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ー6日目ー
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ヴーッ、ヴーッ
スマホのアラームが鳴っている。
バイブレーションのままにしていたが、ちゃんと起きれた。
よかった…。
そしてふと気づく。
あれ?どうやって部屋まで戻ったんだっけ?
うーん…と唸りながら思い出してみると、
所々だが怜さんの顔がちらつく。
あ!そうだ!
怜さんに応援されながら部屋に戻ったんだ…。
恥ずかしい…。
昨日は怜さんの笑顔がたくさん見れて嬉しかったな、と少しホクホクした気持ちで支度をする。
朝ごはんを食べようとリビングに行くと、怜さんも降りてきた。
「怜さん、おはよ。
昨日はお世話になりました…。」
「おはよ。え、大したことしてないけど。
それより、今日金曜だから明日は休み?」
「え?うん、そうだけど…どうかした?」
「いや、別に。」
どうしたんだろう?
そう思いながら食パンにかじりついた。
もう家を出る時間。
「じゃあ、行ってきまーす。」
「頑張って…行ってらっしゃい。」
頑張ってって言われちゃった…。
昨日相当疲れてたから心配させちゃったのかな。
でもなんだか元気が出てくる。
明日は休みだ!
頑張ろう!
・・・
19:00
結局、今日も残業だった…。
2日連続はキツい…。
でも電車は遅延してない!
今日はスーパーで惣菜買ってお酒も飲もう!
ビール!!!
最寄り駅のスーパーで買い物を済ませ、帰宅。
いつも通りそのままリビングに向かう。
すると怜さんがいた。
「おかえり。今日も残業?」
「そう~。2日連続は勘弁してほしい。」
「お疲れ。会社員は大変だね、本当に…。」
怜さんにはそういうのないんだろうな。
いいなぁ。
「怜さんは在宅ワークだからそういうのなくていいね。」
「まぁフリーランスだからそういうのはないな…。
でもたまに徹夜の時もあるけど。」
「あ、そっか…。それも大変だね。」
そうだった…。
この前も大変そうだったもんな。
「俺の話はいいから。ま、とりあえず飯食ったら?」
怜さんがスーパーの袋をちらりと見た。
そうだ!今日は宴なんだった!
「あ!今日はゆっくりしたいから、先にお風呂入ってしまおうかと思って!
先に入っても大丈夫…?」
「いいよ。どうぞ。」
「ありがとう!」
よし、やることやって宴を楽しむぞ!
お風呂に入り、リビングに行くと怜さんはいなかった。
買ってきた惣菜とビールをテーブルに並べる。
よし、始めるぞ!
まずはビールを飲む。
くぅ~~染みる~~っ!
買ってきた惣菜もおいしい。
何より洗い物がないというのが良い。
今日は好きな映画を見ながらくつろごう。
映画も中盤になってきた頃、私は2本目のビールを飲んでいた。
そこで怜さんが自室から降りてきた。
「あれ、なんの映画見てんの。」
怜さんがテレビ画面を覗き込む。
「あーこれ。おもしろいよね。
好き。」
「!!
おもしろいよね!
私も好きなんだ~。」
怜さんもこの映画知ってたんだ!
嬉しい!
と思いつつ、
「好き」というワードにドキッとしたのは内緒だ。
「怜さんも一緒に見る?」
この映画について語りたいなぁと思い、誘ってみた。
「一緒に?
見たいんだけどまだ仕事しなきゃなんだよね…。」
「そっか。遅くまで大変だね。」
「まぁ、俺のことは気にせずに。」
そして怜さんが私のビールをちらっと見たあと、私の顔を見た。
「あと、お酒はほどほどにな。」
そう言って、口の左端を上げてニッと笑った。
イケメンが…!
そんな笑い方をしたらいけません…!
一気に私の血流が早くなり、顔が真っ赤になるのを感じる。
ドッドッドッと心臓の音が聞こえる。
「わ、わかってるよっ!
ご心配ありがとうっ。」
赤面を隠すように私は頭を下げた。
「ならいいけど。じゃあ、楽しんで。」
そう言って怜さんは冷蔵庫のコーヒーを取って、自室に戻って行った。
イケメンの破壊力…!
すごい…!
スマホのアラームが鳴っている。
バイブレーションのままにしていたが、ちゃんと起きれた。
よかった…。
そしてふと気づく。
あれ?どうやって部屋まで戻ったんだっけ?
うーん…と唸りながら思い出してみると、
所々だが怜さんの顔がちらつく。
あ!そうだ!
怜さんに応援されながら部屋に戻ったんだ…。
恥ずかしい…。
昨日は怜さんの笑顔がたくさん見れて嬉しかったな、と少しホクホクした気持ちで支度をする。
朝ごはんを食べようとリビングに行くと、怜さんも降りてきた。
「怜さん、おはよ。
昨日はお世話になりました…。」
「おはよ。え、大したことしてないけど。
それより、今日金曜だから明日は休み?」
「え?うん、そうだけど…どうかした?」
「いや、別に。」
どうしたんだろう?
そう思いながら食パンにかじりついた。
もう家を出る時間。
「じゃあ、行ってきまーす。」
「頑張って…行ってらっしゃい。」
頑張ってって言われちゃった…。
昨日相当疲れてたから心配させちゃったのかな。
でもなんだか元気が出てくる。
明日は休みだ!
頑張ろう!
・・・
19:00
結局、今日も残業だった…。
2日連続はキツい…。
でも電車は遅延してない!
今日はスーパーで惣菜買ってお酒も飲もう!
ビール!!!
最寄り駅のスーパーで買い物を済ませ、帰宅。
いつも通りそのままリビングに向かう。
すると怜さんがいた。
「おかえり。今日も残業?」
「そう~。2日連続は勘弁してほしい。」
「お疲れ。会社員は大変だね、本当に…。」
怜さんにはそういうのないんだろうな。
いいなぁ。
「怜さんは在宅ワークだからそういうのなくていいね。」
「まぁフリーランスだからそういうのはないな…。
でもたまに徹夜の時もあるけど。」
「あ、そっか…。それも大変だね。」
そうだった…。
この前も大変そうだったもんな。
「俺の話はいいから。ま、とりあえず飯食ったら?」
怜さんがスーパーの袋をちらりと見た。
そうだ!今日は宴なんだった!
「あ!今日はゆっくりしたいから、先にお風呂入ってしまおうかと思って!
先に入っても大丈夫…?」
「いいよ。どうぞ。」
「ありがとう!」
よし、やることやって宴を楽しむぞ!
お風呂に入り、リビングに行くと怜さんはいなかった。
買ってきた惣菜とビールをテーブルに並べる。
よし、始めるぞ!
まずはビールを飲む。
くぅ~~染みる~~っ!
買ってきた惣菜もおいしい。
何より洗い物がないというのが良い。
今日は好きな映画を見ながらくつろごう。
映画も中盤になってきた頃、私は2本目のビールを飲んでいた。
そこで怜さんが自室から降りてきた。
「あれ、なんの映画見てんの。」
怜さんがテレビ画面を覗き込む。
「あーこれ。おもしろいよね。
好き。」
「!!
おもしろいよね!
私も好きなんだ~。」
怜さんもこの映画知ってたんだ!
嬉しい!
と思いつつ、
「好き」というワードにドキッとしたのは内緒だ。
「怜さんも一緒に見る?」
この映画について語りたいなぁと思い、誘ってみた。
「一緒に?
見たいんだけどまだ仕事しなきゃなんだよね…。」
「そっか。遅くまで大変だね。」
「まぁ、俺のことは気にせずに。」
そして怜さんが私のビールをちらっと見たあと、私の顔を見た。
「あと、お酒はほどほどにな。」
そう言って、口の左端を上げてニッと笑った。
イケメンが…!
そんな笑い方をしたらいけません…!
一気に私の血流が早くなり、顔が真っ赤になるのを感じる。
ドッドッドッと心臓の音が聞こえる。
「わ、わかってるよっ!
ご心配ありがとうっ。」
赤面を隠すように私は頭を下げた。
「ならいいけど。じゃあ、楽しんで。」
そう言って怜さんは冷蔵庫のコーヒーを取って、自室に戻って行った。
イケメンの破壊力…!
すごい…!
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