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二十三話
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【俺の妹になってください】
二十三話
~ あらすじ ~
貞操の危機を感じて俺は柏木の家に逃げ込んだ。
******
俺は柏木をおぶって廊下歩く。
「……なんだか昔みたい」
「あ?こんなことあったか?」
「覚えてないなら……いい」
「そっか」
そして俺は柏木をおぶってリビングに入る。
「ここでいいか?」
「………う、うん」
ソファーに柏木を置いて、俺は裸足で来たので足だけ風呂場で洗わせてもらった後、キッチンに行き湯を沸かし始めた。
「水がいいか?それともコーヒーとかの方がいいか?」
「あ、うん。水でいいよ。ありがと……」
柏木のこういう弱ったような面を見るのは初めてかもしれない。大体、元気で俺を引っ張っていくような存在の奴なのに……
でも、嬉しかった。頼られてるわけではないけれど、それでもこうやってお節介を焼けるのは嬉しかった。
「はいよ。水な」
「ありがと……」
「あ、コップ使っていいか?」
水を持ってってからまたキッチンに戻る。
「いいよ。流しの青いの使って」
「あいよー」
そして、その流しの青いコップを使って、自分の飲むコーヒーを淹れた後に、またリビングに戻る。
柏木はまだ腰が抜けてるのかそこに座りっぱなしで、水をちょびちょびと飲んでいた。
それからいつもの帰り道のような静寂に包まれた。
だが、それは居心地のいいものだった。
「………まだ腰抜けてるのか?」
なんとなく目が合ってしまって、話しかけざるおえなくなって俺は話しかけた。
「さすがに治ったわよ」
「そっか」
「………あれ?お母さんは?」
時計を見るともう九時を少し回ったところだった。
「まだ仕事よ」
「へー」
「………………」
途切れ途切れな会話。………気まずい。
「……………そろそろ寝る?」
「ちょっと早いんじゃない?」
「そ、それもそうだな………」
なんだよ。こいつ会話続ける気ねえだろっ!!
はぁ。気なんて使うんじゃなかった。
俺は勝手にテレビをつけて、流してみるとちょっとエッチなテレビだった。
柏木の方を見ると柏木は顔を真っ赤にしていた。
なんでこんなのやってるんだよ。
チャンネルを変えるごとに狙ってるんじゃないのか?と思うほどにそんなアダルティックなテレビ番組ばかりがやっていた。
俺は即刻テレビを消し、静かにさっきまで座っていた場所に腰掛ける。
「…………………」
そして、さっきまでの静寂と同じなのにものすごく気まずくて、同時に心臓の鼓動が早くなってるのがわかる。顔も熱い。
いやいや、か、かかか柏木だぞ?あのロリだぞ?そんなのに発情なんてしないよな?初めては年上のおっぱいの大きな人とやりたい。妹は違う。あれは神であって俺のような人間が触れてはならないもの。だから、俺は妹には手を出しません。絶対。
…………じゃなくて、まだ俺はそういうことは考えちゃダメだ。もっと純情でピュアでいるんだ。
まあ、そんなことを考えている時点でピュアな訳がねえ。か。
「柏木。俺、疲れてるみたいだ。寝るわ」
寝れば治る。そう。そうだ。寝よう。
「あ、うん。わかった。布団出すわね」
「あ、ありがと」
柏木がソファー後ろの物置から布団を軽々と取り出して敷いてくれた。
「ここで寝てなさい」
「あ、うん。わかった」
そして、俺はその敷かれた布団の上に寝る。
「おやすみ」
「あ、うん。おやすみ」
柏木はまだ寝ないだろうが俺のことを考えてか、リビングから出て扉を閉めるときにそう言って出て行った。
柏木も少し疲れたのかわからないが、口数が少なかった気もするけど、柏木だって人間だ。疲れてる日くらいあるよな。
なんて思いつつ瞼を閉じた。
だからって眠くない。疲れてるんだろうけど目が冴えてる。そんな日ってあるよね。
寝返りをうちまくってみたり、見知らぬ天井を眺めたり、布団に潜っては出てなんかを繰り返してみたりして遊んでいると、廊下の電気がパチっという音と同時についた。
誰だろう?まあ、なんとなく寝たふりしちゃうよね。
そしてギーっとゆっくり扉が開く音がした。
柏木か誰かが入って来たのだろうか。でも、電気はついていないようだ。
そして、布団が動いてなにかが入ってきて、脚にスベスベの何かが当たった。
「ち、ちょ…………」
「静かにしてなさい」
「う、うん………」
それは柏木の脚だった。少し柔らかくて気持ちの良いそれは柏木の脚だった。テストに出るくらい大事だね!
なんで?なぜ、柏木は俺の布団の中に入ってきちまったんだ!?
「………少しだけ、居させて」
だが、断るっ!…………なんて言えずに俺はただ、柏木を見ないように寝返りを打った。
風呂上がりなのか石鹸のいい匂いがする。
なんで俺の布団に入りこんできたんだろ?
………考えられるとすれば、孤独感かもしれない。お父さんにはあったことないからわからないし、お母さんは夜遅くまで仕事らしいし…………
なら、俺はどうだろうか?姉には愛されまくっているし、両親もそれなりにだ。
「柏木」
「なに?」
「……………いや、呼んでみただけだ」
同情すればいいのか?励ませばいいのか?いや、違う気がする。きっと、イケメン君ならば、なんらかの行動を起こせそうだけど、俺は……やっぱり、俺は………どうしようもない。
「………ごめん」
囁くように、泣くように、そんな言葉が漏れた。
「………なんで謝るのよ?」
「…………」
俺は答えれなかった。
それからしばらくしてから、踏ん切りがついた。
「………あの、柏木?あのさ、同情ってわけでもないけど…………お、おお俺でよければ、甘えていいんだぞ?」
「…………すぅ………」
柏木の可愛げな寝息がする。
「………はぁ。ここで寝るのかよ」
一瞬にして俺の緊張は解けた。俺を男だと思ってるか?こいつ。いつ狼さんになるかわかんねえんだぞ?お嬢さんよ。
不思議と笑みが浮かんだ。
………仕方ない。布団敷いてくれたけど柏木そこで寝ちゃったし、またあのソファー使わせてもらうか。
カーテンから差し込む月明かりを頼りに俺は、ソファーまで歩いて行き、そこに横になった。
俺は疲れたのか気が休まったのか俺はすぐに眠りにつけた。
二十三話
~ あらすじ ~
貞操の危機を感じて俺は柏木の家に逃げ込んだ。
******
俺は柏木をおぶって廊下歩く。
「……なんだか昔みたい」
「あ?こんなことあったか?」
「覚えてないなら……いい」
「そっか」
そして俺は柏木をおぶってリビングに入る。
「ここでいいか?」
「………う、うん」
ソファーに柏木を置いて、俺は裸足で来たので足だけ風呂場で洗わせてもらった後、キッチンに行き湯を沸かし始めた。
「水がいいか?それともコーヒーとかの方がいいか?」
「あ、うん。水でいいよ。ありがと……」
柏木のこういう弱ったような面を見るのは初めてかもしれない。大体、元気で俺を引っ張っていくような存在の奴なのに……
でも、嬉しかった。頼られてるわけではないけれど、それでもこうやってお節介を焼けるのは嬉しかった。
「はいよ。水な」
「ありがと……」
「あ、コップ使っていいか?」
水を持ってってからまたキッチンに戻る。
「いいよ。流しの青いの使って」
「あいよー」
そして、その流しの青いコップを使って、自分の飲むコーヒーを淹れた後に、またリビングに戻る。
柏木はまだ腰が抜けてるのかそこに座りっぱなしで、水をちょびちょびと飲んでいた。
それからいつもの帰り道のような静寂に包まれた。
だが、それは居心地のいいものだった。
「………まだ腰抜けてるのか?」
なんとなく目が合ってしまって、話しかけざるおえなくなって俺は話しかけた。
「さすがに治ったわよ」
「そっか」
「………あれ?お母さんは?」
時計を見るともう九時を少し回ったところだった。
「まだ仕事よ」
「へー」
「………………」
途切れ途切れな会話。………気まずい。
「……………そろそろ寝る?」
「ちょっと早いんじゃない?」
「そ、それもそうだな………」
なんだよ。こいつ会話続ける気ねえだろっ!!
はぁ。気なんて使うんじゃなかった。
俺は勝手にテレビをつけて、流してみるとちょっとエッチなテレビだった。
柏木の方を見ると柏木は顔を真っ赤にしていた。
なんでこんなのやってるんだよ。
チャンネルを変えるごとに狙ってるんじゃないのか?と思うほどにそんなアダルティックなテレビ番組ばかりがやっていた。
俺は即刻テレビを消し、静かにさっきまで座っていた場所に腰掛ける。
「…………………」
そして、さっきまでの静寂と同じなのにものすごく気まずくて、同時に心臓の鼓動が早くなってるのがわかる。顔も熱い。
いやいや、か、かかか柏木だぞ?あのロリだぞ?そんなのに発情なんてしないよな?初めては年上のおっぱいの大きな人とやりたい。妹は違う。あれは神であって俺のような人間が触れてはならないもの。だから、俺は妹には手を出しません。絶対。
…………じゃなくて、まだ俺はそういうことは考えちゃダメだ。もっと純情でピュアでいるんだ。
まあ、そんなことを考えている時点でピュアな訳がねえ。か。
「柏木。俺、疲れてるみたいだ。寝るわ」
寝れば治る。そう。そうだ。寝よう。
「あ、うん。わかった。布団出すわね」
「あ、ありがと」
柏木がソファー後ろの物置から布団を軽々と取り出して敷いてくれた。
「ここで寝てなさい」
「あ、うん。わかった」
そして、俺はその敷かれた布団の上に寝る。
「おやすみ」
「あ、うん。おやすみ」
柏木はまだ寝ないだろうが俺のことを考えてか、リビングから出て扉を閉めるときにそう言って出て行った。
柏木も少し疲れたのかわからないが、口数が少なかった気もするけど、柏木だって人間だ。疲れてる日くらいあるよな。
なんて思いつつ瞼を閉じた。
だからって眠くない。疲れてるんだろうけど目が冴えてる。そんな日ってあるよね。
寝返りをうちまくってみたり、見知らぬ天井を眺めたり、布団に潜っては出てなんかを繰り返してみたりして遊んでいると、廊下の電気がパチっという音と同時についた。
誰だろう?まあ、なんとなく寝たふりしちゃうよね。
そしてギーっとゆっくり扉が開く音がした。
柏木か誰かが入って来たのだろうか。でも、電気はついていないようだ。
そして、布団が動いてなにかが入ってきて、脚にスベスベの何かが当たった。
「ち、ちょ…………」
「静かにしてなさい」
「う、うん………」
それは柏木の脚だった。少し柔らかくて気持ちの良いそれは柏木の脚だった。テストに出るくらい大事だね!
なんで?なぜ、柏木は俺の布団の中に入ってきちまったんだ!?
「………少しだけ、居させて」
だが、断るっ!…………なんて言えずに俺はただ、柏木を見ないように寝返りを打った。
風呂上がりなのか石鹸のいい匂いがする。
なんで俺の布団に入りこんできたんだろ?
………考えられるとすれば、孤独感かもしれない。お父さんにはあったことないからわからないし、お母さんは夜遅くまで仕事らしいし…………
なら、俺はどうだろうか?姉には愛されまくっているし、両親もそれなりにだ。
「柏木」
「なに?」
「……………いや、呼んでみただけだ」
同情すればいいのか?励ませばいいのか?いや、違う気がする。きっと、イケメン君ならば、なんらかの行動を起こせそうだけど、俺は……やっぱり、俺は………どうしようもない。
「………ごめん」
囁くように、泣くように、そんな言葉が漏れた。
「………なんで謝るのよ?」
「…………」
俺は答えれなかった。
それからしばらくしてから、踏ん切りがついた。
「………あの、柏木?あのさ、同情ってわけでもないけど…………お、おお俺でよければ、甘えていいんだぞ?」
「…………すぅ………」
柏木の可愛げな寝息がする。
「………はぁ。ここで寝るのかよ」
一瞬にして俺の緊張は解けた。俺を男だと思ってるか?こいつ。いつ狼さんになるかわかんねえんだぞ?お嬢さんよ。
不思議と笑みが浮かんだ。
………仕方ない。布団敷いてくれたけど柏木そこで寝ちゃったし、またあのソファー使わせてもらうか。
カーテンから差し込む月明かりを頼りに俺は、ソファーまで歩いて行き、そこに横になった。
俺は疲れたのか気が休まったのか俺はすぐに眠りにつけた。
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