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6−6 ロードウェル伯爵家 4(メアリー視点)
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「どういう事か説明しろ、イザメル!」
エアリスに警告した数日後の事、別邸に用事があったメアリーが別邸の扉を静かに、そして小さく開けると、男性の叫ぶ声が聞こえてきた。
「落ち着いて下さい、お兄様!」
別邸の門の前に馬車が停まっていたので、来客がある事はメアリーにもわかっていたが、誰かはわかっていなかった。
どこかの部屋で話をしているのかと思いきや、エントランスホールでイザメルと獅子のような髪型をした大柄な男性が話をしていた。
貴族ではないメアリーだが、彼の事は知っていた。
イザメルの兄であるメガイクスだった。
メアリーは中には入らず、2人に気付かれないように、そっと扉を閉めた。
扉から少し離れても、2人の声はメアリーの耳に届くので、会話を聞く。
「カイジス公爵家が責任を取れと言ってきている! だから魔法使いなんて家に入れるなと言ったんだ!」
「お兄様だって、魔法使いの孫を嫁にして、またいたぶってやれば良いだなんて言っておられたじゃないですか!」
「わからないようにやれと言ったんだ! お前は、他の貴族が見ているレストランで、あの女を馬鹿にしたそうじゃないか! 人違いだという言い訳は通用せん!」
「けれど、あの魔法使いが辺境伯以上しか入れないレストランにいたんです! 腹が立つのはおかしくないじゃないですか!」
「だから、わからないようにしろと言ってるだろう!」
バチン。
という音が聞こえ、メガイクスの怒鳴り声が続く。
「まだ、俺の領土でやらかしたならまだしも、ここはカイジス領だぞ! しかも、魔法使いへの差別がない事で有名だ! それなのに、お前は!」
バチン。
また、鈍い音が聞こえた。
「申し訳ございません、お兄様! あんなに口答えする女じゃなかったんです!」
「そりゃあ、公爵と一緒なら大きな顔もできるだろう! そんな事もわからないのか!」
「一緒にいる相手が、まさかカイジス公爵だなんて思ってもみなかったんです!」
「この馬鹿めが! 俺に迷惑をかけやがって!」
「許して下さい、お兄様!」
正直、イザメルが元夫にしていた事を考えれば、メアリーにしてみれば、彼女が暴力をふるわれているのは自業自得とも思ったが、逆に、こんな事をされていたから、暴力をふるったのかもと考え、盗み聞きを止めようと考えた時だった。
「あの女に許しを請え」
「そんな、お兄様! 魔法使いの孫に謝れと言うんですか!」
「謝るふりをすればいいだろう! 頭を使え!」
「でも、どうしてそんな事をしないとならないんですか!」
「このままだと俺の立場が悪くなるんだ! 王家は魔法使いを認めていて、差別すべきものではないと言ってきている。そこへ、カイジス公爵からの苦情だ! カイジス公爵は王家にまで報告を入れたんだぞ!」
メアリーは王家が介入しそうだと聞いてホッとした。
王家の保護があるとわかれば、かなりの牽制になるはずだからだ。
今度こそ立ち去ろうとした時だった。
「ロンバートはあの女がいなくなってから、この家の様子がおかしいと言っていた。とにかく連れ戻せ。連れ戻す事が出来れば、俺やお前の立場も、また良くなるかもしれん。それから、もうそろそろあいつを始末しておけ。この家に入られて、あいつが見つかっては困る」
「…わかりましたわ、お兄様」
話が途切れたため、メアリーが慌てて、別邸の横に回って身を隠すと、メガイクスが扉を開けて出てきた。
大股で歩いていた彼が、突然、何もないところで躓いた。
彼は誰も見ていなかったか確認する様に辺りを見回したあと、何もなかった様な顔をして、馬車に向かっていった。
(カイジス公爵に連絡しなくては…)
メアリーは急いで別邸での用事を済ませ、本邸に戻ったのだが、戻ったところで、寝間着姿のオルザベートから話しかけられてしまった。
「あら、あなたどこへ行っていたの」
「…別邸に行っておりました」
「そう…。ところでロンバートを知らない?」
「いえ」
メアリーが答えようとした時だった。
勢いよく入り口の扉が開き、ロンバートが現れ、オルザベートの顔を見るなり言った。
「成功したよ」
「本当に! どう? 上手くいきそう?」
「ああ。きっと大丈夫だ。これでエアリスも帰ってくるだろう」
「ありがとう、ロンバート!」
オルザベートは呆然としているメアリーの横を通り過ぎ、ロンバートに抱きついた。
(どういう事? エアリス様が帰ってくる?)
困惑して立ち尽くしていたメアリーに、ロンバートから身体をはなしたオルザベートが微笑んだ。
「良かったわね。またエアリスのお世話ができるわよ?」
オルザベートの表情に狂気の色を感じ取ったメアリーは、一刻も早く手紙を送ろうと、何も言わぬまま、その場を立ち去った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます!
近況ボードを読まれないという方がいらっしゃるかと思いますので、こちらにも書かせていただきます。
話も中盤の終わりにさしかかっておるのですが、ラストまでには答えが知りたい謎、不思議などがありましたら、感想欄、もしくは最新の近況ボードで教えていただけないでしょうか。
謎に対するお答えはネタバレになる可能性もありますので、その場ではお答えできませんが、もし、私自身が考えていなかった謎がありましたら、話の中で答えをいれていこうと思っております。
気になっている謎があり、お手数でなければご協力いただけますと光栄です。
エアリスに警告した数日後の事、別邸に用事があったメアリーが別邸の扉を静かに、そして小さく開けると、男性の叫ぶ声が聞こえてきた。
「落ち着いて下さい、お兄様!」
別邸の門の前に馬車が停まっていたので、来客がある事はメアリーにもわかっていたが、誰かはわかっていなかった。
どこかの部屋で話をしているのかと思いきや、エントランスホールでイザメルと獅子のような髪型をした大柄な男性が話をしていた。
貴族ではないメアリーだが、彼の事は知っていた。
イザメルの兄であるメガイクスだった。
メアリーは中には入らず、2人に気付かれないように、そっと扉を閉めた。
扉から少し離れても、2人の声はメアリーの耳に届くので、会話を聞く。
「カイジス公爵家が責任を取れと言ってきている! だから魔法使いなんて家に入れるなと言ったんだ!」
「お兄様だって、魔法使いの孫を嫁にして、またいたぶってやれば良いだなんて言っておられたじゃないですか!」
「わからないようにやれと言ったんだ! お前は、他の貴族が見ているレストランで、あの女を馬鹿にしたそうじゃないか! 人違いだという言い訳は通用せん!」
「けれど、あの魔法使いが辺境伯以上しか入れないレストランにいたんです! 腹が立つのはおかしくないじゃないですか!」
「だから、わからないようにしろと言ってるだろう!」
バチン。
という音が聞こえ、メガイクスの怒鳴り声が続く。
「まだ、俺の領土でやらかしたならまだしも、ここはカイジス領だぞ! しかも、魔法使いへの差別がない事で有名だ! それなのに、お前は!」
バチン。
また、鈍い音が聞こえた。
「申し訳ございません、お兄様! あんなに口答えする女じゃなかったんです!」
「そりゃあ、公爵と一緒なら大きな顔もできるだろう! そんな事もわからないのか!」
「一緒にいる相手が、まさかカイジス公爵だなんて思ってもみなかったんです!」
「この馬鹿めが! 俺に迷惑をかけやがって!」
「許して下さい、お兄様!」
正直、イザメルが元夫にしていた事を考えれば、メアリーにしてみれば、彼女が暴力をふるわれているのは自業自得とも思ったが、逆に、こんな事をされていたから、暴力をふるったのかもと考え、盗み聞きを止めようと考えた時だった。
「あの女に許しを請え」
「そんな、お兄様! 魔法使いの孫に謝れと言うんですか!」
「謝るふりをすればいいだろう! 頭を使え!」
「でも、どうしてそんな事をしないとならないんですか!」
「このままだと俺の立場が悪くなるんだ! 王家は魔法使いを認めていて、差別すべきものではないと言ってきている。そこへ、カイジス公爵からの苦情だ! カイジス公爵は王家にまで報告を入れたんだぞ!」
メアリーは王家が介入しそうだと聞いてホッとした。
王家の保護があるとわかれば、かなりの牽制になるはずだからだ。
今度こそ立ち去ろうとした時だった。
「ロンバートはあの女がいなくなってから、この家の様子がおかしいと言っていた。とにかく連れ戻せ。連れ戻す事が出来れば、俺やお前の立場も、また良くなるかもしれん。それから、もうそろそろあいつを始末しておけ。この家に入られて、あいつが見つかっては困る」
「…わかりましたわ、お兄様」
話が途切れたため、メアリーが慌てて、別邸の横に回って身を隠すと、メガイクスが扉を開けて出てきた。
大股で歩いていた彼が、突然、何もないところで躓いた。
彼は誰も見ていなかったか確認する様に辺りを見回したあと、何もなかった様な顔をして、馬車に向かっていった。
(カイジス公爵に連絡しなくては…)
メアリーは急いで別邸での用事を済ませ、本邸に戻ったのだが、戻ったところで、寝間着姿のオルザベートから話しかけられてしまった。
「あら、あなたどこへ行っていたの」
「…別邸に行っておりました」
「そう…。ところでロンバートを知らない?」
「いえ」
メアリーが答えようとした時だった。
勢いよく入り口の扉が開き、ロンバートが現れ、オルザベートの顔を見るなり言った。
「成功したよ」
「本当に! どう? 上手くいきそう?」
「ああ。きっと大丈夫だ。これでエアリスも帰ってくるだろう」
「ありがとう、ロンバート!」
オルザベートは呆然としているメアリーの横を通り過ぎ、ロンバートに抱きついた。
(どういう事? エアリス様が帰ってくる?)
困惑して立ち尽くしていたメアリーに、ロンバートから身体をはなしたオルザベートが微笑んだ。
「良かったわね。またエアリスのお世話ができるわよ?」
オルザベートの表情に狂気の色を感じ取ったメアリーは、一刻も早く手紙を送ろうと、何も言わぬまま、その場を立ち去った。
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ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます!
近況ボードを読まれないという方がいらっしゃるかと思いますので、こちらにも書かせていただきます。
話も中盤の終わりにさしかかっておるのですが、ラストまでには答えが知りたい謎、不思議などがありましたら、感想欄、もしくは最新の近況ボードで教えていただけないでしょうか。
謎に対するお答えはネタバレになる可能性もありますので、その場ではお答えできませんが、もし、私自身が考えていなかった謎がありましたら、話の中で答えをいれていこうと思っております。
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