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本編 番外編
書籍化記念番外編 予想もしていなかった出来事 ※本編終了後の話
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※ 本編終了後のお話です。
アレク殿下と初めてキスをしたあの日から、私は彼の顔を見ることが出来なかった。
城内ですれ違うことがあったとしても、慌てて踵を返して、元来た道へと逃げた。
普通の恋人同士というものは、初めてキスをしたあとは、どんな顔をして会ったりするのかしら。
そう聞いてみたいけれど、職場の同僚には恥ずかしくてそんなことは聞けなかった。
そうこうしている間に、10日以上が経ち、とある休みの日に、アレク殿下から屋敷に手紙が届いた。
恐る恐る、手紙の内容に目を通しながら、勝手に回答していく。
『どうして避けるんだ?』
それは恥ずかしいからです。
『あの時のキスが嫌だったのか?』
いいえ。
嫌ではありません。
恥ずかしかったんです。
『それなら謝る。』
謝らなくて良いんです!
『君と会えないことや話せないことも辛いが、避けられるのはもっと辛い。』
ああ、本当にごめんなさい!
どうしたら、この恥ずかしさがなくなるんでしょうか!
『だから、今すぐ会いに行く。』
ええ、会いに来てください。
「って、ええ!?」
手紙を思わず握りしめた時、部屋の扉がノックされた。
「は、はい!?」
「あの、エリナ様、お客様が見えられています」
「お、お客様ですって!?」
メイドのココの声を聞いて焦る。
アレク殿下だったらどうしましょう!?
今の私の格好は薄い赤色のワンピースドレスだし、髪の毛だって化粧だって整っていない。
こんな姿で会うわけにはいかないわ!
「あの、お通ししてもよろしいでしょうか?」
「誰がいらっしゃっているのかわからないけれど、応接室にお通ししてちょうだい!」
「いや、このまま入るぞ」
そう言って扉が開かれ、アレク殿下が中に入ってきた。
「ア、アレク殿下!?」
「手紙にも書いたが、どうして俺を避けるんだ?」
アレク殿下はココにここまで連れてきてくれた礼を言ってから「お茶もいらない。悪いが二人にしてくれ」と告げた。
ココも笑顔で頷き、私にはなぜか両拳を握りしめて「応援しています!」と口だけ動かして、扉を閉めてしまった。
「恥ずかしかったんです! 申し訳ございません!」
座っていた安楽椅子から立ち上がって、深々と頭を下げる。
今日も相変わらず黒ずくめで、顔が良いアレク殿下は、私の目の前に立つと、不満そうな表情で見下ろしてくる。
「どうすれば恥ずかしくなくなる? 慣れたら良いのか?」
「慣れ!? い、いえ! その、アレク殿下のつ、妻になりましたら、その、大丈夫かと思われます」
「結婚するまでは手を出すなと?」
「それは貴族の間では普通のことですわ!」
「貴族でもキスくらいは許されると、君のご両親に許可をもらった」
「きょ、許可ですって!?」
お父様とお母様はなんて許可を勝手に出してるの!?
すると、アレク殿下は小さく息を吐く。
「嫌われたんじゃなければ、まあ良い。君に会いたかったということもあるが、知らせないといけないことがあったんだ」
「どのようなことでしょうか」
アレク殿下は私の座っていた安楽椅子に座り、彼が広げた足の間のスペースに私を座らせる。
そして、後ろから抱きしめてくると、とんでもない話を教えてくれた。
「俺たちの話が本になるらしい」
「ほ、本!?」
「ああ、異国の地で売られるらしいぞ」
「え!? あ!? ええ!? ど、どういうことです!?」
意味がわからないわ!
どうして、私たちの話が本になるの!?
しかも、私たちの内情をどうやって知ったのかしら!?
「困惑するよな。俺も驚いたが確かな話らしい。異国では公式に発表されたらしいぞ」
「そ、そんな!」
「タイトルは、妹に邪魔される人生は終わりにします、らしい。君がヒロインだろうな」
「ええ!?」
もう、公爵令嬢の立場だとか第二王子殿下の婚約者だなんていう立場も忘れて、大きな声を上げてしまった。
「というわけで、俺たちはもっと仲良くしたほうが良いわけだ」
「とういうわけの意味がわかりませんわ!」
アレク殿下の情報の出どころはわからないけれど、私たちの本が出ることは確かだということはわかった。
私がヒロインの話なんて楽しんでもらえるのかしら。
どうか楽しんでもらえますように!
そう祈りつつ、今の状況をどう切り抜けるか、頭を切り替えることにした。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お読みくださり、本当にありがとうございます!
更新が停まってしまっており申し訳ございません!!
アレクから発表がありましたとおり、「妹に邪魔される人生は終わりにします」ですが、レジーナブックスより書籍化します!
この作品から風見を知ったという方が多いかと思われます。
見つけていただき、本当にありがとうございます。
そして、それ以前から応援してくださっていた読者様にも本当に感謝申し上げます。
長い間、更新が停まっていたにもかかわらず、待ってくださっていた方がおられましたら、本当に申し訳ございませんでした。
今、読める分に関しましては、誤字脱字はある程度、直しておりますが、本文はそのままにしてあります。
書籍版は担当編集者様、校正担当者様からのご指導をいただき、誤字脱字、おかしな文章などは直してありますので、かなり読みやすくなっていると思います。
(そして、私も成長したはず……!)
そして、ifの続きも、本編の続きも書いていきたいと思っております。
長々と書きましたが、現在、告知できる内容は近況ボードに書いておきます。
書籍化にたどり着けましたのも、読んでくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
アレク殿下と初めてキスをしたあの日から、私は彼の顔を見ることが出来なかった。
城内ですれ違うことがあったとしても、慌てて踵を返して、元来た道へと逃げた。
普通の恋人同士というものは、初めてキスをしたあとは、どんな顔をして会ったりするのかしら。
そう聞いてみたいけれど、職場の同僚には恥ずかしくてそんなことは聞けなかった。
そうこうしている間に、10日以上が経ち、とある休みの日に、アレク殿下から屋敷に手紙が届いた。
恐る恐る、手紙の内容に目を通しながら、勝手に回答していく。
『どうして避けるんだ?』
それは恥ずかしいからです。
『あの時のキスが嫌だったのか?』
いいえ。
嫌ではありません。
恥ずかしかったんです。
『それなら謝る。』
謝らなくて良いんです!
『君と会えないことや話せないことも辛いが、避けられるのはもっと辛い。』
ああ、本当にごめんなさい!
どうしたら、この恥ずかしさがなくなるんでしょうか!
『だから、今すぐ会いに行く。』
ええ、会いに来てください。
「って、ええ!?」
手紙を思わず握りしめた時、部屋の扉がノックされた。
「は、はい!?」
「あの、エリナ様、お客様が見えられています」
「お、お客様ですって!?」
メイドのココの声を聞いて焦る。
アレク殿下だったらどうしましょう!?
今の私の格好は薄い赤色のワンピースドレスだし、髪の毛だって化粧だって整っていない。
こんな姿で会うわけにはいかないわ!
「あの、お通ししてもよろしいでしょうか?」
「誰がいらっしゃっているのかわからないけれど、応接室にお通ししてちょうだい!」
「いや、このまま入るぞ」
そう言って扉が開かれ、アレク殿下が中に入ってきた。
「ア、アレク殿下!?」
「手紙にも書いたが、どうして俺を避けるんだ?」
アレク殿下はココにここまで連れてきてくれた礼を言ってから「お茶もいらない。悪いが二人にしてくれ」と告げた。
ココも笑顔で頷き、私にはなぜか両拳を握りしめて「応援しています!」と口だけ動かして、扉を閉めてしまった。
「恥ずかしかったんです! 申し訳ございません!」
座っていた安楽椅子から立ち上がって、深々と頭を下げる。
今日も相変わらず黒ずくめで、顔が良いアレク殿下は、私の目の前に立つと、不満そうな表情で見下ろしてくる。
「どうすれば恥ずかしくなくなる? 慣れたら良いのか?」
「慣れ!? い、いえ! その、アレク殿下のつ、妻になりましたら、その、大丈夫かと思われます」
「結婚するまでは手を出すなと?」
「それは貴族の間では普通のことですわ!」
「貴族でもキスくらいは許されると、君のご両親に許可をもらった」
「きょ、許可ですって!?」
お父様とお母様はなんて許可を勝手に出してるの!?
すると、アレク殿下は小さく息を吐く。
「嫌われたんじゃなければ、まあ良い。君に会いたかったということもあるが、知らせないといけないことがあったんだ」
「どのようなことでしょうか」
アレク殿下は私の座っていた安楽椅子に座り、彼が広げた足の間のスペースに私を座らせる。
そして、後ろから抱きしめてくると、とんでもない話を教えてくれた。
「俺たちの話が本になるらしい」
「ほ、本!?」
「ああ、異国の地で売られるらしいぞ」
「え!? あ!? ええ!? ど、どういうことです!?」
意味がわからないわ!
どうして、私たちの話が本になるの!?
しかも、私たちの内情をどうやって知ったのかしら!?
「困惑するよな。俺も驚いたが確かな話らしい。異国では公式に発表されたらしいぞ」
「そ、そんな!」
「タイトルは、妹に邪魔される人生は終わりにします、らしい。君がヒロインだろうな」
「ええ!?」
もう、公爵令嬢の立場だとか第二王子殿下の婚約者だなんていう立場も忘れて、大きな声を上げてしまった。
「というわけで、俺たちはもっと仲良くしたほうが良いわけだ」
「とういうわけの意味がわかりませんわ!」
アレク殿下の情報の出どころはわからないけれど、私たちの本が出ることは確かだということはわかった。
私がヒロインの話なんて楽しんでもらえるのかしら。
どうか楽しんでもらえますように!
そう祈りつつ、今の状況をどう切り抜けるか、頭を切り替えることにした。
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お読みくださり、本当にありがとうございます!
更新が停まってしまっており申し訳ございません!!
アレクから発表がありましたとおり、「妹に邪魔される人生は終わりにします」ですが、レジーナブックスより書籍化します!
この作品から風見を知ったという方が多いかと思われます。
見つけていただき、本当にありがとうございます。
そして、それ以前から応援してくださっていた読者様にも本当に感謝申し上げます。
長い間、更新が停まっていたにもかかわらず、待ってくださっていた方がおられましたら、本当に申し訳ございませんでした。
今、読める分に関しましては、誤字脱字はある程度、直しておりますが、本文はそのままにしてあります。
書籍版は担当編集者様、校正担当者様からのご指導をいただき、誤字脱字、おかしな文章などは直してありますので、かなり読みやすくなっていると思います。
(そして、私も成長したはず……!)
そして、ifの続きも、本編の続きも書いていきたいと思っております。
長々と書きましたが、現在、告知できる内容は近況ボードに書いておきます。
書籍化にたどり着けましたのも、読んでくださった皆様のおかげです。
本当にありがとうございます!
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