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24 大好きな人
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「その、それは、今はみんな、良い顔をしているだけで、僕はその、正直に話をしているだけなんです」
「正直なことを言うのであれば、何でも言っても良いと言いたいんですか?」
「あ、いえ、そういうわけでは……」
ミンステッド卿は助けを求めるように、自分の両親を見つめた。
でも、二人は険しい顔をしているだけで、彼を助けようとはしない。
下手なことを言って火に油を注ぎたくないようだった。
「あなたが言うような生き方をしたいと思う女性もいるでしょう。その人が望んだものであれば、その生活を送ることは素敵なことだと思います。ですが、働きたい気持ちがあるのに、女性だからといって働けないという、そんな風習がいつまでも続くのは良くないと思うんです」
ミンステッド卿のような人がいるから、社会は変わらない。
差別を完全になくすことはできなくても、女性が生き方を選択できるようにしたい。
「そんなの、夢物語じゃないですか。女性一人で何ができるって言うんですか」
ミンステッド卿はどうしても、女性を下にみたいようだった。
それがなぜなのかはわからない。
「あなたにとって、あなたのお母様も婚約者も何もできない人というわけですね」
「そ、そういうわけでは……!」
両親に助けてもらえないことがわかったミンステッド卿は周りに助けを求める。
「みんなだっておかしいと思うだろう!? 今までは一緒に彼女のことを笑っていたじゃないか!」
騒がしかった会場内が一気に静かになった。
流れていた音楽もいつの間にか止まっていて、ミンステッド卿の焦る声だけが響く。
「ど、どういうことなんだよ。みんな、知らない顔をするのかよ!」
「ヘンゼデット」
押し黙っていたミンステッド伯爵が口を開くと、ミンステッド卿は笑顔で話しかける。
「父上! あなただって一緒に笑っていましたよね!」
「黙れ! 前々からそんな馬鹿なことを言って呆れていたんだ!」
「え? ……父上? ……一体、何を言っているんですか」
「私は前々から、女性に厳しすぎる世の中だと思っていたんだ!」
「そんな……、信じられない」
ミンステッド卿は伯爵に何か言おうとしたけれど、自分に近づいてくる人物に気付き、口を閉ざした。
やって来たのはルモ公爵で、わたしたちに話しかけてくる。
「招待した客が迷惑をかけているようで申し訳ない」
「いえ、騒ぎになるような事態を招いてしまったのはこちらのほうです。申し訳ございません」
「申し訳ございません」
レイ様に倣って、わたしも頭を下げた。
「二人共、顔を上げてくれ」
促されて顔を上げると、ルモ公爵はミンステッド卿に話しかける。
「女性の社会進出について、君の意見を聞かせてもらいたいんだが」
「え……あ、はい!」
ミンステッド卿は助けてもらえると思ったのか、笑顔で頷くと話し始める。
「ローラム王国での淑女は自分の意思を持たず、男性のために尽くすべきだと思っています。ですから、社会進出など必要ないと思っています」
ミンステッド卿は誇らしげに答えた。
すると、ルモ公爵は大きく首を横に振って苦笑する。
「俺と意見が正反対だな」
「……え?」
ミンステッド卿は間抜けな声を上げたあと、今になってやっと、自分に味方がいないことに気が付いたようだった。
「そ、そんな。みんな、どうして、いや」
パニックに陥ったかのように見えたミンステッド卿は、突然、わたしの前で跪いた。
「お許しください! 先ほどまでの言葉は全て嘘なんです!」
「……誰がそんな言葉を信じると思うのです?」
「で、では、改心します! ですから、許していただけないでしょうか! このままでは俺はっ!」
「あなたは自分のことしか考えていないのですね!」
怒りが抑えられなくなって叫んだ時、手にひんやりと冷たいものが当たった。
レイ様がわたしの肩に左手を添え、右手に持っているものを、笑顔で手渡してきた。
それを受け取り、近くで見守ってくれていた侍女に目を向ける。
すると、侍女は両拳を握りしめた。
馬車に戻しておいてと言ったのに戻していなかったのね。
呆れていると、ミンステッド卿が話しかけてくる。
「え? リウ様、そんなものを持ってどうするつもりなんですか」
「あなたがしつこいようでしたら使おうと思ったんです」
「しつこい? そんなことを言われましても困ります! 俺はあなたに許してもらわないと駄目なんです! 本当に申し訳ございません!」
どれだけ謝られても、今は口先だけとしか思えない。
「そんな態度で許してもらえるだなんて本気で思っているのですか?」
ミンステッド卿に尋ねると、彼は何度も頷く。
「はい! リウ様なら許してくださると信じています!」
「心のこもっていない謝罪をされて許すわけがないでしょう!」
声を荒らげたあと、シルバートレイの角を彼の顎にお見舞いしたのだった。
*****
わたしの攻撃はミンステッド卿の顎を下から上に突き上げるものだったため、彼はその場で意識を失ってしてしまった。
その後、その場を目撃した貴族たちからは「見事な攻撃でした!」と褒められた。
いや、馬鹿にされたといったほうが良いのかもしれない。
レイ様は倒れたミンステッド卿を病院に運ぶように命令したあと、わたしと一緒にルモ公爵やミンステッド伯爵夫妻に謝ってくれた。
ミンステッド伯爵夫妻にはなぜかお礼を言われたし、ルモ公爵には大爆笑されて「良い余興をありがとう」と、ここでもまたお礼を言われてしまった。
ミンステッド卿は後日、婚約を解消されただけでなく、社会勉強として、お姉様たちが働いているカフェで働くことになった。
ミンステッド卿に嫌な思いをさせられた平民は多い。
だから、わざとミンステッド卿に自分たちのオーダーを取らせたりして、彼に休む暇を与えないようにしているらしい。
今回のことを機に、貴族の女性の社会進出も認められるべきだという声が、多くの貴族から上がった。
まずは実験的に高位貴族の女性の希望者が事業を立ち上げてみるなど、自分の好きなことをやってみるという話になった。
平民と貴族の差別はすぐになくならないと判断されたけれど、少しずつでも貴族の意識を変えていこうという話で落ち着いた。
簡単に実現できるようなら、ここまでこじれていないだろうし、焦らずに進めていくつもりだ。
仲良くするしないは、人に強制的にさせられるものじゃなく、自分の気持ちで判断しても良いと思うから。
仕事の息抜きにティアトレイで素振りをしていた時、レイ様が大きな袋を抱えて、わたしの部屋にやって来た。
「どうかしたのですか?」
慌ててティアトレイをベッドの上に置いて尋ねると、レイ様は微笑む。
「リウにプレゼントが届いてる」
「何でしょうか。しかも誰からでしょう」
「……そのティアトレイは友人からもらったものなんだろう?」
「はい」
「大事にしなくて良いのか?」
「大事にしたいですけど、使うと凹んじゃうんです」
ティアトレイはあれから何度か出番があって、平らな部分が凹み始めていた。
「こっちを使ったら良い」
そう言って、袋から取り出されたのは新品のティアトレイだった。
「アーティア様からいただいた。リウの話を伝えたら、ぜひ君に使ってほしいと。まだ世に出ていないものらしいぞ」
「ええ!? アーティア様からですか!?」
ティアトレイの案を生み出したのがアーティア様だ。
そんな方からティアトレイをいただけるなんて!
しかも世に出てないの!?
ティアトレイが凹み始めていたことを気にしていたのを知っていたレイ様が、アーティア様に連絡を取ってくれたようだった。
本当に嬉しい。
「レイ様、早速、悪を退治しに行きましょう!」
「仕事を終えてからな」
「はい!」
いただいたティアトレイをベッドの上に置いてから、わたしはレイ様に抱きつく。
「レイ様、大好きです!」
「えっ!? あ、あの、うん。その、僕もだ」
恐る恐るといった感じで、わたしの背中に腕がまわされた。
まさか、レイ様からそんな言葉が返ってくるとは思わなかった。
幸せな気持ちでいっぱいになり、レイ様の胸に頬を寄せる。
それから、執務室に戻ってこないレイ様を側近が迎えに来るまで、わたしたちは抱き合っていたのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたていれば幸いです。
感想を書いてやるという方、裏話などにお付き合いいただける方は、スクロールをお願いいたします。
お読みいただき、本当にありがとうございます!
まずは感想を書いてやるという方へのお願いなのですが、イライラしている時は間を開けてから書いていただけますと有り難いです。
あまりにも暴言ばかりですと、他の方が見た時に良い気分にはならないと判断し、非承認とさせていただきますので、ご了承願います。(私には届いているので目的は果たされていると思っております)
話は変わりますが、リクエストなどありましたら、番外編として書きますのでお知らせくださいませ!
では、ここからは裏話と宣伝になります。
今回の話に出てきた「シルバートレイ」ですが、実は私の過去作品にて大活躍しております。
気付いてくださった方が思った以上にいらして、本当に嬉しかったです!
ちなみに作品は「邪魔者はどちらでしょう?」になります。
シルバートレイが気になった方は読んでいただけますと幸いです。
他の作品にもシルバートレイが出ているんですが、始まりはこの話になります。
元々、長編として書いていくつもりだったんですが、長々と書くと「この部分いらない」とか「長い」とか言われても嫌なので、さっくりおさめさせていただきました。
これでも「長い」と書いてくる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは気にしません!
終わってしまうのが残念という感想もいただいてましたので、ポジティブに、他作品を引き続き書いていこうと思います。
そして、この話が完結しましたので、いつものように新作も投稿しております。
「あなたの愛なんて信じない」というタイトルで、魔法も使えて、精神的にも物理的にも強いヒロインになります。
読んでいただけますと嬉しいです。
クズ男が出ますのでお気をつけを!
お気に入り登録、エール、栞、いいね、本当にありがとうございました!
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!
また他の作品でお会いできますように。
「正直なことを言うのであれば、何でも言っても良いと言いたいんですか?」
「あ、いえ、そういうわけでは……」
ミンステッド卿は助けを求めるように、自分の両親を見つめた。
でも、二人は険しい顔をしているだけで、彼を助けようとはしない。
下手なことを言って火に油を注ぎたくないようだった。
「あなたが言うような生き方をしたいと思う女性もいるでしょう。その人が望んだものであれば、その生活を送ることは素敵なことだと思います。ですが、働きたい気持ちがあるのに、女性だからといって働けないという、そんな風習がいつまでも続くのは良くないと思うんです」
ミンステッド卿のような人がいるから、社会は変わらない。
差別を完全になくすことはできなくても、女性が生き方を選択できるようにしたい。
「そんなの、夢物語じゃないですか。女性一人で何ができるって言うんですか」
ミンステッド卿はどうしても、女性を下にみたいようだった。
それがなぜなのかはわからない。
「あなたにとって、あなたのお母様も婚約者も何もできない人というわけですね」
「そ、そういうわけでは……!」
両親に助けてもらえないことがわかったミンステッド卿は周りに助けを求める。
「みんなだっておかしいと思うだろう!? 今までは一緒に彼女のことを笑っていたじゃないか!」
騒がしかった会場内が一気に静かになった。
流れていた音楽もいつの間にか止まっていて、ミンステッド卿の焦る声だけが響く。
「ど、どういうことなんだよ。みんな、知らない顔をするのかよ!」
「ヘンゼデット」
押し黙っていたミンステッド伯爵が口を開くと、ミンステッド卿は笑顔で話しかける。
「父上! あなただって一緒に笑っていましたよね!」
「黙れ! 前々からそんな馬鹿なことを言って呆れていたんだ!」
「え? ……父上? ……一体、何を言っているんですか」
「私は前々から、女性に厳しすぎる世の中だと思っていたんだ!」
「そんな……、信じられない」
ミンステッド卿は伯爵に何か言おうとしたけれど、自分に近づいてくる人物に気付き、口を閉ざした。
やって来たのはルモ公爵で、わたしたちに話しかけてくる。
「招待した客が迷惑をかけているようで申し訳ない」
「いえ、騒ぎになるような事態を招いてしまったのはこちらのほうです。申し訳ございません」
「申し訳ございません」
レイ様に倣って、わたしも頭を下げた。
「二人共、顔を上げてくれ」
促されて顔を上げると、ルモ公爵はミンステッド卿に話しかける。
「女性の社会進出について、君の意見を聞かせてもらいたいんだが」
「え……あ、はい!」
ミンステッド卿は助けてもらえると思ったのか、笑顔で頷くと話し始める。
「ローラム王国での淑女は自分の意思を持たず、男性のために尽くすべきだと思っています。ですから、社会進出など必要ないと思っています」
ミンステッド卿は誇らしげに答えた。
すると、ルモ公爵は大きく首を横に振って苦笑する。
「俺と意見が正反対だな」
「……え?」
ミンステッド卿は間抜けな声を上げたあと、今になってやっと、自分に味方がいないことに気が付いたようだった。
「そ、そんな。みんな、どうして、いや」
パニックに陥ったかのように見えたミンステッド卿は、突然、わたしの前で跪いた。
「お許しください! 先ほどまでの言葉は全て嘘なんです!」
「……誰がそんな言葉を信じると思うのです?」
「で、では、改心します! ですから、許していただけないでしょうか! このままでは俺はっ!」
「あなたは自分のことしか考えていないのですね!」
怒りが抑えられなくなって叫んだ時、手にひんやりと冷たいものが当たった。
レイ様がわたしの肩に左手を添え、右手に持っているものを、笑顔で手渡してきた。
それを受け取り、近くで見守ってくれていた侍女に目を向ける。
すると、侍女は両拳を握りしめた。
馬車に戻しておいてと言ったのに戻していなかったのね。
呆れていると、ミンステッド卿が話しかけてくる。
「え? リウ様、そんなものを持ってどうするつもりなんですか」
「あなたがしつこいようでしたら使おうと思ったんです」
「しつこい? そんなことを言われましても困ります! 俺はあなたに許してもらわないと駄目なんです! 本当に申し訳ございません!」
どれだけ謝られても、今は口先だけとしか思えない。
「そんな態度で許してもらえるだなんて本気で思っているのですか?」
ミンステッド卿に尋ねると、彼は何度も頷く。
「はい! リウ様なら許してくださると信じています!」
「心のこもっていない謝罪をされて許すわけがないでしょう!」
声を荒らげたあと、シルバートレイの角を彼の顎にお見舞いしたのだった。
*****
わたしの攻撃はミンステッド卿の顎を下から上に突き上げるものだったため、彼はその場で意識を失ってしてしまった。
その後、その場を目撃した貴族たちからは「見事な攻撃でした!」と褒められた。
いや、馬鹿にされたといったほうが良いのかもしれない。
レイ様は倒れたミンステッド卿を病院に運ぶように命令したあと、わたしと一緒にルモ公爵やミンステッド伯爵夫妻に謝ってくれた。
ミンステッド伯爵夫妻にはなぜかお礼を言われたし、ルモ公爵には大爆笑されて「良い余興をありがとう」と、ここでもまたお礼を言われてしまった。
ミンステッド卿は後日、婚約を解消されただけでなく、社会勉強として、お姉様たちが働いているカフェで働くことになった。
ミンステッド卿に嫌な思いをさせられた平民は多い。
だから、わざとミンステッド卿に自分たちのオーダーを取らせたりして、彼に休む暇を与えないようにしているらしい。
今回のことを機に、貴族の女性の社会進出も認められるべきだという声が、多くの貴族から上がった。
まずは実験的に高位貴族の女性の希望者が事業を立ち上げてみるなど、自分の好きなことをやってみるという話になった。
平民と貴族の差別はすぐになくならないと判断されたけれど、少しずつでも貴族の意識を変えていこうという話で落ち着いた。
簡単に実現できるようなら、ここまでこじれていないだろうし、焦らずに進めていくつもりだ。
仲良くするしないは、人に強制的にさせられるものじゃなく、自分の気持ちで判断しても良いと思うから。
仕事の息抜きにティアトレイで素振りをしていた時、レイ様が大きな袋を抱えて、わたしの部屋にやって来た。
「どうかしたのですか?」
慌ててティアトレイをベッドの上に置いて尋ねると、レイ様は微笑む。
「リウにプレゼントが届いてる」
「何でしょうか。しかも誰からでしょう」
「……そのティアトレイは友人からもらったものなんだろう?」
「はい」
「大事にしなくて良いのか?」
「大事にしたいですけど、使うと凹んじゃうんです」
ティアトレイはあれから何度か出番があって、平らな部分が凹み始めていた。
「こっちを使ったら良い」
そう言って、袋から取り出されたのは新品のティアトレイだった。
「アーティア様からいただいた。リウの話を伝えたら、ぜひ君に使ってほしいと。まだ世に出ていないものらしいぞ」
「ええ!? アーティア様からですか!?」
ティアトレイの案を生み出したのがアーティア様だ。
そんな方からティアトレイをいただけるなんて!
しかも世に出てないの!?
ティアトレイが凹み始めていたことを気にしていたのを知っていたレイ様が、アーティア様に連絡を取ってくれたようだった。
本当に嬉しい。
「レイ様、早速、悪を退治しに行きましょう!」
「仕事を終えてからな」
「はい!」
いただいたティアトレイをベッドの上に置いてから、わたしはレイ様に抱きつく。
「レイ様、大好きです!」
「えっ!? あ、あの、うん。その、僕もだ」
恐る恐るといった感じで、わたしの背中に腕がまわされた。
まさか、レイ様からそんな言葉が返ってくるとは思わなかった。
幸せな気持ちでいっぱいになり、レイ様の胸に頬を寄せる。
それから、執務室に戻ってこないレイ様を側近が迎えに来るまで、わたしたちは抱き合っていたのだった。
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最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
少しでも楽しんでいただけたていれば幸いです。
感想を書いてやるという方、裏話などにお付き合いいただける方は、スクロールをお願いいたします。
お読みいただき、本当にありがとうございます!
まずは感想を書いてやるという方へのお願いなのですが、イライラしている時は間を開けてから書いていただけますと有り難いです。
あまりにも暴言ばかりですと、他の方が見た時に良い気分にはならないと判断し、非承認とさせていただきますので、ご了承願います。(私には届いているので目的は果たされていると思っております)
話は変わりますが、リクエストなどありましたら、番外編として書きますのでお知らせくださいませ!
では、ここからは裏話と宣伝になります。
今回の話に出てきた「シルバートレイ」ですが、実は私の過去作品にて大活躍しております。
気付いてくださった方が思った以上にいらして、本当に嬉しかったです!
ちなみに作品は「邪魔者はどちらでしょう?」になります。
シルバートレイが気になった方は読んでいただけますと幸いです。
他の作品にもシルバートレイが出ているんですが、始まりはこの話になります。
元々、長編として書いていくつもりだったんですが、長々と書くと「この部分いらない」とか「長い」とか言われても嫌なので、さっくりおさめさせていただきました。
これでも「長い」と書いてくる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは気にしません!
終わってしまうのが残念という感想もいただいてましたので、ポジティブに、他作品を引き続き書いていこうと思います。
そして、この話が完結しましたので、いつものように新作も投稿しております。
「あなたの愛なんて信じない」というタイトルで、魔法も使えて、精神的にも物理的にも強いヒロインになります。
読んでいただけますと嬉しいです。
クズ男が出ますのでお気をつけを!
お気に入り登録、エール、栞、いいね、本当にありがとうございました!
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数作読んでくださったとのことでありがとうございます✨
シルバートレイ、皆さんに人気なので、私的には嬉しいです🥰
今、先日連載を始めたお話でシルバートレイは出る予定ですので、そちらのほうにそのネタを書いてみる形でも良いでしょうか?
楽しんでもらえたのであれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました✨
お祝いのお言葉をありがとうございます✨
シルバートレイの人気がすごいです(´∀`*)ウフフ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
お祝いのお言葉をありがとうございます✨
他作品も読んでくださるとのことで嬉しいです✨
楽しんでいただけますように!
最後までお読みいただきありがとうございました✨