Heroic Explorers

KUMA

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歓迎会 飯の香りは死の香り?

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~果ての空間~

黒一色だった空間は光に飲まれ、白い空間になっていた。
浮かんでいた映像を映す結晶には、ダンジョン化した街や魔力が暴走した魔獣が映し出されている。
赤黒い魔力が各地を蝕んでいた。

【これはいったい何が……】

低い含み声ではなく、若く張りのある響きの強い声だ。
ハッキリとは見えないが、背中に羽が生えた男が結晶の前に立っている

【アイツもろとも全てを……、私が消滅させたはずだ! 】

男は結晶を拳で叩く、するとバチッと青白い光が走り出した。

【しまった、勢いで干渉しすぎた!? 次元のズレは……】

結晶に映っているダンジョン化した街は元に戻り始めた。
複雑に組み合った建物や魔獣は消滅し、街や人は再構築され始める。
再構築が終わると何事も無かったかのように動きだし、平和な光景が映っている。

【ふぅ、落ち着かないと駄目だな。下手するともう一度同じことを……】

羽の生えた男は複数の青白い光球を出現させると、映像の映る各結晶へ入れてゆく。
光の入った結晶から赤黒い魔力は消え去るが、暴走した魔獣やダンジョン化は消えていない。

【これ以上の干渉はできない……
 あとは今を生きる者達に任せるしかないな、私ができるのは此処までだ】

そう言うと男は姿を消した。同時に結晶も無くなり何もない空間となった。
しかし突如1つだけ赤黒い魔力を帯びた結晶が現れた、その近くには黒い光球が浮いている。
結晶にはマルス達がオークと戦っている姿が映し出され、黒い光球は何も語らずに佇んでいた……

               ※※※

~学園内 大講義室~

ダンジョン内で転送陣からの光に包まれ、次に目を開けた時には講義室に立っていた。
周囲にはマルス達と同じように試験を受けていた人たちが座っている。

「戻って……これた? 」

あちこちボロボロの状態でマルスはまだ戸惑っていた。
辺りを見回していると、拍手がなり始める。
学長のシルバをはじめ、他の教員、試験を受けた人たちまでが拍手を送ってくれた。

「よく無事戻ってきてくれましたね……、君たちの結果はもちろん――――」
「お待ちください、学長! 」

シルバが結果を言おうとした時、誰かの声が遮る。
声質からおそらく男の人だろう。
講義室の扉付近にはメガネをかけた賢人族が立っていた。
体格は細く、やや猫背。 賢人族と言うよりゴブリンに近い顔立ちをしている。
人の神経を逆撫でするような声で話を続ける。

「フム、いったい何かな? フリガ副学長」
「あなたも見たでしょう、この者達のチームワークの無さを! 合格にするのは断固反対です、評価項目でも必須のモノですぞ!? 」

その言葉に室内でもヒソヒソと否定的な話が出てくる。
フリガは追い打ちをかけるように次々減点項目を挙げてゆく。

「―――以外にもさらに、指定した時刻を過ぎています! それなのに施設長権限で合格と言うのはいささか不公平なものかと……」

彼の言うとおり夕刻の時間は過ぎており、外は暗くなってきていた。
何組か同じ項目と時間を過ぎた事が原因で不合格通知を受けた人達も声を上げ、同意する。

「それでも! 合格と言いますのかな、シルバ学長? 」
「……フム、確かにそうですね」

マルス達は真っ青になる。あんな苦労をしたのに不合格を受けるのは避けたい。
必死に反論するがフリガは耳を貸さない。

「だからどうしたというのです? 時間は夕方までと曖昧に言っただけです、評価とは何も関係ない。それに今回の2次試験で不合格者はいませんよ」
「なっ!? 何を言って――――」
「そもそも、まだ私は皆の判定をしていません。副学長、貴方に試験運営の管理はお願いしましたが合否の結果までとは言ってないですよ? 」
「そ、それは……そう、ですが…… 」
「チームワークの欠落に時間オーバー? ……良いじゃないですか。彼らにはまだまだ伸び城がある、これから磨いていけば良いでしょう? 」
「ウグッ……」

フリガ副施設長はついに黙ってしまう。先ほどまで自信ありげに語っていたのが嘘のようだ。
顔には汗が滝のように流れている。

「誰もが最初から上手くいくとは限りません。あなたもそうだったでしょう? 今回、他と違った条件のダンジョンになったのはこちらの不手際。それでも彼らはあの状況の中、諦めずに策を練り、戦い、そして戻ってきた」

全員シルバの言葉を黙って聞いていた。

「十分合格に値する結果であると私は思います。もちろん他の人たちもです」

その一言に歓声が沸く。ただ一人、フリガ副学長だけ唇を噛みながら下を向いている。
黙って講義室から飛び出して行ってしまう。途中何かに吹き飛ばされた声がしたと思うと……

「マルス達は戻ったか!? 」

その声に部屋は再度静まり返る。勢いよく開けられた扉の音が響いていた。
ツェータ博士はマルス達を発見すると弾丸のように突っ込んできた。

「装置は……装置はどうしたのじゃ!? 壊れたと聞こえたが嘘であろう!? 」

机の上に立ち、マルスの胸ぐらを掴んで揺らしながら聞いてくる。

「ちょ、はか……せ、揺れ…………」

周りも止めるが博士は言う事を聞かない。
その脇から何者かがハリセンで博士の頭を叩く。スパーンッ……と良い音が鳴り、静かになる。
手を離されたマルスはそのまま椅子に座り、目を回していた。

「な、何をする!? 痛いであろう!」

もう一度叩かれる。ハリセンを持っているのは援軍に来てくれた獣人族の人だった。

「博士、落ち着いてください。装置を壊したのは魔獣とあの人です」

そう言って指を指した先は、箒頭の正人族と口喧嘩している小人族だった。

「元々、魔獣の攻撃で防御フィールドに限界が来ていたのを仕留めたのは彼の技です」

マルスは耳を疑った、どう見てもお嬢様のような恰好をした小人族を見ながら”彼”と言っていたことを。
箒頭の方ではないのかと思いもう一度聞く。

「えっと……あの頭が上に尖った方ですか? 」
「いえ、頭にドリルを2本ぶら下げ、フリフリのドレスを着た気狂いの小人族です」
「……え゛ッ!?」

冷静に答えを返してくれた。何気に酷い言い方をする獣人族だった。
声はもちろん、その姿は普通の女性と変わらなく見えるが男性のようだ。
博士の怒りの矛先は小人族に向けられる。

「貴様かァァァッ! よくも……よくもワシの作品を壊しおってぇ……」
「おおおお、お待ちくださいませ! 私もあんなところに装置があるとは―――」
「黙れぃッ! 貴様はあの装置の素晴らしさを理解しとらんようじゃな? 今からワシの部屋でた~~~~~っぷりと教えてやろう……拒否は許さんッ!! 」

博士は瞬時に拘束呪文を唱え、小人族を連れて行った。
どうやら博士は魔法系の魔力の持ち主だったようだ。

「ゴホンッ……え~、2次試験の結果は皆さん合格です。これより寮に入られる方は教員が案内しますので着いて行ってください。それと―――」

シルバが仕切りなおして話を続ける。
1週間後の説明まで終わると入口付近には男性と女性教員が立っていた。どうやら寮への案内人のようだ。
各自準備のため休憩・準備時間に入ると、同じチームだったソフィア以外のメンバーが話しかけてくる。

「あ、あの! マルスさんは寮に入られるんですか? 」

セオは何故か怯えながら話しかけてくる。
隣には姉のマオが無言で立っているが、視線は合わせてくれない。
不機嫌そうにしているので触れないで置いた。

「ん……ああ。 他に当てがないからね」
「アタイも寮に入るよ、互いに仲良くしようじゃないか」

ノエルも寮に入るようだ。セオはそのまま続ける。

「そ、そうなんですか。 でも女子寮……ですよね? 」
「何を言ってるんだい? 当たり前じゃないか。友人としてだよ、同じチームとして戦ったさ」

その後もセオは聞いて再度話すごとに謝っている、どうやら癖になっているみたいだ。
彼が自分たちの住む場所を教えようとした時、マオが口を開いた。

「あの、さ……(ゴニョゴニョ)」
「ま、マオ? ……ヒッ?!」

突然のことでセオも驚くが、彼女の鋭い睨みで下がってしまう。
その後マルスを見て何か言っているが、声が小さすぎて聞こえなかった。

「え? 何を言ってるんだ?」
「だ、だから……ぁ……(ゴニョゴニョ)」

聞き直しても同じだった。ノエルがしびれを切らしてもう一度聞く。

「あんたねぇ、腹に力を込めて声をだしな! 背筋曲げないでほらッ! 」

ノエルは後ろに回り、背中を思いっきり叩く。
するとマオははっきりとした声で……

「イッ……たいわね!? ありがとうって言ったの! 」
「へ? 何で? 」
「な、何でってあんた……私が、その……」

マルスはなぜお礼を言われたのか理解していないようだ。
マオも説明しようとするが顔を赤くして上手く話せず、セオはその後ろであたふたしている。
ノエルは気づいているようだが、ニヤニヤと笑みを浮かべながら黙っている。

「えっと、その……足をひ―――」
「やっと見つけた! みんなここにいたんだ」

ソフィアがマオの言葉を遮る。

「探しても見つからないから外に行ったと思っちゃったよ~、皆は寮に入るの?」
「違うよ、この中では俺とノエルだけ。セオとマオは実家から通うみたいだけど……、
 んで、マオ? どうしたんだ? 」
「~っ! もういいっ! 帰るわよ、セオッ!」

弟の首根っこを掴み行ってしまった、顔を真っ赤にしながら。
ノエルはニヤニヤしながらマルスに話しかける。

「あんたも鈍感だねぇ? 足引っ張ってた事を気にしてたみたいだよ」
「だから何でって聞いたんだよ、俺だって同じだったろ? 」
「あ~、悪いことしちゃったかな? ちょっと追いかけて謝ってくる、じゃあまた今度ね~」

ソフィアもさっさと行ってしまう。部屋には寮に入る人しか残っていない。
その後ノエルはマオの行動の事を説明したが、マルスは理解できないままだった。
気づけば休憩・準備時間は終わり、それぞれの寮まで案内された。
大きな建物が2つ、その真ん中にも各寮とつながった建物がある。
男子寮と女子寮は3階建て、その真ん中の建物は食堂と説明があった。
自分の部屋まで案内されると、やっと自由な時間となった。

              ※※※

~男子寮 自室~

「ふぅ……」

私服に着替えたマルスはベッドに座り一息つく。
部屋の大きさは約6畳ほど、ベッド、クローゼット、机と椅子が設置されている。
辺りを軽く見回す。前の人がしっかり掃除してくれたのか塵ひとつない部屋だ。

「……こんな所を1人で使えるのは贅沢だなぁ」

立ち上がりクローゼットを開けてみると、中には見たことのない服がかけられている。
よく見ると胸ポケットに紙が入っているのに気づく。

「資料か、え~となになに……あ~、制服かこれ。動きやすそうだな」

黒がメインの制服だが、他にも紺、翠(みどり)、紅(あか)、白があるらしい。
寮母に届け出を出せば変えることができると資料に書いてあった。

「ま、黒のままでいいか」

そのまま読み続ける。制服以外には寮生活について書かれていた。
風呂、寮での食事、掃除当番等々……
資料を読み終わり、片づけが終わった頃には19時を過ぎていた。


―――コンコンコンッ


誰かが部屋に来たようだ。「は~い、今行きます~」と言いながら扉へ向かう。
しかし、鍵を掛けていなかったらしく勝手に開けられる。
そこには見覚えのある髪形をした男が立っていた。

「なんや鍵掛かっとらんやん、邪魔するで」
「っとと……あなたは確か助けに来てくれた」
「ああ、自己紹介がまだやったな? ワイはトビー、トビー・トンプソンや」
「あの時は助かりました、マルス・ヒュルケインと言います」
「歓迎会があるって書いとったろ? それの呼び出しで来たんや。お前さんだけやったんやで? 」
「は? 歓迎会って……あ」

さっき見た資料にも書かれていたのを思い出す。

「ワイまで怒られるのは勘弁や、ほな行こか」

2人は食堂へと向かった。

              ※※※

数分で食堂の前に着いた。
中からは賑やかな声が聞こえ、扉の隙間からは料理の良い匂いがしてくる。
その匂いにマルスはつばを飲み込んでしまう。

「どや? ええ匂いやろ?」
「美味そうな匂いですね、楽しみです」
「……ほな、始まっているみたいやし入ろか」

トビーは扉を開ける。
広い部屋には長テーブルが3列端まで並べられており、多くの料理が並ぶビュッフェ形式だった。
その周りでは寮に住む多くの人々が話をしながら談笑している。
しかし彼らは食事にはほとんど手を付けていないようだ。
料理の中にはマルスの見た事のないモノもあった。

「おおぉ……ん? あの米を固めた料理は何ですか?」
「あの三角のか? えっと確か東の国伝統料理の1つで……オニギリやったかな」
「へぇぁ~……」

開いた口が塞がらない。現在、この食堂には和・洋・中華の3種類の料理が数多く揃っているのだから。
トビーも東国の料理を説明しているが反対側の耳から抜けてしまっていた。
どうやらマルスは料理にばかり目が行ってしまい、周囲の状況には気づいていないようだ。
そんな中誰かが話しかけてくる。

「あらら~? あなたも新人さんかしら? 」
「ええ、そうです……え? 」

振り向いた先には割烹着を着た獣人族の女性がいた。
綺麗な黒色の毛並、パタパタと動く柔らかそうな尻尾と頭にはピンッと立った耳……
その形から狐系の血筋の人なのがわかる。

「……」

マルスは彼女を見たまま動かない、いや、動けないでいた。
彼女は柔らかい口調で優しい雰囲気だが、その中に人を惑わし妖艶で不気味な何かを隠しているように感じ、恐怖の感情が湧いたのだ。気づかぬうちに額からは汗が流れていた。

「どうしたの? 私に何かついてる? 」
「ハハハ、きっとキョウさんに見惚れてるんですよ」

トビーは笑いながら背中を叩く。そのおかげでやっと話すことができた。

「ッ!? 痛いですよ」
「キョウさんがグラマーで美人なのはわかるが、手え出したら奥にいる怖~いお兄さんとお姉さんたちが黙っとらんで~? それよか、飯食べよや。 腹減っとるんやろ? 」

皿に料理を取り、マルスに渡す。

「あ、ありがとうございます。トビーさん」
「……その敬語とさん着け、止めてくれへんか? なんか違和感バリバリやで」
「やっぱりそうですか……わかった。これでいいか、トビーさん? 」
「だからさん着けを、まあええ。 食べよか」

ツッコムのを諦め、自分の分を取り始める。
その様子を見ながら、料理を口に運ぶと再度固まる。

(な、なんだコレは? まるで身体に電撃が走ったように……って言うより動けないッ?! 味もマズッ……)

マルスはフォークを銜えながら青い顔をしていた。
その姿をキョウに見せないようにトビーは移動し、小声で話しかけてくる。

「おい、くれぐれもあの単語を口に出すんやないで? 出した瞬間……殺られるで」

周囲からは殺気のようなものを感じる。
マルスは暴走状態のオークと対立した時の事を思い出してしまう。
身体が押しつぶしそうなプレッシャーを先輩方は放っている。

(冗談だろ?! 匂いは良いのに味が壊滅的なんて……)
「その様子やと……麻痺やな? 他にも毒、一部石化か。大当たりやな」

話を聞きながら視線を動かしてみると、床には何人もの新人達が倒れていた。
その後ろでは心配そうにキョウがこちらの様子を窺っている。
覗き込もうとした時、トビーが振り向く。

「大丈夫? 他の人も顔が青くなって倒れたから―――」
「何を言っとるんですか。コイツ達は腹が減りすぎて一気に口に入れたから喉詰まらせただけですよ」
「そ、そうなの? 皆慌てんぼさんねぇ」
(それで誤魔化せるのかッ?!)

トビーはマルスの口からフォークを抜き、水を飲ませてくる。
しかし、飲んだのはただの水ではなかった。 
身体の気怠さと痺れは消え、一部石化していた脚にも感覚が戻ってくる。

「急いで食うからや、しっかり水を飲みながら食わんと……な? 」

他の新人達も同じように薬の混ざった水を飲まされ、無理やり立たされる。
全員顔は青くなっている。中にはあまりの不味さに泣いている人もいた。

「さぁ、今度はゆっくり食べよか。ワイ等はもう腹いっぱいやさかい、全部食ってええで~。残したら……わかっとるな? 」

笑顔だけど目は笑っていない。他の先輩方も同じような目をしている。
逃げることは不可能だろう、今はこの状況を乗り切るしかない。
数時間後、新人達は見事山のようにある料理を食べきった。
しかし、食堂には別の山ができていたらしい……

このような壊滅的な味の食事が1週間続いてマルスは決心する。

「か、身体がおかしくなる前に……ここを出よう、グフゥ……!」

そのまま倒れた彼は次の朝まで動くことはなかった。
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