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3.犬用オナホの末路(モブ姦 獣姦 フィストファック 大スカ 玩具)
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「ぎい゙ぃ゙ッ‼ ワンコちんぽイイ♡ ワンコちんぽ最高ォ゙♡ もっと深くマウンティングしろよぉっ‼ 雄まんこぶっ壊しでぇ゙っ♡♡」
(嘘だ……)
昔の思い出に浸っている場合ではない。目を背けていた現実に戻ると、レーン上で犬用オナホとして種付けを受けていた男が白目を剥きながら涎をダラダラと垂らし、犬の上下運動に合わせて自らも腰を振っていた。
自身の好きな部分を犬のペニスが掠めると、嬉しいのか尻肉まで弾ませているではないか。
(おいおい、一体どうしたっていうんだよ。〝野木電子工業〟は電子部品を扱う工場の筈だろ⁉ なんで野郎が犬にケツ掘られてんだ……)
工場に忍び込むことに成功した俺は、鉄製金庫へ向かおうと社員の休憩室で鍵の掛かっていないロッカーからダイヤルキーのメモを抜き取り、別棟へ続く階段へと急ぐ。
その途中、渡り廊下で目にしたのが終わりを見せないこの悍ましい光景だった。
「んほぉ♡ ワンコちんぽぉ……壊れでるッ゙♡ 雄まんこ壊れでる゙の゙ォ゙♡ ぶっ太いワンコちんぽイ゙イ゙♡♡」
虚空を見つめる男のアナルは、犬に突かれ続けている。精液を出し切った犬たちも、すぐさま場を離れることなくかっぽりと開いた穴に舌を伸ばし、男の腸液や、自身が放った精液をほじくり返すものだから、アナルヒダは糜爛となって外に出てしまっていた。
犬の群れはそれでも本能の赴くまま、男との交尾を止めることはない。
「ゔァ゙♡ おほほ♡ ひっひ♡♡ 汚ねぇ屁の音、ブピブピ出ちまう♡♡ 雄まんこの中身、放屁で出りゅ♡ 奥まで溜めた赤ちゃんの素、全部出ちまう♡♡ もったいねぇよォ♡♡ なぁなぁ、雄まんこ皺広げてやっからァ……他のわんこもちんぽ挿れろよォ♡ みんなで挿れてぇ……赤ちゃんできるまで塞いでてくれ♡♡」
(このままじゃアイツ、本当に壊れちまう! 警察に通報しねぇと……)
人助けなんてガラではないのだが、この吐き気がする現場から一刻も早く立ち去りたくて、俺はスマホを入れていた作業着のポケットに手を突っ込んだ。そのとき――。
ピロロンッ―― ピロロロンッ――
突然なり響く、聞き慣れた着信音に思わず肩が跳ね上がる。
ディスプレイに映し出されているのは、この工場の跡継ぎで、俺の弟……香月の名だった。
「へぇ、兄さんも〝犬用オナホ〟に興味があったんだぁ……わざわざ深夜に工場見学へ来てくれるなんてさ!」
「か、かづ……き?」
背後に複数の作業員を従えて現れた白衣姿の弟は、彼らに俺を捕えさせると煌々と光るスマホの画面を気だるげに振った。恐らく監視カメラの転送データなのだろう。
そこには変装用の作業着に身を包み、裏口から施設に潜り込む俺の姿がハッキリと映っていた。
◆◇
「兄さんって犬用オナホ見るの初めてだよね?」
(くっ、臭せぇ……獣臭と精液…それに汚物の臭いが混ざって、鼻がへし折れちまう……)
香月は工場員に羽交い絞めにされ、動きを封じられた俺を見て、喜々としている。
それはまるでゲームに熱中していた在りし日のようだ。男たちに引きずられながら、案内されたのは1階の作業場。そこには先程まで俺が渡り廊下で眺めていた男が、犬の精液を尻穴から垂れ流した状態で横たわっていた。
完全に気を失っているらしい。
「う~ん、せっかくの処女穴だったのに、ここまで広がったら意味がないね。せっかくの精液が無駄になっちゃう。このオナホ、適正あり過ぎて……ワンコたちのちんぽ挿れた途端にイッちゃうから、全然搾取できないや」
「ふァ゙ッ♡♡」
俺への見せしめだろうか。目を伏せた香月は『チッ』と小さな舌打ちをすると、M字開脚状態の男の肛門に自身の白くか細い指を2本、3本……ついには手首まで挿し込んで見せた。
無遠慮にナカを掻き出せば、足元に設置した青バケツ内に獣の精液が落ちていく。前立腺を的確に押し込んでいるのか……内側を深く抉るたび、意気消沈している筈の男の身体は勢いよく跳ね、『イグゥッ♡ またイグゥッ♡♡』と唸る。
ぶらさがった睾丸から繋がる陰茎には青筋が浮かんでおり、それを目の当たりにした香月は眉をつり上げ、『お前、少し黙っていられないの? オナホの自覚が足らないなぁっ‼』と手の平で、相手の尻肉を打ち始めた。
「また勝手にイッちゃって……。お前も知ってると思うけどさぁ……ワンコたちから神聖な精液注いでもらったら、う●ちするみたいに出すのが先でしょっ! せっかく搾取したワンコ精液なのに、汚い尿を1滴でも混ぜたら売り物にならないじゃない‼ 言いつけ通りにしないと尿道から膀胱までカテーテル突き挿して、四六時中垂れ流しの刑だよ? お前の濁りおしっこ、ワンコたち大好きだからさぁ……餌用に取り溜めしちゃおうかなぁ――」
「うぉッ⁉」
男をそう罵った香月は、彼の亀頭を塞いでいた金属製のプラグを仕置きとばかり、ヌチュンッと引き抜いた。
「らめっ! らめぇ…‼ カテーテルは嫌だぁッ‼ あれ、痛てぇからァ゙!!――オ゙ッ‼」
香月の発した言葉に同様を隠しきれない男はブルブルと頭を動かしては提案を拒否し、拳を握りしめたかと思うとレーン上で勢いよく力み出した。
「た、頼む‼ ワンコ精液、ウ●コと一緒に捻り出すから許してくれぇえッ‼ お゙ッ、ゔぉ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙ ―ッ!!!」
叫び声に続くのはプスプス、ブピブピといった下品極まりないガス音。
以前尿道に通されたカテーテルが余程苦痛だったのだろうか。そのまま力任せに力めばアナルヒダが裂けるように開き、奥に溜まっていた犬たちの精液と自身の糞尿をバケツ内に撒き散らす。泥状のそれは欠片となってあちこちに飛び散り、周囲をこげ茶色に染めていた。
「ぐぅ――うぇっ……」
(気持ち悪りぃ……)
男はもう家畜以下の存在なのだろう。人前だというのに鼻をつく強烈な悪臭を放ちながらも、平然と排泄した男に嫌悪感を抱かずにいられない。
気がつけば俺は両脇を担ぐ工場員たちを振り払い、胃の中の物を床へ全て吐き出してしまった。まだあどけなさが残る弟がこんな非道な行いを先導しているとは、信じたくもない。
「兄さん、びっくりしちゃった? 僕を1人、家に残して出ていったことが気掛かりで……助けにきてくれたんでしょう? 兄さんは誰よりも優しいからね。僕、兄さんを信じていたから、何があっても頑張ってこれたんだぁ」
香月はにこやかに微笑むと、〝野木電子工業〟の実態を語り出した。この工場では、飼い主の思想により去勢されていない雄犬を定期的に預かっては彼らのマウンティング防止とストレス発散を兼ね、高い給料をチラつかせて雇ったロクデナシ男を使い、雄犬の抜きサービスを行っているというのだ。
人間の男は、いくら犬の精子を注がれようが妊娠する心配がない。その上、男の直腸内に溜まった精液はブリーダーに売り捌かれているようだ。
ただ……やはり前述した通り、雄犬が射精するために必要な発情期を迎えた雌犬が必要となる。だから、彼らには雄犬と対面させる前に雌犬から採取した特殊ミストをたっぷり振り掛けるという徹底ぶりであった。
(アイツ、そんな悪事にまで手を染めていたのかよ……)
義父から見れば〝ロクデナシ〟だろうが、身元がわからないようなその日暮らしの男の人格を破壊させてまで犬との交尾を続けさせるとは、恐ろしい手口である。
しかもその残忍な行為の片棒を自身の血が流れる香月に担がせているのだ。
「あぁ……兄さんの綺麗な顔、ゲロで汚れちゃってる! もう、しょうがないなぁ……んぅ……」
「ッ⁉ か、かづ――……なに、考え……‼」
香月はどこか不安気に俺の顔を覗き込んだ。
俺は始め、香月自身が人間を使った雄犬の精子搾取に手を染めていたことを後悔しているのだと思ったのだが、それは大きな間違いだった。
「んちゅ……あ……ふっ♡ 凄い味♡ 兄さん、上顎、感じちゃうんだねぇ? もっと舐めてあげるぅ♡♡」
(き、汚ねぇ……から‼ やめろ、やめろよ、香月‼)
香月に両頬を包まれてしまえば、弟に弱い俺は1歩も動けず、男の排泄物の臭いと、俺の吐瀉物の臭いとが混じる空間で交わされるキスに身を投じるしかない。
唾液を絡め合っていた相手の舌は、上顎や歯茎をチロチロと舐め回していく。香月は時折ゴクリと喉を慣らし、俺の吐瀉物が含まれた唾液を飲み込んで平然としていた。
「ねぇ、兄さん。僕を助けてくれる気があるならさぁ……この仕事――ワンコたちの精子搾取、手伝ってくれる? 昨日1個壊れちゃって困ってたトコなんだよ。処女オナホなら、ワンコたちも大歓迎! 家も食事も全部用意してあげる。勿論、給料もね♡」
(は……?)
弟の発言に俺は目を見開いた。向かい側で犬に囲まれている男以外にも〝オナホ〟となっている生贄がいるとでもいうのだろうか。
「ホラ、あの角を見て。頭おかしくなっちゃったのがいるでしょ?」
「――なんなんだ、あれは……」
犬に種付けされた男が乗るレーンの更に奥――光りが一切当たらない壁の隅に新たな影が蠢いているのが分かる。そこに伸びていたのも、何かしらの格闘技をやっていたようなガタイの良い男だった。
彼は長期間に渡り監禁されていたのだろう……下着の代わりに紙オムツを履かせられており、しばらく取り替えられていないのか黄や茶黒の汚水が鼠径部の隙間から漏れていた。
「あのオナホ、●レート・●ーンや、ドー●ルマ●なんかの大型犬専用だったんだ。最近はすぐ脱肛するようになっちゃったから後始末が大変でさ……。オムツしていてもそこら中に排泄するんだよ? 精子を注入してくれるワンコたちだって、萎えちゃって話にならないよ」
溜息をついた香月は、手袋をはめた工場員に指示を出し、男の飛び出した直腸粘膜が元の位置に戻るのを静かに見つめている。
男は理性を失っているのか工場員の指を犬のペニスだと勘違いし、痛みを感じる素振りを見せることなく『うぉ♡ ん゙ぐぅ♡ おちんぽ、おちんぽォ゙♡♡』と幸せそうな様子だった。
想像を遥かに超える事態に、狼狽える俺を犬用オナホとして工場に監禁するか否か考えあぐねたらしい香月は、こちらにこんな誘い文句を投げ掛けた。
「兄さん。僕、全部知ってるんだ。僕を迎えに来たんじゃなくて、泥棒するつもりでしょ? そんなことしてるより、犬用オナホになればお金の不安なんか全部忘れて、ちんぽのことだけ考えていればよくなるんだよ? 処女アナルを持つ兄さんのミストには新薬も混ぜてあげるからさぁ……。痛みもわからないまま、楽しい人生が送れるよ? 快楽に溺れて一生苦労せずに暮らせるだなんて……最高の仕事だと思わない?」
(俺が犬用オナホになるだって? 馬鹿を言え!いくら香月の頼みでも、それだけは――)
〝できない〟そう答えろと脳は命じているのだが……。今も昔も俺の心をコントロールする力だけは、弟である香月の方が上手だった。
「……そんな目で僕を見ないでよ。僕も自分が変人だってコト分かってるんだよ? 人間を犬に捧げるだなんて、オナホにするなんておかしいってっ! でも……僕、父さんが怖いんだ……。オナホの数が減ると、父さんの機嫌が悪くなっちゃう。僕、また叱られちゃうよぉ……」
声を詰まらせた香月は、涙を浮かべながら俺に見えるよう自身が身に着けていた白衣を捲ると、下に着ていたYシャツのボタンを外して見せた。晒された素肌にはおびただしい数の痣。
赤や紫に腫れたそれの中には熱した金属を押し当てられたような火傷も混ざっているではないか。
(クソッ‼ アイツ、俺が家に近寄らなくなってから、香月にも手を出したんだ……)
恐れていた事態が起こっていたのだ。俺は自責の念に駆られた。
やはり早い段階で、香月を連れて逃げ出すべきだったのかもしれない。俺と同じ思いを弟にまで経験させてしまうだなんて、歳の離れた兄として情けない限りではないか。
俺は怒りに震えていた。義父や母親――なにより、自分自身に対して。
だから、覚悟を決めたのだ。
「いいぜ、香月。お前がアイツに甚振られるくらいなら――兄ちゃん、オナホになるよ。その代わり、給料は弾めよ? 兄ちゃんの処女穴、高けぇんだから」
(嘘だ……)
昔の思い出に浸っている場合ではない。目を背けていた現実に戻ると、レーン上で犬用オナホとして種付けを受けていた男が白目を剥きながら涎をダラダラと垂らし、犬の上下運動に合わせて自らも腰を振っていた。
自身の好きな部分を犬のペニスが掠めると、嬉しいのか尻肉まで弾ませているではないか。
(おいおい、一体どうしたっていうんだよ。〝野木電子工業〟は電子部品を扱う工場の筈だろ⁉ なんで野郎が犬にケツ掘られてんだ……)
工場に忍び込むことに成功した俺は、鉄製金庫へ向かおうと社員の休憩室で鍵の掛かっていないロッカーからダイヤルキーのメモを抜き取り、別棟へ続く階段へと急ぐ。
その途中、渡り廊下で目にしたのが終わりを見せないこの悍ましい光景だった。
「んほぉ♡ ワンコちんぽぉ……壊れでるッ゙♡ 雄まんこ壊れでる゙の゙ォ゙♡ ぶっ太いワンコちんぽイ゙イ゙♡♡」
虚空を見つめる男のアナルは、犬に突かれ続けている。精液を出し切った犬たちも、すぐさま場を離れることなくかっぽりと開いた穴に舌を伸ばし、男の腸液や、自身が放った精液をほじくり返すものだから、アナルヒダは糜爛となって外に出てしまっていた。
犬の群れはそれでも本能の赴くまま、男との交尾を止めることはない。
「ゔァ゙♡ おほほ♡ ひっひ♡♡ 汚ねぇ屁の音、ブピブピ出ちまう♡♡ 雄まんこの中身、放屁で出りゅ♡ 奥まで溜めた赤ちゃんの素、全部出ちまう♡♡ もったいねぇよォ♡♡ なぁなぁ、雄まんこ皺広げてやっからァ……他のわんこもちんぽ挿れろよォ♡ みんなで挿れてぇ……赤ちゃんできるまで塞いでてくれ♡♡」
(このままじゃアイツ、本当に壊れちまう! 警察に通報しねぇと……)
人助けなんてガラではないのだが、この吐き気がする現場から一刻も早く立ち去りたくて、俺はスマホを入れていた作業着のポケットに手を突っ込んだ。そのとき――。
ピロロンッ―― ピロロロンッ――
突然なり響く、聞き慣れた着信音に思わず肩が跳ね上がる。
ディスプレイに映し出されているのは、この工場の跡継ぎで、俺の弟……香月の名だった。
「へぇ、兄さんも〝犬用オナホ〟に興味があったんだぁ……わざわざ深夜に工場見学へ来てくれるなんてさ!」
「か、かづ……き?」
背後に複数の作業員を従えて現れた白衣姿の弟は、彼らに俺を捕えさせると煌々と光るスマホの画面を気だるげに振った。恐らく監視カメラの転送データなのだろう。
そこには変装用の作業着に身を包み、裏口から施設に潜り込む俺の姿がハッキリと映っていた。
◆◇
「兄さんって犬用オナホ見るの初めてだよね?」
(くっ、臭せぇ……獣臭と精液…それに汚物の臭いが混ざって、鼻がへし折れちまう……)
香月は工場員に羽交い絞めにされ、動きを封じられた俺を見て、喜々としている。
それはまるでゲームに熱中していた在りし日のようだ。男たちに引きずられながら、案内されたのは1階の作業場。そこには先程まで俺が渡り廊下で眺めていた男が、犬の精液を尻穴から垂れ流した状態で横たわっていた。
完全に気を失っているらしい。
「う~ん、せっかくの処女穴だったのに、ここまで広がったら意味がないね。せっかくの精液が無駄になっちゃう。このオナホ、適正あり過ぎて……ワンコたちのちんぽ挿れた途端にイッちゃうから、全然搾取できないや」
「ふァ゙ッ♡♡」
俺への見せしめだろうか。目を伏せた香月は『チッ』と小さな舌打ちをすると、M字開脚状態の男の肛門に自身の白くか細い指を2本、3本……ついには手首まで挿し込んで見せた。
無遠慮にナカを掻き出せば、足元に設置した青バケツ内に獣の精液が落ちていく。前立腺を的確に押し込んでいるのか……内側を深く抉るたび、意気消沈している筈の男の身体は勢いよく跳ね、『イグゥッ♡ またイグゥッ♡♡』と唸る。
ぶらさがった睾丸から繋がる陰茎には青筋が浮かんでおり、それを目の当たりにした香月は眉をつり上げ、『お前、少し黙っていられないの? オナホの自覚が足らないなぁっ‼』と手の平で、相手の尻肉を打ち始めた。
「また勝手にイッちゃって……。お前も知ってると思うけどさぁ……ワンコたちから神聖な精液注いでもらったら、う●ちするみたいに出すのが先でしょっ! せっかく搾取したワンコ精液なのに、汚い尿を1滴でも混ぜたら売り物にならないじゃない‼ 言いつけ通りにしないと尿道から膀胱までカテーテル突き挿して、四六時中垂れ流しの刑だよ? お前の濁りおしっこ、ワンコたち大好きだからさぁ……餌用に取り溜めしちゃおうかなぁ――」
「うぉッ⁉」
男をそう罵った香月は、彼の亀頭を塞いでいた金属製のプラグを仕置きとばかり、ヌチュンッと引き抜いた。
「らめっ! らめぇ…‼ カテーテルは嫌だぁッ‼ あれ、痛てぇからァ゙!!――オ゙ッ‼」
香月の発した言葉に同様を隠しきれない男はブルブルと頭を動かしては提案を拒否し、拳を握りしめたかと思うとレーン上で勢いよく力み出した。
「た、頼む‼ ワンコ精液、ウ●コと一緒に捻り出すから許してくれぇえッ‼ お゙ッ、ゔぉ゙お゙お゙お゙お゙お゙お゙ ―ッ!!!」
叫び声に続くのはプスプス、ブピブピといった下品極まりないガス音。
以前尿道に通されたカテーテルが余程苦痛だったのだろうか。そのまま力任せに力めばアナルヒダが裂けるように開き、奥に溜まっていた犬たちの精液と自身の糞尿をバケツ内に撒き散らす。泥状のそれは欠片となってあちこちに飛び散り、周囲をこげ茶色に染めていた。
「ぐぅ――うぇっ……」
(気持ち悪りぃ……)
男はもう家畜以下の存在なのだろう。人前だというのに鼻をつく強烈な悪臭を放ちながらも、平然と排泄した男に嫌悪感を抱かずにいられない。
気がつけば俺は両脇を担ぐ工場員たちを振り払い、胃の中の物を床へ全て吐き出してしまった。まだあどけなさが残る弟がこんな非道な行いを先導しているとは、信じたくもない。
「兄さん、びっくりしちゃった? 僕を1人、家に残して出ていったことが気掛かりで……助けにきてくれたんでしょう? 兄さんは誰よりも優しいからね。僕、兄さんを信じていたから、何があっても頑張ってこれたんだぁ」
香月はにこやかに微笑むと、〝野木電子工業〟の実態を語り出した。この工場では、飼い主の思想により去勢されていない雄犬を定期的に預かっては彼らのマウンティング防止とストレス発散を兼ね、高い給料をチラつかせて雇ったロクデナシ男を使い、雄犬の抜きサービスを行っているというのだ。
人間の男は、いくら犬の精子を注がれようが妊娠する心配がない。その上、男の直腸内に溜まった精液はブリーダーに売り捌かれているようだ。
ただ……やはり前述した通り、雄犬が射精するために必要な発情期を迎えた雌犬が必要となる。だから、彼らには雄犬と対面させる前に雌犬から採取した特殊ミストをたっぷり振り掛けるという徹底ぶりであった。
(アイツ、そんな悪事にまで手を染めていたのかよ……)
義父から見れば〝ロクデナシ〟だろうが、身元がわからないようなその日暮らしの男の人格を破壊させてまで犬との交尾を続けさせるとは、恐ろしい手口である。
しかもその残忍な行為の片棒を自身の血が流れる香月に担がせているのだ。
「あぁ……兄さんの綺麗な顔、ゲロで汚れちゃってる! もう、しょうがないなぁ……んぅ……」
「ッ⁉ か、かづ――……なに、考え……‼」
香月はどこか不安気に俺の顔を覗き込んだ。
俺は始め、香月自身が人間を使った雄犬の精子搾取に手を染めていたことを後悔しているのだと思ったのだが、それは大きな間違いだった。
「んちゅ……あ……ふっ♡ 凄い味♡ 兄さん、上顎、感じちゃうんだねぇ? もっと舐めてあげるぅ♡♡」
(き、汚ねぇ……から‼ やめろ、やめろよ、香月‼)
香月に両頬を包まれてしまえば、弟に弱い俺は1歩も動けず、男の排泄物の臭いと、俺の吐瀉物の臭いとが混じる空間で交わされるキスに身を投じるしかない。
唾液を絡め合っていた相手の舌は、上顎や歯茎をチロチロと舐め回していく。香月は時折ゴクリと喉を慣らし、俺の吐瀉物が含まれた唾液を飲み込んで平然としていた。
「ねぇ、兄さん。僕を助けてくれる気があるならさぁ……この仕事――ワンコたちの精子搾取、手伝ってくれる? 昨日1個壊れちゃって困ってたトコなんだよ。処女オナホなら、ワンコたちも大歓迎! 家も食事も全部用意してあげる。勿論、給料もね♡」
(は……?)
弟の発言に俺は目を見開いた。向かい側で犬に囲まれている男以外にも〝オナホ〟となっている生贄がいるとでもいうのだろうか。
「ホラ、あの角を見て。頭おかしくなっちゃったのがいるでしょ?」
「――なんなんだ、あれは……」
犬に種付けされた男が乗るレーンの更に奥――光りが一切当たらない壁の隅に新たな影が蠢いているのが分かる。そこに伸びていたのも、何かしらの格闘技をやっていたようなガタイの良い男だった。
彼は長期間に渡り監禁されていたのだろう……下着の代わりに紙オムツを履かせられており、しばらく取り替えられていないのか黄や茶黒の汚水が鼠径部の隙間から漏れていた。
「あのオナホ、●レート・●ーンや、ドー●ルマ●なんかの大型犬専用だったんだ。最近はすぐ脱肛するようになっちゃったから後始末が大変でさ……。オムツしていてもそこら中に排泄するんだよ? 精子を注入してくれるワンコたちだって、萎えちゃって話にならないよ」
溜息をついた香月は、手袋をはめた工場員に指示を出し、男の飛び出した直腸粘膜が元の位置に戻るのを静かに見つめている。
男は理性を失っているのか工場員の指を犬のペニスだと勘違いし、痛みを感じる素振りを見せることなく『うぉ♡ ん゙ぐぅ♡ おちんぽ、おちんぽォ゙♡♡』と幸せそうな様子だった。
想像を遥かに超える事態に、狼狽える俺を犬用オナホとして工場に監禁するか否か考えあぐねたらしい香月は、こちらにこんな誘い文句を投げ掛けた。
「兄さん。僕、全部知ってるんだ。僕を迎えに来たんじゃなくて、泥棒するつもりでしょ? そんなことしてるより、犬用オナホになればお金の不安なんか全部忘れて、ちんぽのことだけ考えていればよくなるんだよ? 処女アナルを持つ兄さんのミストには新薬も混ぜてあげるからさぁ……。痛みもわからないまま、楽しい人生が送れるよ? 快楽に溺れて一生苦労せずに暮らせるだなんて……最高の仕事だと思わない?」
(俺が犬用オナホになるだって? 馬鹿を言え!いくら香月の頼みでも、それだけは――)
〝できない〟そう答えろと脳は命じているのだが……。今も昔も俺の心をコントロールする力だけは、弟である香月の方が上手だった。
「……そんな目で僕を見ないでよ。僕も自分が変人だってコト分かってるんだよ? 人間を犬に捧げるだなんて、オナホにするなんておかしいってっ! でも……僕、父さんが怖いんだ……。オナホの数が減ると、父さんの機嫌が悪くなっちゃう。僕、また叱られちゃうよぉ……」
声を詰まらせた香月は、涙を浮かべながら俺に見えるよう自身が身に着けていた白衣を捲ると、下に着ていたYシャツのボタンを外して見せた。晒された素肌にはおびただしい数の痣。
赤や紫に腫れたそれの中には熱した金属を押し当てられたような火傷も混ざっているではないか。
(クソッ‼ アイツ、俺が家に近寄らなくなってから、香月にも手を出したんだ……)
恐れていた事態が起こっていたのだ。俺は自責の念に駆られた。
やはり早い段階で、香月を連れて逃げ出すべきだったのかもしれない。俺と同じ思いを弟にまで経験させてしまうだなんて、歳の離れた兄として情けない限りではないか。
俺は怒りに震えていた。義父や母親――なにより、自分自身に対して。
だから、覚悟を決めたのだ。
「いいぜ、香月。お前がアイツに甚振られるくらいなら――兄ちゃん、オナホになるよ。その代わり、給料は弾めよ? 兄ちゃんの処女穴、高けぇんだから」
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