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13 夫の側近の暴走と夫の失態
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保護するということは、この城から出られるということよね。
とても有り難いことだけど、そんなことを勝手に決めてしまって大丈夫なの?
レオナルド殿下を見つめて、頭の中で問いかけた。
「暴力をふるわれるかもしれない女性を置いて帰るわけにはいかないだろ。心配するな」
私の視線に気が付いたレオナルド殿下は、眉根を寄せて言った。
ターズ様がそんなことを認めるとは思えない。
私を無理やり連れて行こうとしたら、国際問題に発展してしまうかもしれないわ。
不安になっていると、ターズ様が落ち着いた口調でレオナルド殿下に話しかける。
「ご安心ください、レオナルド殿下。僕はリリララに暴力をふるうつもりはありません」
「あなたは先程、激昂して手を上げようとしていたでしょう。もう忘れましたか?」
「忘れてなどいません! 誰だってカッとなる時はあるでしょう!」
「それはそうかもしれませんが、手を上げても良い理由にするのはおかしいです。そんな話を聞いたら余計に保護すべきだと考えますね」
「あなたに僕の気持ちがわかるはずがない!」
ターズ様は青筋を立てて叫んだ。
「わかるはずがないでしょう。私はあなたではありませんから」
レオナルド殿下はそう答えると、私に問いかける。
「保護すると言ったが、君次第だ。どうしたい?」
「私は」
「リリララ! 君がここを離れたら、君の友人やルドがどうなるかわかっているか!?」
「……ローニャたちはどうなるのですか?」
「それは……っ」
ターズ様は何か言おうとしたけれど、レオナルド殿下がいることを思い出したからか、口を閉ざした。
すると、レオナルド殿下が微笑む。
「私のことは気になさらず、話をしてくださって結構ですよ」
「……レオナルド殿下、あなたは自分が何をしているか理解できていないようですね」
「どういうことでしょうか。私の行動は普通だと思いますが違うのですか? 私のやろうとしていることは別れたいと言っている女性に別れたくないと駄々をこね、思い通りにならないからといって暴力をふるおうとする男性から保護することです。一般的な動きだと思っているんですけどね」
レオナルド殿下の言い方が気に食わないのか、ターズ様は私を指差して叫ぶ。
「王太子妃が簡単に別れたいと口にすること自体がおかしいと思いませんか? それから、あなたは知らないようですが、離婚したいというのは彼女の口癖なんです!」
「口癖ではありません! 本心です!」
「リリララは黙っていろ! 王太子命令だ!」
こんな時に王太子命令だなんて!
罰せられても良いから口を開こうか。
でも、地下牢に閉じ込められてしまったら、保護はしてもらえなくなる。
葛藤していると、レオナルド殿下が私とターズ様の間に立った。
「いい加減に気が付いたらどうなんです? あなたのやっていることは、リリララ妃には嫌がらせでしかないでしょう。……あ、リリララ妃と呼ばないほうが良いのか?」
わざとらしい問いかけに、私は苦笑して頷く。
「リリララとお呼びください」
「リリララ、俺たちと一緒に来るか?」
「ご迷惑になりませんか?」
「色々と言われるかもしれないが、迷惑じゃない。君の望むようにしてくれ」
私の望むように――
なら、答えは一つね。
「ターズ様、今まで大変お世話になりました。離婚届にはサインしていますので、あとはターズ様にサインしていただくだけです」
「嫌だと言ってるだろう!」
「では、レオナルド殿下に保護していただきます」
「待て、リリララ! まさか! 君はレオナルド殿下と浮気していたのか!?」
「あなたと一緒にしないでください!」
「そんなわけないだろう!」
私とレオナルド殿下が否定すると、ターズ様は何度も首を横に振る。
「だって、そんな、会ったばかりなのに保護だなんておかしいだろう!?」
「目の前で起きていなかったら、そんな話はしていません」
「僕が悪いと言うのか!?」
「そういうことですね」
レオナルド殿下は躊躇することなく頷いた。
ターズ様は唇を噛んだあと、何か思いついたのか目を見開く。
「……保護するは良いとしても、あなたが保護する必要はないのでは?」
「目の前で見たから保護するのだと言ってるでしょう」
「保護してどうするつもりです?」
ターズ様は中々引き下がってくれない。
レオナルド殿下が訝しけな表情で聞き返す。
「どうするというのは?」
「彼女を《《保護》すると言っていますが、実際は違うのではないですか」
「……そういうことですか」
レオナルド殿下はため息を吐いた。
ターズ殿下の言いたいことはわかる。
王太子妃だった私を保護するということは、ライレフ王国がサレナール王国の情報を狙っていると思われてもおかしくない。
このまま籠の中の鳥でいるか、命を狙われることになってでも外に出るかよね。
レオナルド殿下には迷惑をかけるわけにはいかない。
良い機会だわ。
自分一人で生きていく覚悟を決めなくちゃ。
ターズ様や国王陛下の企みはレオナルド殿下が阻止してくれるはず。
「覚悟を決めたか?」
「……はい」
尋ねられて頷くと、レオナルド殿下は私の考えとは違う発言をする。
「ターズ殿下、交渉しましょう」
「……交渉?」
「彼女を連れて行っても良いというのであれば、気付かなかったことにしましょう」
「……何の話ですか」
「彼女をここから連れ出せないのなら、他国にあなた方の秘密を暴露します」
レオナルド殿下がそう答えた時、スーリ卿がターズ様の元に駆け寄って叫ぶ。
「ターズ様! リリララ様はライレフ王国のスパイなのではないでしょうか!」
「そんなわけないだろう!」
「確かめるために捕まえて拷問しましょう!」
「ご……、拷問? そんなこと」
「ターズ様! リリララ様を牢に入れてしまえば、国も守れて離婚もしなくて良くなりますよ!」
スーリ卿が私を嫌っていることは気付いていたけど、ここまでとはね。
「リリララ、走れるか」
「……はい」
中庭を歩くつもりだったので、靴はヒールの低いものを履いていたから、レオナルド殿下の問いかけに頷いた。
「では、リリララ様、ご同行願います」
「嫌よ!」
近寄ってくるスーリ卿に叫んで後退すると、ターズ様が話しかけてくる。
「リリララ、僕は君に拷問なんてしたくない。大人しく捕まってくれ」
「絶対に嫌です!」
拒否すると同時に、レオナルド殿下が私とターズ様の間に割って入って言う。
「捕まえて拷問すると、そこにいる彼は言っていましたよ」
「レオナルド殿下、リリララは僕のものです。邪魔をするなら……」
ターズ様は彼の護衛から剣を奪い、切っ先をレオナルド殿下に向けて凄む。
「いくらあなたでも無事でいられると思うなよ」
レオナルド殿下に剣を向けるなんて、何を考えているのよ!
「馬鹿にもほどがあるな」
レオナルド殿下は呟くと、近くの木に向かって叫ぶ。
「サーディン! 彼女を頼む!」
「いいですねぇ! これが結婚式場で花嫁掻っ攫うシーンなら更に良しだったんですけど! って、俺が連れ去ったら意味ないっすね!」
近くの木の上から、ダークブラウンの長い髪を一つにまとめた青年が飛び出てくると、私の後ろに立って続ける。
「馬車までご案内いたします!」
「え? え?」
「リリララ、彼に付いていくんだ!」
レオナルド殿下に言われ、混乱しながらも、サーディンと呼ばれていた男性を見る。
「ご安心ください! ターズ殿下よりはまともっす」
「え、あ、はい」
「レオ殿下! 相棒を渡すっす!」
「助かる!」
サーディンさんは鞘におさまった長剣を投げ、レオナルド殿下はそれを受け取った。
それを確認すると、サーディンさんは笑顔で話しかけてくる。
「さあ、王太子妃殿下行きましょうか」
「は、はい!」
「リリララ、行かないでくれ! 頼む! 今の扱いがそんなに嫌なら、父上にお願いしてみるから!」
サーディン様に頷いた私に、ターズ様が剣をおろし眉尻を下げて懇願してきた。
「今更、そんなことを言われましても気持ちは変わりません。さようなら、ターズ様。必ず離婚してくださいね」
深々と頭を下げ、サーディンさんと一緒に走り出した。
とても有り難いことだけど、そんなことを勝手に決めてしまって大丈夫なの?
レオナルド殿下を見つめて、頭の中で問いかけた。
「暴力をふるわれるかもしれない女性を置いて帰るわけにはいかないだろ。心配するな」
私の視線に気が付いたレオナルド殿下は、眉根を寄せて言った。
ターズ様がそんなことを認めるとは思えない。
私を無理やり連れて行こうとしたら、国際問題に発展してしまうかもしれないわ。
不安になっていると、ターズ様が落ち着いた口調でレオナルド殿下に話しかける。
「ご安心ください、レオナルド殿下。僕はリリララに暴力をふるうつもりはありません」
「あなたは先程、激昂して手を上げようとしていたでしょう。もう忘れましたか?」
「忘れてなどいません! 誰だってカッとなる時はあるでしょう!」
「それはそうかもしれませんが、手を上げても良い理由にするのはおかしいです。そんな話を聞いたら余計に保護すべきだと考えますね」
「あなたに僕の気持ちがわかるはずがない!」
ターズ様は青筋を立てて叫んだ。
「わかるはずがないでしょう。私はあなたではありませんから」
レオナルド殿下はそう答えると、私に問いかける。
「保護すると言ったが、君次第だ。どうしたい?」
「私は」
「リリララ! 君がここを離れたら、君の友人やルドがどうなるかわかっているか!?」
「……ローニャたちはどうなるのですか?」
「それは……っ」
ターズ様は何か言おうとしたけれど、レオナルド殿下がいることを思い出したからか、口を閉ざした。
すると、レオナルド殿下が微笑む。
「私のことは気になさらず、話をしてくださって結構ですよ」
「……レオナルド殿下、あなたは自分が何をしているか理解できていないようですね」
「どういうことでしょうか。私の行動は普通だと思いますが違うのですか? 私のやろうとしていることは別れたいと言っている女性に別れたくないと駄々をこね、思い通りにならないからといって暴力をふるおうとする男性から保護することです。一般的な動きだと思っているんですけどね」
レオナルド殿下の言い方が気に食わないのか、ターズ様は私を指差して叫ぶ。
「王太子妃が簡単に別れたいと口にすること自体がおかしいと思いませんか? それから、あなたは知らないようですが、離婚したいというのは彼女の口癖なんです!」
「口癖ではありません! 本心です!」
「リリララは黙っていろ! 王太子命令だ!」
こんな時に王太子命令だなんて!
罰せられても良いから口を開こうか。
でも、地下牢に閉じ込められてしまったら、保護はしてもらえなくなる。
葛藤していると、レオナルド殿下が私とターズ様の間に立った。
「いい加減に気が付いたらどうなんです? あなたのやっていることは、リリララ妃には嫌がらせでしかないでしょう。……あ、リリララ妃と呼ばないほうが良いのか?」
わざとらしい問いかけに、私は苦笑して頷く。
「リリララとお呼びください」
「リリララ、俺たちと一緒に来るか?」
「ご迷惑になりませんか?」
「色々と言われるかもしれないが、迷惑じゃない。君の望むようにしてくれ」
私の望むように――
なら、答えは一つね。
「ターズ様、今まで大変お世話になりました。離婚届にはサインしていますので、あとはターズ様にサインしていただくだけです」
「嫌だと言ってるだろう!」
「では、レオナルド殿下に保護していただきます」
「待て、リリララ! まさか! 君はレオナルド殿下と浮気していたのか!?」
「あなたと一緒にしないでください!」
「そんなわけないだろう!」
私とレオナルド殿下が否定すると、ターズ様は何度も首を横に振る。
「だって、そんな、会ったばかりなのに保護だなんておかしいだろう!?」
「目の前で起きていなかったら、そんな話はしていません」
「僕が悪いと言うのか!?」
「そういうことですね」
レオナルド殿下は躊躇することなく頷いた。
ターズ様は唇を噛んだあと、何か思いついたのか目を見開く。
「……保護するは良いとしても、あなたが保護する必要はないのでは?」
「目の前で見たから保護するのだと言ってるでしょう」
「保護してどうするつもりです?」
ターズ様は中々引き下がってくれない。
レオナルド殿下が訝しけな表情で聞き返す。
「どうするというのは?」
「彼女を《《保護》すると言っていますが、実際は違うのではないですか」
「……そういうことですか」
レオナルド殿下はため息を吐いた。
ターズ殿下の言いたいことはわかる。
王太子妃だった私を保護するということは、ライレフ王国がサレナール王国の情報を狙っていると思われてもおかしくない。
このまま籠の中の鳥でいるか、命を狙われることになってでも外に出るかよね。
レオナルド殿下には迷惑をかけるわけにはいかない。
良い機会だわ。
自分一人で生きていく覚悟を決めなくちゃ。
ターズ様や国王陛下の企みはレオナルド殿下が阻止してくれるはず。
「覚悟を決めたか?」
「……はい」
尋ねられて頷くと、レオナルド殿下は私の考えとは違う発言をする。
「ターズ殿下、交渉しましょう」
「……交渉?」
「彼女を連れて行っても良いというのであれば、気付かなかったことにしましょう」
「……何の話ですか」
「彼女をここから連れ出せないのなら、他国にあなた方の秘密を暴露します」
レオナルド殿下がそう答えた時、スーリ卿がターズ様の元に駆け寄って叫ぶ。
「ターズ様! リリララ様はライレフ王国のスパイなのではないでしょうか!」
「そんなわけないだろう!」
「確かめるために捕まえて拷問しましょう!」
「ご……、拷問? そんなこと」
「ターズ様! リリララ様を牢に入れてしまえば、国も守れて離婚もしなくて良くなりますよ!」
スーリ卿が私を嫌っていることは気付いていたけど、ここまでとはね。
「リリララ、走れるか」
「……はい」
中庭を歩くつもりだったので、靴はヒールの低いものを履いていたから、レオナルド殿下の問いかけに頷いた。
「では、リリララ様、ご同行願います」
「嫌よ!」
近寄ってくるスーリ卿に叫んで後退すると、ターズ様が話しかけてくる。
「リリララ、僕は君に拷問なんてしたくない。大人しく捕まってくれ」
「絶対に嫌です!」
拒否すると同時に、レオナルド殿下が私とターズ様の間に割って入って言う。
「捕まえて拷問すると、そこにいる彼は言っていましたよ」
「レオナルド殿下、リリララは僕のものです。邪魔をするなら……」
ターズ様は彼の護衛から剣を奪い、切っ先をレオナルド殿下に向けて凄む。
「いくらあなたでも無事でいられると思うなよ」
レオナルド殿下に剣を向けるなんて、何を考えているのよ!
「馬鹿にもほどがあるな」
レオナルド殿下は呟くと、近くの木に向かって叫ぶ。
「サーディン! 彼女を頼む!」
「いいですねぇ! これが結婚式場で花嫁掻っ攫うシーンなら更に良しだったんですけど! って、俺が連れ去ったら意味ないっすね!」
近くの木の上から、ダークブラウンの長い髪を一つにまとめた青年が飛び出てくると、私の後ろに立って続ける。
「馬車までご案内いたします!」
「え? え?」
「リリララ、彼に付いていくんだ!」
レオナルド殿下に言われ、混乱しながらも、サーディンと呼ばれていた男性を見る。
「ご安心ください! ターズ殿下よりはまともっす」
「え、あ、はい」
「レオ殿下! 相棒を渡すっす!」
「助かる!」
サーディンさんは鞘におさまった長剣を投げ、レオナルド殿下はそれを受け取った。
それを確認すると、サーディンさんは笑顔で話しかけてくる。
「さあ、王太子妃殿下行きましょうか」
「は、はい!」
「リリララ、行かないでくれ! 頼む! 今の扱いがそんなに嫌なら、父上にお願いしてみるから!」
サーディン様に頷いた私に、ターズ様が剣をおろし眉尻を下げて懇願してきた。
「今更、そんなことを言われましても気持ちは変わりません。さようなら、ターズ様。必ず離婚してくださいね」
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