アイツが寝てる間に

kenty

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12章

3日目 抑えられない衝動

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 風呂から上がり、僕らは夕食会場へ行った。3日目、最後の夕食は少し豪華なメニューだった。一人用に用意された鍋の固形燃料に火がともされ、すき焼きのいい香りが漂った。「うまそう!」航介は一番に肉をほおばり、「最高!おめえらも食えよ。」「航介は好きなものを迷わず一番に食うタイプだね。」「ケンティは?」「う~ん。少しずつ味見してから、一番おいしかったやつから食べるかな。」「隆司は?」「俺は、最後にとっておいて、じっくり食べる。」「性格出てるね、でもそんなことしてる間に誰かに取られちゃうかもよ。」航介は隆司の肉に手を伸ばす真似をした。「やめろって!」「でもそうかもな。欲しいものは航介みてえに素直に、先にいっちゃった方がいいかもな。」「ケンティは様子見ばかりしてるとそのうち周りが冷めちゃって、おいしくなくなるよ。」航介の言葉は、僕に突き刺さった。おそらく隆司も何か感じたと思う。
 食事が終わり、部屋に戻ると、隆司がいつもの通り部屋を片付け始めた。「ゴミ箱溜まってるから、レジ袋に入れて捨ててくるから他にあったら今だせよ。うわ、くっせ~!これって・・・」隆司はゴミ箱をひっくり返し、下から出てきたティシュの塊をつかんだ。そう、それは昨日の夜に僕と航介が出した、ザーメンティッシュだった。「誰だ?」「オレオレ!昨日二人が寝てからついつい、我慢できなくてこっちの部屋で一人シコッタ。」航介が取り繕った。「じゃあ、俺はまた、酒買ってこようかな。ケンティ行こうぜ。」「うん。でもきっとまだ雪すごいんじゃん。しかももうこの格好だし…」「そだな。また着替えるの面倒だし、まだ少し残りあるから自販機で買ってこようかな。浴衣の下だって実はノーパンだし!」航介は相変わらず風呂上がりのノーパンを通していた。「じゃあ、俺が行く。」僕は、浴衣の上に丹前を羽織り、財布を持って部屋を出た。航介も丹前を羽織り慌てて、僕を追いかけてきた。エレベーターの中に入ると、航介は俺の手を取り、ニッコリ笑いながら、その手を浴衣のあわせから中へ導き、チンコにあてがった。すでにパンパンに膨らんでいた航介のチンコを僕はためらいもせず握った。1階に着き、扉が開くと客がいないことを確認してすぐに扉を閉め最上階のボタンを押した。航介は僕の浴衣をまさぐりハーフパンツのゴムの間から手を入れ、ジョックストラップのゴムを引っ張った。「ケンティこのパンツって?」「・・・」航介は本来あるはずのゴムの下の布が、いきなりケツなのにビックリしながら、指で割れ目をなぞっていった。「あっ・・」「ケンティ、エロい・・・」「航介だって、こんなところで…」「興奮しない?」「する・・・」エレベーターはまた、最上階につき、すぐに扉を閉め、1階のボタンを押す。「あっ」3階で止まった。航介は僕の背後に回りテントを張った浴衣を隠した。僕も丹前の前をしっかり合わせて隠した。中年の夫婦が乗り込み、そのまま1階へ降りた。僕たちは夫婦に促され、先に降りた。自販機に向かい、何もなかったように酒を選んだ。ここでも航介はさっとコイン財布から札を出し自販機にいれ、「ケンティ、適当に選んで。」「うん。ありがと・・・」「もういっかな。」航介はさっと手を出して、僕の持つレジ袋を取り、持ってくれる。航介のこんなちょっとした行動に、彼女になったかのようにときめいていく・・・航介はエレベーターに向かって行く。「航介、俺トイレに行ってもいいかな。」「えっ、ケンティ、今度はトイレで・・・」航介はにっこり笑った。「俺も行く行く。」今度は邪魔されたくなかった。僕は、航介に間近に見てもらいたかった、ジョックストラップ姿の僕を。
 こんなことは、以前にもあった。尚也コーチが、シャワー室で誰か来るか来ないかハラハラしながらイチャついた後、結局誰かに邪魔された後、どうしても続きがしたい僕が、コーチをトイレに誘って、個室に入り続きのエッチをした。コーチはいつもそんな僕を見通して、わざと人目に付きそうな場所で興奮させておいて、最後には密室でじっくり僕を弄んだ。
 トイレに入ると一番奥の多機能トイレに入った。すぐに航介もついてきた。航介は鍵を閉めニッコリ笑った。「こんなところで?」僕は丹前と浴衣の帯をほどき、脱いだ。ドアのフックにかけるとハーフパンツも脱いで便座の上に置いた。「ケンティ。エロい・・・そのパンツ・・・」僕は、後ろを向いた。「ケンティ、すげ~いい。」航介はしゃがみ込み、僕のケツに顔を近づけ、何度も手で尻たぶを開いては閉じた。もう僕は最高に興奮していた。何よりもこのパンツ姿を誰かに見られることが一番興奮する。航介は立ち上がり浴衣を開き、チンコを出し、そのままケツノ割れ目に突き刺した。「あっ・・・」何度も激しく突き刺した。そのままチンコの先を航介は下へもっていき、また、スマタに押し込み激しくついた。僕も腰を振った。「ヤッヤッヤベ~・・・」ものすごい勢いで、航介のザーメンが飛び散った。「すげ~最高!最高に興奮した。」「ケンティもイコうぜ。」航介は左手で僕のジョックストラップから、パンパンに膨れ上がったチンコを取り出した。そのままゆっくりとしごき始めると僕はすぐにイキそうになった。「アッ・・・」航介は右手で僕の右乳首をいじった。体中に電気が走ったように快感が突き抜けた。「アッア~・・・」僕もさっき風呂場で出したばかりとは思えないほどの量のザーメンを吹き飛ばした。「ケンティ、エロいね。もう恥ずかしいとか、相手が男とか感じなくなっただろ、ただ気持ちいいことしたいって、ね?」「うん。気持ちかった・・・」航介はトイレットペーパーをたっぷりと引き出し、まだ興奮の余韻でピクピクしている僕のチンコの先に垂れている液体を優しくぬぐい、太ももの内側から流れ落ちている自分の解きはなった液体を丁寧にふき取ってくれた。それからもう一度トイレットペーパーを絡め取り、丸めてから便器や壁に飛び散った僕の白濁の液をふき取った。「ケンティ、やっとそのパンツ履いてくれたね・・・」「えっ、何で…」「見ちゃったんだよね、ケンティのパンツ袋、俺。俺、それ見た時、ケンティがそれはいてるとこ想像してオッ起った。やっぱケンティも好きなんじゃね。」「うん・・・実は結構パンツフェチかも、パンツにこだわりあって…」「ふ~ん。じゃこれからも新着パンツいっぱい俺に見せてね。」航介はそう言ってジョックストラップのケツのゴムの部分を引っ張りぱちんと離した。航介は身なりを整えて、便座をあげて中にトイレットペーパーを入れ流した。僕も身なりを直した。航介は指を僕の口に当て「シーっ・・・」静かにカギを開け扉を押した。あたりの気配を窺い航介から先に個室から出た。航介が手招きをしたのを確認してから僕も外へ出た。僕たちは何もなかったかのように缶チューハイの入ったレジ袋を下げ、エレベーターに乗って自分たちの部屋に戻った。
 「ずいぶん時間かかったな。」しっかり部屋は片付けられ、布団もしっかり3人分敷かれたあった。隆司はリビングスペースのソファに腰かけ缶ビールを片手に、スマホをいじっていた。「オウ、ちっとゲームコーナーで遊んでた。しょぼいゲームしかなかったけど・・・」航介は丹前を脱ぎ、また浴衣1枚になった。僕も丹前を脱いだ。「ケンティもTシャツとハーパン脱いで浴衣1枚になろうぜ。部屋ン中暑いだろ。」航介はニヤッとこっちを向いた。隆司も浴衣1枚になっていた。さすがに今日はトランクスは履いていて、大きく広げた足の間から水色のストライプのトランクスが見えていた。「熱すぎる?ヒーターの温度メッチャ上げといたんだ。」隆司も僕の方を見て、脱ぐのを待っているような視線を送った。「そだね。」僕は和室に戻り、浴衣の肩を両方外しシャツを脱ぎ、また浴衣を戻し、ハーパンを脱いだ。浴衣の裾を整えてから、リビングスペースに行き、隆司の隣に座っている航介の対面に座った。航介はニヤニヤしながらゆっくりとノーパンの足を開いて、もう少し半立ちになっているチンコを見せつけた。僕も足を広げた。航介と隆司からは赤いジョックストラップの前の部分が見えているはずだ。航介は缶チューハイを開けて、呑み始め、足を閉じた。僕もほろ酔いカクテルを開け、足を閉じた。それからは、いつもの3人のたわいのない会話が続き、スナックを食べながらどんどんと買ってきた酒の缶を空けていった。
 
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