10 / 35
10.正直な気持ち
しおりを挟む
「ちょうど声が聞こえたから。奥様、こちらへ」
おどけた様子のエリックに手を差し出されて、自然に重ねる。重なった掌から伝わる体温はよく知ったものだ。それに安堵するのは、やはり今の状況は自分で思っている以上に不安なのかもしれない。
エリックなりに気遣ってくれているのだろう。彼は私の心の機微に敏い。
「ありがとう、えーっと、旦那様?」
気恥ずかしくて手元を見つめることしかできなくて、ちょっぴり悔しい。
「…………うぅ、ずるい」
隣から聞こえてきたのは小さな、小さな声で。どうしたのかと見上げれば、エリックは掌を目に当てて天井を仰いでいた。
「え? ずるい?」
ただならぬ様子に驚いたが、「なんでもない」とテーブルまで歩き出すエリック。手を取られていた私はそのままついていくしかなかった。
八人はゆったりと食事ができそうなテーブルにスープやパン、柔らかそうに煮込まれた肉やサラダに果物が並び、お腹の虫が我に返ったように騒ぎ出す。
勧められた席に座ると、その角を挟んだ席にエリックは座った。これが私たちの定位置なのだと知る。
エリックの祖父母に招かれて、何度もこの食堂で食事を取らせてもらったけれど、エリックと二人きりというのはなんとも奇妙な気分だ。それはここが記憶の中とあまり変わっていないからなのかもしれない。
「二人しかいないから、ゆっくり話しながら食べよう。疑問があったらなんでも聞いてくれ。その中で思い出すことがあるかもしれないし」
籠からパンをひとつ取り出したエリックは、私の前の皿にそれを置いた。私の好きなドライフルーツが混ぜられたパンだ。躊躇なくそれを渡すあたり、やはり彼はエリックなのだ。何度もそう確認してしまうのは、やはりまだ違和感があるから。大人っぽい外見だけでなく、甘すぎるその表情が。
私の知っているエリックは呆れた顔だったり眉間に皺を寄せていることが多い。つい考えなしで行動してしまう私のせいでもあるんだけれど。
「まずは簡単に俺たちのことを話そうか」
野菜が煮込まれたスープの優しい味にホッとしていると、エリックが話し出した。頷いて続きを促す。
「昨晩も少し話したが、卒業して俺たちはすぐに結婚した」
「恋人期間とかは……?」
「優秀な成績で学園を卒業することが結婚の条件で、目途が立ってすぐに婚約したから……、強いて言うならば、そこから結婚式までは恋人だったな」
エリックの言葉に目を見開いた。卒業する頃には殆どの生徒が十八歳になっているから、現在十六歳ということは……。
「ええ……。じゃあ、あと二年くらいで結婚するってことなの……」
何ということだ。信じられないけれど、エリックが嘘をつく理由もない。なによりもここが現実であるということはよく分かっている。
「そうなるな」
「……でも全然そんな素振り見せなかったじゃないの」
『私』はさぞかし驚いただろう。ライバルでもある親友が夫になるなんて。
「その時は、な。俺だってもう少し意識させるつもりだった。けれど今のラリアの記憶から一年後、十七歳のときに縁談の打診が来たんだ」
「え? どっちに?」
「ラリアに、だ。しかも相手は第二王子殿下」
「なっ!!」
第二王子殿下と私がなぜ? 接点なんてないどころか、彼の人は私よりも三、四歳年下だ。お父様のお供について行った夜会で挨拶をしたことがあるが、まだまだ見た目は子供だった。
しかしお父様のこの国での立場を思い出す。国最高の魔術師でありそれらを纏める団長で、分家ではあるが伯爵家の血筋。更に本人も功績を認められて、陛下から子爵位を賜っている。皇太子妃にしては身分が低いかもしれないが、第二王子であれば問題ないどころか、魔術師の後ろ盾ができて王家にとっても安心できるのだろう。
魔力の向上、魔術の研究にしか興味がない私でも、それくらいは予想できた。
「言われてみれば立場的にもアリなのかもしれないわね」
「あってたまるか! ……そんな横から掻っ攫われそうになった状態を、いち早くお義父様が知らせてくれたから猛アピールをして、さっさと婚約を結んだんだ」
「なるほど。王家に嫁いだら大変ね。魔術師になるどころじゃないから、絶対にごめんだわ」
「あの時、婚約を申し込んだ俺にもそう言ってたよ」
エリックは形の良い眉を少し下げてそう言った。その表情に胸が痛む。喉まで出かかった言葉を飲み込もうとしたが、いや、それでは駄目だと思い直す。ただの幼馴染だった私たちではない。
今は夫婦で、あんなことやこんなことまでする仲なのだ。それに私はエリックが好きだと気付いたわけで……。
「えっと、その時、私がそう言ったのは確かに正直な気持ちだけど、でも仕方がないからエリックとの婚約に同意したわけじゃないと思うの」
「んん……?」
意味が分からないのか、エリックは少し首を傾げている。そんな仕草すら、胸がキュンとしてしまうなんて恋ってすごい。
「昨晩好きだと自覚したって言ったでしょ? 婚約の時には無自覚だったのか、アピールされたから、ほんのり気付いていたかは分からないけど……。エリックしかいないと思ったから婚約したのよ」
途中からは言いながら恥ずかしくなってしまい、手元のパンに目線を落とし、少しまだ大きい塊のそれを口に放り込んだ。モグモグと咀嚼する間、エリックのほうは見られなかったけれど、一言も発しない。それをいいことに水で流し込んでから再び口を開く。
「ほら、私のことだからプライドとかが邪魔したんだろうし照れくさくて、そういう言い方でしか言えなかったんだと思う」
ああ、もう、昨晩からどうかしている。こんな恥ずかしいことを口に出してしまうなんて。でも誤解をされたままでは嫌だ。あんなに愛されていると知ったあとでは尚更。
頬に集まった熱を誤魔化すために、ゴブレットの水を飲み干した。それから食事に専念すること暫し。シンと静まり返った空気を感じ、恐る恐るエリックへと視線を向けた。
「エリック? どうしたの……?」
「あ、いや、信じられなくて……」
「ちょっと! パンを落としちゃってるじゃないの」
エリックはパンを持った手の形のまま固まっていた。手の中にあったであろうパンは、辛うじて取り皿の上に乗っていた。
「ああ、すまない」
再びパンを手に取ったエリックだったが、一瞬思案したのち皿の上に置いてしまう。
「食べないの?」
「ラリア、記憶を失ってしまった君にこんなことをいうなんて、いけないと分かっているが……。気持ちを知れたことが嬉しくて……」
エリックが言うのも仕方がない。なんせ幼馴染で気負いのない関係だ。互いに言いたいことを言い合ってきたからこその照れがある。意地っ張りの私は、魔術師になれないならなんて言って照れ隠しをしたのだろう。自分だからよく分かる。嫌だったらそもそもずっと長い間エリックと一緒にいないし、婚約など受けるわけがない。
「うん、なんか、ごめんね?」
「ラリアの性格はよく分かっているつもりだった。けれど不安じゃなかったといえば嘘になる。結婚していまえば近くで見守ることはできるが、心までは縛れない」
眼鏡の奥の瞳は真剣だ。昨晩の行為だけでなく、エリックから放たれる、隠しもしない私への愛がストレートに向けられている。心臓がドキドキと暴れ出し、治まっていたはずの頬の赤みが、先ほどよりも増しているのが鏡で見なくても分かった。
「ま、待って! 私、まだ十六歳なの。どう返したらいいのか分かんない!」
視線に耐え切れず、両手を挙げて目を瞑る。お手上げだ。二十四歳の私なら上手く切り返せたかもしれないけれど、私じゃ無理。なんせやっとエリックへの想いを自覚したばかりなのに。
「可愛すぎて、今すぐにでも寝室に行きたい」
蜜のようにトロリとした声色に目を開けると、声に違わぬ表情をしたエリックがいた。
おどけた様子のエリックに手を差し出されて、自然に重ねる。重なった掌から伝わる体温はよく知ったものだ。それに安堵するのは、やはり今の状況は自分で思っている以上に不安なのかもしれない。
エリックなりに気遣ってくれているのだろう。彼は私の心の機微に敏い。
「ありがとう、えーっと、旦那様?」
気恥ずかしくて手元を見つめることしかできなくて、ちょっぴり悔しい。
「…………うぅ、ずるい」
隣から聞こえてきたのは小さな、小さな声で。どうしたのかと見上げれば、エリックは掌を目に当てて天井を仰いでいた。
「え? ずるい?」
ただならぬ様子に驚いたが、「なんでもない」とテーブルまで歩き出すエリック。手を取られていた私はそのままついていくしかなかった。
八人はゆったりと食事ができそうなテーブルにスープやパン、柔らかそうに煮込まれた肉やサラダに果物が並び、お腹の虫が我に返ったように騒ぎ出す。
勧められた席に座ると、その角を挟んだ席にエリックは座った。これが私たちの定位置なのだと知る。
エリックの祖父母に招かれて、何度もこの食堂で食事を取らせてもらったけれど、エリックと二人きりというのはなんとも奇妙な気分だ。それはここが記憶の中とあまり変わっていないからなのかもしれない。
「二人しかいないから、ゆっくり話しながら食べよう。疑問があったらなんでも聞いてくれ。その中で思い出すことがあるかもしれないし」
籠からパンをひとつ取り出したエリックは、私の前の皿にそれを置いた。私の好きなドライフルーツが混ぜられたパンだ。躊躇なくそれを渡すあたり、やはり彼はエリックなのだ。何度もそう確認してしまうのは、やはりまだ違和感があるから。大人っぽい外見だけでなく、甘すぎるその表情が。
私の知っているエリックは呆れた顔だったり眉間に皺を寄せていることが多い。つい考えなしで行動してしまう私のせいでもあるんだけれど。
「まずは簡単に俺たちのことを話そうか」
野菜が煮込まれたスープの優しい味にホッとしていると、エリックが話し出した。頷いて続きを促す。
「昨晩も少し話したが、卒業して俺たちはすぐに結婚した」
「恋人期間とかは……?」
「優秀な成績で学園を卒業することが結婚の条件で、目途が立ってすぐに婚約したから……、強いて言うならば、そこから結婚式までは恋人だったな」
エリックの言葉に目を見開いた。卒業する頃には殆どの生徒が十八歳になっているから、現在十六歳ということは……。
「ええ……。じゃあ、あと二年くらいで結婚するってことなの……」
何ということだ。信じられないけれど、エリックが嘘をつく理由もない。なによりもここが現実であるということはよく分かっている。
「そうなるな」
「……でも全然そんな素振り見せなかったじゃないの」
『私』はさぞかし驚いただろう。ライバルでもある親友が夫になるなんて。
「その時は、な。俺だってもう少し意識させるつもりだった。けれど今のラリアの記憶から一年後、十七歳のときに縁談の打診が来たんだ」
「え? どっちに?」
「ラリアに、だ。しかも相手は第二王子殿下」
「なっ!!」
第二王子殿下と私がなぜ? 接点なんてないどころか、彼の人は私よりも三、四歳年下だ。お父様のお供について行った夜会で挨拶をしたことがあるが、まだまだ見た目は子供だった。
しかしお父様のこの国での立場を思い出す。国最高の魔術師でありそれらを纏める団長で、分家ではあるが伯爵家の血筋。更に本人も功績を認められて、陛下から子爵位を賜っている。皇太子妃にしては身分が低いかもしれないが、第二王子であれば問題ないどころか、魔術師の後ろ盾ができて王家にとっても安心できるのだろう。
魔力の向上、魔術の研究にしか興味がない私でも、それくらいは予想できた。
「言われてみれば立場的にもアリなのかもしれないわね」
「あってたまるか! ……そんな横から掻っ攫われそうになった状態を、いち早くお義父様が知らせてくれたから猛アピールをして、さっさと婚約を結んだんだ」
「なるほど。王家に嫁いだら大変ね。魔術師になるどころじゃないから、絶対にごめんだわ」
「あの時、婚約を申し込んだ俺にもそう言ってたよ」
エリックは形の良い眉を少し下げてそう言った。その表情に胸が痛む。喉まで出かかった言葉を飲み込もうとしたが、いや、それでは駄目だと思い直す。ただの幼馴染だった私たちではない。
今は夫婦で、あんなことやこんなことまでする仲なのだ。それに私はエリックが好きだと気付いたわけで……。
「えっと、その時、私がそう言ったのは確かに正直な気持ちだけど、でも仕方がないからエリックとの婚約に同意したわけじゃないと思うの」
「んん……?」
意味が分からないのか、エリックは少し首を傾げている。そんな仕草すら、胸がキュンとしてしまうなんて恋ってすごい。
「昨晩好きだと自覚したって言ったでしょ? 婚約の時には無自覚だったのか、アピールされたから、ほんのり気付いていたかは分からないけど……。エリックしかいないと思ったから婚約したのよ」
途中からは言いながら恥ずかしくなってしまい、手元のパンに目線を落とし、少しまだ大きい塊のそれを口に放り込んだ。モグモグと咀嚼する間、エリックのほうは見られなかったけれど、一言も発しない。それをいいことに水で流し込んでから再び口を開く。
「ほら、私のことだからプライドとかが邪魔したんだろうし照れくさくて、そういう言い方でしか言えなかったんだと思う」
ああ、もう、昨晩からどうかしている。こんな恥ずかしいことを口に出してしまうなんて。でも誤解をされたままでは嫌だ。あんなに愛されていると知ったあとでは尚更。
頬に集まった熱を誤魔化すために、ゴブレットの水を飲み干した。それから食事に専念すること暫し。シンと静まり返った空気を感じ、恐る恐るエリックへと視線を向けた。
「エリック? どうしたの……?」
「あ、いや、信じられなくて……」
「ちょっと! パンを落としちゃってるじゃないの」
エリックはパンを持った手の形のまま固まっていた。手の中にあったであろうパンは、辛うじて取り皿の上に乗っていた。
「ああ、すまない」
再びパンを手に取ったエリックだったが、一瞬思案したのち皿の上に置いてしまう。
「食べないの?」
「ラリア、記憶を失ってしまった君にこんなことをいうなんて、いけないと分かっているが……。気持ちを知れたことが嬉しくて……」
エリックが言うのも仕方がない。なんせ幼馴染で気負いのない関係だ。互いに言いたいことを言い合ってきたからこその照れがある。意地っ張りの私は、魔術師になれないならなんて言って照れ隠しをしたのだろう。自分だからよく分かる。嫌だったらそもそもずっと長い間エリックと一緒にいないし、婚約など受けるわけがない。
「うん、なんか、ごめんね?」
「ラリアの性格はよく分かっているつもりだった。けれど不安じゃなかったといえば嘘になる。結婚していまえば近くで見守ることはできるが、心までは縛れない」
眼鏡の奥の瞳は真剣だ。昨晩の行為だけでなく、エリックから放たれる、隠しもしない私への愛がストレートに向けられている。心臓がドキドキと暴れ出し、治まっていたはずの頬の赤みが、先ほどよりも増しているのが鏡で見なくても分かった。
「ま、待って! 私、まだ十六歳なの。どう返したらいいのか分かんない!」
視線に耐え切れず、両手を挙げて目を瞑る。お手上げだ。二十四歳の私なら上手く切り返せたかもしれないけれど、私じゃ無理。なんせやっとエリックへの想いを自覚したばかりなのに。
「可愛すぎて、今すぐにでも寝室に行きたい」
蜜のようにトロリとした声色に目を開けると、声に違わぬ表情をしたエリックがいた。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
『冷徹社長の秘書をしていたら、いつの間にか専属の妻に選ばれました』
鍛高譚
恋愛
秘書課に異動してきた相沢結衣は、
仕事一筋で冷徹と噂される社長・西園寺蓮の専属秘書を務めることになる。
厳しい指示、膨大な業務、容赦のない会議――
最初はただ必死に食らいつくだけの日々だった。
だが、誰よりも真剣に仕事と向き合う蓮の姿に触れるうち、
結衣は秘書としての誇りを胸に、確かな成長を遂げていく。
そして、蓮もまた陰で彼女を支える姿勢と誠実な仕事ぶりに心を動かされ、
次第に結衣は“ただの秘書”ではなく、唯一無二の存在になっていく。
同期の嫉妬による妨害、ライバル会社の不正、社内の疑惑。
数々の試練が二人を襲うが――
蓮は揺るがない意志で結衣を守り抜き、
結衣もまた社長としてではなく、一人の男性として蓮を信じ続けた。
そしてある夜、蓮がようやく口にした言葉は、
秘書と社長の関係を静かに越えていく。
「これからの人生も、そばで支えてほしい。」
それは、彼が初めて見せた弱さであり、
結衣だけに向けた真剣な想いだった。
秘書として。
一人の女性として。
結衣は蓮の差し伸べた未来を、涙と共に受け取る――。
仕事も恋も全力で駆け抜ける、
“冷徹社長×秘書”のじれ甘オフィスラブストーリー、ここに完結。
愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました
Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。
そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。
相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。
トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。
あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。
ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。
そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが…
追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。
今更ですが、閲覧の際はご注意ください。
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
【完結】離婚を切り出したら私に不干渉だったはずの夫が激甘に豹変しました
雨宮羽那
恋愛
結婚して5年。リディアは悩んでいた。
夫のレナードが仕事で忙しく、夫婦らしいことが何一つないことに。
ある日「私、離婚しようと思うの」と義妹に相談すると、とある薬を渡される。
どうやらそれは、『ちょーっとだけ本音がでちゃう薬』のよう。
そうしてやってきた離婚の話を告げる場で、リディアはつい好奇心に負けて、夫へ薬を飲ませてしまう。
すると、あら不思議。
いつもは浮ついた言葉なんて口にしない夫が、とんでもなく甘い言葉を口にしはじめたのだ。
「どうか離婚だなんて言わないでください。私のスイートハニーは君だけなんです」
(誰ですかあなた)
◇◇◇◇
※全3話。
※コメディ重視のお話です。深く考えちゃダメです!少しでも笑っていただけますと幸いです(*_ _))*゜
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる