11 / 30
11 元夫からの手紙 ②
しおりを挟む
レディシト様からの手紙はドイシン病だと診断される前に書かれたものでした。
咳き込みながら書いていたのか、文字がかなり乱れています。
最初に書かれていたのは、今までのことを詫びる文章でした。
わたしと離婚したこと、わたしを守れなかったことを悔やんでいるというのです。
謝るから助けてほしい――
その文章を見た時、力が抜けて、手紙を掴む握力さえなくなりました。
こんなことを書かれたら、助けてほしいから反省したようにしか思えません。
自分を助けてほしいから、すり寄ってくる人だったのだかと思うと悲しくなります。
嘘でも良いから、こんな僕は放っておいてかまわないとは書けなかったんでしょうか。
……今までのわたしの性格上、頼んだほうが助けると思ったのかもしれませんね。
喜んでほしくて、レディシト様の望むようにしていた気もします。
「……手紙、読んでもいいか?」
気がつくと、キリュウ様が隣に座っていて、赤いカーペットの上に落ちていた手紙を拾って尋ねてきた。
「気分を害するかもしれません。それでも良ければ」
「……手紙が来たと聞いた時点で、気分は害してるから大丈夫だ」
もっと気分が悪くなるかもしれません。
と言おうとしてやめました。
言ったとしても、キリュウ様のことですし、読むでしょうから。
キリュウ様は手紙を読み終えると、舌打ちをして、手紙をテーブルの上に置いた。
「キリュウ様、手紙にはなんて書いてあったんだ?」
クマゴリラさまが尋ねると、キリュウ様は眉間のシワを深くして答える。
「嘘つきだったとしても、そうじゃなかったとしてもアーシャを信じるべきだった。後悔しているから、自分を助けられるなら助けてほしいだってよ」
「……ありえないな」
「ありえません!」
クマゴリラさまだけでなく、残ってくれていたエルザも怒ってくれたので、重かった気分が少し楽になりました。
「どうするつもりだ?」
キリュウ様の問いかけを聞いた、クマゴリラさまとエルザが無言で私を見つめる。
「……放っておけば死んでしまうんですよね」
「助けるつもりか?」
キリュウ様は不機嫌そうな顔で聞き返してきた。
それはそうですよね。
放っておいても良い案件だと思います。
「でも、わたしなら助けられるかもしれないと思うと、もし、助けなければ、わたしはレディシト様を殺したことになるんじゃないかと思ってしまうんです」
「……気持ちはわからなくはないけど、アーシャが悪いわけじゃない」
キリュウ様は否定してくれたけれど、わたしの中では納得いきません。
「レディシト様がメイナーのようにわたしを殺そうとしていたなら別です。レディシト様はわたしを信じてくれなかっただけで、殺そうとはしていないんです」
「……アーシャ、あのな」
キリュウ様が何か言おうとした時、雷鳴が鳴り響き、大雨が降り始めた。
「……言うなってことかよ。なんで隠そうとするのかわからない!」
キリュウ様は窓に向かって叫ぶと、わたしに視線を戻す。
「俺がリブトラル伯爵を助けようとするアーシャ止める理由は、ちゃんとある。それで、何となく察してくれ」
「……それって、レディシト様がわたしを殺そうとしていたということですか?」
「……そこまでは言ってない」
「アーシャ様、申し訳ございませんが、窓を閉める作業を手伝ってもらえませんか」
「は、はい!」
突然、エルザにお願いされて、急いで立ち上がりました。
後ほど改めて話をすることにして部屋を出ると、エルザが詫びてくる。
「お話の最中に申し訳ございません」
「いいえ。お仕事が優先ですもの。気が利かなくて申し訳ないです」
わたしたちが廊下の窓を閉めようとした時には、嘘のように雨はやみ、空は綺麗な赤色に染まっていた。
エルザが窓を閉めながら苦笑する。
「アーシャ様、せっかく来ていただいたのに申し訳ございません」
「こちらこそ、仕事の途中だったのに申し訳ございません。あとはやっておきますので、エルザは今日の仕事はもう終わってください」
「そういうわけにはいきません。私も先程までは休憩していたんです」
いたずらが見つかった子供のような笑顔を見せるエルザを見て、涙が出そうになりました。
エルザはとても優しい。
エルザだけじゃなく、この家にいるみんなが優しいです。
今までのわたしの周りには酷い人ばかりがいました。
だから、レディシト様もそうかもしれないと疑わなければならなかったんですよね。
だって、わたしの両親が嫁に出すくらいですもの。
でも、レディシト様に恨まれてしまうほど、知らない内に酷いことをしてしまっていたんですね。
だから、わたしの死を願っていたということですよね?
そこまで嫌がるようなことをしたのなら、助けたほうが良いのでしょうか。
一瞬、そう思いましたが、自分を殺そうとした人を助ける必要もないかとも思います。
……かといって、人を見殺しにする自分も好きではありません。
それなら、誰か、レディシト様を助ける人を見つければ良いのでしょうか。
こんなことを考えているとわかれば、キリュウ様たちに怒られそうです。
でも、こんなわたしだから、神様はうさぎさんとわたしを出会わせてくれたんだと思うんです。
「アーシャ様はリブトラル伯爵を助けるおつもりですか?」
「今のところは助けるつもりはありません。メイナーが正直に話をすれば、レディシト様は助かりますから」
そうです。
レディシト様たちのことで悩む必要なんてありません。
神様が隠している真実を知れば、今のわたしの心は壊れてしまうのでしょう。
それなら、もっと強くならなくちゃいけません。
本当の話を聞いても「そんなことを言われても気にしません」と言えるくらいにならなくては。
……その前に、レディシト様が死んでしまうかもしれませんが。
レディシト様は無視すれば、また手紙を送ってくるでしょう。
助けるつもりはないこと、もう二度と送ってこないでくれとだけ伝えましょう。
もし、送ってきても、もう読むことはしません。
そう心に決めて、レディシト様からの手紙を処分したのでした。
◇◆◇◆◇◆
(メイナー視点)
次の日になっても、ルーナオは見つからなかった。
「どうしてよ!? どうして見つからないのよ!?」
高い金を払ったり、薬まで作ってやって、使用人を上手く買収できたのに、このままじゃ、わたしの苦労が水の泡じゃない!
「アーシャ様だったら、こんなことはさせないのに……」
侍女の呟きに苛立った私は、彼女に叫ぶ。
「私の作った薬のおかげで、あなたの弟は助かったのよ!」
彼女の弟は、薬を10日ほど続けて飲めば治る病気に、何年も悩まされていた。
だから、私が薬を作ってあげた。
命の恩人だと泣いて喜んでいたくせに!
「……申し訳ございません。まさか、先代の当主様たちがアーシャ様を追い出すだなんて思っていなかったんです!」
私と年の変わらない侍女はしくしく泣き始める。
どの使用人も、まさか、離婚して追い出されるとは思っていなかったみたいね。
実際、わたしもそうだった。
少しずつ、彼の心を自分のものにしていくつもりだった。
「泣きたいのはこっちだわ! レディシト様は大事な人なの! レディシト様は雇い主なんだからあなたにとっても大事な人でしょう!」
「申し訳ございません」
謝った侍女はまた、ルーナオを探し始めた。
でも、すぐに動きを止めた。
「見つかったの!?」
話しかけても、侍女は呆然とした表情で前方を見つめているだけだった。
「ちょっと!」
「……あの、うさぎが……」
「は? うさぎ?」
「うさぎが、レディシト様を救いたいなら、真実を話せ。そうじゃないとレディシト様は本当に死んでしまうと」
「見つからないからって嘘をつくの!? そんなのついていい嘘じゃないわ! あなた、本気で探してちょうだい! ルーナオを見つけないと、レディシト様は死んでしまうのよ?」
「ですから、嘘をつくのをやめればレディシト様は助かるんです!」
侍女は涙を流しながら、私を睨みつけた。
咳き込みながら書いていたのか、文字がかなり乱れています。
最初に書かれていたのは、今までのことを詫びる文章でした。
わたしと離婚したこと、わたしを守れなかったことを悔やんでいるというのです。
謝るから助けてほしい――
その文章を見た時、力が抜けて、手紙を掴む握力さえなくなりました。
こんなことを書かれたら、助けてほしいから反省したようにしか思えません。
自分を助けてほしいから、すり寄ってくる人だったのだかと思うと悲しくなります。
嘘でも良いから、こんな僕は放っておいてかまわないとは書けなかったんでしょうか。
……今までのわたしの性格上、頼んだほうが助けると思ったのかもしれませんね。
喜んでほしくて、レディシト様の望むようにしていた気もします。
「……手紙、読んでもいいか?」
気がつくと、キリュウ様が隣に座っていて、赤いカーペットの上に落ちていた手紙を拾って尋ねてきた。
「気分を害するかもしれません。それでも良ければ」
「……手紙が来たと聞いた時点で、気分は害してるから大丈夫だ」
もっと気分が悪くなるかもしれません。
と言おうとしてやめました。
言ったとしても、キリュウ様のことですし、読むでしょうから。
キリュウ様は手紙を読み終えると、舌打ちをして、手紙をテーブルの上に置いた。
「キリュウ様、手紙にはなんて書いてあったんだ?」
クマゴリラさまが尋ねると、キリュウ様は眉間のシワを深くして答える。
「嘘つきだったとしても、そうじゃなかったとしてもアーシャを信じるべきだった。後悔しているから、自分を助けられるなら助けてほしいだってよ」
「……ありえないな」
「ありえません!」
クマゴリラさまだけでなく、残ってくれていたエルザも怒ってくれたので、重かった気分が少し楽になりました。
「どうするつもりだ?」
キリュウ様の問いかけを聞いた、クマゴリラさまとエルザが無言で私を見つめる。
「……放っておけば死んでしまうんですよね」
「助けるつもりか?」
キリュウ様は不機嫌そうな顔で聞き返してきた。
それはそうですよね。
放っておいても良い案件だと思います。
「でも、わたしなら助けられるかもしれないと思うと、もし、助けなければ、わたしはレディシト様を殺したことになるんじゃないかと思ってしまうんです」
「……気持ちはわからなくはないけど、アーシャが悪いわけじゃない」
キリュウ様は否定してくれたけれど、わたしの中では納得いきません。
「レディシト様がメイナーのようにわたしを殺そうとしていたなら別です。レディシト様はわたしを信じてくれなかっただけで、殺そうとはしていないんです」
「……アーシャ、あのな」
キリュウ様が何か言おうとした時、雷鳴が鳴り響き、大雨が降り始めた。
「……言うなってことかよ。なんで隠そうとするのかわからない!」
キリュウ様は窓に向かって叫ぶと、わたしに視線を戻す。
「俺がリブトラル伯爵を助けようとするアーシャ止める理由は、ちゃんとある。それで、何となく察してくれ」
「……それって、レディシト様がわたしを殺そうとしていたということですか?」
「……そこまでは言ってない」
「アーシャ様、申し訳ございませんが、窓を閉める作業を手伝ってもらえませんか」
「は、はい!」
突然、エルザにお願いされて、急いで立ち上がりました。
後ほど改めて話をすることにして部屋を出ると、エルザが詫びてくる。
「お話の最中に申し訳ございません」
「いいえ。お仕事が優先ですもの。気が利かなくて申し訳ないです」
わたしたちが廊下の窓を閉めようとした時には、嘘のように雨はやみ、空は綺麗な赤色に染まっていた。
エルザが窓を閉めながら苦笑する。
「アーシャ様、せっかく来ていただいたのに申し訳ございません」
「こちらこそ、仕事の途中だったのに申し訳ございません。あとはやっておきますので、エルザは今日の仕事はもう終わってください」
「そういうわけにはいきません。私も先程までは休憩していたんです」
いたずらが見つかった子供のような笑顔を見せるエルザを見て、涙が出そうになりました。
エルザはとても優しい。
エルザだけじゃなく、この家にいるみんなが優しいです。
今までのわたしの周りには酷い人ばかりがいました。
だから、レディシト様もそうかもしれないと疑わなければならなかったんですよね。
だって、わたしの両親が嫁に出すくらいですもの。
でも、レディシト様に恨まれてしまうほど、知らない内に酷いことをしてしまっていたんですね。
だから、わたしの死を願っていたということですよね?
そこまで嫌がるようなことをしたのなら、助けたほうが良いのでしょうか。
一瞬、そう思いましたが、自分を殺そうとした人を助ける必要もないかとも思います。
……かといって、人を見殺しにする自分も好きではありません。
それなら、誰か、レディシト様を助ける人を見つければ良いのでしょうか。
こんなことを考えているとわかれば、キリュウ様たちに怒られそうです。
でも、こんなわたしだから、神様はうさぎさんとわたしを出会わせてくれたんだと思うんです。
「アーシャ様はリブトラル伯爵を助けるおつもりですか?」
「今のところは助けるつもりはありません。メイナーが正直に話をすれば、レディシト様は助かりますから」
そうです。
レディシト様たちのことで悩む必要なんてありません。
神様が隠している真実を知れば、今のわたしの心は壊れてしまうのでしょう。
それなら、もっと強くならなくちゃいけません。
本当の話を聞いても「そんなことを言われても気にしません」と言えるくらいにならなくては。
……その前に、レディシト様が死んでしまうかもしれませんが。
レディシト様は無視すれば、また手紙を送ってくるでしょう。
助けるつもりはないこと、もう二度と送ってこないでくれとだけ伝えましょう。
もし、送ってきても、もう読むことはしません。
そう心に決めて、レディシト様からの手紙を処分したのでした。
◇◆◇◆◇◆
(メイナー視点)
次の日になっても、ルーナオは見つからなかった。
「どうしてよ!? どうして見つからないのよ!?」
高い金を払ったり、薬まで作ってやって、使用人を上手く買収できたのに、このままじゃ、わたしの苦労が水の泡じゃない!
「アーシャ様だったら、こんなことはさせないのに……」
侍女の呟きに苛立った私は、彼女に叫ぶ。
「私の作った薬のおかげで、あなたの弟は助かったのよ!」
彼女の弟は、薬を10日ほど続けて飲めば治る病気に、何年も悩まされていた。
だから、私が薬を作ってあげた。
命の恩人だと泣いて喜んでいたくせに!
「……申し訳ございません。まさか、先代の当主様たちがアーシャ様を追い出すだなんて思っていなかったんです!」
私と年の変わらない侍女はしくしく泣き始める。
どの使用人も、まさか、離婚して追い出されるとは思っていなかったみたいね。
実際、わたしもそうだった。
少しずつ、彼の心を自分のものにしていくつもりだった。
「泣きたいのはこっちだわ! レディシト様は大事な人なの! レディシト様は雇い主なんだからあなたにとっても大事な人でしょう!」
「申し訳ございません」
謝った侍女はまた、ルーナオを探し始めた。
でも、すぐに動きを止めた。
「見つかったの!?」
話しかけても、侍女は呆然とした表情で前方を見つめているだけだった。
「ちょっと!」
「……あの、うさぎが……」
「は? うさぎ?」
「うさぎが、レディシト様を救いたいなら、真実を話せ。そうじゃないとレディシト様は本当に死んでしまうと」
「見つからないからって嘘をつくの!? そんなのついていい嘘じゃないわ! あなた、本気で探してちょうだい! ルーナオを見つけないと、レディシト様は死んでしまうのよ?」
「ですから、嘘をつくのをやめればレディシト様は助かるんです!」
侍女は涙を流しながら、私を睨みつけた。
2,540
お気に入りに追加
3,556
あなたにおすすめの小説
【完結】どうして殺されたのですか?貴方達の愛はもう要りません
たろ
恋愛
処刑されたエリーゼ。
何もしていないのに冤罪で……
死んだと思ったら6歳に戻った。
さっき処刑されたばかりなので、悔しさも怖さも痛さも残ったまま巻き戻った。
絶対に許さない!
今更わたしに優しくしても遅い!
恨みしかない、父親と殿下!
絶対に復讐してやる!
★設定はかなりゆるめです
★あまりシリアスではありません
★よくある話を書いてみたかったんです!!
【完結】今日も女の香水の匂いをさせて朝帰りする夫が愛していると言ってくる。
たろ
恋愛
「ただいま」
朝早く小さな声でわたしの寝ているベッドにそっと声をかける夫。
そして、自分のベッドにもぐり込み、すぐに寝息を立てる夫。
わたしはそんな夫を見て溜息を吐きながら、朝目覚める。
そして、朝食用のパンを捏ねる。
「ったく、いっつも朝帰りして何しているの?朝から香水の匂いをプンプンさせて、臭いのよ!
バッカじゃないの!少しカッコいいからって女にモテると思って!調子に乗るんじゃないわ!」
パンを捏ねるのはストレス発散になる。
結婚して一年。
わたしは近くのレストランで昼間仕事をしている。
夫のアッシュは、伯爵家で料理人をしている。
なので勤務時間は不規則だ。
それでも早朝に帰ることは今までなかった。
早出、遅出はあっても、夜中に勤務して早朝帰ることなど料理人にはまずない。
それにこんな香水の匂いなど料理人はまずさせない。
だって料理人にとって匂いは大事だ。
なのに……
「そろそろ離婚かしら?」
夫をぎゃふんと言わせてから離婚しようと考えるユウナのお話です。
貴方が選んだのは全てを捧げて貴方を愛した私ではありませんでした
ましゅぺちーの
恋愛
王国の名門公爵家の出身であるエレンは幼い頃から婚約者候補である第一王子殿下に全てを捧げて生きてきた。
彼を数々の悪意から守り、彼の敵を排除した。それも全ては愛する彼のため。
しかし、王太子となった彼が最終的には選んだのはエレンではない平民の女だった。
悲しみに暮れたエレンだったが、家族や幼馴染の公爵令息に支えられて元気を取り戻していく。
その一方エレンを捨てた王太子は着々と破滅への道を進んでいた・・・
愛されなかった公爵令嬢のやり直し
ましゅぺちーの
恋愛
オルレリアン王国の公爵令嬢セシリアは、誰からも愛されていなかった。
母は幼い頃に亡くなり、父である公爵には無視され、王宮の使用人達には憐れみの眼差しを向けられる。
婚約者であった王太子と結婚するが夫となった王太子には冷遇されていた。
そんなある日、セシリアは王太子が寵愛する愛妾を害したと疑われてしまう。
どうせ処刑されるならと、セシリアは王宮のバルコニーから身を投げる。
死ぬ寸前のセシリアは思う。
「一度でいいから誰かに愛されたかった。」と。
目が覚めた時、セシリアは12歳の頃に時間が巻き戻っていた。
セシリアは決意する。
「自分の幸せは自分でつかみ取る!」
幸せになるために奔走するセシリア。
だがそれと同時に父である公爵の、婚約者である王太子の、王太子の愛妾であった男爵令嬢の、驚くべき真実が次々と明らかになっていく。
小説家になろう様にも投稿しています。
タイトル変更しました!大幅改稿のため、一部非公開にしております。
【完結】内緒で死ぬことにした〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を、なぜわたしは生まれ変わったの?〜
たろ
恋愛
この話は
『内緒で死ぬことにした 〜いつかは思い出してくださいわたしがここにいた事を〜』
の続編です。
アイシャが亡くなった後、リサはルビラ王国の公爵の息子であるハイド・レオンバルドと結婚した。
そして、アイシャを産んだ。
父であるカイザも、リサとハイドも、アイシャが前世のそのままの姿で転生して、自分たちの娘として生まれてきたことを知っていた。
ただアイシャには昔の記憶がない。
だからそのことは触れず、新しいアイシャとして慈しみ愛情を与えて育ててきた。
アイシャが家族に似ていない、自分は一体誰の子供なのだろうと悩んでいることも知らない。
親戚にあたる王子や妹に、意地悪を言われていることも両親は気が付いていない。
アイシャの心は、少しずつ壊れていくことに……
明るく振る舞っているとは知らずに可愛いアイシャを心から愛している両親と祖父。
アイシャを助け出して心を救ってくれるのは誰?
◆ ◆ ◆
今回もまた辛く悲しい話しが出てきます。
無理!またなんで!
と思われるかもしれませんが、アイシャは必ず幸せになります。
もし読んでもいいなと思う方のみ、読んで頂けたら嬉しいです。
多分かなりイライラします。
すみません、よろしくお願いします
★内緒で死ぬことにした の最終話
キリアン君15歳から14歳
アイシャ11歳から10歳
に変更しました。
申し訳ありません。
今さら、私に構わないでください
ましゅぺちーの
恋愛
愛する夫が恋をした。
彼を愛していたから、彼女を側妃に迎えるように進言した。
愛し合う二人の前では私は悪役。
幸せそうに微笑み合う二人を見て、私は彼への愛を捨てた。
しかし、夫からの愛を完全に諦めるようになると、彼の態度が少しずつ変化していって……?
タイトル変更しました。
【完結】記憶を失くした貴方には、わたし達家族は要らないようです
たろ
恋愛
騎士であった夫が突然川に落ちて死んだと聞かされたラフェ。
お腹には赤ちゃんがいることが分かったばかりなのに。
これからどうやって暮らしていけばいいのか……
子供と二人で何とか頑張って暮らし始めたのに……
そして………
【完結】浮気された私は貴方の子どもを内緒で育てます 時々番外編
たろ
恋愛
朝目覚めたら隣に見慣れない女が裸で寝ていた。
レオは思わずガバッと起きた。
「おはよう〜」
欠伸をしながらこちらを見ているのは結婚前に、昔付き合っていたメアリーだった。
「なんでお前が裸でここにいるんだ!」
「あら、失礼しちゃうわ。昨日無理矢理連れ込んで抱いたのは貴方でしょう?」
レオの妻のルディアは事実を知ってしまう。
子どもが出来たことでルディアと別れてメアリーと再婚するが………。
ルディアはレオと別れた後に妊娠に気づきエイミーを産んで育てることになった。
そしてレオとメアリーの子どものアランとエイミーは13歳の時に学園で同級生となってしまう。
レオとルディアの誤解が解けて結ばれるのか?
エイミーが恋を知っていく
二つの恋のお話です
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる