黒猫文二のうわごと 日常の思い浮かんだことから趣味の漫画・アニメ・映画・ゲームとかの話をダラダラと語るエッセイ

「サクラ大戦」を改めてプレイ

　パソコン版「サクラ大戦」シリーズを、アマゾンとかだと高いのであちこちで中古の物を探して再入手。
　対応OSがWindows　XPまで（Vistaでも動作確認済みとは書いてある）だが、貧乏で新しいPCを買ってなくて未だにXPのPCを使っている状態なのでその点問題なくプレイ出来た。
　今は1作目をプレイしている所。
　
　まずはオープニングから。
　おなじみのオープニング曲に乗って描かれる手書きアニメーションは、作画のクオリティー自体は高いけど演出がサクラ大戦2以降と比べて古めかしくてなんとなく９０年代前半の香りがする。

　画面比率は小さくて、ゲーム内ムービーは当時のゲーム機に合わせてかなり圧縮されているからか画質は荒い。

　何度も聞いたBGMと共に劇場内を歩いているとそれだけで、まるで実家に帰ったような気分になる（笑）

　スチームパンクと伝奇アクションと戦隊ヒーロー物が混ざり合ったような世界観は今でも魅力的。
　当時でも既に古臭く感じたベタなノリのやりとりやパロディやお約束展開だらけなんだけど、ベタすぎる所はあれどこういうゲームのシナリオとしてはちょうどよかったりもする。
　というか、当時に「エヴァ」や「ナデシコ」とかのアニメを見終えてイマイチスッキリしないモヤモヤした気分を抱えていた子供のころの自分にとってはちょうど良かった。

「サクラ大戦」（１９９６年）のゲーム版が出た当時は新世紀エヴァンゲリオンがブームになってたころだったか。
「サクラ大戦２」（１９９８年）のころは「エヴァ」が旧劇場版で完結した後で「彼氏彼女の事情」が放映されてたころだったかな。
「エヴァ」の影響を受けた作品がゴロゴロ出ていた時代だったけど、そんな時だったからこそゲーム版「サクラ大戦」の勧善懲悪ヒーロー物だったり大昔の少年漫画みたいな娯楽性重視なノリは、暗い作品に疲れていた人々に受けていたのかな。
　後のTVアニメ版「サクラ大戦」だと序盤で、逆に当時流行りの無駄に暗くてギスギスな展開をやってたりしちゃってたけど。

　ゲーム部分は、アドベンチャーパートで突然制限時間付きの選択肢がやってくるのはいい具合にスリリング。
　何周もプレイしていると慣れきっていてスリリングさはなくなるけど。
　こういう制限時間ありの選択肢は後の、初代や２とかの育成ゲー色が強かったころのアイドルマスターに受け継がれた要素でもあるかな。

　ゲーム内の展開にちなんだミニゲームがいくつかある。
　これが割と地味に難しかったりする。

　敵と戦うシミュレーションパートは簡単すぎず難しすぎずでちょうどいい。
　１作目は「かばう」コマンドの発動回数が多いけど、強すぎたからか次回からは回数が減ったりしていたかな。

　とりあえず1～4まで完全クリアするつもり。
　特に以前はじっくりプレイできてなかった3と4をちゃんとプレイするのが楽しみ。