22 / 53
22 臨戦態勢でのぞみます
しおりを挟む
「一体なんなんだよ?! 大体、今日は休めって言っただろ!」
ユウヤくんは執務室にやってくるなり、ラス様に叫んだ。
「そういうわけにもいかなかったんですよ」
「ごめん、私が呼び出した」
ついてはいけない嘘ではないと思って言うと、リアも手を挙げて言ってくれる。
「私もラス様に話をしたくて」
「ふうん? で、ラスはなんだよ」
「ちゃんとあなたの口から説明しなさい」
私とリアが並んで座っているから、ユウヤくんはラス様の隣に腰を下ろしたので、ラス様は虹色の封筒をテーブルの上に置くと、横に滑らせた。
「これは」
「差出人はマーガレット・ウッグス。伯爵令嬢です」
「う」
「知らない訳がありませんよね?」
ラス様にすごまれ、ユウヤくんは視線を泳がせる。
「知ってるんだね」
真正面に座っているユウヤくんを軽く睨んで言うと、うなだれてから口を開く。
「知ってるよ。妄想癖で有名な奴だろ?」
「「妄想癖?!」」
リアと同時に反応すると、ユウヤくんは観念したように話し始めた。
「自分が考えた妄想がいつの間にか、本当にあった事だと感じはじめるんだよ」
「んー。たとえば、私が頭の中で、ユーニとユウヤくんとラス様が3人で」
「ちょっと待って」
リアが次に何を言い出すかが予想できて、慌てて止める。
ラス様も同じように思ったのか、立ち上がってリアを止めにかかろうとしていた。
「何を言うかわからないでしょ?」
「リアの脳内は本で読んだ恋愛小説におかされてるでしょ」
「まあ、否定はしない」
「なんの話だよ?」
リアと私のやり取りを見て、ユウヤくんだけが不思議そうにするので、ラス様が耳打ちした。
「な! 何考えてんだ、リアちゃん!」
「私は何も言ってませーん」
「リアちゃん、ユウマに言うぞ」
「何も言ってないってば!」
「ちょっと、それはもういいから、ユウヤくんは先を続けて!」
話が脱線しはじめたので、軌道修正に入る。
私に叱られたからなのか、よほど言いづらいのか、ユウヤくんは逡巡したあと、重い口を開いた。
「よくわからねぇけど、なんか言いたい放題言われてんだよ」
「ウダウダ言わずに早く言え」
ラス様がユウヤくんの横腹を小突いた。
「オレと色々とあったみたいな事を」
「その色々とが何を言ってるのかわからないけど、何かあったの?」
「ねえよ」
「なら、なんではっきりした物言いが出来ないの?」
強く言うと、ユウヤくんはなぜかラス様に助けを求めるように視線を送る。
「何を言いよどむ事があるんですか」
「なんか、自分で言うのは違うような気がすんだよ」
「別におかしくないから言えばいいですよ」
「・・・・・」
ユウヤくんは押し黙ったあと、私の方を見る。
何をもったいぶる事があるのよ?
「いや、なんつーか、ウッグス伯爵令嬢はオレが好きみたいで」
「うん」
「同じようにオレを好きだっていう女性をターゲットにしていじめたりするらしい」
「いじめ・・・・・」
ぽつりと言ってから、眉根を寄せて聞き返す。
「そんな所に何も言わずに送り出そうとしてたの?!」
「そうよ! いくらなんでも、それはひどいんじゃない?!」
リアが身を乗り出して、ユウヤくんに怒ってくれる。
「わかってたよ。だけど、言ったら嫌われそうな気がして」
「なんでそうなるの。逆に知らずに行かされてたら嫌いになるかもしれないよ」
「ラスが気付いて言うと思ったんだよ」
「それは、ある意味予想通りだったね」
ラス様が気付いてくれたから、こうやってユウヤくんの口から聞けてるわけだし。
皮肉交じりに答えると、ユウヤくんは小さな声で言う。
「嫌いになったか?」
「それくらいでなりません!」
きっぱり答えると、彼の表情が明るくなった。
嫌われたくないと思ってもらえるのは嬉しいけど、どうしていつも大事な事を隠そうとするんだろうか、この人は。
「そういう所は昔から変わりませんね」
「本当にそう思います」
ラス様が呆れた表情で言うので同意する。
「皆さ、盛り上がってるとこ悪いけど、お茶会の日付を見た?」
リアが何やら意味ありげに言うので、ラス様が慌てて確認すると、がっくり肩を落とした。
「すみません、見落としていました」
ラス様はそう言って、招待状を私に渡してくれた。
手に取って確認すると、定型文の挨拶のあとに、お誘いの言葉、そして。
「日付は差し出した日からの一週間後?」
声に出して読み上げてから差出日を探す。
差出日は5日前。
という事は。
「2日後?! しかも3日前に返事がなければ出席とみなすなんて書いてあるんですけど?!」
「よっぽどの理由がない限り、行かないといけないわけです。この時点から意地悪がはじまっているようですね」
ラス様が気の毒そうに見つめてくる。
「ま、私もいるから大丈夫よ」
リアが私の肩をたたいて、頼もしいことを言ってくれた。
「ありがとうリア」
「とりあえず、お茶会の準備があるでしょうし、今日はお開きにしましょう。バーベナ嬢については日を改めて。ユウヤ」
「なんだよ」
「リアさんの分もそうですが、お茶会に行く際のドレスやアクセサリーが必要なら買うようにして下さい」
「了解」
それから、皆で部屋を出るのかと思いきや、リアがラス様に話があるから先に戻るように言うので、ユウヤくんと二人で部屋を出る。
しばらく無言で歩いていたけれど、ユウヤくんが口火を切った。
「怒ってる?」
「怒ってはないよ」
「じゃあ、なんだよ」
ギュッと手を握ってきたので、握り返しはせずに答える。
「ユウヤくんって、そんなに私が信用できない?」
「そんなんじゃねぇよ。ただ、余裕がなくて」
「余裕?」
ユウヤくんはそっと私の頬に触れると、悲しげな顔をして言った。
「オマエが本当にラスを選びそうだから」
「な、なんで?!」
「そんな気はねぇのかよ?」
「そりゃ、気になるのは確かだし、ラス様の気持ちが嬉しいのも事実だけど、ユウヤくんよりも恋愛面で好きだと思ったことはないよ」
大事な事だと思ったから、目を見て伝えると、ユウヤくんは人が通る廊下だというのに抱きしめてきた。
「ユウヤくん?!」
「キスしたい」
耳元で囁やかれ、耳をなめられた。
全身に電流が走るような感覚を感じて、身体が跳ねて、思わず声が漏れる。
「んっ」
「可愛い声。ココ、弱いのか?」
そのまま耳をかじられて身体がゾクゾクしてきた。
というか。
「止めないと怒るよ!」
「調子にのりました」
「もう!」
こんなやり取りを何回もしてる気がする。
今回は私が悪かったから許す。
婚約者がいるのに、他の人が気になるなんて優柔不断なこと、この上ないもんね。
いや、それはそれでおかしくもないの?
わからない!
まだ、身体がゾクゾクするけれど、これからの戦いに備えて気分を切り替える事にした。
「ミランダ様にも招待状が行ってて良かった」
「出席する旨のお返事をしていて良かったです。ちょうど私のお友達も来ると言ってましたから紹介いたしますね」
お茶会当日、私とリア、ミランダ様はウッグス邸の近くにある公園にいた。
お茶会の件のせいで、ラス様に話をするのをすっかり忘れていた事を思い出したから。
「少し早く着きすぎたようですね」
ウッグス邸の近くを見に行ってくれていたジンさんが、私達に向かって笑顔で言った。
今日は騎士団の制服を来ているからか、一段とカッコ良く見える。
今日はミランダ様へのせめてもの罪滅しに、ジンさんに護衛の一人として付いてもらった。
今日のジンさんは素敵、と私でもそう思うのだから、彼女は余計にそう思ってるだろうなと思い、横に立つミランダ様を横目で見ると、やはり彼に目が釘付けになっていた。
焦げ茶色の髪と同じ色の瞳。
ウェーブのかかったボリュームのある長い髪をそのままおろし、ピンク色の小花柄のコサージュをつけている彼女、ミランダ・レイブグル伯爵令嬢はピンク色のリボンを基調としたドレスに身を包んだ、お人形さんのように可愛らしい御令嬢。
彼女はジンさんに片思い中なので、なんとかしてあげたいのだけど、ジンさんを見ると恥ずかしくなって、まともに会話ができなくなってしまう為、そのせいで一向に彼に思いが伝わらないでいる。
「そういえば、ユーニ様、ご存知であれば良いのですが」
ミランダ様が我に返り、こちらを見て言葉を続ける。
「ユーニ様が来られると聞いて、バーベナ様も出席なさるようです」
「え?! バーベナ様って?」
私よりも先にリアが反応して聞き返す。
「バーベナ・インダーリッド家の御令嬢です」
「最悪」
名前を聞いて、ついつい口に出してしまった。
とうとうラス様の元婚約者とも初顔合わせですよ。
まあ、なんとかなるよね?
ユウヤくんは執務室にやってくるなり、ラス様に叫んだ。
「そういうわけにもいかなかったんですよ」
「ごめん、私が呼び出した」
ついてはいけない嘘ではないと思って言うと、リアも手を挙げて言ってくれる。
「私もラス様に話をしたくて」
「ふうん? で、ラスはなんだよ」
「ちゃんとあなたの口から説明しなさい」
私とリアが並んで座っているから、ユウヤくんはラス様の隣に腰を下ろしたので、ラス様は虹色の封筒をテーブルの上に置くと、横に滑らせた。
「これは」
「差出人はマーガレット・ウッグス。伯爵令嬢です」
「う」
「知らない訳がありませんよね?」
ラス様にすごまれ、ユウヤくんは視線を泳がせる。
「知ってるんだね」
真正面に座っているユウヤくんを軽く睨んで言うと、うなだれてから口を開く。
「知ってるよ。妄想癖で有名な奴だろ?」
「「妄想癖?!」」
リアと同時に反応すると、ユウヤくんは観念したように話し始めた。
「自分が考えた妄想がいつの間にか、本当にあった事だと感じはじめるんだよ」
「んー。たとえば、私が頭の中で、ユーニとユウヤくんとラス様が3人で」
「ちょっと待って」
リアが次に何を言い出すかが予想できて、慌てて止める。
ラス様も同じように思ったのか、立ち上がってリアを止めにかかろうとしていた。
「何を言うかわからないでしょ?」
「リアの脳内は本で読んだ恋愛小説におかされてるでしょ」
「まあ、否定はしない」
「なんの話だよ?」
リアと私のやり取りを見て、ユウヤくんだけが不思議そうにするので、ラス様が耳打ちした。
「な! 何考えてんだ、リアちゃん!」
「私は何も言ってませーん」
「リアちゃん、ユウマに言うぞ」
「何も言ってないってば!」
「ちょっと、それはもういいから、ユウヤくんは先を続けて!」
話が脱線しはじめたので、軌道修正に入る。
私に叱られたからなのか、よほど言いづらいのか、ユウヤくんは逡巡したあと、重い口を開いた。
「よくわからねぇけど、なんか言いたい放題言われてんだよ」
「ウダウダ言わずに早く言え」
ラス様がユウヤくんの横腹を小突いた。
「オレと色々とあったみたいな事を」
「その色々とが何を言ってるのかわからないけど、何かあったの?」
「ねえよ」
「なら、なんではっきりした物言いが出来ないの?」
強く言うと、ユウヤくんはなぜかラス様に助けを求めるように視線を送る。
「何を言いよどむ事があるんですか」
「なんか、自分で言うのは違うような気がすんだよ」
「別におかしくないから言えばいいですよ」
「・・・・・」
ユウヤくんは押し黙ったあと、私の方を見る。
何をもったいぶる事があるのよ?
「いや、なんつーか、ウッグス伯爵令嬢はオレが好きみたいで」
「うん」
「同じようにオレを好きだっていう女性をターゲットにしていじめたりするらしい」
「いじめ・・・・・」
ぽつりと言ってから、眉根を寄せて聞き返す。
「そんな所に何も言わずに送り出そうとしてたの?!」
「そうよ! いくらなんでも、それはひどいんじゃない?!」
リアが身を乗り出して、ユウヤくんに怒ってくれる。
「わかってたよ。だけど、言ったら嫌われそうな気がして」
「なんでそうなるの。逆に知らずに行かされてたら嫌いになるかもしれないよ」
「ラスが気付いて言うと思ったんだよ」
「それは、ある意味予想通りだったね」
ラス様が気付いてくれたから、こうやってユウヤくんの口から聞けてるわけだし。
皮肉交じりに答えると、ユウヤくんは小さな声で言う。
「嫌いになったか?」
「それくらいでなりません!」
きっぱり答えると、彼の表情が明るくなった。
嫌われたくないと思ってもらえるのは嬉しいけど、どうしていつも大事な事を隠そうとするんだろうか、この人は。
「そういう所は昔から変わりませんね」
「本当にそう思います」
ラス様が呆れた表情で言うので同意する。
「皆さ、盛り上がってるとこ悪いけど、お茶会の日付を見た?」
リアが何やら意味ありげに言うので、ラス様が慌てて確認すると、がっくり肩を落とした。
「すみません、見落としていました」
ラス様はそう言って、招待状を私に渡してくれた。
手に取って確認すると、定型文の挨拶のあとに、お誘いの言葉、そして。
「日付は差し出した日からの一週間後?」
声に出して読み上げてから差出日を探す。
差出日は5日前。
という事は。
「2日後?! しかも3日前に返事がなければ出席とみなすなんて書いてあるんですけど?!」
「よっぽどの理由がない限り、行かないといけないわけです。この時点から意地悪がはじまっているようですね」
ラス様が気の毒そうに見つめてくる。
「ま、私もいるから大丈夫よ」
リアが私の肩をたたいて、頼もしいことを言ってくれた。
「ありがとうリア」
「とりあえず、お茶会の準備があるでしょうし、今日はお開きにしましょう。バーベナ嬢については日を改めて。ユウヤ」
「なんだよ」
「リアさんの分もそうですが、お茶会に行く際のドレスやアクセサリーが必要なら買うようにして下さい」
「了解」
それから、皆で部屋を出るのかと思いきや、リアがラス様に話があるから先に戻るように言うので、ユウヤくんと二人で部屋を出る。
しばらく無言で歩いていたけれど、ユウヤくんが口火を切った。
「怒ってる?」
「怒ってはないよ」
「じゃあ、なんだよ」
ギュッと手を握ってきたので、握り返しはせずに答える。
「ユウヤくんって、そんなに私が信用できない?」
「そんなんじゃねぇよ。ただ、余裕がなくて」
「余裕?」
ユウヤくんはそっと私の頬に触れると、悲しげな顔をして言った。
「オマエが本当にラスを選びそうだから」
「な、なんで?!」
「そんな気はねぇのかよ?」
「そりゃ、気になるのは確かだし、ラス様の気持ちが嬉しいのも事実だけど、ユウヤくんよりも恋愛面で好きだと思ったことはないよ」
大事な事だと思ったから、目を見て伝えると、ユウヤくんは人が通る廊下だというのに抱きしめてきた。
「ユウヤくん?!」
「キスしたい」
耳元で囁やかれ、耳をなめられた。
全身に電流が走るような感覚を感じて、身体が跳ねて、思わず声が漏れる。
「んっ」
「可愛い声。ココ、弱いのか?」
そのまま耳をかじられて身体がゾクゾクしてきた。
というか。
「止めないと怒るよ!」
「調子にのりました」
「もう!」
こんなやり取りを何回もしてる気がする。
今回は私が悪かったから許す。
婚約者がいるのに、他の人が気になるなんて優柔不断なこと、この上ないもんね。
いや、それはそれでおかしくもないの?
わからない!
まだ、身体がゾクゾクするけれど、これからの戦いに備えて気分を切り替える事にした。
「ミランダ様にも招待状が行ってて良かった」
「出席する旨のお返事をしていて良かったです。ちょうど私のお友達も来ると言ってましたから紹介いたしますね」
お茶会当日、私とリア、ミランダ様はウッグス邸の近くにある公園にいた。
お茶会の件のせいで、ラス様に話をするのをすっかり忘れていた事を思い出したから。
「少し早く着きすぎたようですね」
ウッグス邸の近くを見に行ってくれていたジンさんが、私達に向かって笑顔で言った。
今日は騎士団の制服を来ているからか、一段とカッコ良く見える。
今日はミランダ様へのせめてもの罪滅しに、ジンさんに護衛の一人として付いてもらった。
今日のジンさんは素敵、と私でもそう思うのだから、彼女は余計にそう思ってるだろうなと思い、横に立つミランダ様を横目で見ると、やはり彼に目が釘付けになっていた。
焦げ茶色の髪と同じ色の瞳。
ウェーブのかかったボリュームのある長い髪をそのままおろし、ピンク色の小花柄のコサージュをつけている彼女、ミランダ・レイブグル伯爵令嬢はピンク色のリボンを基調としたドレスに身を包んだ、お人形さんのように可愛らしい御令嬢。
彼女はジンさんに片思い中なので、なんとかしてあげたいのだけど、ジンさんを見ると恥ずかしくなって、まともに会話ができなくなってしまう為、そのせいで一向に彼に思いが伝わらないでいる。
「そういえば、ユーニ様、ご存知であれば良いのですが」
ミランダ様が我に返り、こちらを見て言葉を続ける。
「ユーニ様が来られると聞いて、バーベナ様も出席なさるようです」
「え?! バーベナ様って?」
私よりも先にリアが反応して聞き返す。
「バーベナ・インダーリッド家の御令嬢です」
「最悪」
名前を聞いて、ついつい口に出してしまった。
とうとうラス様の元婚約者とも初顔合わせですよ。
まあ、なんとかなるよね?
11
お気に入りに追加
564
あなたにおすすめの小説
冷酷王子が記憶喪失になったら溺愛してきたので記憶を戻すことにしました。
八坂
恋愛
ある国の王子であり、王国騎士団長であり、婚約者でもあるガロン・モンタギューといつものように業務的な会食をしていた。
普段は絶対口を開かないがある日意を決して話してみると
「話しかけてくるな、お前がどこで何をしてようが俺には関係無いし興味も湧かない。」
と告げられた。
もういい!婚約破棄でも何でも好きにして!と思っていると急に記憶喪失した婚約者が溺愛してきて…?
「俺が君を一生をかけて愛し、守り抜く。」
「いやいや、大丈夫ですので。」
「エリーゼの話はとても面白いな。」
「興味無いって仰ってたじゃないですか。もう私話したくないですよ。」
「エリーゼ、どうして君はそんなに美しいんだ?」
「多分ガロン様の目が悪くなったのではないですか?あそこにいるメイドの方が美しいと思いますよ?」
この物語は記憶喪失になり公爵令嬢を溺愛し始めた冷酷王子と齢18にして異世界転生した女の子のドタバタラブコメディである。
※直接的な性描写はありませんが、匂わす描写が出てくる可能性があります。
※誤字脱字等あります。
※虐めや流血描写があります。
※ご都合主義です。
ハッピーエンド予定。
旦那様は大変忙しいお方なのです
あねもね
恋愛
レオナルド・サルヴェール侯爵と政略結婚することになった私、リゼット・クレージュ。
しかし、その当人が結婚式に現れません。
侍従長が言うことには「旦那様は大変忙しいお方なのです」
呆気にとられたものの、こらえつつ、いざ侯爵家で生活することになっても、お目にかかれない。
相変わらず侍従長のお言葉は「旦那様は大変忙しいお方なのです」のみ。
我慢の限界が――来ました。
そちらがその気ならこちらにも考えがあります。
さあ。腕が鳴りますよ!
※視点がころころ変わります。
※※2021年10月1日、HOTランキング1位となりました。お読みいただいている皆様方、誠にありがとうございます。
不憫な侯爵令嬢は、王子様に溺愛される。
猫宮乾
恋愛
再婚した父の元、継母に幽閉じみた生活を強いられていたマリーローズ(私)は、父が没した事を契機に、結婚して出ていくように迫られる。皆よりも遅く夜会デビューし、結婚相手を探していると、第一王子のフェンネル殿下が政略結婚の話を持ちかけてくる。他に行く場所もない上、自分の未来を切り開くべく、同意したマリーローズは、その後後宮入りし、正妃になるまでは婚約者として過ごす事に。その内に、フェンネルの優しさに触れ、溺愛され、幸せを見つけていく。※pixivにも掲載しております(あちらで完結済み)。
大嫌いな令嬢
緑谷めい
恋愛
ボージェ侯爵家令嬢アンヌはアシャール侯爵家令嬢オレリアが大嫌いである。ほとんど「憎んでいる」と言っていい程に。
同家格の侯爵家に、たまたま同じ年、同じ性別で産まれたアンヌとオレリア。アンヌには5歳年上の兄がいてオレリアには1つ下の弟がいる、という点は少し違うが、ともに実家を継ぐ男兄弟がいて、自らは将来他家に嫁ぐ立場である、という事は同じだ。その為、幼い頃から何かにつけて、二人の令嬢は周囲から比較をされ続けて来た。
アンヌはうんざりしていた。
アンヌは可愛らしい容姿している。だが、オレリアは幼い頃から「可愛い」では表現しきれぬ、特別な美しさに恵まれた令嬢だった。そして、成長するにつれ、ますますその美貌に磨きがかかっている。
そんな二人は今年13歳になり、ともに王立貴族学園に入学した。
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
【完結】何故こうなったのでしょう? きれいな姉を押しのけブスな私が王子様の婚約者!!!
りまり
恋愛
きれいなお姉さまが最優先される実家で、ひっそりと別宅で生活していた。
食事も自分で用意しなければならないぐらい私は差別されていたのだ。
だから毎日アルバイトしてお金を稼いだ。
食べるものや着る物を買うために……パン屋さんで働かせてもらった。
パン屋さんは家の事情を知っていて、毎日余ったパンをくれたのでそれは感謝している。
そんな時お姉さまはこの国の第一王子さまに恋をしてしまった。
王子さまに自分を売り込むために、私は王子付きの侍女にされてしまったのだ。
そんなの自分でしろ!!!!!
男装の公爵令嬢ドレスを着る
おみなしづき
恋愛
父親は、公爵で騎士団長。
双子の兄も父親の騎士団に所属した。
そんな家族の末っ子として産まれたアデルが、幼い頃から騎士を目指すのは自然な事だった。
男装をして、口調も父や兄達と同じく男勝り。
けれど、そんな彼女でも婚約者がいた。
「アデル……ローマン殿下に婚約を破棄された。どうしてだ?」
「ローマン殿下には心に決めた方がいるからです」
父も兄達も殺気立ったけれど、アデルはローマンに全く未練はなかった。
すると、婚約破棄を待っていたかのようにアデルに婚約を申し込む手紙が届いて……。
※暴力的描写もたまに出ます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる