34 / 52
第二部
第5話 申し込まれる
しおりを挟む
「イッシュバルド卿、同じ男として、この辛さをわかってくれますか?」
「いや、それはわからん」
無視すれば良いのに、真面目に哲平は答えを返した。
たぶん、好奇心が勝ってるんでしょうね。
こんな人、滅多にいないから面白がってるんだわ。
「永遠の愛を誓ったボートワール嬢には、僕よりも好きな人ができてしまったって言うんです!」
「その時点で永遠の愛じゃねぇじゃねぇか」
哲平がまた真面目に言葉を返した。
それにしても、ホットラードはいつまで話し続けるつもりなのよ。
大体、あんただってアリスと婚約中に他の女と恋愛して、彼女との婚約を破棄したくせに何を言ってんのよ。
自分がそんな事をするから返ってきてるだけじゃないの。
「婚約破棄や解消をしていないんなら、その永遠を誓った相手といつかは結婚はできますよ。大体、あなたも婚約者じゃない女性と、今現在2人でお茶してるんですから、人を責められる立場ではないのでは?」
「んっ? んん!?」
会話に割って入ったのは悪手だったみたいだった。
ホットラードはにんまりと笑みを浮かべたかと思うと、私に向かって聞いてくる。
「キュレル子爵令嬢は僕を諦められていないんだね?」
「はあ?」
――バカなの?
もしかして、違う言語話してる?
何でそんな事になるのよ!?
「いや、わかる、君の気持ちはわかるよ! だって僕はこんなに素敵だからね」
ホットラードは自分の胸に手を当て、なぜか立ち上がって私にアピールしてくる。
こんなに素敵とは?
あんたのどこが?
まあ、人の好みはそれぞれだし、口に出してはいけないから頭の中で思うだけにするけど、私にしてみたら、あんたはただのナルシストにしか見えないんだけど…?
というか、バカをうつされそうだから必要以上に近付かないでほしい。
もう最悪だわ…。
せっかくのパフェがゆっくり味わえない。
「また改めて来ないと駄目ね」
ため息を吐いてから、哲平に向かって言うと、彼が答える前に、席に座り直したホットラードが言葉を返してくる。
「いいだろう。一緒に来てあげるよ?」
「いらん」
私だけではなく、哲平も一緒に断ってくれた。
素っ気なくされるのが好きなのか、ホットラードは嬉しそうに話しかけてくる。
「キュレル子爵令嬢、本当に君は変わったね。昔の君は僕眩しすぎて視線も合わせられなかったのに」
うざいから、視線を合わせたくなかっただけでしょ。
「キュレル子爵令嬢。君の気持ちに気付くのが遅くなって申し訳なかった」
聞こえていないふりをしながらも、一応、聞いておく。
嫌な予感しかしないけど。
「そんなに君が僕を好きだなんて知らなかった」
「は?」
私の代わりにまた、哲平が聞き返した。
もう気持ち悪いし面倒くさい。
というか、今すぐホットラードの頭を殴りたい。
出来ればお腹に一発蹴りを入れてから…、次にパンチを…。
「そんなに僕の気を引きたいんだね。悪い子だ」
考えている内にホットラードは暴走する。
私はたしかに良い子ではないし、悪い子だと言われたらそうだと思う。
だけど、少なくとも礼儀は大事にしているし、思いやりの心だって大事にしているつもりよ。
スプーンを一度、パフェの容器の上に置き、ホットラードの方に顔を向けると、笑顔でお願いする。
「食べ終わったんなら、今すぐ店から出ていってくれません? 目障りですし、待っている他の人にも迷惑ですから」
食後すぐに出ていけとは言わないし思わない。
すぐに動けないという気持ちはわかる。
けれど、たくさん人が外で待っているんだから、食べ終わった後にゆっくり話す場所ではない事くらいわかりなさいよね!
「ちょっと! 無礼じゃない?」
私の言葉に反応したのは、ホットラードではなく、連れの女の方だった。
名前がわからないわ…。
なんて呼んだらいいの、A子?
もうA子でいいわよね?
名前を覚えるのも嫌だし。
A子に向かって、私は言葉を返す。
「無礼なのはホットラード卿の方でしょ。私には連れがいるし、ホットラード卿にはあなたがいるのに、あなたを放ったらかして私に話しかけてきてるんだから」
「ルーベン様は素敵だからいいんです!」
「おい。頭、大丈夫か」
意味のわからない返答が返ってきたからか、哲平が思わず突っ込んだ。
A子はギロリと哲平の方を睨んだけれど、思ったよりも哲平の顔がタイプだったのか、彼の顔を見た瞬間、何か言おうとした口を恥ずかしそうに閉じた。
なんなの、この茶番。
「アリス」
なぜか、ホットラードが親しげに名を呼んで、座ったまま身を乗り出してくる。
え、なに、気持ち悪い。
でも、気持ち悪いは失礼だし、なんて言ったらいいのか。
あなたの顔を見ると気分が悪くなるとか…?
「ニヤニヤされると、気持ち悪いんで近寄らないで」
考えているうちに、どんどん近付いてくるから、結局、言いたいことを言ってしまった。
「アリス。どうしてもっと前から君の本当の姿を見せてくれなかったんだい?」
「……は? あなたが私の良さを見抜けなかっただけじゃないんですか?」
「そうだ。そうかもしれない。ああ、今の君なら、ぜひ結婚したい。お願いだ。また、僕の婚約者になってくれないか?」
「は?」
私は眉間にシワを寄せただけだったけど、聞き返した哲平は明らかに気分を害したようで、声のトーンがいつもより下がっていた。
ホットラードの頭の中って、本当にどうなってるの?
「いや、それはわからん」
無視すれば良いのに、真面目に哲平は答えを返した。
たぶん、好奇心が勝ってるんでしょうね。
こんな人、滅多にいないから面白がってるんだわ。
「永遠の愛を誓ったボートワール嬢には、僕よりも好きな人ができてしまったって言うんです!」
「その時点で永遠の愛じゃねぇじゃねぇか」
哲平がまた真面目に言葉を返した。
それにしても、ホットラードはいつまで話し続けるつもりなのよ。
大体、あんただってアリスと婚約中に他の女と恋愛して、彼女との婚約を破棄したくせに何を言ってんのよ。
自分がそんな事をするから返ってきてるだけじゃないの。
「婚約破棄や解消をしていないんなら、その永遠を誓った相手といつかは結婚はできますよ。大体、あなたも婚約者じゃない女性と、今現在2人でお茶してるんですから、人を責められる立場ではないのでは?」
「んっ? んん!?」
会話に割って入ったのは悪手だったみたいだった。
ホットラードはにんまりと笑みを浮かべたかと思うと、私に向かって聞いてくる。
「キュレル子爵令嬢は僕を諦められていないんだね?」
「はあ?」
――バカなの?
もしかして、違う言語話してる?
何でそんな事になるのよ!?
「いや、わかる、君の気持ちはわかるよ! だって僕はこんなに素敵だからね」
ホットラードは自分の胸に手を当て、なぜか立ち上がって私にアピールしてくる。
こんなに素敵とは?
あんたのどこが?
まあ、人の好みはそれぞれだし、口に出してはいけないから頭の中で思うだけにするけど、私にしてみたら、あんたはただのナルシストにしか見えないんだけど…?
というか、バカをうつされそうだから必要以上に近付かないでほしい。
もう最悪だわ…。
せっかくのパフェがゆっくり味わえない。
「また改めて来ないと駄目ね」
ため息を吐いてから、哲平に向かって言うと、彼が答える前に、席に座り直したホットラードが言葉を返してくる。
「いいだろう。一緒に来てあげるよ?」
「いらん」
私だけではなく、哲平も一緒に断ってくれた。
素っ気なくされるのが好きなのか、ホットラードは嬉しそうに話しかけてくる。
「キュレル子爵令嬢、本当に君は変わったね。昔の君は僕眩しすぎて視線も合わせられなかったのに」
うざいから、視線を合わせたくなかっただけでしょ。
「キュレル子爵令嬢。君の気持ちに気付くのが遅くなって申し訳なかった」
聞こえていないふりをしながらも、一応、聞いておく。
嫌な予感しかしないけど。
「そんなに君が僕を好きだなんて知らなかった」
「は?」
私の代わりにまた、哲平が聞き返した。
もう気持ち悪いし面倒くさい。
というか、今すぐホットラードの頭を殴りたい。
出来ればお腹に一発蹴りを入れてから…、次にパンチを…。
「そんなに僕の気を引きたいんだね。悪い子だ」
考えている内にホットラードは暴走する。
私はたしかに良い子ではないし、悪い子だと言われたらそうだと思う。
だけど、少なくとも礼儀は大事にしているし、思いやりの心だって大事にしているつもりよ。
スプーンを一度、パフェの容器の上に置き、ホットラードの方に顔を向けると、笑顔でお願いする。
「食べ終わったんなら、今すぐ店から出ていってくれません? 目障りですし、待っている他の人にも迷惑ですから」
食後すぐに出ていけとは言わないし思わない。
すぐに動けないという気持ちはわかる。
けれど、たくさん人が外で待っているんだから、食べ終わった後にゆっくり話す場所ではない事くらいわかりなさいよね!
「ちょっと! 無礼じゃない?」
私の言葉に反応したのは、ホットラードではなく、連れの女の方だった。
名前がわからないわ…。
なんて呼んだらいいの、A子?
もうA子でいいわよね?
名前を覚えるのも嫌だし。
A子に向かって、私は言葉を返す。
「無礼なのはホットラード卿の方でしょ。私には連れがいるし、ホットラード卿にはあなたがいるのに、あなたを放ったらかして私に話しかけてきてるんだから」
「ルーベン様は素敵だからいいんです!」
「おい。頭、大丈夫か」
意味のわからない返答が返ってきたからか、哲平が思わず突っ込んだ。
A子はギロリと哲平の方を睨んだけれど、思ったよりも哲平の顔がタイプだったのか、彼の顔を見た瞬間、何か言おうとした口を恥ずかしそうに閉じた。
なんなの、この茶番。
「アリス」
なぜか、ホットラードが親しげに名を呼んで、座ったまま身を乗り出してくる。
え、なに、気持ち悪い。
でも、気持ち悪いは失礼だし、なんて言ったらいいのか。
あなたの顔を見ると気分が悪くなるとか…?
「ニヤニヤされると、気持ち悪いんで近寄らないで」
考えているうちに、どんどん近付いてくるから、結局、言いたいことを言ってしまった。
「アリス。どうしてもっと前から君の本当の姿を見せてくれなかったんだい?」
「……は? あなたが私の良さを見抜けなかっただけじゃないんですか?」
「そうだ。そうかもしれない。ああ、今の君なら、ぜひ結婚したい。お願いだ。また、僕の婚約者になってくれないか?」
「は?」
私は眉間にシワを寄せただけだったけど、聞き返した哲平は明らかに気分を害したようで、声のトーンがいつもより下がっていた。
ホットラードの頭の中って、本当にどうなってるの?
252
お気に入りに追加
2,243
あなたにおすすめの小説
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!

愛人をつくればと夫に言われたので。
まめまめ
恋愛
"氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。
初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。
仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。
傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。
「君も愛人をつくればいい。」
…ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!
あなたのことなんてちっとも愛しておりません!
横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。
※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…

愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。

【完結済】隣国でひっそりと子育てしている私のことを、執着心むき出しの初恋が追いかけてきます
鳴宮野々花@書籍2冊発売中
恋愛
一夜の過ちだなんて思いたくない。私にとって彼とのあの夜は、人生で唯一の、最良の思い出なのだから。彼のおかげで、この子に会えた────
私、この子と生きていきますっ!!
シアーズ男爵家の末娘ティナレインは、男爵が隣国出身のメイドに手をつけてできた娘だった。ティナレインは隣国の一部の者が持つ魔力(治癒術)を微力ながら持っており、そのため男爵夫人に一層疎まれ、男爵家後継ぎの兄と、世渡り上手で気の強い姉の下で、影薄く過ごしていた。
幼いティナレインは、優しい侯爵家の子息セシルと親しくなっていくが、息子がティナレインに入れ込みすぎていることを嫌う侯爵夫人は、シアーズ男爵夫人に苦言を呈す。侯爵夫人の機嫌を損ねることが怖い義母から強く叱られ、ティナレインはセシルとの接触を禁止されてしまう。
時を経て、貴族学園で再会する二人。忘れられなかったティナへの想いが燃え上がるセシルは猛アタックするが、ティナは自分の想いを封じ込めるように、セシルを避ける。
やがてティナレインは、とある商会の成金経営者と婚約させられることとなり、学園を中退。想い合いながらも会うことすら叶わなくなった二人だが、ある夜偶然の再会を果たす。
それから数ヶ月。結婚を目前に控えたティナレインは、隣国へと逃げる決意をした。自分のお腹に宿っていることに気付いた、大切な我が子を守るために。
けれど、名を偽り可愛い我が子の子育てをしながら懸命に生きていたティナレインと、彼女を諦めきれないセシルは、ある日運命的な再会を果たし────
生まれ育った屋敷で冷遇され続けた挙げ句、最低な成金ジジイと結婚させられそうになったヒロインが、我が子を守るために全てを捨てて新しい人生を切り拓いていこうと奮闘する物語です。
※いつもの完全オリジナルファンタジー世界の物語です。全てがファンタジーです。
※この作品は小説家になろう、カクヨムにも投稿しています。

妖精の取り替え子として平民に転落した元王女ですが、努力チートで幸せになります。
haru.
恋愛
「今ここに、17年間偽られ続けた真実を証すッ! ここにいるアクリアーナは本物の王女ではないッ! 妖精の取り替え子によって偽られた偽物だッ!」
17年間マルヴィーア王国の第二王女として生きてきた人生を否定された。王家が主催する夜会会場で、自分の婚約者と本物の王女だと名乗る少女に……
家族とは見た目も才能も似ておらず、肩身の狭い思いをしてきたアクリアーナ。
王女から平民に身を落とす事になり、辛い人生が待ち受けていると思っていたが、王族として恥じぬように生きてきた17年間の足掻きは無駄ではなかった。
「あれ? 何だか王女でいるよりも楽しいかもしれない!」
自身の努力でチートを手に入れていたアクリアーナ。
そんな王女を秘かに想っていた騎士団の第三師団長が騎士を辞めて私を追ってきた!?
アクリアーナの知らぬ所で彼女を愛し、幸せを願う者達。
王女ではなくなった筈が染み付いた王族としての秩序で困っている民を見捨てられないアクリアーナの人生は一体どうなる!?
※ ヨーロッパの伝承にある取り替え子(チェンジリング)とは違う話となっております。
異世界の創作小説として見て頂けたら嬉しいです。
(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)⁾⁾⁾ペコ
下げ渡された婚約者
相生紗季
ファンタジー
マグナリード王家第三王子のアルフレッドは、優秀な兄と姉のおかげで、政務に干渉することなく気ままに過ごしていた。
しかしある日、第一王子である兄が言った。
「ルイーザとの婚約を破棄する」
愛する人を見つけた兄は、政治のために決められた許嫁との婚約を破棄したいらしい。
「あのルイーザが受け入れたのか?」
「代わりの婿を用意するならという条件付きで」
「代わり?」
「お前だ、アルフレッド!」
おさがりの婚約者なんて聞いてない!
しかもルイーザは誰もが畏れる冷酷な侯爵令嬢。
アルフレッドが怯えながらもルイーザのもとへと訪ねると、彼女は氷のような瞳から――涙をこぼした。
「あいつは、僕たちのことなんかどうでもいいんだ」
「ふたりで見返そう――あいつから王位を奪うんだ」
妹ばかり見ている婚約者はもういりません
水谷繭
恋愛
子爵令嬢のジュスティーナは、裕福な伯爵家の令息ルドヴィクの婚約者。しかし、ルドヴィクはいつもジュスティーナではなく、彼女の妹のフェリーチェに会いに来る。
自分に対する態度とは全く違う優しい態度でフェリーチェに接するルドヴィクを見て傷つくジュスティーナだが、自分は妹のように愛らしくないし、魔法の能力も中途半端だからと諦めていた。
そんなある日、ルドヴィクが妹に婚約者の証の契約石に見立てた石を渡し、「君の方が婚約者だったらよかったのに」と言っているのを聞いてしまう。
さらに婚約解消が出来ないのは自分が嫌がっているせいだという嘘まで吐かれ、我慢の限界が来たジュスティーナは、ルドヴィクとの婚約を破棄することを決意するが……。
◆エールありがとうございます!
◇表紙画像はGirly Drop様からお借りしました💐
◆なろうにも載せ始めました
◇いいね押してくれた方ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる