12 / 45
11 突然の来訪
しおりを挟む
クレイから一緒に行ってほしいと頼まれたパーティーの日にちが一ヶ月先でしたので、私と彼は、婚約者状態をダラダラと続けるのではなく、とりあえず籍だけ入れる事に決めました。
そう、白い結婚をしたのです。
その際、結婚式や結婚記念のパーティは開かない事に決めました。
なぜなら、白い結婚ですのに、結婚式をしてしまったら、キスをしろだの何だのと言われても困るからです。
パーティーをしない理由については、対外的には婚約披露パーティーをしたばかりの為、やめておくという理由にしました。
他国から無駄に贅沢をしていると思われても困りますし。
国民の皆様に顔見せするパレードも、寒い時期という事で止めておきました。
寝室は一応、作りはしましたが、今もお互いの部屋で寝ています。
正式に婿入りしてくれたクレイと共に、自分達に与えられた仕事をこなしつつも、どうやって、お姉様とオッサムの結婚を少しでも早くにすすめられるかを、二人で毎日、仕事の合間を縫って考えていました。
今日も仕事終わりに、私の部屋でクレイと作戦会議です。
「とにかく、アールとかいう奴が邪魔だな。こいつに好きな女でも出来ればいいんだが…、ちょっと調べてみるか」
「そうですね。アール様がいるから、オッサムとお姉様の婚約が正式に出来ないわけですし」
正直にいえば、アール様は性格が良くないだけで、私達の計画に巻き込まれる被害者なのかもしれませんが、こうなったのも彼の弟のせいでもありますから、そこは諦めてもらいましょう。
それにあの人、いつも嫌な感じで、パーティーでは暴言を吐いてこられましたし。
「アールって奴は、本当にブランカが好きなのか?」
「わかりません。オッサムと同じで王配になりたいだけかもしれませんから」
「という事は、他に好きな女がいてもおかしくないよな?」
「どうなのでしょう。お姉様は見た目は可愛らしいですし、アール様の前では、可愛い女性を演じているはずです。お姉様の性格が悪いとわかっているのは、私やクレイ、それから私に優しくしてくれる使用人達だけだと思いますから」
「いや、そういうのは必ずボロが出るはずなんだ。アールやオッサム達はまだしも、ブランカの周りの使用人達は彼女の本性を知っているけど、彼女が女王になると思って従順なふりをしているのかもしれない」
クレイの言葉を聞いて、何だかお姉様が可哀想になってきました。
「お姉様個人を大事にしてくれている人って、案外、少ないのかもしれませんね」
「そうだとしても、お前が気にしてやる必要はない。お前は自分の事だけを今は考えろ」
「お姉様の事は良いとして、女王になるというなら、色々と考えないといけない事は山積みですよ」
「それは、ブランカ達が結婚してから考えればいい。エンディ様は元気になられたし、急がなくてもいいだろ」
私が女王になるとわかってからのお父様は、たちまち健康になられ、今まで黙って何も言わずにいた、お母様やお姉様の私への悪質な態度を叱って下さるようになりました。
今までは、お姉様が女王になるとばかり思っていらっしゃったので、甘やかしてしまっていた、と言い訳されておられましたが、それって、私にとっては納得できないものなんですけどね。
怒らないといけない時は怒らないといけないんです!
「そうですね。お父様には今まで休んでおられた分、頑張っていただきましょう」
「厳しいな、おい」
「それはそうでしょう。お父様がしっかりして下さっていれば、私が女王にならなくて良かったかもしれません!」
「今のブランカを見てると、良い女王になるとは思えないけどな」
「クレイはお姉様と会ってるんですか?」
発言が気になって尋ねると、クレイは眉根を寄せて答えてくれます。
「自分が相手にされないのが気に食わないみたいで、何かと絡んでくるんだ。アールやオッサムはブランカが俺に絡むのが気に食わないみたいだな。俺の顔を見るたびに、何かいちゃもんをつけてくる」
「…そうだったのですね」
朝昼晩のご飯は、クレイと2人で食べる様になりましたから、私はお母様達との接触時間が大幅に減ったので助かっていたんですけれど、知らない間に、お姉様はクレイに接触していたみたいですね。
しかも、アール様達まで…。
お姉様がクレイに色目を使ってるのが気に食わないとかでしょうか…。
お姉様は私が先に結婚したのが悔しくてしょうがないみたいですし、私からクレイを奪おうとしているのかもしれません。
お姉様は浮気したら絶対に許さないと、何度もアール様に言っているのを聞いていますし、浮気は嫌いなはず。
だから、さすがにそうじゃないと思いたいです。
婚約者候補が二人もいるのに、他の人にちょっかいをかけるのは浮気になるでしょうから。
「ブランカに関しては自分は女王になるんだと、やたらとアピールしてくるから余計に面白い。まあ、俺は王配に興味はないって答えてるけどな」
「お姉様の自信はどこから来るのでしょうか…」
「わからん。とりあえず、俺とお前がとっとと結婚したのも気に食わないみたいだな」
「悔しいなら、自分達も早く結婚したら良いだけですのに…」
「アールかオッサムか決めかねてるんじゃないか?」
私が小首を傾げた時、部屋の扉がノックされ、侍女からクレイと私宛にお客様が来ていると告げられました。
「誰でしょう? 今日は誰とも約束もしていませんし、どちらかならまだしも、私とクレイの二人だなんて…」
困惑して疑問を口に出してみると、クレイが侍女に尋ねます。
「訪ねてきた相手の名前は?」
「バーキン・サルケス様と名乗っておられました」
侍女の答えを聞いて、クレイは私に顔を向けて言う。
「前に話をしていた医者だ。こっちから行くと言ってたのに、待ちきれなくて来たみたいだな」
「わざわざ足を運んでくれたのですね?」
クレイに頷いてから、侍女に応接間に通す様に指示をしてから、クレイに聞いてみます。
「正装した方がいいですか?」
「あんな奴をもてなす必要はない」
「クレイ、何だか機嫌が悪いですね。そんなに苦手なのですか?」
「苦手も何も、ポピーの心を奪っておいて、彼女の気持ちにこたえてやらない奴を好きなわけないだろ」
「え? もしかして、紹介してくれるお医者様って、ポピー様の思い人なのですか!?」
私の問いかけに、クレイは仏頂面で頷いたのでした。
そう、白い結婚をしたのです。
その際、結婚式や結婚記念のパーティは開かない事に決めました。
なぜなら、白い結婚ですのに、結婚式をしてしまったら、キスをしろだの何だのと言われても困るからです。
パーティーをしない理由については、対外的には婚約披露パーティーをしたばかりの為、やめておくという理由にしました。
他国から無駄に贅沢をしていると思われても困りますし。
国民の皆様に顔見せするパレードも、寒い時期という事で止めておきました。
寝室は一応、作りはしましたが、今もお互いの部屋で寝ています。
正式に婿入りしてくれたクレイと共に、自分達に与えられた仕事をこなしつつも、どうやって、お姉様とオッサムの結婚を少しでも早くにすすめられるかを、二人で毎日、仕事の合間を縫って考えていました。
今日も仕事終わりに、私の部屋でクレイと作戦会議です。
「とにかく、アールとかいう奴が邪魔だな。こいつに好きな女でも出来ればいいんだが…、ちょっと調べてみるか」
「そうですね。アール様がいるから、オッサムとお姉様の婚約が正式に出来ないわけですし」
正直にいえば、アール様は性格が良くないだけで、私達の計画に巻き込まれる被害者なのかもしれませんが、こうなったのも彼の弟のせいでもありますから、そこは諦めてもらいましょう。
それにあの人、いつも嫌な感じで、パーティーでは暴言を吐いてこられましたし。
「アールって奴は、本当にブランカが好きなのか?」
「わかりません。オッサムと同じで王配になりたいだけかもしれませんから」
「という事は、他に好きな女がいてもおかしくないよな?」
「どうなのでしょう。お姉様は見た目は可愛らしいですし、アール様の前では、可愛い女性を演じているはずです。お姉様の性格が悪いとわかっているのは、私やクレイ、それから私に優しくしてくれる使用人達だけだと思いますから」
「いや、そういうのは必ずボロが出るはずなんだ。アールやオッサム達はまだしも、ブランカの周りの使用人達は彼女の本性を知っているけど、彼女が女王になると思って従順なふりをしているのかもしれない」
クレイの言葉を聞いて、何だかお姉様が可哀想になってきました。
「お姉様個人を大事にしてくれている人って、案外、少ないのかもしれませんね」
「そうだとしても、お前が気にしてやる必要はない。お前は自分の事だけを今は考えろ」
「お姉様の事は良いとして、女王になるというなら、色々と考えないといけない事は山積みですよ」
「それは、ブランカ達が結婚してから考えればいい。エンディ様は元気になられたし、急がなくてもいいだろ」
私が女王になるとわかってからのお父様は、たちまち健康になられ、今まで黙って何も言わずにいた、お母様やお姉様の私への悪質な態度を叱って下さるようになりました。
今までは、お姉様が女王になるとばかり思っていらっしゃったので、甘やかしてしまっていた、と言い訳されておられましたが、それって、私にとっては納得できないものなんですけどね。
怒らないといけない時は怒らないといけないんです!
「そうですね。お父様には今まで休んでおられた分、頑張っていただきましょう」
「厳しいな、おい」
「それはそうでしょう。お父様がしっかりして下さっていれば、私が女王にならなくて良かったかもしれません!」
「今のブランカを見てると、良い女王になるとは思えないけどな」
「クレイはお姉様と会ってるんですか?」
発言が気になって尋ねると、クレイは眉根を寄せて答えてくれます。
「自分が相手にされないのが気に食わないみたいで、何かと絡んでくるんだ。アールやオッサムはブランカが俺に絡むのが気に食わないみたいだな。俺の顔を見るたびに、何かいちゃもんをつけてくる」
「…そうだったのですね」
朝昼晩のご飯は、クレイと2人で食べる様になりましたから、私はお母様達との接触時間が大幅に減ったので助かっていたんですけれど、知らない間に、お姉様はクレイに接触していたみたいですね。
しかも、アール様達まで…。
お姉様がクレイに色目を使ってるのが気に食わないとかでしょうか…。
お姉様は私が先に結婚したのが悔しくてしょうがないみたいですし、私からクレイを奪おうとしているのかもしれません。
お姉様は浮気したら絶対に許さないと、何度もアール様に言っているのを聞いていますし、浮気は嫌いなはず。
だから、さすがにそうじゃないと思いたいです。
婚約者候補が二人もいるのに、他の人にちょっかいをかけるのは浮気になるでしょうから。
「ブランカに関しては自分は女王になるんだと、やたらとアピールしてくるから余計に面白い。まあ、俺は王配に興味はないって答えてるけどな」
「お姉様の自信はどこから来るのでしょうか…」
「わからん。とりあえず、俺とお前がとっとと結婚したのも気に食わないみたいだな」
「悔しいなら、自分達も早く結婚したら良いだけですのに…」
「アールかオッサムか決めかねてるんじゃないか?」
私が小首を傾げた時、部屋の扉がノックされ、侍女からクレイと私宛にお客様が来ていると告げられました。
「誰でしょう? 今日は誰とも約束もしていませんし、どちらかならまだしも、私とクレイの二人だなんて…」
困惑して疑問を口に出してみると、クレイが侍女に尋ねます。
「訪ねてきた相手の名前は?」
「バーキン・サルケス様と名乗っておられました」
侍女の答えを聞いて、クレイは私に顔を向けて言う。
「前に話をしていた医者だ。こっちから行くと言ってたのに、待ちきれなくて来たみたいだな」
「わざわざ足を運んでくれたのですね?」
クレイに頷いてから、侍女に応接間に通す様に指示をしてから、クレイに聞いてみます。
「正装した方がいいですか?」
「あんな奴をもてなす必要はない」
「クレイ、何だか機嫌が悪いですね。そんなに苦手なのですか?」
「苦手も何も、ポピーの心を奪っておいて、彼女の気持ちにこたえてやらない奴を好きなわけないだろ」
「え? もしかして、紹介してくれるお医者様って、ポピー様の思い人なのですか!?」
私の問いかけに、クレイは仏頂面で頷いたのでした。
18
お気に入りに追加
3,772
あなたにおすすめの小説
【完結】硬派な殿下は婚約者が気になって仕方がない
らんか
恋愛
私は今、王宮の庭園で一人、お茶を頂いている。
婚約者であるイアン・ギルティル第二王子殿下とお茶会をする予定となっているのだが……。
「また、いらっしゃらないのですね……」
毎回すっぽかされて、一人でお茶を飲んでから帰るのが当たり前の状態になっていた。
第二王子と婚約してからの3年間、相手にされない婚約者として、すっかり周知されていた。
イアン殿下は、武芸に秀でており、頭脳明晰で、魔法技術も高い。そのうえ、眉目秀麗ときたもんだ。
方や私はというと、なんの取り柄もない貧乏伯爵家の娘。
こんな婚約、誰も納得しないでしょうね……。
そんな事を考えながら歩いていたら、目の前に大きな柱がある事に気付いた時には、思い切り顔面からぶつかり、私はそのまま気絶し……
意識を取り戻した私に、白衣をきた年配の外国人男性が話しかけてくる。
「ああ、気付かれましたか? ファクソン伯爵令嬢」
ファクソン伯爵令嬢?
誰?
私は日本人よね?
「あ、死んだんだった」
前世で事故で死んだ記憶が、この頭の痛みと共に思い出すだなんて……。
これが所謂、転生ってやつなのね。
ならば、もう振り向いてもくれない人なんていらない。
私は第2の人生を謳歌するわ!
そう決めた途端、今まで無視していた婚約者がいろいろと近づいてくるのは何故!?
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
【完結】妹が旦那様とキスしていたのを見たのが十日前
地鶏
恋愛
私、アリシア・ブルームは順風満帆な人生を送っていた。
あの日、私の婚約者であるライア様と私の妹が濃厚なキスを交わすあの場面をみるまでは……。
私の気持ちを裏切り、弄んだ二人を、私は許さない。
アリシア・ブルームの復讐が始まる。
【完結】「異世界に召喚されたら聖女を名乗る女に冤罪をかけられ森に捨てられました。特殊スキルで育てたリンゴを食べて生き抜きます」
まほりろ
恋愛
※小説家になろう「異世界転生ジャンル」日間ランキング9位!2022/09/05
仕事からの帰り道、近所に住むセレブ女子大生と一緒に異世界に召喚された。
私たちを呼び出したのは中世ヨーロッパ風の世界に住むイケメン王子。
王子は美人女子大生に夢中になり彼女を本物の聖女と認定した。
冴えない見た目の私は、故郷で女子大生を脅迫していた冤罪をかけられ追放されてしまう。
本物の聖女は私だったのに……。この国が困ったことになっても助けてあげないんだから。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。カクヨム、エブリスタにも投稿予定。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
私を運命の相手とプロポーズしておきながら、可哀そうな幼馴染の方が大切なのですね! 幼馴染と幸せにお過ごしください
迷い人
恋愛
王国の特殊爵位『フラワーズ』を頂いたその日。
アシャール王国でも美貌と名高いディディエ・オラール様から婚姻の申し込みを受けた。
断るに断れない状況での婚姻の申し込み。
仕事の邪魔はしないと言う約束のもと、私はその婚姻の申し出を承諾する。
優しい人。
貞節と名高い人。
一目惚れだと、運命の相手だと、彼は言った。
細やかな気遣いと、距離を保った愛情表現。
私も愛しております。
そう告げようとした日、彼は私にこうつげたのです。
「子を事故で亡くした幼馴染が、心をすり減らして戻ってきたんだ。 私はしばらく彼女についていてあげたい」
そう言って私の物を、つぎつぎ幼馴染に与えていく。
優しかったアナタは幻ですか?
どうぞ、幼馴染とお幸せに、請求書はそちらに回しておきます。
ほらやっぱり、結局貴方は彼女を好きになるんでしょう?
望月 或
恋愛
ベラトリクス侯爵家のセイフィーラと、ライオロック王国の第一王子であるユークリットは婚約者同士だ。二人は周りが羨むほどの相思相愛な仲で、通っている学園で日々仲睦まじく過ごしていた。
ある日、セイフィーラは落馬をし、その衝撃で《前世》の記憶を取り戻す。ここはゲームの中の世界で、自分は“悪役令嬢”だということを。
転入生のヒロインにユークリットが一目惚れをしてしまい、セイフィーラは二人の仲に嫉妬してヒロインを虐め、最後は『婚約破棄』をされ修道院に送られる運命であることを――
そのことをユークリットに告げると、「絶対にその彼女に目移りなんてしない。俺がこの世で愛しているのは君だけなんだ」と真剣に言ってくれたのだが……。
その日の朝礼後、ゲームの展開通り、ヒロインのリルカが転入してくる。
――そして、セイフィーラは見てしまった。
目を見開き、頬を紅潮させながらリルカを見つめているユークリットの顔を――
※作者独自の世界設定です。ゆるめなので、突っ込みは心の中でお手柔らかに願います……。
※たまに第三者視点が入ります。(タイトルに記載)
〖完結〗その子は私の子ではありません。どうぞ、平民の愛人とお幸せに。
藍川みいな
恋愛
愛する人と結婚した…はずだった……
結婚式を終えて帰る途中、見知らぬ男達に襲われた。
ジュラン様を庇い、顔に傷痕が残ってしまった私を、彼は醜いと言い放った。それだけではなく、彼の子を身篭った愛人を連れて来て、彼女が産む子を私達の子として育てると言い出した。
愛していた彼の本性を知った私は、復讐する決意をする。決してあなたの思い通りになんてさせない。
*設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
*全16話で完結になります。
*番外編、追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる