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7 接触
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なぜ、ディール様がそんなことを考えているのかわかったのかというと、ある人と出会い、話を聞くことができたからだった。
数日前、日に日に、ディール様への不信感が増していったわたしは最悪な行動に出ようとしていた。
レイズが死んでしまう原因を作った相手がディール様だった場合、わたしが彼を殺そうと考えたのだ。
力では敵わない。
剣だって上手く扱えない。
だから、わたしにできることといえば毒殺くらいだと思った。
わたし達の住む国は家族の仇討ちは認められている。
罪にならないわけではないけど、刑務所に入れられたり、処刑されることはない。
ただ、状況証拠だけでは家族に迷惑をかけるかもしれない。
そうならないように、ディール様が言い逃れできない証拠をつかんでから、実行に移そうと思った。
犯人が彼だと決まったわけではない。
そう思いつつも、逸る気持ちが抑えきれず、わたしは薬屋に行き、毒を買おうとした。
「これは飲みすぎると毒になります」
薬師に説明を受けたあと、体質を改善する薬だが、毒にもなるという液体の入った小瓶を抱きしめて店を出ようとした時、以前、わたしに警告してくれた男性が目の前に現れたのだ。
いつから店内にいたのかはわからない。
驚いて声を出せずにいると、茶色の外套のフードを目深にかぶった男性は低くて優しい声で話しかけてきた。
「死のうだなんて馬鹿なことは考えるな」
「……え?」
どうやら、この男性はわたし自身に使うために薬を購入したと思い込んでいるようだった。
店の外にはメイドや騎士が待っている。
店内には他にも客は多くいるし、大柄な男性も多く、特に目立つ気配はない。
だから、店から出ずに話を続けることにする。
「どうしてそんなことをおっしゃるのですか?」
「命は大切にすべきだ」
大事なことだからか、わたしと目を合わせてくれたので、彼の顔が確認できた。
顔にはたくさんの傷があり、この国では珍しいシルバーの瞳を持っているのがわかった。
そして、そのおかげでわたしは、この人が誰だかわかった。
「あなたは……」
わたしに話しかけてきた人物は、元々は王家直属の騎士団の騎士団長だった人物だ。
彼は有名な人だった。
騎士団長として優秀であったことは確かだが、それだけで有名になったわけではなかった。
なぜ、今は騎士団長ではないかというと、彼は妹の夫を殺害した人達を皆殺しにした。
命を守るべき人間が仇討ちとはいえ、人を殺したということで、彼は騎士団長の任を解かれたのだった。
そんな彼が、どうしてわたしに接触してきたのか。
その理由は、レイズに関わることだった。
数日前、日に日に、ディール様への不信感が増していったわたしは最悪な行動に出ようとしていた。
レイズが死んでしまう原因を作った相手がディール様だった場合、わたしが彼を殺そうと考えたのだ。
力では敵わない。
剣だって上手く扱えない。
だから、わたしにできることといえば毒殺くらいだと思った。
わたし達の住む国は家族の仇討ちは認められている。
罪にならないわけではないけど、刑務所に入れられたり、処刑されることはない。
ただ、状況証拠だけでは家族に迷惑をかけるかもしれない。
そうならないように、ディール様が言い逃れできない証拠をつかんでから、実行に移そうと思った。
犯人が彼だと決まったわけではない。
そう思いつつも、逸る気持ちが抑えきれず、わたしは薬屋に行き、毒を買おうとした。
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いつから店内にいたのかはわからない。
驚いて声を出せずにいると、茶色の外套のフードを目深にかぶった男性は低くて優しい声で話しかけてきた。
「死のうだなんて馬鹿なことは考えるな」
「……え?」
どうやら、この男性はわたし自身に使うために薬を購入したと思い込んでいるようだった。
店の外にはメイドや騎士が待っている。
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だから、店から出ずに話を続けることにする。
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そして、そのおかげでわたしは、この人が誰だかわかった。
「あなたは……」
わたしに話しかけてきた人物は、元々は王家直属の騎士団の騎士団長だった人物だ。
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そんな彼が、どうしてわたしに接触してきたのか。
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