改めて一話から観始めると「本来なら強くてカッコイイはずのアサギがあんな目に……」とさらに興奮できる作りになっている。
一話のなかでも過去に朧を倒したときの回想シーンとかあるので、一話だけでもそれは味わえるけど、最終話を観た後だとそれがさらに強く楽しめる。
バッドエンドじゃないからこその良さか。
その時の気分によっては暗くて救いのない話が刺さることもあるけど、そればかりはしんどいし、やっぱ後味悪くない方がいいな。
とにもかくにも、エロアニメの歴史に名を残す傑作であった。
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