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仲間を知るにはまず……
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基礎訓練が始まってもう一月経とうとしていた。
内容も次の段階へ進めるため、マルス達は大講義室に集められる。
シルバは全員が揃った事を確認すると髭を触りながら話を始めた。
「おはようございます。
君たちが此処に来て1月経とうとしていますね。今は基礎訓練だけですが、来月からはその先の事を行っていく予定です。この都市の近くですがダンジョンへ入ったり、都の人からの依頼など……、中には1人で行うには難しいモノが出てくるでしょう。そのような時に頼りになるのが”仲間”の存在です」
そこから少し話が脱線する。
自身が現役だったころの話が始まった。
「……わけで、私は彼等に背を預けることができたのです。おっと、少し脱線しましたね」
脱線こそしたが、為にならないわけではなかった。
戦いに限らず、ギミックを解く際にも様々な見方がある事を話してくれたのだ。
「さて、これから君たちは自分で見て、考え、感じながら仲間を選んでいく事になるでしょう。しかし、いきなり組んでみても最初の試験のようになるのでは?と考える人のいると思います。そこで一緒に行動を起こす前に、戦ってみるのはどうでしょうか? 」
シルバの一言に訓練生たちはザワつく。
彼、と言うより教員たちの言いたいことはこうだ。
【行動しながら探り合うよりも実際に戦って見抜け】
「本日より1週間、都市の第3層にある闘技場で対人訓練もかねて戦ってもらいます。……ああ大丈夫、怪我をしてしまっても腕利きの医師がいますので安心して戦ってください。
それでは本日の午後より始めますので遅れずに来てください、話はコレで終わりです」
シルバが下がると他の教員がその他連絡事項を告げ、訓練生たちはその場で解散となる。
マルスは街へ出る前にいったん自分の部屋に戻る事にした。
~寮 マルスの自室~
「いきなり戦ってみろってか~……」
文句を言いながらもTFに道具を入れていく。
いくつか不足しているモノもある為向かう途中で道具屋に寄る事も考えた。
王都内の地図を開き、ついでに闘技場の場所も確認する。
「えっと……此処を出て、中央通りを右に……って貴族街にあるのか」
マルスの住む王都は緩やかな山を削って造られた都で、第1層の平民街、Heroic Explorersもある第2層の職人街、第3層の貴族街で構成されている。
探検家育成施設が第2層にある理由は各種道具の調達の際にも移動の手間も省けるからと言うのもあるが、一番は中立の立場を示すためらしい。
「中立ねぇ……、とにかく道具くらいは揃えておかないと。安い場所は確か第1層にあったな……」
武器や道具は第2層だけで売られているわけではない。リーズナブルな価格で売る第1層、信頼と安心の性能を提供する第2層、最高品質かつ高効果なモノを取り扱う第3層と分かれている。
マルスはその中でもランク1、つまり第1層の道具を買いに行くのだ。
例:ソルポーションⅠ<ソルポーションⅡ<ソルポーションⅢ
「苦い事には変わりないんだけど……やっぱ材料の質も大切なのかもな。さて、こんなもんかな? 」
準備が終わり、TFを腰のケースへしまい街へと繰り出した。
~王都第1層 平民街~
マルスは特に迷うことなく第1層へ向かう事が出来た。
街は活気に溢れ、木造の柱に白色のレンガで組まれた建物が多く並んでいる。
その中から道具屋を見つけ中に入ろうとした時、気になるモノを見つけた。
【バイト募集中 屋根裏部屋もお貸しします】
「へぇ~、ココの道具屋部屋貸もしてるのか。一応覚えておこう」
マルスは道具屋に入る。
此処は探検家用の道具に限らず、日用品や骨とう品も取り扱っているようだ。
……どちらかというと後者の方が多く置かれている気もする。
照明はやや薄暗いが不快になるようなものではない、むしろ気持ちを落ち着かせてくれる。
「品ぞろえはアレだけど、中々良い雰囲気だ。落ち着いてモノを選べるかも」
独り言を言いながら必要な道具を選んでいると、店員らしき人から声を掛けられる。
「フフフ……店の雰囲気を気に入ってくれたようだね、少年」
「オオオッ?! だ、だr―――」
「シ~……、店内では静かにしてくれ。驚かせてしまったなら謝罪しよう」
声を掛けてきたのは女性のようだ。
彼女は口元で人差し指を立てながら謝罪してくる。
「いやいや、すまなかった。私はこの店の主、エアリスと言う者だ」
「え、っと……こっちも大声を出してしまったし、お互い様ということで」
「ふむ、ならばそれで済まそうか。ゆっくり見てってくれ」
彼女はそのまま店の奥に行ってしまう。
「い、一体なんだったんだ? 」
見た目は正人族の女性だった。
背は高く、腰ほどまである綺麗な黒髪。
メガネの奥に輝く琥珀色の瞳は人の心を読み取るような気がした。
「……っと時間が危ないな。 コレとコレを―――」
必要な道具を手に取り会計を済ませ、闘技場へ向かった。
マルスがいなくなった事を確認するとエリアスが呟く。
「中々面白そうな少年だ、フフフ……」
~第3層 貴族街 闘技場前~
平民街と比べるとかなり静かだ。
建物も高価な素材をふんだんに使っているのだろう、庭ではお茶を楽しんでいるモノもいる。
元々闘技場も金持ちの娯楽の為に作られたとらしい。
「貴族街の雰囲気はあまり好きじゃないが、闘技場のセンスは中々良い」
石材で造られたシンプルな円筒状の建物、一部分欠けたような作りをしている。
外から見ただけではわからないが、王都の形状を利用して地下にも舞台が複数作られているのだ。
「集合場所はこの第一武闘場だったな、さっさと行こう」
集合場所に行くと、すでに数人の訓練生が立っている。
その中にはソフィアの姿もあった、マルスの姿を見ると手を振る。
「……よっ」
「どうしたの? テンション低いよ~?」
「めんどくさいだけだよ」
その後も適当に話していると時間が来る。
教員が全員集合したことを確認すると、ステージの上にいる獣人族へ合図を送る。
マイクを持った獅子の顔をした獣人族は高らかに声を上げる。
「よくぞ来た、勇ましき訓練生達よ! 私は此処の管理を任されているライオ・マルだ!! 」
自己紹介をさっくり終わらせ、彼はそのままルール説明に入った。
―ルール説明―
・制限時間は30分
・勝敗は相手を戦闘不能にするか場外での5カウント、時間切れの場合は公平な判定を行う
・道具の使用は闘技場側が用意したモノを使う
(ソルポーションⅠ×2、ムーンポーションⅠ×2、FMGⅠ×3)
さっくりまとめるとこのようになる。
今回は1階~地下4階の作りの違う武闘場をフルに使い行われる。
訓練生たちは各場所にランダムに振り分けられるようだ。
「さぁ、最初の戦いを飾る者は……コイツ等だぁっ!!」
ツェータ作の映写装置で宙に巨大な画面が表示される。
それを見てマルスは顔色を変える。
「オオッ!? すげぇ仕掛け……って、初戦からかよ?! 」
「あ、あたしもだ。地下2階の第3闘技場かぁ」
第1闘技場の欄にはマルスとその対戦相手の名前が表示されていた。
同じようにソフィアの名前もあった。
「ようっし! 組み合わせは決まった、他の訓練生は観客席で彼らの戦いを見届けるんだ!!」
各自指定された場所へ移動する。
第1闘技場にはマルスともう一人の剛人族の訓練生が残った。
剛人族の割にはやや細めの体格をしており、前髪が少し長い茶髪で片目が隠れてしまっている。
「ま、お手柔らかに頼むぜ(あ~、めんどくせぇ……)」
「…………」
軽く挨拶をするも相手は黙ったまま……そして、戦いの鐘が鳴る。
内容も次の段階へ進めるため、マルス達は大講義室に集められる。
シルバは全員が揃った事を確認すると髭を触りながら話を始めた。
「おはようございます。
君たちが此処に来て1月経とうとしていますね。今は基礎訓練だけですが、来月からはその先の事を行っていく予定です。この都市の近くですがダンジョンへ入ったり、都の人からの依頼など……、中には1人で行うには難しいモノが出てくるでしょう。そのような時に頼りになるのが”仲間”の存在です」
そこから少し話が脱線する。
自身が現役だったころの話が始まった。
「……わけで、私は彼等に背を預けることができたのです。おっと、少し脱線しましたね」
脱線こそしたが、為にならないわけではなかった。
戦いに限らず、ギミックを解く際にも様々な見方がある事を話してくれたのだ。
「さて、これから君たちは自分で見て、考え、感じながら仲間を選んでいく事になるでしょう。しかし、いきなり組んでみても最初の試験のようになるのでは?と考える人のいると思います。そこで一緒に行動を起こす前に、戦ってみるのはどうでしょうか? 」
シルバの一言に訓練生たちはザワつく。
彼、と言うより教員たちの言いたいことはこうだ。
【行動しながら探り合うよりも実際に戦って見抜け】
「本日より1週間、都市の第3層にある闘技場で対人訓練もかねて戦ってもらいます。……ああ大丈夫、怪我をしてしまっても腕利きの医師がいますので安心して戦ってください。
それでは本日の午後より始めますので遅れずに来てください、話はコレで終わりです」
シルバが下がると他の教員がその他連絡事項を告げ、訓練生たちはその場で解散となる。
マルスは街へ出る前にいったん自分の部屋に戻る事にした。
~寮 マルスの自室~
「いきなり戦ってみろってか~……」
文句を言いながらもTFに道具を入れていく。
いくつか不足しているモノもある為向かう途中で道具屋に寄る事も考えた。
王都内の地図を開き、ついでに闘技場の場所も確認する。
「えっと……此処を出て、中央通りを右に……って貴族街にあるのか」
マルスの住む王都は緩やかな山を削って造られた都で、第1層の平民街、Heroic Explorersもある第2層の職人街、第3層の貴族街で構成されている。
探検家育成施設が第2層にある理由は各種道具の調達の際にも移動の手間も省けるからと言うのもあるが、一番は中立の立場を示すためらしい。
「中立ねぇ……、とにかく道具くらいは揃えておかないと。安い場所は確か第1層にあったな……」
武器や道具は第2層だけで売られているわけではない。リーズナブルな価格で売る第1層、信頼と安心の性能を提供する第2層、最高品質かつ高効果なモノを取り扱う第3層と分かれている。
マルスはその中でもランク1、つまり第1層の道具を買いに行くのだ。
例:ソルポーションⅠ<ソルポーションⅡ<ソルポーションⅢ
「苦い事には変わりないんだけど……やっぱ材料の質も大切なのかもな。さて、こんなもんかな? 」
準備が終わり、TFを腰のケースへしまい街へと繰り出した。
~王都第1層 平民街~
マルスは特に迷うことなく第1層へ向かう事が出来た。
街は活気に溢れ、木造の柱に白色のレンガで組まれた建物が多く並んでいる。
その中から道具屋を見つけ中に入ろうとした時、気になるモノを見つけた。
【バイト募集中 屋根裏部屋もお貸しします】
「へぇ~、ココの道具屋部屋貸もしてるのか。一応覚えておこう」
マルスは道具屋に入る。
此処は探検家用の道具に限らず、日用品や骨とう品も取り扱っているようだ。
……どちらかというと後者の方が多く置かれている気もする。
照明はやや薄暗いが不快になるようなものではない、むしろ気持ちを落ち着かせてくれる。
「品ぞろえはアレだけど、中々良い雰囲気だ。落ち着いてモノを選べるかも」
独り言を言いながら必要な道具を選んでいると、店員らしき人から声を掛けられる。
「フフフ……店の雰囲気を気に入ってくれたようだね、少年」
「オオオッ?! だ、だr―――」
「シ~……、店内では静かにしてくれ。驚かせてしまったなら謝罪しよう」
声を掛けてきたのは女性のようだ。
彼女は口元で人差し指を立てながら謝罪してくる。
「いやいや、すまなかった。私はこの店の主、エアリスと言う者だ」
「え、っと……こっちも大声を出してしまったし、お互い様ということで」
「ふむ、ならばそれで済まそうか。ゆっくり見てってくれ」
彼女はそのまま店の奥に行ってしまう。
「い、一体なんだったんだ? 」
見た目は正人族の女性だった。
背は高く、腰ほどまである綺麗な黒髪。
メガネの奥に輝く琥珀色の瞳は人の心を読み取るような気がした。
「……っと時間が危ないな。 コレとコレを―――」
必要な道具を手に取り会計を済ませ、闘技場へ向かった。
マルスがいなくなった事を確認するとエリアスが呟く。
「中々面白そうな少年だ、フフフ……」
~第3層 貴族街 闘技場前~
平民街と比べるとかなり静かだ。
建物も高価な素材をふんだんに使っているのだろう、庭ではお茶を楽しんでいるモノもいる。
元々闘技場も金持ちの娯楽の為に作られたとらしい。
「貴族街の雰囲気はあまり好きじゃないが、闘技場のセンスは中々良い」
石材で造られたシンプルな円筒状の建物、一部分欠けたような作りをしている。
外から見ただけではわからないが、王都の形状を利用して地下にも舞台が複数作られているのだ。
「集合場所はこの第一武闘場だったな、さっさと行こう」
集合場所に行くと、すでに数人の訓練生が立っている。
その中にはソフィアの姿もあった、マルスの姿を見ると手を振る。
「……よっ」
「どうしたの? テンション低いよ~?」
「めんどくさいだけだよ」
その後も適当に話していると時間が来る。
教員が全員集合したことを確認すると、ステージの上にいる獣人族へ合図を送る。
マイクを持った獅子の顔をした獣人族は高らかに声を上げる。
「よくぞ来た、勇ましき訓練生達よ! 私は此処の管理を任されているライオ・マルだ!! 」
自己紹介をさっくり終わらせ、彼はそのままルール説明に入った。
―ルール説明―
・制限時間は30分
・勝敗は相手を戦闘不能にするか場外での5カウント、時間切れの場合は公平な判定を行う
・道具の使用は闘技場側が用意したモノを使う
(ソルポーションⅠ×2、ムーンポーションⅠ×2、FMGⅠ×3)
さっくりまとめるとこのようになる。
今回は1階~地下4階の作りの違う武闘場をフルに使い行われる。
訓練生たちは各場所にランダムに振り分けられるようだ。
「さぁ、最初の戦いを飾る者は……コイツ等だぁっ!!」
ツェータ作の映写装置で宙に巨大な画面が表示される。
それを見てマルスは顔色を変える。
「オオッ!? すげぇ仕掛け……って、初戦からかよ?! 」
「あ、あたしもだ。地下2階の第3闘技場かぁ」
第1闘技場の欄にはマルスとその対戦相手の名前が表示されていた。
同じようにソフィアの名前もあった。
「ようっし! 組み合わせは決まった、他の訓練生は観客席で彼らの戦いを見届けるんだ!!」
各自指定された場所へ移動する。
第1闘技場にはマルスともう一人の剛人族の訓練生が残った。
剛人族の割にはやや細めの体格をしており、前髪が少し長い茶髪で片目が隠れてしまっている。
「ま、お手柔らかに頼むぜ(あ~、めんどくせぇ……)」
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