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ー2日目ー
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私たちが軽く挨拶をした後、大家さんは帰って行った。
私がいない間にシェアハウスの説明は一通り終わっていたらしい。
大家さんが帰った後、怜さんは自室に帰って荷解きをしているようだった。
私たちのシェアハウスは、1階にキッチンやリビング、お風呂がある。
3階建てで、3階に2部屋、2階に2部屋、計4部屋の小さなシェアハウスだ。
私は3階の部屋に住んでおり、怜さんは2階に住むことになった。
時間が合わなければほとんど顔を合わせることもないだろう。
お風呂の時間だけ気をつけないと。
お風呂の鍵は絶対忘れないようにかけよう。
その後、寝るまで顔を合わせることなく翌日の朝を迎えた。
私は出勤の支度をして家を出た。
怜さんはずっと部屋にいたのだろうか。
あまり物音がしないので気配を感じられない。
あまり話さないのもそれはそれで気を使うなぁとぼんやりしながら、
電車に乗り込んだ。
・・・
17:30残業なく定時であがれた。
今日の夜ご飯は何にしようか…。
スーパーに寄って帰るとしよう。
怜さんは何をしてるんだろう…。
在宅ワークって言ってたし、1日中家にいるんだろうか?
鉢合わせしたら何話そう…。
そういえば連絡先交換してないけど、する必要はあるかな…。
一応同じ家だしな…。
断られたらショックだな…。
なんか憂鬱…。
なんてことを考えていたら最寄り駅に着いた。
駅前のスーパーで買い物をしてシェアハウスに向かう。
シェアハウスは駅から徒歩10分ほどだ。
シェアハウス到着。
家に帰ってきただけなのに少し緊張する。
ガチャリ
玄関で靴を脱ぎ、買ってきた物を冷蔵庫に入れようとキッチンに行った。
するとそこで怜さんがカップラーメンにお湯を注いでいた。
見慣れない長身の男が急に映り込んできたので少し驚く。
「たっただいま戻りました…。」
すると怜さんはこちらを見て、
「あー…おかえり。いつもこの時間?」
「そ、そうです…ね、大体…。」
怜さんがこちらを少しじっと見る。
私、どもりすぎた…?
警戒してんのバレバレかな…。
「…そうなんだ。お疲れ。
俺、部屋にこもるけど、なんかあったら言って。
じゃ…。」
「あ…、はい…。」
怜さんはカップラーメンを持って自室に戻って行った。
私はあまり男性に慣れていない。
だからこんな挨拶程度にも緊張してしまう。
でも私たち昨日会ったばかりなのに、怜さんは全然普通…。
私の方が先に住んでるのに私だけ敬語使ってるし…。
そういうもの?
何が普通か分からない…。
怜さんは見た目がクールで少し恐そうな雰囲気だけど、
話してみると割と壁がないというか…。
そんなに緊張しなくてもいいのだろうか。
とりあえず私も着替えてご飯作ろう…。
ご飯食べて、お風呂入って、
楽しみにしてたドラマを見るんだ!
・・・
「あ~っ続き気になる~!やっぱあの俳優さんカッコイイな…。」
ご飯もお風呂も済ませ、リビングで毎週楽しみにしているドラマを見終わった。
この時間が至福…!
また1週間このドラマを楽しみに頑張るのだ。
その後、そのままリビングのソファでスマホをいじっていると、怜さんが降りてきた。
「まだ起きてたの。」
ふと時計を見るともう0時前をさしていた。
「わ!もうこんな時間だったんだ!
…怜さん、も遅いですね?」
「俺はいつもこの時間に寝てる。
明日も仕事なんでしょ?
そろそろ寝る?」
や、やっぱり怜さんってフレンドリーだなぁ?
じゃあ私も…
「う、うん。もう寝ようかな。」
「あ、そう。じゃあ…、おやすみ。」
「お、おやすみ…。」
私は軽く会釈して、早足で自室に戻った。
やはり私がこんなに緊張してるのがおかしいのか…!
それとも怜さんが外国育ちとか?
有り得る!
怜さんの距離感に早く慣れないとな…。
じゃないと心臓がもたない…。
そんなことを考えながら眠りについた。
私がいない間にシェアハウスの説明は一通り終わっていたらしい。
大家さんが帰った後、怜さんは自室に帰って荷解きをしているようだった。
私たちのシェアハウスは、1階にキッチンやリビング、お風呂がある。
3階建てで、3階に2部屋、2階に2部屋、計4部屋の小さなシェアハウスだ。
私は3階の部屋に住んでおり、怜さんは2階に住むことになった。
時間が合わなければほとんど顔を合わせることもないだろう。
お風呂の時間だけ気をつけないと。
お風呂の鍵は絶対忘れないようにかけよう。
その後、寝るまで顔を合わせることなく翌日の朝を迎えた。
私は出勤の支度をして家を出た。
怜さんはずっと部屋にいたのだろうか。
あまり物音がしないので気配を感じられない。
あまり話さないのもそれはそれで気を使うなぁとぼんやりしながら、
電車に乗り込んだ。
・・・
17:30残業なく定時であがれた。
今日の夜ご飯は何にしようか…。
スーパーに寄って帰るとしよう。
怜さんは何をしてるんだろう…。
在宅ワークって言ってたし、1日中家にいるんだろうか?
鉢合わせしたら何話そう…。
そういえば連絡先交換してないけど、する必要はあるかな…。
一応同じ家だしな…。
断られたらショックだな…。
なんか憂鬱…。
なんてことを考えていたら最寄り駅に着いた。
駅前のスーパーで買い物をしてシェアハウスに向かう。
シェアハウスは駅から徒歩10分ほどだ。
シェアハウス到着。
家に帰ってきただけなのに少し緊張する。
ガチャリ
玄関で靴を脱ぎ、買ってきた物を冷蔵庫に入れようとキッチンに行った。
するとそこで怜さんがカップラーメンにお湯を注いでいた。
見慣れない長身の男が急に映り込んできたので少し驚く。
「たっただいま戻りました…。」
すると怜さんはこちらを見て、
「あー…おかえり。いつもこの時間?」
「そ、そうです…ね、大体…。」
怜さんがこちらを少しじっと見る。
私、どもりすぎた…?
警戒してんのバレバレかな…。
「…そうなんだ。お疲れ。
俺、部屋にこもるけど、なんかあったら言って。
じゃ…。」
「あ…、はい…。」
怜さんはカップラーメンを持って自室に戻って行った。
私はあまり男性に慣れていない。
だからこんな挨拶程度にも緊張してしまう。
でも私たち昨日会ったばかりなのに、怜さんは全然普通…。
私の方が先に住んでるのに私だけ敬語使ってるし…。
そういうもの?
何が普通か分からない…。
怜さんは見た目がクールで少し恐そうな雰囲気だけど、
話してみると割と壁がないというか…。
そんなに緊張しなくてもいいのだろうか。
とりあえず私も着替えてご飯作ろう…。
ご飯食べて、お風呂入って、
楽しみにしてたドラマを見るんだ!
・・・
「あ~っ続き気になる~!やっぱあの俳優さんカッコイイな…。」
ご飯もお風呂も済ませ、リビングで毎週楽しみにしているドラマを見終わった。
この時間が至福…!
また1週間このドラマを楽しみに頑張るのだ。
その後、そのままリビングのソファでスマホをいじっていると、怜さんが降りてきた。
「まだ起きてたの。」
ふと時計を見るともう0時前をさしていた。
「わ!もうこんな時間だったんだ!
…怜さん、も遅いですね?」
「俺はいつもこの時間に寝てる。
明日も仕事なんでしょ?
そろそろ寝る?」
や、やっぱり怜さんってフレンドリーだなぁ?
じゃあ私も…
「う、うん。もう寝ようかな。」
「あ、そう。じゃあ…、おやすみ。」
「お、おやすみ…。」
私は軽く会釈して、早足で自室に戻った。
やはり私がこんなに緊張してるのがおかしいのか…!
それとも怜さんが外国育ちとか?
有り得る!
怜さんの距離感に早く慣れないとな…。
じゃないと心臓がもたない…。
そんなことを考えながら眠りについた。
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