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「AKIRA」と「狂い咲きサンダーロード」
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「AKIRA」は1980年代(原作とアニメで若干違う)に謎の大爆発が起こる場面から始まる物語。
そこから復興した2019年の近未来のネオ東京を舞台に、暴走族の青年たちや反政府ゲリラと軍や老人のような姿の子供の超能力者などが入り混じってスケールのでっかいドラマが展開されるSFアクション。
初めてこの作品に触れたのは幼少期に年の離れた姉経由で観たアニメ映画版「AKIRA」(1988年)から。
まずは冒頭のバイクチェイスやバイオレンスシーンや映像クオリティーの高さが衝撃的だった。
細かい作画の凄さとかがわからない子供のころでもなんとなく雰囲気で「これは普段観ているテレビアニメとは別物だ」と感じた。
主人公の金田が乗っている赤いバイクも好き。
緑色の火花をバチバチさせてからウィリー気味にドギューンと行くシーンとかカッコイイよな~。
運動能力や行動力は半端無いがどこか脳天気で明るくて友情に厚い金田のキャラが、物語のスケールが大きくなっていってもブレないのが魅力的。
もう一人の主人公の鉄雄のコンプレックスを抱えたキャラは、自分もフィジカルに恵まれなくて色々苦労してた子供だったから共感できる所もある。
超能力に目覚めて暴走していく姿は悲しい物がある。
終盤の、力を制御できなくなってグチャグチャになるシーンはショッキングだったなー。
原作漫画版「AKIRA」(1982年~1990年連載)は後から読んだ。
人間ドラマが濃厚で映画とは一味違った超絶作画の漫画。
映画だと間抜けなモブキャラのミヤコ様が原作だとびっくりするくらい格好良かったりする。
ファミリーコンピューター用のゲームソフトも出ていた。
映画版を元にしたアドベンチャーゲームでファミコンとしては中々のグラフィックだったけど、行動の正解がわかりにくくてよくわからないままゲームオーバーになったりと理不尽な作りでもあった。
最後の行動次第で原作とは違うEDがあったりもしたっけな。
「狂い咲きサンダーロード」(1980年)
伝説のカルト映画。
こちらはDVD化された時に初めて観た。
何やら会合を開いている不良たちの元に襲撃者が現れてドッタンバッタンな冒頭から引き込まれる。
警察にしっぽを振って皆から愛される暴走族になる派が連合を組む中で、それに反発する少数の過激派がいてぶつかり合うというところから始まる。
不良映画なのかな? と思っていたら、途中からは思いもよらない展開になり終盤は狂気の世界へ突入する。
最後までひたすら突っ走る主人公のキャラが強烈。
ノリノリのBGMが流れる中でテンポ良く描かれるバイオレンスドラマが観ていてなんとなく映画版「AKIRA」を観ている時の感覚に近いようなドライブ感みたいなのを感じる。
暴走族の中に変なメイクしている奴とかもいたりするのもそれっぽい。
こちらのほうが古い作品なので「AKIRA」はこの作品から影響を受けたのかな、内容は全然違うけど一部の雰囲気とかが。
どちらの作品にも共通するのは不思議なドライブ感。
一度観だすと止まらなくなって一気に観れてしまうし、最後まで観た後は爽やかな満足感みたいなのがあるんよな。
年に一回は観たくなる怪作。
そこから復興した2019年の近未来のネオ東京を舞台に、暴走族の青年たちや反政府ゲリラと軍や老人のような姿の子供の超能力者などが入り混じってスケールのでっかいドラマが展開されるSFアクション。
初めてこの作品に触れたのは幼少期に年の離れた姉経由で観たアニメ映画版「AKIRA」(1988年)から。
まずは冒頭のバイクチェイスやバイオレンスシーンや映像クオリティーの高さが衝撃的だった。
細かい作画の凄さとかがわからない子供のころでもなんとなく雰囲気で「これは普段観ているテレビアニメとは別物だ」と感じた。
主人公の金田が乗っている赤いバイクも好き。
緑色の火花をバチバチさせてからウィリー気味にドギューンと行くシーンとかカッコイイよな~。
運動能力や行動力は半端無いがどこか脳天気で明るくて友情に厚い金田のキャラが、物語のスケールが大きくなっていってもブレないのが魅力的。
もう一人の主人公の鉄雄のコンプレックスを抱えたキャラは、自分もフィジカルに恵まれなくて色々苦労してた子供だったから共感できる所もある。
超能力に目覚めて暴走していく姿は悲しい物がある。
終盤の、力を制御できなくなってグチャグチャになるシーンはショッキングだったなー。
原作漫画版「AKIRA」(1982年~1990年連載)は後から読んだ。
人間ドラマが濃厚で映画とは一味違った超絶作画の漫画。
映画だと間抜けなモブキャラのミヤコ様が原作だとびっくりするくらい格好良かったりする。
ファミリーコンピューター用のゲームソフトも出ていた。
映画版を元にしたアドベンチャーゲームでファミコンとしては中々のグラフィックだったけど、行動の正解がわかりにくくてよくわからないままゲームオーバーになったりと理不尽な作りでもあった。
最後の行動次第で原作とは違うEDがあったりもしたっけな。
「狂い咲きサンダーロード」(1980年)
伝説のカルト映画。
こちらはDVD化された時に初めて観た。
何やら会合を開いている不良たちの元に襲撃者が現れてドッタンバッタンな冒頭から引き込まれる。
警察にしっぽを振って皆から愛される暴走族になる派が連合を組む中で、それに反発する少数の過激派がいてぶつかり合うというところから始まる。
不良映画なのかな? と思っていたら、途中からは思いもよらない展開になり終盤は狂気の世界へ突入する。
最後までひたすら突っ走る主人公のキャラが強烈。
ノリノリのBGMが流れる中でテンポ良く描かれるバイオレンスドラマが観ていてなんとなく映画版「AKIRA」を観ている時の感覚に近いようなドライブ感みたいなのを感じる。
暴走族の中に変なメイクしている奴とかもいたりするのもそれっぽい。
こちらのほうが古い作品なので「AKIRA」はこの作品から影響を受けたのかな、内容は全然違うけど一部の雰囲気とかが。
どちらの作品にも共通するのは不思議なドライブ感。
一度観だすと止まらなくなって一気に観れてしまうし、最後まで観た後は爽やかな満足感みたいなのがあるんよな。
年に一回は観たくなる怪作。
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