ルナザード

謎のカピパラ好き

文字の大きさ
上 下
3 / 4
1章

エピソード3遭遇

しおりを挟む
 俺は無我夢中で走った。声の主を探すため、周りを見渡すと、ますます日本そっくりで、ここが異世界だ、と言うのは、信じがたい話である。

 「全然見つからない。」
 「ドーン!」

 突然、大きな物音がしたので、音のほうに向かってみると、倒れ込んでいる少女16歳ぐらいの少女を見つけた。

 「大丈夫ですか!」

 俺は大きな声で少女に語りかけた。

 「助、けて。」
 
 俺は走って少女に近づくと、足が怪我していることに気がついた。

 「逃げて!」
 
 少女が驚いた顔をしたまま先で驚いて周りを見渡すと。先ほど見た龍がこちらを睨んできた。すると龍はすぐさまこっちに向かい、
怪人に変身した。形は人間とそっくりだが、尻尾が生えていたり、皮膚の形がカゲのようになっており、人間の姿ではないものを見た。俺たちは唖然としていたら、龍の怪人は、意気揚々としゃべり始めた。

 「よっしゃー!少女1匹と少年1匹こいつを食べて、俺は強くなるー!」
   
 俺は怪人を恐怖しながら、話しかけてみることにした。

 「なんでこの子たちを狙うんですか?」
 「人間は、夢や希望思いの力でいっぱいだからなぁ、その塊を食べることができれば、俺たち怪人は、もっと強くなるなれる!」

 俺は溢れる怒りを抑えながら、話し始めた。

 「お前たちは、そうやって、人間をたくさん食べてきたのか?」

 すると怪人は意気揚々と答え始めた

 「もちろん強くなるための犠牲さ」

 その瞬間、俺の怒りは頂点に達した。

 「ふざけるな!人は、誰かの欲望のために生きてるんじゃない!自分のために生きてるんだ!なのに、人を勝手に殺して許されるわけないだろ!」   
   
 「うるさい。お前も食って、俺の力の1分にしてやるー!」

 ヘラヘラした口調で語った怪人は、攻撃するために前に突進をし始めた。次の瞬間。上から大量の布が落ちてきた。

 「なんだ。これは!」

 怪人驚き、混乱をしていた。

 「こっちだ」

 声の方を振り返ってみるとオレンジ色のパーカーの男性が、手を振って、こちらにサインしてくれていた。

 「今だ!」

 俺は急いで少女に肩を貸しパーカーの男の方へ走って行った。

 



 


 
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私が産まれる前に消えた父親が、隣国の皇帝陛下だなんて聞いてない

丙 あかり
ファンタジー
 ハミルトン侯爵家のアリスはレノワール王国でも有数の優秀な魔法士で、王立学園卒業後には婚約者である王太子との結婚が決まっていた。  しかし、王立学園の卒業記念パーティーの日、アリスは王太子から婚約破棄を言い渡される。  王太子が寵愛する伯爵令嬢にアリスが嫌がらせをし、さらに魔法士としては禁忌である『魔法を使用した通貨偽造』という理由で。    身に覚えがないと言うアリスの言葉に王太子は耳を貸さず、国外追放を言い渡す。    翌日、アリスは実父を頼って隣国・グランディエ帝国へ出発。  パーティーでアリスを助けてくれた帝国の貴族・エリックも何故か同行することに。  祖父のハミルトン侯爵は爵位を返上して王都から姿を消した。  アリスを追い出せたと喜ぶ王太子だが、激怒した国王に吹っ飛ばされた。  「この馬鹿息子が!お前は帝国を敵にまわすつもりか!!」    一方、帝国で仰々しく迎えられて困惑するアリスは告げられるのだった。   「さあ、貴女のお父君ーー皇帝陛下のもとへお連れ致しますよ、お姫様」と。 ****** 週3日更新です。  

ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?

音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。 役に立たないから出ていけ? わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます! さようなら! 5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!

もふもふ獣人転生

  *  
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。 衝撃で前世の記憶を思い出したので、推しのしあわせのために、がんばるのです! ちっちゃなもふもふ獣人と、騎士見習の少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。

婚約破棄は十年前になされたでしょう?

こうやさい
恋愛
 王太子殿下は最愛の婚約者に向かい、求婚をした。  婚約者の返事は……。  「殿下ざまぁを書きたかったのにだんだんとかわいそうになってくる現象に名前をつけたい」「同情」「(ぽん)」的な話です(謎)。  ツンデレって冷静に考えるとうっとうしいだけって話かつまり。  本編以外はセルフパロディです。本編のイメージ及び設定を著しく損なう可能性があります。ご了承ください。  ただいま諸事情で出すべきか否か微妙なので棚上げしてたのとか自サイトの方に上げるべきかどうか悩んでたのとか大昔のとかを放出中です。見直しもあまり出来ないのでいつも以上に誤字脱字等も多いです。ご了承下さい。

スキル「糸」を手に入れた転生者。糸をバカにする奴は全員ぶっ飛ばす

Gai
ファンタジー
人を助けた代わりにバイクに轢かれた男、工藤 英二 その魂は異世界へと送られ、第二の人生を送ることになった。 侯爵家の三男として生まれ、順風満帆な人生を過ごせる……とは限らない。 裕福な家庭に生まれたとしても、生きていいく中で面倒な壁とぶつかることはある。 そこで先天性スキル、糸を手に入れた。 だが、その糸はただの糸ではなく、英二が生きていく上で大いに役立つスキルとなる。 「おいおい、あんまり糸を嘗めるんじゃねぇぞ」 少々強気な性格を崩さず、英二は己が生きたい道を行く。

石女を理由に離縁されましたが、実家に出戻って幸せになりました

お好み焼き
恋愛
ゼネラル侯爵家に嫁いで三年、私は子が出来ないことを理由に冷遇されていて、とうとう離縁されてしまいました。なのにその後、ゼネラル家に嫁として戻って来いと手紙と書類が届きました。息子は種無しだったと、だから石女として私に叩き付けた離縁状は無効だと。 その他にも色々ありましたが、今となっては心は落ち着いています。私には優しい弟がいて、頼れるお祖父様がいて、可愛い妹もいるのですから。

捨てられ従魔とゆる暮らし

KUZUME
ファンタジー
旧題:捨てられ従魔の保護施設! 冒険者として、運送業者として、日々の生活に職業として溶け込む従魔術師。 けれど、世間では様々な理由で飼育しきれなくなった従魔を身勝手に放置していく問題に悩まされていた。 そんな時、従魔術師達の間である噂が流れる。 クリノリン王国、南の田舎地方──の、ルルビ村の東の外れ。 一風変わった造りの家には、とある変わった従魔術師が酔狂にも捨てられた従魔を引き取って暮らしているという。 ─魔物を飼うなら最後まで責任持て! ─正しい知識と計画性! ─うちは、便利屋じゃなぁぁぁい! 今日もルルビ村の東の外れの家では、とある従魔術師の叫びと多種多様な魔物達の鳴き声がぎゃあぎゃあと元気良く響き渡る。

愛など初めからありませんが。

ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。 お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。 「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」 「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」 「……何を言っている?」 仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに? ✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。

処理中です...