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10.正直な気持ち
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「ちょうど声が聞こえたから。奥様、こちらへ」
おどけた様子のエリックに手を差し出されて、自然に重ねる。重なった掌から伝わる体温はよく知ったものだ。それに安堵するのは、やはり今の状況は自分で思っている以上に不安なのかもしれない。
エリックなりに気遣ってくれているのだろう。彼は私の心の機微に敏い。
「ありがとう、えーっと、旦那様?」
気恥ずかしくて手元を見つめることしかできなくて、ちょっぴり悔しい。
「…………うぅ、ずるい」
隣から聞こえてきたのは小さな、小さな声で。どうしたのかと見上げれば、エリックは掌を目に当てて天井を仰いでいた。
「え? ずるい?」
ただならぬ様子に驚いたが、「なんでもない」とテーブルまで歩き出すエリック。手を取られていた私はそのままついていくしかなかった。
八人はゆったりと食事ができそうなテーブルにスープやパン、柔らかそうに煮込まれた肉やサラダに果物が並び、お腹の虫が我に返ったように騒ぎ出す。
勧められた席に座ると、その角を挟んだ席にエリックは座った。これが私たちの定位置なのだと知る。
エリックの祖父母に招かれて、何度もこの食堂で食事を取らせてもらったけれど、エリックと二人きりというのはなんとも奇妙な気分だ。それはここが記憶の中とあまり変わっていないからなのかもしれない。
「二人しかいないから、ゆっくり話しながら食べよう。疑問があったらなんでも聞いてくれ。その中で思い出すことがあるかもしれないし」
籠からパンをひとつ取り出したエリックは、私の前の皿にそれを置いた。私の好きなドライフルーツが混ぜられたパンだ。躊躇なくそれを渡すあたり、やはり彼はエリックなのだ。何度もそう確認してしまうのは、やはりまだ違和感があるから。大人っぽい外見だけでなく、甘すぎるその表情が。
私の知っているエリックは呆れた顔だったり眉間に皺を寄せていることが多い。つい考えなしで行動してしまう私のせいでもあるんだけれど。
「まずは簡単に俺たちのことを話そうか」
野菜が煮込まれたスープの優しい味にホッとしていると、エリックが話し出した。頷いて続きを促す。
「昨晩も少し話したが、卒業して俺たちはすぐに結婚した」
「恋人期間とかは……?」
「優秀な成績で学園を卒業することが結婚の条件で、目途が立ってすぐに婚約したから……、強いて言うならば、そこから結婚式までは恋人だったな」
エリックの言葉に目を見開いた。卒業する頃には殆どの生徒が十八歳になっているから、現在十六歳ということは……。
「ええ……。じゃあ、あと二年くらいで結婚するってことなの……」
何ということだ。信じられないけれど、エリックが嘘をつく理由もない。なによりもここが現実であるということはよく分かっている。
「そうなるな」
「……でも全然そんな素振り見せなかったじゃないの」
『私』はさぞかし驚いただろう。ライバルでもある親友が夫になるなんて。
「その時は、な。俺だってもう少し意識させるつもりだった。けれど今のラリアの記憶から一年後、十七歳のときに縁談の打診が来たんだ」
「え? どっちに?」
「ラリアに、だ。しかも相手は第二王子殿下」
「なっ!!」
第二王子殿下と私がなぜ? 接点なんてないどころか、彼の人は私よりも三、四歳年下だ。お父様のお供について行った夜会で挨拶をしたことがあるが、まだまだ見た目は子供だった。
しかしお父様のこの国での立場を思い出す。国最高の魔術師でありそれらを纏める団長で、分家ではあるが伯爵家の血筋。更に本人も功績を認められて、陛下から子爵位を賜っている。皇太子妃にしては身分が低いかもしれないが、第二王子であれば問題ないどころか、魔術師の後ろ盾ができて王家にとっても安心できるのだろう。
魔力の向上、魔術の研究にしか興味がない私でも、それくらいは予想できた。
「言われてみれば立場的にもアリなのかもしれないわね」
「あってたまるか! ……そんな横から掻っ攫われそうになった状態を、いち早くお義父様が知らせてくれたから猛アピールをして、さっさと婚約を結んだんだ」
「なるほど。王家に嫁いだら大変ね。魔術師になるどころじゃないから、絶対にごめんだわ」
「あの時、婚約を申し込んだ俺にもそう言ってたよ」
エリックは形の良い眉を少し下げてそう言った。その表情に胸が痛む。喉まで出かかった言葉を飲み込もうとしたが、いや、それでは駄目だと思い直す。ただの幼馴染だった私たちではない。
今は夫婦で、あんなことやこんなことまでする仲なのだ。それに私はエリックが好きだと気付いたわけで……。
「えっと、その時、私がそう言ったのは確かに正直な気持ちだけど、でも仕方がないからエリックとの婚約に同意したわけじゃないと思うの」
「んん……?」
意味が分からないのか、エリックは少し首を傾げている。そんな仕草すら、胸がキュンとしてしまうなんて恋ってすごい。
「昨晩好きだと自覚したって言ったでしょ? 婚約の時には無自覚だったのか、アピールされたから、ほんのり気付いていたかは分からないけど……。エリックしかいないと思ったから婚約したのよ」
途中からは言いながら恥ずかしくなってしまい、手元のパンに目線を落とし、少しまだ大きい塊のそれを口に放り込んだ。モグモグと咀嚼する間、エリックのほうは見られなかったけれど、一言も発しない。それをいいことに水で流し込んでから再び口を開く。
「ほら、私のことだからプライドとかが邪魔したんだろうし照れくさくて、そういう言い方でしか言えなかったんだと思う」
ああ、もう、昨晩からどうかしている。こんな恥ずかしいことを口に出してしまうなんて。でも誤解をされたままでは嫌だ。あんなに愛されていると知ったあとでは尚更。
頬に集まった熱を誤魔化すために、ゴブレットの水を飲み干した。それから食事に専念すること暫し。シンと静まり返った空気を感じ、恐る恐るエリックへと視線を向けた。
「エリック? どうしたの……?」
「あ、いや、信じられなくて……」
「ちょっと! パンを落としちゃってるじゃないの」
エリックはパンを持った手の形のまま固まっていた。手の中にあったであろうパンは、辛うじて取り皿の上に乗っていた。
「ああ、すまない」
再びパンを手に取ったエリックだったが、一瞬思案したのち皿の上に置いてしまう。
「食べないの?」
「ラリア、記憶を失ってしまった君にこんなことをいうなんて、いけないと分かっているが……。気持ちを知れたことが嬉しくて……」
エリックが言うのも仕方がない。なんせ幼馴染で気負いのない関係だ。互いに言いたいことを言い合ってきたからこその照れがある。意地っ張りの私は、魔術師になれないならなんて言って照れ隠しをしたのだろう。自分だからよく分かる。嫌だったらそもそもずっと長い間エリックと一緒にいないし、婚約など受けるわけがない。
「うん、なんか、ごめんね?」
「ラリアの性格はよく分かっているつもりだった。けれど不安じゃなかったといえば嘘になる。結婚していまえば近くで見守ることはできるが、心までは縛れない」
眼鏡の奥の瞳は真剣だ。昨晩の行為だけでなく、エリックから放たれる、隠しもしない私への愛がストレートに向けられている。心臓がドキドキと暴れ出し、治まっていたはずの頬の赤みが、先ほどよりも増しているのが鏡で見なくても分かった。
「ま、待って! 私、まだ十六歳なの。どう返したらいいのか分かんない!」
視線に耐え切れず、両手を挙げて目を瞑る。お手上げだ。二十四歳の私なら上手く切り返せたかもしれないけれど、私じゃ無理。なんせやっとエリックへの想いを自覚したばかりなのに。
「可愛すぎて、今すぐにでも寝室に行きたい」
蜜のようにトロリとした声色に目を開けると、声に違わぬ表情をしたエリックがいた。
おどけた様子のエリックに手を差し出されて、自然に重ねる。重なった掌から伝わる体温はよく知ったものだ。それに安堵するのは、やはり今の状況は自分で思っている以上に不安なのかもしれない。
エリックなりに気遣ってくれているのだろう。彼は私の心の機微に敏い。
「ありがとう、えーっと、旦那様?」
気恥ずかしくて手元を見つめることしかできなくて、ちょっぴり悔しい。
「…………うぅ、ずるい」
隣から聞こえてきたのは小さな、小さな声で。どうしたのかと見上げれば、エリックは掌を目に当てて天井を仰いでいた。
「え? ずるい?」
ただならぬ様子に驚いたが、「なんでもない」とテーブルまで歩き出すエリック。手を取られていた私はそのままついていくしかなかった。
八人はゆったりと食事ができそうなテーブルにスープやパン、柔らかそうに煮込まれた肉やサラダに果物が並び、お腹の虫が我に返ったように騒ぎ出す。
勧められた席に座ると、その角を挟んだ席にエリックは座った。これが私たちの定位置なのだと知る。
エリックの祖父母に招かれて、何度もこの食堂で食事を取らせてもらったけれど、エリックと二人きりというのはなんとも奇妙な気分だ。それはここが記憶の中とあまり変わっていないからなのかもしれない。
「二人しかいないから、ゆっくり話しながら食べよう。疑問があったらなんでも聞いてくれ。その中で思い出すことがあるかもしれないし」
籠からパンをひとつ取り出したエリックは、私の前の皿にそれを置いた。私の好きなドライフルーツが混ぜられたパンだ。躊躇なくそれを渡すあたり、やはり彼はエリックなのだ。何度もそう確認してしまうのは、やはりまだ違和感があるから。大人っぽい外見だけでなく、甘すぎるその表情が。
私の知っているエリックは呆れた顔だったり眉間に皺を寄せていることが多い。つい考えなしで行動してしまう私のせいでもあるんだけれど。
「まずは簡単に俺たちのことを話そうか」
野菜が煮込まれたスープの優しい味にホッとしていると、エリックが話し出した。頷いて続きを促す。
「昨晩も少し話したが、卒業して俺たちはすぐに結婚した」
「恋人期間とかは……?」
「優秀な成績で学園を卒業することが結婚の条件で、目途が立ってすぐに婚約したから……、強いて言うならば、そこから結婚式までは恋人だったな」
エリックの言葉に目を見開いた。卒業する頃には殆どの生徒が十八歳になっているから、現在十六歳ということは……。
「ええ……。じゃあ、あと二年くらいで結婚するってことなの……」
何ということだ。信じられないけれど、エリックが嘘をつく理由もない。なによりもここが現実であるということはよく分かっている。
「そうなるな」
「……でも全然そんな素振り見せなかったじゃないの」
『私』はさぞかし驚いただろう。ライバルでもある親友が夫になるなんて。
「その時は、な。俺だってもう少し意識させるつもりだった。けれど今のラリアの記憶から一年後、十七歳のときに縁談の打診が来たんだ」
「え? どっちに?」
「ラリアに、だ。しかも相手は第二王子殿下」
「なっ!!」
第二王子殿下と私がなぜ? 接点なんてないどころか、彼の人は私よりも三、四歳年下だ。お父様のお供について行った夜会で挨拶をしたことがあるが、まだまだ見た目は子供だった。
しかしお父様のこの国での立場を思い出す。国最高の魔術師でありそれらを纏める団長で、分家ではあるが伯爵家の血筋。更に本人も功績を認められて、陛下から子爵位を賜っている。皇太子妃にしては身分が低いかもしれないが、第二王子であれば問題ないどころか、魔術師の後ろ盾ができて王家にとっても安心できるのだろう。
魔力の向上、魔術の研究にしか興味がない私でも、それくらいは予想できた。
「言われてみれば立場的にもアリなのかもしれないわね」
「あってたまるか! ……そんな横から掻っ攫われそうになった状態を、いち早くお義父様が知らせてくれたから猛アピールをして、さっさと婚約を結んだんだ」
「なるほど。王家に嫁いだら大変ね。魔術師になるどころじゃないから、絶対にごめんだわ」
「あの時、婚約を申し込んだ俺にもそう言ってたよ」
エリックは形の良い眉を少し下げてそう言った。その表情に胸が痛む。喉まで出かかった言葉を飲み込もうとしたが、いや、それでは駄目だと思い直す。ただの幼馴染だった私たちではない。
今は夫婦で、あんなことやこんなことまでする仲なのだ。それに私はエリックが好きだと気付いたわけで……。
「えっと、その時、私がそう言ったのは確かに正直な気持ちだけど、でも仕方がないからエリックとの婚約に同意したわけじゃないと思うの」
「んん……?」
意味が分からないのか、エリックは少し首を傾げている。そんな仕草すら、胸がキュンとしてしまうなんて恋ってすごい。
「昨晩好きだと自覚したって言ったでしょ? 婚約の時には無自覚だったのか、アピールされたから、ほんのり気付いていたかは分からないけど……。エリックしかいないと思ったから婚約したのよ」
途中からは言いながら恥ずかしくなってしまい、手元のパンに目線を落とし、少しまだ大きい塊のそれを口に放り込んだ。モグモグと咀嚼する間、エリックのほうは見られなかったけれど、一言も発しない。それをいいことに水で流し込んでから再び口を開く。
「ほら、私のことだからプライドとかが邪魔したんだろうし照れくさくて、そういう言い方でしか言えなかったんだと思う」
ああ、もう、昨晩からどうかしている。こんな恥ずかしいことを口に出してしまうなんて。でも誤解をされたままでは嫌だ。あんなに愛されていると知ったあとでは尚更。
頬に集まった熱を誤魔化すために、ゴブレットの水を飲み干した。それから食事に専念すること暫し。シンと静まり返った空気を感じ、恐る恐るエリックへと視線を向けた。
「エリック? どうしたの……?」
「あ、いや、信じられなくて……」
「ちょっと! パンを落としちゃってるじゃないの」
エリックはパンを持った手の形のまま固まっていた。手の中にあったであろうパンは、辛うじて取り皿の上に乗っていた。
「ああ、すまない」
再びパンを手に取ったエリックだったが、一瞬思案したのち皿の上に置いてしまう。
「食べないの?」
「ラリア、記憶を失ってしまった君にこんなことをいうなんて、いけないと分かっているが……。気持ちを知れたことが嬉しくて……」
エリックが言うのも仕方がない。なんせ幼馴染で気負いのない関係だ。互いに言いたいことを言い合ってきたからこその照れがある。意地っ張りの私は、魔術師になれないならなんて言って照れ隠しをしたのだろう。自分だからよく分かる。嫌だったらそもそもずっと長い間エリックと一緒にいないし、婚約など受けるわけがない。
「うん、なんか、ごめんね?」
「ラリアの性格はよく分かっているつもりだった。けれど不安じゃなかったといえば嘘になる。結婚していまえば近くで見守ることはできるが、心までは縛れない」
眼鏡の奥の瞳は真剣だ。昨晩の行為だけでなく、エリックから放たれる、隠しもしない私への愛がストレートに向けられている。心臓がドキドキと暴れ出し、治まっていたはずの頬の赤みが、先ほどよりも増しているのが鏡で見なくても分かった。
「ま、待って! 私、まだ十六歳なの。どう返したらいいのか分かんない!」
視線に耐え切れず、両手を挙げて目を瞑る。お手上げだ。二十四歳の私なら上手く切り返せたかもしれないけれど、私じゃ無理。なんせやっとエリックへの想いを自覚したばかりなのに。
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蜜のようにトロリとした声色に目を開けると、声に違わぬ表情をしたエリックがいた。
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