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17 公爵令嬢の挨拶
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初めての顔合わせはうまくいき、お義母様とは一緒に買い物に出かけたり、お茶をしたりする様になった。
お義母様は、少し強引なところもあるけれど、基本は気配り上手で優しい方で、お話するのも楽しかった。
ある日の昼下がり、お義母様とリアム様と一緒に新しいドレスを見にお店に行った時のことだった。
「あら、そちらにいらっしゃるのは、マオニール公爵閣下ではありませんか!」
私達の前に予約をしていた女性と入れ替わりになった際、奥の部屋から出てきた女性が笑顔でリアム様に話しかけた。
「プリステッド公爵令嬢……?」
リアム様は眉根を寄せたあと、すぐに笑顔を作って挨拶をされる。
「お久しぶりですね。お元気そうで良かった。では、失礼します」
リアム様が私の肩に優しく手をおいて、奥に向かうように、無言で促してきた。
私達の目の前に現れたプリセス・プリステッド公爵令嬢は、リアム様の過去のお見合い相手の女性だった。
シルバーブロンドの髪をハーフアップにし、垂れ目気味の綺麗な碧い瞳を持つ美しい女性で、見た目だけでは嫌なことを言う女性には思えなかった。
――リアム様から話を聞いていたから警戒するけれど、何も知らなければ、素敵な女性と思うだけで終わりそう。
「お待ちになって!」
すれ違おうとした際に、プリステッド公爵令嬢から呼び止められて目を向ける。
私と目があったプリステッド公爵令嬢は、笑顔で話しかけてくる。
「あなたが、アイリス様ですわよね? ぜひ、お会いしてみたかったんですの」
「はじめまして。アイリス・マオニールと申します。プリステッド公爵令嬢にお会いできて嬉しいですわ」
プリステッド公爵令嬢は、私がマオニールの名乗ったからか、一瞬だけ、口元を引きつらせた。
「プリセス・プリステッドと申します。遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言うと、リアム様がプリステッド公爵令嬢に言う。
「今日はもういいかな? 予約の時間なんだ」
「失礼いたしました。こちらの案件が長引いてしまい申し訳ございませんでした」
プリステッド公爵令嬢は、リアム様とお義母様に一礼してから、私に笑顔を向けてきた。
「アイリス様、ここはどんな方でも美しく見えるようなドレスを作ってくださることで有名なお店です。きっと、あなたにお似合いになるドレスを作ってくださいますわよ」
遠回しに私の様な大して綺麗でもない人間にでも素敵な服が見つかると言いたいのかしら。
確認を取ろうとお義母様の方を見ると、冷たい笑みをプリステッド公爵令嬢に向けていたので、慌てて、私が口を開く。
「この店を選んだ理由は、こちらにいらっしゃる、お義母様がおすすめしてくださったからなのですが?」
「……エリザベス様が?」
焦った表情でプリステッド公爵令嬢が、お義母様の方を見た。
お義母様は冷たい笑みを浮かべながら答える。
「そうよ。プリステッド公爵令嬢、あなたが言ったような理由で私がアイリスさんに、このお店をすすめたと思っていらっしゃるの?」
「そ、そういうわけではありませんわ。ただ、アイリス様に安心してもらおうと」
私を怒らせるだけのつもりだったのに、お義母様が出てきたことに焦っているようだった。
――お義母様が私とここに一緒にいる時点でおかしいと察するべきだと思うのだけれど……。
プリステッド公爵令嬢が言葉に詰まってしまったので、お義母様に話しかける。
「お義母様、ドレスを一緒に選んでもらってもよろしいですか?」
「もちろんよ」
仲良しアピールをすると、プリステッド公爵令嬢の表情が歪んだ。
「プリステッド公爵令嬢」
黙っていたリアム様が彼女の名を呼ぶと、明るい表情で、リアム様のほうに振り返った。
「何でしょうか?」
「僕はアイリスに一目惚れをしているんだ。君にはアイリスがどう見えるかわからないけれど、僕にとって、アイリスはこの世で一番可愛い女性なんだよ」
リアム様の言葉を聞いたプリステッド公爵令嬢は泣き出しそうな表情になり、私のほうは恥ずかしくなって両頬を自分の手で包んだ。
――嘘だとわかっているけれど、恥ずかしい!
「そ……、そうですわね……。アイリス様はとてもお可愛らしいです」
プリステッド公爵令嬢は引きつった笑みを見せたあと「失礼しますわ」と言って、侍女達と共に去っていった。
「アイリス、ごめんね。まさか、彼女が前の時間に予約していたなんて」
「ちゃんと確認はいれておいたのよ。その時はプリステッド公爵令嬢ではなかったわ」
リアム様の言葉を聞いたお義母様がお店の人の方を見ると、深々と頭を下げる。
「申し訳ございません。急遽、2時間ほど前に変更があったのです。お屋敷のほうにご連絡は入れさせていただいたのですが、行き違いになったのかもしれません」
「気こんなところで話す話ではなかったわ。あなた達は悪くないから気にしないでちょうだい」
お義母様はお店の人に微笑んだあと、私に顔を向ける。
「ごめんなさいね、アイリスさん。彼女はどうしても、あなたに会いたかったのね」
「驚きはしましたが、いつかはお会いしないといけない方ですし、今日、お会いできて良かったです」
「そう言ってもらえると助かるわ。これからは、もっとしっかり確認するようにするわね」
プリステッド公爵令嬢についてはあとでまた話すことになり、奥の部屋に通された私達は、差し出されたカタログを見て、あれもいい、これもいいと唸ることになり、結局は、今日のお詫びだとして、たくさんのドレスを二人から買ってもらうことになるのだった。
お義母様は、少し強引なところもあるけれど、基本は気配り上手で優しい方で、お話するのも楽しかった。
ある日の昼下がり、お義母様とリアム様と一緒に新しいドレスを見にお店に行った時のことだった。
「あら、そちらにいらっしゃるのは、マオニール公爵閣下ではありませんか!」
私達の前に予約をしていた女性と入れ替わりになった際、奥の部屋から出てきた女性が笑顔でリアム様に話しかけた。
「プリステッド公爵令嬢……?」
リアム様は眉根を寄せたあと、すぐに笑顔を作って挨拶をされる。
「お久しぶりですね。お元気そうで良かった。では、失礼します」
リアム様が私の肩に優しく手をおいて、奥に向かうように、無言で促してきた。
私達の目の前に現れたプリセス・プリステッド公爵令嬢は、リアム様の過去のお見合い相手の女性だった。
シルバーブロンドの髪をハーフアップにし、垂れ目気味の綺麗な碧い瞳を持つ美しい女性で、見た目だけでは嫌なことを言う女性には思えなかった。
――リアム様から話を聞いていたから警戒するけれど、何も知らなければ、素敵な女性と思うだけで終わりそう。
「お待ちになって!」
すれ違おうとした際に、プリステッド公爵令嬢から呼び止められて目を向ける。
私と目があったプリステッド公爵令嬢は、笑顔で話しかけてくる。
「あなたが、アイリス様ですわよね? ぜひ、お会いしてみたかったんですの」
「はじめまして。アイリス・マオニールと申します。プリステッド公爵令嬢にお会いできて嬉しいですわ」
プリステッド公爵令嬢は、私がマオニールの名乗ったからか、一瞬だけ、口元を引きつらせた。
「プリセス・プリステッドと申します。遅くなりましたが、ご結婚おめでとうございます」
「ありがとうございます」
笑顔でお礼を言うと、リアム様がプリステッド公爵令嬢に言う。
「今日はもういいかな? 予約の時間なんだ」
「失礼いたしました。こちらの案件が長引いてしまい申し訳ございませんでした」
プリステッド公爵令嬢は、リアム様とお義母様に一礼してから、私に笑顔を向けてきた。
「アイリス様、ここはどんな方でも美しく見えるようなドレスを作ってくださることで有名なお店です。きっと、あなたにお似合いになるドレスを作ってくださいますわよ」
遠回しに私の様な大して綺麗でもない人間にでも素敵な服が見つかると言いたいのかしら。
確認を取ろうとお義母様の方を見ると、冷たい笑みをプリステッド公爵令嬢に向けていたので、慌てて、私が口を開く。
「この店を選んだ理由は、こちらにいらっしゃる、お義母様がおすすめしてくださったからなのですが?」
「……エリザベス様が?」
焦った表情でプリステッド公爵令嬢が、お義母様の方を見た。
お義母様は冷たい笑みを浮かべながら答える。
「そうよ。プリステッド公爵令嬢、あなたが言ったような理由で私がアイリスさんに、このお店をすすめたと思っていらっしゃるの?」
「そ、そういうわけではありませんわ。ただ、アイリス様に安心してもらおうと」
私を怒らせるだけのつもりだったのに、お義母様が出てきたことに焦っているようだった。
――お義母様が私とここに一緒にいる時点でおかしいと察するべきだと思うのだけれど……。
プリステッド公爵令嬢が言葉に詰まってしまったので、お義母様に話しかける。
「お義母様、ドレスを一緒に選んでもらってもよろしいですか?」
「もちろんよ」
仲良しアピールをすると、プリステッド公爵令嬢の表情が歪んだ。
「プリステッド公爵令嬢」
黙っていたリアム様が彼女の名を呼ぶと、明るい表情で、リアム様のほうに振り返った。
「何でしょうか?」
「僕はアイリスに一目惚れをしているんだ。君にはアイリスがどう見えるかわからないけれど、僕にとって、アイリスはこの世で一番可愛い女性なんだよ」
リアム様の言葉を聞いたプリステッド公爵令嬢は泣き出しそうな表情になり、私のほうは恥ずかしくなって両頬を自分の手で包んだ。
――嘘だとわかっているけれど、恥ずかしい!
「そ……、そうですわね……。アイリス様はとてもお可愛らしいです」
プリステッド公爵令嬢は引きつった笑みを見せたあと「失礼しますわ」と言って、侍女達と共に去っていった。
「アイリス、ごめんね。まさか、彼女が前の時間に予約していたなんて」
「ちゃんと確認はいれておいたのよ。その時はプリステッド公爵令嬢ではなかったわ」
リアム様の言葉を聞いたお義母様がお店の人の方を見ると、深々と頭を下げる。
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「そう言ってもらえると助かるわ。これからは、もっとしっかり確認するようにするわね」
プリステッド公爵令嬢についてはあとでまた話すことになり、奥の部屋に通された私達は、差し出されたカタログを見て、あれもいい、これもいいと唸ることになり、結局は、今日のお詫びだとして、たくさんのドレスを二人から買ってもらうことになるのだった。
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