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番外編
嫉妬するのは悪いこと? ④
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今日はポテン王国の城内の客室で泊まることになっていた。
私とロキの関係はまだ婚約者という状況なので、部屋は別になっている。
でも、部屋と部屋を繋ぐ扉があって、廊下に出なくても行き来できるようになっていた。
「アイラ、君が何を考えているのか僕にはわからないから、ちゃんと話してほしい。一人で考えてたって、広い視野で見られないだろ。君は人には寛容だけど、自分の考えには頑固じゃないか」
ロキは私の部屋にやって来て、備え付けのソファに私を座らせ、自分も隣に座ると言った。
「うるさいわね」
眉根を寄せて言うと、横に座っているロキは苦笑する。
「間違ってないだろ。で、何を気にしてるんだよ」
「気にしているというか、ロキには私よりも良い人はいるじゃないって思ったのよ。だから、心変わりするかもって」
「……それって君が決めることじゃないだろ」
「それはそうかもしれない。だから、不安なんじゃない。今日だってそうだけど、いつも注目を浴びているのはロキだもの。きっと、あんな不細工な女性が相手だなんてって周りから思われているに決まってるわよ」
「そうかな。でも、もし、そうだったとしたら僕は嬉しいけど」
「どういうことよ!?」
聞き捨てならない言葉だったので聞き返すと、ロキが私を抱きしめてきた。
「ロキ!?」
「だって、周りがそんな風に見てるのなら、アイラを誰かに奪われる心配はないってことだろ」
「それって、どうなの。人から不細工って思われてるのよ?」
「僕は人の外見を不細工だとかどうとか思ったことがないからわからないけど、それって、結局はその人の好みじゃないだけだろ? アイラのことをそんな風に思う奴がいても、僕はアイラが可愛いと思うし、それ以上の人はいないんだよ」
「……ロキ、あなた、言ってて恥ずかしくならない?」
「それでアイラが不安にならないなら恥ずかしくない」
ロキは私の頬に口づけてから優しく微笑んだ。
ロキに抱きしめられたままの状態で尋ねる。
「嫉妬する女の子とかって可愛くないんじゃない?」
「嫉妬は誰でもするだろ。ヒステリックになるような嫉妬はちょっと困るけど、可愛く嫉妬してくれるなら僕は嬉しい。……って、僕はすぐに嫉妬するから、そう思うのかもしれないけど」
ロキの話を聞いていると、ウジウジ悩んでいた自分が馬鹿らしくなってきた。
※
短くて申し訳ないです!
午前中、病院行ったら、思った以上に時間がかかりまして、帰ってきて他のことをやっていましたら遅くなりました。
というわけで、土日は更新をお休みさせていただき、月曜日に今度こそ完結いたします!(完結するする詐欺になったら申し訳ございません)
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「うるさいわね」
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「……それって君が決めることじゃないだろ」
「それはそうかもしれない。だから、不安なんじゃない。今日だってそうだけど、いつも注目を浴びているのはロキだもの。きっと、あんな不細工な女性が相手だなんてって周りから思われているに決まってるわよ」
「そうかな。でも、もし、そうだったとしたら僕は嬉しいけど」
「どういうことよ!?」
聞き捨てならない言葉だったので聞き返すと、ロキが私を抱きしめてきた。
「ロキ!?」
「だって、周りがそんな風に見てるのなら、アイラを誰かに奪われる心配はないってことだろ」
「それって、どうなの。人から不細工って思われてるのよ?」
「僕は人の外見を不細工だとかどうとか思ったことがないからわからないけど、それって、結局はその人の好みじゃないだけだろ? アイラのことをそんな風に思う奴がいても、僕はアイラが可愛いと思うし、それ以上の人はいないんだよ」
「……ロキ、あなた、言ってて恥ずかしくならない?」
「それでアイラが不安にならないなら恥ずかしくない」
ロキは私の頬に口づけてから優しく微笑んだ。
ロキに抱きしめられたままの状態で尋ねる。
「嫉妬する女の子とかって可愛くないんじゃない?」
「嫉妬は誰でもするだろ。ヒステリックになるような嫉妬はちょっと困るけど、可愛く嫉妬してくれるなら僕は嬉しい。……って、僕はすぐに嫉妬するから、そう思うのかもしれないけど」
ロキの話を聞いていると、ウジウジ悩んでいた自分が馬鹿らしくなってきた。
※
短くて申し訳ないです!
午前中、病院行ったら、思った以上に時間がかかりまして、帰ってきて他のことをやっていましたら遅くなりました。
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