Heroic Explorers

KUMA

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プロローグ

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この世界には、過去に天使と悪魔の戦争があった。
悪魔は魔力を扱い魔獣を作り出し、天使は強力な神器で武器を創り対抗していた。
そんな戦いが数百年続いていたなか、突然世界は光に包まれる。
2つの勢力は消え、残っていたのはのあらゆるモノを作り出す神器『創造(クリエイト)』だけであった。

その神器は世界に数多くのダンジョンと5つの種族を生み出すと消えてしまった。
作り出されたダンジョンには魔獣が住み着き、各種族はそれぞれの文化を築く。

時には協力し、又は戦争を起こしたりもした……


人が入らず、放置されているダンジョンでは魔獣の数は増え、外にも溢れていた。
後に無差別に襲い掛かってくる狂暴な魔獣が目撃されるようになり、各種族の生活にも悪い影響を与えるようになる。
人々は武器を取り、応戦する。
しかし、魔獣の身体には普通の武器では全く歯が立たず追い詰められていった。
強靭な魔獣達の力を前に、なすすべもなく多くの命が失われる……
絶望的な状況が続き、人々は疲弊していた。


―――しかし、反撃の時が来る。

再度、神器『創造クリエイト』が現れ人々に力を与えた。
ある者は火球を飛ばせるようになり、魔獣を焼く。
ある者は何もない空間から武器を作り出し、魔獣を容易く切り裂き、
ある者は特殊な石を使い姿を変え、その強大な力で薙ぎ払った。

遺された書物には様々な伝奇が記されている。


各種族は手を取り合い、不思議な力を使って魔獣と戦い勝利を収めることができた。
この力を人々は『魔力マナ』と名付け、この力は次の世代にも受け継がれていった。

役目を果たした神器は光となりどこかに行ってしまう。
消滅してしまったのか、はたまたどこかのダンジョンの中に出現したのか……

人々はダンジョンを探索することにした、しかし、入るたびに変わる構造、罠の種類、魔獣に手を焼き、
個人探索では思うように進まなかった。
そして仲間を集い、1歩ずつ探索を進めてゆく……
過去に行われていた天使と悪魔の書記、魔力に関すること、特殊な魔獣への対処方法等々……様々な事実が解明されていった。

成功と失敗を繰り返していくうちに時は経ち、1つの施設が作られた。
ダンジョンを探索し、新たな技術・世界を開拓していく人々、『探検家』を育てる学園施設『Heroic Explorers』。
先人たちは多くの知識を教え、未来へと託していった。

その学園に新たな若人達が訪れる……
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