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14 妹の夫の暴走
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公爵邸に戻ると、ミオ様がエントランスホールで出迎えてくれた。
交渉代理人とどんな話をしたのか教えてほしいと言われたので、ミオ様の部屋に向かいながら、このままではエイト公爵家に良くない噂が立ってしまうという話をした。
「そんな馬鹿なことをしてくる相手がいるのであれば受けて立ちますわよ」
「ですが、余計な労力を使わせてしまいます。それが本当に申し訳なくて」
「労力を使うのはシェリルのせいではないでしょう。そんな嘘を言いふらす人間が悪いのですわ」
私を助けてくれなければ、そもそもこんなことにはならなかった。
でも、助けてもらっておいてそんな言い方をするのは失礼だと思った。
「ありがとうございます、ミオ様。ですが、やはり、このままご厚意に甘えてばかりではいられません」
「シェリルは真面目すぎますわよ。お友達なんですから、それくらいさせてくださいませ。それともやっぱりチャンスをくれないのですか?」
「そういうわけではございません!」
「では、エイト公爵家のことはシェリルが気にすることではありません。事実は事実と認めますし、悪意を持って嘘の噂を流された場合は、こちらもそれなりの対応をさせてもらうだけですわ」
「ありがとうございます」
申し訳ございませんと言いたいところだけれど、そんな言葉は求められていないと思った。
ミオ様が頬を膨らませて言う。
「シェリルったら、昔はもっと勝ち気だったのに大人になってしまいましたわね」
「あの頃の私は公爵家について、とても偉い人たちという漠然とした印象しかなかったんです」
「あの頃のシェリルのままで良いんですのよ。といっても、あなたの立場からすればそういうわけにはいかないということも理解はできますわ」
「子供の頃のような関係には戻れないかと思います」
「それはわからないですわよ」
ミオ様は微笑むと、話題を変えてくる。
「とにかくこれからのことを一緒に考えましょう。あなたとリグマ伯爵との間の話になりますから深入りはできません。でも、話を聞くことはできますわ」
「あの、ミオ様」
「どうかしました?」
「私のことをお友達だからと助けてくださる気持ちはとても有り難いです。でも、どうしてここまでしてくださるのでしょうか」
「……そうですわね。信じてもらえないかもしれませんが、シェリルが私のたった一人のお友達だから力になりたいんです。シェリルのためにできることがあるのに何もせずに見守っているだけなんて嫌ですの」
「ありがとうございます、ミオ様。頼りたくなったら頼らせていただきます。でも、一人で戦わなければいけない時は、そっと見守っていてくださいますか」
頼ってばかりでは意味がない。
これは私とロン様の問題なのだから。
ミオ様は少し考えてから笑顔を見せてくれる。
「もちろんですわ。そのかわり、助けてくれないなんて冷たい、だなんてことは言わないでくださいね」
「絶対に言いません」
大きく頷くと、ミオ様は安堵したような笑みを浮かべた。
*****
それから5日が経った。
その間に、レファルド様から紹介してもらった交渉代理人の女性、トーマツ先生からブランドン先生に連絡を入れてもらった。
双方譲らずという結果になり、私のほうが離婚に向けて動き出すことになった。
今日は朝から、トーマツ先生と裁判所に必要書類を提出するために出かけた。
無事に手続きを終え、先生とは裁判所前で別れ、私も帰ろうとすると、裁判所の中から警備員が出てきて、私に走り寄ってきた。
「お忘れ物をしていますよ」
「忘れ物ですか?」
「ええ。先程の先生が忘れていったようです。受け取ってもらえますか」
慌ててトーマツ先生の姿を探したけれど、馬車に乗ってしまったのか、近くには見当たらなかった。
「本人じゃなくても良いのですか?」
「はい。放置しておくと処分されますよ」
手を掴まれ、半ば強引に裁判所の中に連れ戻された。
ロビーには人がおらず、なぜか不安な気持ちが押し寄せてきた。
だから、掴まれていた手を振り払って訴える。
「あの、先生に伝えておきますので、今日は帰らせてください」
「そういうわけにはいかないんですよ」
中年の警備員が苦笑した時だった。
奥の廊下から警備員姿の若い男性が現れた。
その男性の顔を見た時、私は小さく悲鳴を上げた。
現れたのはミシェルの夫のデイクスだった。
デイクスは私に近づきながら、他の警備員に告げる。
「僕が彼女を奥の部屋に連れ込むまで入り口の鍵をかけてくれないか」
「承知しました」
中年の男性は頷いて扉のほうに走っていく。
私も逃げようと走り出したけれど、後ろからデイクスに抱きつかれて床に倒れ込んだ。
手はついたけれど、両膝を強く打って激痛が襲ってきた。
それでも、何とか立ち上がろうとすると、デイクスが私の背中に抱きついてきて叫ぶ。
「義姉さんが僕のことを好きだなんて知らなかった」
「あなたなんて好きじゃないわ!」
「嘘をつかないでください。夜だけパートナー交換をしようと言ったのは義姉さんなんでしょう!」
「違うわ! 誰か! 誰か助けて!」
警備員は買収されているのか助けてくれる気配はない。
それどころか、近くにある部屋から誰か出てこようとすると、それを止めていた。
「義姉さん、暴れないでください。あなたの初めては僕が」
デイクスが私のお腹に手を当ててきた時だった。
「困ります! 今日はもう閉庁時間なんです!」
「別に手続きをしたいわけじゃねぇんだよ」
「ですが」
「用事が終わればすぐに帰る」
警備員と男性の言い争う声が聞こえた。
その声を聞いただけで涙腺が緩む。
若い男性は警備員を押しのけてロビーに入ってきた。
そして、驚きの表情を浮かべて立ち止まる。
「シェリル!」
デイクスに襲われそうになっている私の名を呼んだのはフェリックス様だった。
交渉代理人とどんな話をしたのか教えてほしいと言われたので、ミオ様の部屋に向かいながら、このままではエイト公爵家に良くない噂が立ってしまうという話をした。
「そんな馬鹿なことをしてくる相手がいるのであれば受けて立ちますわよ」
「ですが、余計な労力を使わせてしまいます。それが本当に申し訳なくて」
「労力を使うのはシェリルのせいではないでしょう。そんな嘘を言いふらす人間が悪いのですわ」
私を助けてくれなければ、そもそもこんなことにはならなかった。
でも、助けてもらっておいてそんな言い方をするのは失礼だと思った。
「ありがとうございます、ミオ様。ですが、やはり、このままご厚意に甘えてばかりではいられません」
「シェリルは真面目すぎますわよ。お友達なんですから、それくらいさせてくださいませ。それともやっぱりチャンスをくれないのですか?」
「そういうわけではございません!」
「では、エイト公爵家のことはシェリルが気にすることではありません。事実は事実と認めますし、悪意を持って嘘の噂を流された場合は、こちらもそれなりの対応をさせてもらうだけですわ」
「ありがとうございます」
申し訳ございませんと言いたいところだけれど、そんな言葉は求められていないと思った。
ミオ様が頬を膨らませて言う。
「シェリルったら、昔はもっと勝ち気だったのに大人になってしまいましたわね」
「あの頃の私は公爵家について、とても偉い人たちという漠然とした印象しかなかったんです」
「あの頃のシェリルのままで良いんですのよ。といっても、あなたの立場からすればそういうわけにはいかないということも理解はできますわ」
「子供の頃のような関係には戻れないかと思います」
「それはわからないですわよ」
ミオ様は微笑むと、話題を変えてくる。
「とにかくこれからのことを一緒に考えましょう。あなたとリグマ伯爵との間の話になりますから深入りはできません。でも、話を聞くことはできますわ」
「あの、ミオ様」
「どうかしました?」
「私のことをお友達だからと助けてくださる気持ちはとても有り難いです。でも、どうしてここまでしてくださるのでしょうか」
「……そうですわね。信じてもらえないかもしれませんが、シェリルが私のたった一人のお友達だから力になりたいんです。シェリルのためにできることがあるのに何もせずに見守っているだけなんて嫌ですの」
「ありがとうございます、ミオ様。頼りたくなったら頼らせていただきます。でも、一人で戦わなければいけない時は、そっと見守っていてくださいますか」
頼ってばかりでは意味がない。
これは私とロン様の問題なのだから。
ミオ様は少し考えてから笑顔を見せてくれる。
「もちろんですわ。そのかわり、助けてくれないなんて冷たい、だなんてことは言わないでくださいね」
「絶対に言いません」
大きく頷くと、ミオ様は安堵したような笑みを浮かべた。
*****
それから5日が経った。
その間に、レファルド様から紹介してもらった交渉代理人の女性、トーマツ先生からブランドン先生に連絡を入れてもらった。
双方譲らずという結果になり、私のほうが離婚に向けて動き出すことになった。
今日は朝から、トーマツ先生と裁判所に必要書類を提出するために出かけた。
無事に手続きを終え、先生とは裁判所前で別れ、私も帰ろうとすると、裁判所の中から警備員が出てきて、私に走り寄ってきた。
「お忘れ物をしていますよ」
「忘れ物ですか?」
「ええ。先程の先生が忘れていったようです。受け取ってもらえますか」
慌ててトーマツ先生の姿を探したけれど、馬車に乗ってしまったのか、近くには見当たらなかった。
「本人じゃなくても良いのですか?」
「はい。放置しておくと処分されますよ」
手を掴まれ、半ば強引に裁判所の中に連れ戻された。
ロビーには人がおらず、なぜか不安な気持ちが押し寄せてきた。
だから、掴まれていた手を振り払って訴える。
「あの、先生に伝えておきますので、今日は帰らせてください」
「そういうわけにはいかないんですよ」
中年の警備員が苦笑した時だった。
奥の廊下から警備員姿の若い男性が現れた。
その男性の顔を見た時、私は小さく悲鳴を上げた。
現れたのはミシェルの夫のデイクスだった。
デイクスは私に近づきながら、他の警備員に告げる。
「僕が彼女を奥の部屋に連れ込むまで入り口の鍵をかけてくれないか」
「承知しました」
中年の男性は頷いて扉のほうに走っていく。
私も逃げようと走り出したけれど、後ろからデイクスに抱きつかれて床に倒れ込んだ。
手はついたけれど、両膝を強く打って激痛が襲ってきた。
それでも、何とか立ち上がろうとすると、デイクスが私の背中に抱きついてきて叫ぶ。
「義姉さんが僕のことを好きだなんて知らなかった」
「あなたなんて好きじゃないわ!」
「嘘をつかないでください。夜だけパートナー交換をしようと言ったのは義姉さんなんでしょう!」
「違うわ! 誰か! 誰か助けて!」
警備員は買収されているのか助けてくれる気配はない。
それどころか、近くにある部屋から誰か出てこようとすると、それを止めていた。
「義姉さん、暴れないでください。あなたの初めては僕が」
デイクスが私のお腹に手を当ててきた時だった。
「困ります! 今日はもう閉庁時間なんです!」
「別に手続きをしたいわけじゃねぇんだよ」
「ですが」
「用事が終わればすぐに帰る」
警備員と男性の言い争う声が聞こえた。
その声を聞いただけで涙腺が緩む。
若い男性は警備員を押しのけてロビーに入ってきた。
そして、驚きの表情を浮かべて立ち止まる。
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