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エトワーテル辺境伯領
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「エトワーテル辺境伯の弟君がここの入学試験を受ける。」
「...うぇ~。」
ここは王立ファシアス学園。そして俺は教師だ。それも平民の。
だから目の前でにこにこ笑う学園長が言うことには従わなきゃいけない。が、俺は聞きたくないと言うように手で耳を塞ぐ。
「試験官として行ってきなさい。」
今年もそんな時期かぁ...。
それにしてもエトワーテル辺境とか...王都から馬車で20日くらいかかんなかったっけ?
最早長期休暇だと思いたいけど、馬車に乗るのめっちゃ疲れるんだよなぁ。
「君がそんなにも聞きたくないというのならこのフィーリネ学園の見学もなしというこ」「喜んで行かせて頂きます。」
俺は学園長から見学許可証を両手で受け取るかのように奪う。
だってフィーリネだぞ?
ここ創設10年で一気に世界大学ランキングに乗ったやばい学校。確か高校もついてたんだっけ?
何よりもやばいのが平民が通えるってとこ。くぅ~!俺も今からでも入りたいくらいだ!
俺はドアの方に向かう。
「じゃ、準備してきますね!あっ勿論馬車は...?」
「手配してあるよ。」
「さっすが、学園ちょー!」
俺はスキップして部屋を出ようとする。
「エトワーテル辺境伯にはちゃんとしておかないと」
俺は後ろで何か言ってる学園長にそちらを見ることもせず手振ってからドアを閉めた。
俺が試験官として選ばれたってことは、難ありなお貴族様ってことだ。
今まで俺が試験官として行かされたお貴族様は俺に金を掴ませてきたり、脅してきたり、散々だった。
何故そんなところばかり行かされるのかと言うと、俺に金銭的な欲が無く、脅されえたところで失うお家柄がない平民だからだ。
お金を掴まされたら貰ってそのまま学園長に渡し、脅されたら従った振りをして学園長に報告する。もはや指南書が作れそうだ。
だからあの学園長は俺に難ありなお貴族様の所へ無理やりにでも向かわせる。
そんな学園長がフィーリネ学園の見学許可証まで用意しているなんて。
「まさか死ぬとか?」
俺は服をバッグに詰めながら笑い飛ばす。
まさかそんな訳
あるかもしれない。
馬車がガッコガッコ揺れている。
マジで尻が痛えけど、今は頭の方が痛え。
手に持っているのはエトワーテル辺境伯アーノルド エトワーテルの噂一覧と言ったところか。
どれくらい事実が混ざっているか分からないが、願うことなら1つも混ざってないといいな。全部根も葉もない噂であってくれ。
王都を出てもう18日くらいだろうか。ここら辺はひらすら森だ。時々家らしきものが見えるが、魔物が出る森に住むなんて正気じゃない。
税金を払えなくなったか。
辺境に行くほど、街が廃れていく。
しかし、エトワーテル辺境伯が統治する領は随分と栄えていそうだ。
こんなに栄えているのに王都ではあまり名が挙がらない。王都で聞くものはそれこそフィーリネくらい。
しかしこのアーノルド様の経歴や噂を見る限り、お貴族は口に出すことさえしたくないと言ったところか。
俺は思わず窓の外を見て溜息を吐く。
まあ今回はその弟に用があるだけだし、気楽に行こう。
俺は気を取り直して紙をペラっと捲る。
キルシュ エトワーテル 16歳。
紙にこれ以上の情報はない。
これ国に要請して貰った情報じゃないのかよ。
俺はもう天を仰ぐしかない。
「どうかキルシュ エトワーテルがアーノルド様のような狂人じゃありませんように。」
俺は服の中に閉まっていたロザリオをぎゅっと握った。
ーー★ーー
王都を出発してから20日。
遠くに黒い城壁が見えてきた。
どうやらエトワーテル辺境は城壁都市らしい。
魔物がいる森に囲まれている都市なので実に理にかなっているが、辺境にこの城壁を作る資金があるというのは些か不気味ささえ感じさせる。
俺は何回目かのため息を吐く。
憂鬱だ。フィーリネの見学許可証になんて飛びつくんじゃなかった。
俺が床を睨んでいると、馬車が止まった。
また魔物か。
エトワーテル辺境に近づくにつれて魔物が出る頻度が高くなり、強さのランクも上がっている。
俺はファシアス高等学園で剣術を教えているが、実践は嫌いだ。だからこそ教師になった。
今乗っている馬車は学園長が手配してくれたおかげで護衛がついている。今回も馬車の中で待っていよう。
でも一応何が来たのか知りたいしさ。
俺は馬車の外に意識を向けて、耳を澄ます。
すると護衛と思われる人が何かを言っている声と、羽音が聞こえた。
鳥系の魔物だろうか。風音が大きい。
俺はそのまま耳を澄ませていると、シュルッという音が微かに聞こえた。
今のは完全に蛇が舌をチロチロとさせているときの音だ。
ーーーは?
俺は思わずドアを開けた。
俺の予想が正しければ、馬車なんて何も守ってくれない。
俺は魔物をこの目で確認する。
蛇のような体、鳥のような足と羽。
それは小さいときによく読んでもらったお話に出てきた魔物に似ている。
それは国を一日で滅ぼしたと言われている伝説の魔物。
俺は動けない。感じているのは恐怖以外の何物でもない。
「バジリスク...。」
バジリスクは俺を見ることなく、冒険者風の男をその足で踏みつけようとしていた。あれが馬車を守ってくれていた護衛だろう。
俺は反射的に腰の剣に手をかけるが、ここからじゃ助けようもない。
しかしあの冒険者がやられてしまったとき、次に死ぬのは俺だ。
次の瞬間には肉塊になるであろう冒険者に俺の姿が重なる。手が震えて、冷や汗が垂れる。
「たす、け...。」
ヒュンッ。
冒険者の口から自然とこぼれ落ちた言葉は、剣を振る音にかき消された。
一拍遅れて、何かが割れる音が響き、バジリスクの鳥のような足が地面に落ちる。
冒険者の周りに黒い狼三体とそれに乗る男女3人が囲んでいる。
剣を振ったのはピンク色の腰まで長い髪が美しい少女のようだ。
「その足回収してね。こっちは予定通り任せてっ。」
少女は珍しい金色の目をバジリスクに固定したまま、舌なめずりをする。それがなんとも妖美なことか。
一体何歳なんだ?
俺が少女に釘付けになっていると、バジリスクは己の存在をアピールする。
シャァァァアアアア!
バジリスクの足の切り口が光り、血が止まった。
血が止まると、薄い膜がバジリスクの周りを囲うように現れ、消えた。バリアだ。
あの美しい少女の剣はバジリスクのバリアを貫いたというのか?
信じ難い現実を前に俺は動くことを忘れていた。
バジリスクと一瞬目があった気がした。その瞬間目の前がピンク色に染まる。
同時にバリアが魔法を吸収した音がした。
俺はバジリスクになにか魔法を撃たれていたのだと気づく。
そしてこの少女に助けられたのだと。
「お前はこいつをあの騎士の元へ連れて行ってあげて。」
少女は乗っている黒い狼にそういうと、腰に着けたバッグから何かが薬を取りだした。
そこで俺は黒い狼に服を食われ、そのまま騎士と言うには軽装の男性の元へ連れていかれた。
しかし少女は騎士と言っていたので、これがエトワーテル辺境の騎士の格好なのだろう。
俺はさっき切られたバジリスクの足を触っている騎士をぼーっと見ていると、足が消えた。
文字通り消えたのだ。俺はまさかと思い騎士を見ると、小さなバッグを持ってこちらには戻ってきた。
「まっ、マジックバッグ!?」
「わぁ!外の人なのにマジックバッグを知ってるんですね!」
騎士は騎士とは思えないラフさで、そんなことを言う。
マジックバッグと言えば国の宝物庫に保管してある空間を歪ませることで物がたくさん入るとされているバッグで、だから、つまり。
俺が混乱しているとドォンという音が響いた。
その方向を見るとバジリスクが倒れている。しかし、あれは眠っているのだ。
土煙の中で、バジリスクの影の上にピンク色の髪が靡いているのが見える。
俺は最早何を言えばいいのかわからなかった。
「...うぇ~。」
ここは王立ファシアス学園。そして俺は教師だ。それも平民の。
だから目の前でにこにこ笑う学園長が言うことには従わなきゃいけない。が、俺は聞きたくないと言うように手で耳を塞ぐ。
「試験官として行ってきなさい。」
今年もそんな時期かぁ...。
それにしてもエトワーテル辺境とか...王都から馬車で20日くらいかかんなかったっけ?
最早長期休暇だと思いたいけど、馬車に乗るのめっちゃ疲れるんだよなぁ。
「君がそんなにも聞きたくないというのならこのフィーリネ学園の見学もなしというこ」「喜んで行かせて頂きます。」
俺は学園長から見学許可証を両手で受け取るかのように奪う。
だってフィーリネだぞ?
ここ創設10年で一気に世界大学ランキングに乗ったやばい学校。確か高校もついてたんだっけ?
何よりもやばいのが平民が通えるってとこ。くぅ~!俺も今からでも入りたいくらいだ!
俺はドアの方に向かう。
「じゃ、準備してきますね!あっ勿論馬車は...?」
「手配してあるよ。」
「さっすが、学園ちょー!」
俺はスキップして部屋を出ようとする。
「エトワーテル辺境伯にはちゃんとしておかないと」
俺は後ろで何か言ってる学園長にそちらを見ることもせず手振ってからドアを閉めた。
俺が試験官として選ばれたってことは、難ありなお貴族様ってことだ。
今まで俺が試験官として行かされたお貴族様は俺に金を掴ませてきたり、脅してきたり、散々だった。
何故そんなところばかり行かされるのかと言うと、俺に金銭的な欲が無く、脅されえたところで失うお家柄がない平民だからだ。
お金を掴まされたら貰ってそのまま学園長に渡し、脅されたら従った振りをして学園長に報告する。もはや指南書が作れそうだ。
だからあの学園長は俺に難ありなお貴族様の所へ無理やりにでも向かわせる。
そんな学園長がフィーリネ学園の見学許可証まで用意しているなんて。
「まさか死ぬとか?」
俺は服をバッグに詰めながら笑い飛ばす。
まさかそんな訳
あるかもしれない。
馬車がガッコガッコ揺れている。
マジで尻が痛えけど、今は頭の方が痛え。
手に持っているのはエトワーテル辺境伯アーノルド エトワーテルの噂一覧と言ったところか。
どれくらい事実が混ざっているか分からないが、願うことなら1つも混ざってないといいな。全部根も葉もない噂であってくれ。
王都を出てもう18日くらいだろうか。ここら辺はひらすら森だ。時々家らしきものが見えるが、魔物が出る森に住むなんて正気じゃない。
税金を払えなくなったか。
辺境に行くほど、街が廃れていく。
しかし、エトワーテル辺境伯が統治する領は随分と栄えていそうだ。
こんなに栄えているのに王都ではあまり名が挙がらない。王都で聞くものはそれこそフィーリネくらい。
しかしこのアーノルド様の経歴や噂を見る限り、お貴族は口に出すことさえしたくないと言ったところか。
俺は思わず窓の外を見て溜息を吐く。
まあ今回はその弟に用があるだけだし、気楽に行こう。
俺は気を取り直して紙をペラっと捲る。
キルシュ エトワーテル 16歳。
紙にこれ以上の情報はない。
これ国に要請して貰った情報じゃないのかよ。
俺はもう天を仰ぐしかない。
「どうかキルシュ エトワーテルがアーノルド様のような狂人じゃありませんように。」
俺は服の中に閉まっていたロザリオをぎゅっと握った。
ーー★ーー
王都を出発してから20日。
遠くに黒い城壁が見えてきた。
どうやらエトワーテル辺境は城壁都市らしい。
魔物がいる森に囲まれている都市なので実に理にかなっているが、辺境にこの城壁を作る資金があるというのは些か不気味ささえ感じさせる。
俺は何回目かのため息を吐く。
憂鬱だ。フィーリネの見学許可証になんて飛びつくんじゃなかった。
俺が床を睨んでいると、馬車が止まった。
また魔物か。
エトワーテル辺境に近づくにつれて魔物が出る頻度が高くなり、強さのランクも上がっている。
俺はファシアス高等学園で剣術を教えているが、実践は嫌いだ。だからこそ教師になった。
今乗っている馬車は学園長が手配してくれたおかげで護衛がついている。今回も馬車の中で待っていよう。
でも一応何が来たのか知りたいしさ。
俺は馬車の外に意識を向けて、耳を澄ます。
すると護衛と思われる人が何かを言っている声と、羽音が聞こえた。
鳥系の魔物だろうか。風音が大きい。
俺はそのまま耳を澄ませていると、シュルッという音が微かに聞こえた。
今のは完全に蛇が舌をチロチロとさせているときの音だ。
ーーーは?
俺は思わずドアを開けた。
俺の予想が正しければ、馬車なんて何も守ってくれない。
俺は魔物をこの目で確認する。
蛇のような体、鳥のような足と羽。
それは小さいときによく読んでもらったお話に出てきた魔物に似ている。
それは国を一日で滅ぼしたと言われている伝説の魔物。
俺は動けない。感じているのは恐怖以外の何物でもない。
「バジリスク...。」
バジリスクは俺を見ることなく、冒険者風の男をその足で踏みつけようとしていた。あれが馬車を守ってくれていた護衛だろう。
俺は反射的に腰の剣に手をかけるが、ここからじゃ助けようもない。
しかしあの冒険者がやられてしまったとき、次に死ぬのは俺だ。
次の瞬間には肉塊になるであろう冒険者に俺の姿が重なる。手が震えて、冷や汗が垂れる。
「たす、け...。」
ヒュンッ。
冒険者の口から自然とこぼれ落ちた言葉は、剣を振る音にかき消された。
一拍遅れて、何かが割れる音が響き、バジリスクの鳥のような足が地面に落ちる。
冒険者の周りに黒い狼三体とそれに乗る男女3人が囲んでいる。
剣を振ったのはピンク色の腰まで長い髪が美しい少女のようだ。
「その足回収してね。こっちは予定通り任せてっ。」
少女は珍しい金色の目をバジリスクに固定したまま、舌なめずりをする。それがなんとも妖美なことか。
一体何歳なんだ?
俺が少女に釘付けになっていると、バジリスクは己の存在をアピールする。
シャァァァアアアア!
バジリスクの足の切り口が光り、血が止まった。
血が止まると、薄い膜がバジリスクの周りを囲うように現れ、消えた。バリアだ。
あの美しい少女の剣はバジリスクのバリアを貫いたというのか?
信じ難い現実を前に俺は動くことを忘れていた。
バジリスクと一瞬目があった気がした。その瞬間目の前がピンク色に染まる。
同時にバリアが魔法を吸収した音がした。
俺はバジリスクになにか魔法を撃たれていたのだと気づく。
そしてこの少女に助けられたのだと。
「お前はこいつをあの騎士の元へ連れて行ってあげて。」
少女は乗っている黒い狼にそういうと、腰に着けたバッグから何かが薬を取りだした。
そこで俺は黒い狼に服を食われ、そのまま騎士と言うには軽装の男性の元へ連れていかれた。
しかし少女は騎士と言っていたので、これがエトワーテル辺境の騎士の格好なのだろう。
俺はさっき切られたバジリスクの足を触っている騎士をぼーっと見ていると、足が消えた。
文字通り消えたのだ。俺はまさかと思い騎士を見ると、小さなバッグを持ってこちらには戻ってきた。
「まっ、マジックバッグ!?」
「わぁ!外の人なのにマジックバッグを知ってるんですね!」
騎士は騎士とは思えないラフさで、そんなことを言う。
マジックバッグと言えば国の宝物庫に保管してある空間を歪ませることで物がたくさん入るとされているバッグで、だから、つまり。
俺が混乱しているとドォンという音が響いた。
その方向を見るとバジリスクが倒れている。しかし、あれは眠っているのだ。
土煙の中で、バジリスクの影の上にピンク色の髪が靡いているのが見える。
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