21 / 40
〖溺愛〗がインストールされました①
しおりを挟む
英雄の書庫――ライブラ。
新たなギルド名が、冒険者組合のリストに登録された。
現在、公式に活動中のギルドは一〇八組織ある。
ギルドはこれまでの実績でランキング順位が割り振られていて、上位のギルドほど人気が高く、冒険者組合からの信頼も厚い。
信頼を獲得すれば、組合との取引が有利になったり、組合から様々な支援を得られたり、時に外部からの依頼を受けることもある。
それ故に、ギルドの多くがトップテン入りを目指している。
俺たちライブラは最下位の一〇八位からスタートだ。
支部長のラクテルさんからはテン。
「あなたならすぐに上位陣に参入するでしょう。期待していますよ」
と、言って貰っている。
一応、個人としては阿修羅討伐の功績が得られた。
次に何か目立つ功績を残すことができれば、一気にランキングが上がるだろう。
気合を入れて頑張らないと。
その前にまず、大切なことをしておこう。
「それじゃ、まずお互いの自己紹介から始めようか」
「そうだな! 何事も最初が肝心だ」
俺とライラが二人並んで座り、新しくメンバーになってくれた三人の女の子が対面に座る。
ギルドとして正式に受理され、手続きも終えた。
せっかくなので、ちょっと高めのお店で夕食を取りながら、お互いに挨拶をしようと考えている。
中々訪れないおしゃれな店だ。
ちょっぴり俺は緊張しているけど、ライラは逆にワクワクしていて、他三人はあまり気にしていないように見える。
女の子はこういう雰囲気の店に慣れているのかな?
「おほんっ、えっと、まずは改めてありがとう。俺のギルドに入ってくれて」
「そんな! 私たちのほうこそありがとうございます! 新人の私たちが、レオルスさんみたいに凄い冒険者さんのギルドに入れるなんて、夢みたいです」
「凄いなんて、俺は大したことは――痛っ」
ライラに脇をつつかれた。
視線を向けると、小さく笑いながら彼女は言う。
「こういう時は素直に喜べばいい。この組織の頭はお前さんだろ? ならもっと堂々としていろ。自信のないリーダーになぞ、誰も安心してついてこれないぞ?」
「……そうだね、うん」
ライラのいう通りだと頷く。
俺は今日から、このギルドのトップ……ギルドマスターになった。
彼女たちの進退、未来を背負って立つんだ。
もっと堂々としよう。
不安にさせぬよう。
まだまだ自分に自信なんて持てそうにないけど、せめて側だけでも被らないと。
俺は咳ばらいをして、改めて話を続ける。
「俺のことはラクテルさんから聞いてるかな? 名前はレオルス、冒険者になってちょうど一年で、つい先日まで別のギルドにいたんだ」
「い、一年だったのか! あんなに強いのに!」
「わ、私たちと変わりませんね……」
元気な黄色い髪の女の子と、もじもじした人見知りな女の子。
二人とも同時に驚いていた。
どうやら聞いているのは名前だけで、詳しい事情は知らないようだ。
赤い髪の女の子が尋ねてくる。
「戦っていたのは元ギルドの方々ですよね? どうしてあんなことに?」
「それは……話せば少し長くなるんだ。その前、簡単に名前だけも交換しないか?」
あまり話したくはないけれど、仲間になったなら知っておいてもらおう。
上手く説明できるかわからない。
だから彼女たちの自己紹介の間に、上手い説明を考えておこうと思う。
と、その前に彼女のことだ。
「俺の隣にいるのはライラ。えっと……」
なんて説明すればいいんだ?
彼女の正体は他言無用。
その上で彼女のことを説明する語句が浮かばない。
悩んで数秒、間が開いてしまう。
「相棒、というのはどうだ?」
「――!」
ライラがそう言ってくれた。
相棒、か。
うん、悪くないな。
「そんな感じだ」
「ライラさんも同じギルドだったんですか?」
「いいや、レオルスとは偶然、ダンジョンの中で運命的な出会いをしてなぁ。あの日、共に生きようと誓い合った仲だ」
「お、おお……なんか凄そうだぜ」
少々語弊があるし、なぜダンジョンで出会ったのか疑問は浮かぶだろうけど、とりあえず話を次に進めよう。
「君たちの名前も教えてくれるかな?」
一応、ギルドメンバーの登録で三人の名前は聞いているけど。
こういう場で改めて聞いておくのもいいだろう。
最初に口を開いたのは、赤い髪の女の子だった。
「はい! 私はエリカです! 剣術が得意です! なんて、レオルスさんと比べたら天と地ですけど……少しでも上達できるように頑張ります!」
「うん。俺もまだまだ未熟だから、一緒に頑張ろう」
彼女は三人の中でリーダー的な存在のようだ。
チラッと登録の時に見たけど、年齢は三人とも十六歳らしい。
全員俺より年下で、俺より一年速く冒険者の道を歩んだ。
女の子が若くして冒険者を目指すのは、中々勇気ある選択だと思う。
続けて元気いっぱいに黄色い髪の女の子が手を上げる。
「はいはい! オレはクロム! オレも剣が得意なんだけど、割と武器なら何でも使えるぜ! レオルス兄さんの戦い、すっげー格好良かった!」
「ありがとう。兄さん?」
「おう! 俺より年上だし!」
「そ、そうか。うん、よくわからないけどよろしくね」
見た目美少年にも見える彼女は、三人の中で一番元気がいい。
字を書くのが下手だったり、大雑把な一面もあるみたいだけど、元気があるのはいいことだ。
そして最後、クロムとは対照的に恥ずかしがりながら口を開く。
「わ、私はフィオレと……いいます。職業は、一応……錬金術師です」
「錬金術師なんだ!」
「は、はい! だからその、戦ったりは苦手で……その分、ポーションとか裏方でサポートします」
「いや、十分にありがたいよ」
錬金術師に会うのは初めてで少し興奮してしまった。
ワイルドハントにもいない希少な才能をもっているらしい。
それぞれ個性的な子たちだ。
新たなギルド名が、冒険者組合のリストに登録された。
現在、公式に活動中のギルドは一〇八組織ある。
ギルドはこれまでの実績でランキング順位が割り振られていて、上位のギルドほど人気が高く、冒険者組合からの信頼も厚い。
信頼を獲得すれば、組合との取引が有利になったり、組合から様々な支援を得られたり、時に外部からの依頼を受けることもある。
それ故に、ギルドの多くがトップテン入りを目指している。
俺たちライブラは最下位の一〇八位からスタートだ。
支部長のラクテルさんからはテン。
「あなたならすぐに上位陣に参入するでしょう。期待していますよ」
と、言って貰っている。
一応、個人としては阿修羅討伐の功績が得られた。
次に何か目立つ功績を残すことができれば、一気にランキングが上がるだろう。
気合を入れて頑張らないと。
その前にまず、大切なことをしておこう。
「それじゃ、まずお互いの自己紹介から始めようか」
「そうだな! 何事も最初が肝心だ」
俺とライラが二人並んで座り、新しくメンバーになってくれた三人の女の子が対面に座る。
ギルドとして正式に受理され、手続きも終えた。
せっかくなので、ちょっと高めのお店で夕食を取りながら、お互いに挨拶をしようと考えている。
中々訪れないおしゃれな店だ。
ちょっぴり俺は緊張しているけど、ライラは逆にワクワクしていて、他三人はあまり気にしていないように見える。
女の子はこういう雰囲気の店に慣れているのかな?
「おほんっ、えっと、まずは改めてありがとう。俺のギルドに入ってくれて」
「そんな! 私たちのほうこそありがとうございます! 新人の私たちが、レオルスさんみたいに凄い冒険者さんのギルドに入れるなんて、夢みたいです」
「凄いなんて、俺は大したことは――痛っ」
ライラに脇をつつかれた。
視線を向けると、小さく笑いながら彼女は言う。
「こういう時は素直に喜べばいい。この組織の頭はお前さんだろ? ならもっと堂々としていろ。自信のないリーダーになぞ、誰も安心してついてこれないぞ?」
「……そうだね、うん」
ライラのいう通りだと頷く。
俺は今日から、このギルドのトップ……ギルドマスターになった。
彼女たちの進退、未来を背負って立つんだ。
もっと堂々としよう。
不安にさせぬよう。
まだまだ自分に自信なんて持てそうにないけど、せめて側だけでも被らないと。
俺は咳ばらいをして、改めて話を続ける。
「俺のことはラクテルさんから聞いてるかな? 名前はレオルス、冒険者になってちょうど一年で、つい先日まで別のギルドにいたんだ」
「い、一年だったのか! あんなに強いのに!」
「わ、私たちと変わりませんね……」
元気な黄色い髪の女の子と、もじもじした人見知りな女の子。
二人とも同時に驚いていた。
どうやら聞いているのは名前だけで、詳しい事情は知らないようだ。
赤い髪の女の子が尋ねてくる。
「戦っていたのは元ギルドの方々ですよね? どうしてあんなことに?」
「それは……話せば少し長くなるんだ。その前、簡単に名前だけも交換しないか?」
あまり話したくはないけれど、仲間になったなら知っておいてもらおう。
上手く説明できるかわからない。
だから彼女たちの自己紹介の間に、上手い説明を考えておこうと思う。
と、その前に彼女のことだ。
「俺の隣にいるのはライラ。えっと……」
なんて説明すればいいんだ?
彼女の正体は他言無用。
その上で彼女のことを説明する語句が浮かばない。
悩んで数秒、間が開いてしまう。
「相棒、というのはどうだ?」
「――!」
ライラがそう言ってくれた。
相棒、か。
うん、悪くないな。
「そんな感じだ」
「ライラさんも同じギルドだったんですか?」
「いいや、レオルスとは偶然、ダンジョンの中で運命的な出会いをしてなぁ。あの日、共に生きようと誓い合った仲だ」
「お、おお……なんか凄そうだぜ」
少々語弊があるし、なぜダンジョンで出会ったのか疑問は浮かぶだろうけど、とりあえず話を次に進めよう。
「君たちの名前も教えてくれるかな?」
一応、ギルドメンバーの登録で三人の名前は聞いているけど。
こういう場で改めて聞いておくのもいいだろう。
最初に口を開いたのは、赤い髪の女の子だった。
「はい! 私はエリカです! 剣術が得意です! なんて、レオルスさんと比べたら天と地ですけど……少しでも上達できるように頑張ります!」
「うん。俺もまだまだ未熟だから、一緒に頑張ろう」
彼女は三人の中でリーダー的な存在のようだ。
チラッと登録の時に見たけど、年齢は三人とも十六歳らしい。
全員俺より年下で、俺より一年速く冒険者の道を歩んだ。
女の子が若くして冒険者を目指すのは、中々勇気ある選択だと思う。
続けて元気いっぱいに黄色い髪の女の子が手を上げる。
「はいはい! オレはクロム! オレも剣が得意なんだけど、割と武器なら何でも使えるぜ! レオルス兄さんの戦い、すっげー格好良かった!」
「ありがとう。兄さん?」
「おう! 俺より年上だし!」
「そ、そうか。うん、よくわからないけどよろしくね」
見た目美少年にも見える彼女は、三人の中で一番元気がいい。
字を書くのが下手だったり、大雑把な一面もあるみたいだけど、元気があるのはいいことだ。
そして最後、クロムとは対照的に恥ずかしがりながら口を開く。
「わ、私はフィオレと……いいます。職業は、一応……錬金術師です」
「錬金術師なんだ!」
「は、はい! だからその、戦ったりは苦手で……その分、ポーションとか裏方でサポートします」
「いや、十分にありがたいよ」
錬金術師に会うのは初めてで少し興奮してしまった。
ワイルドハントにもいない希少な才能をもっているらしい。
それぞれ個性的な子たちだ。
0
お気に入りに追加
360
あなたにおすすめの小説
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
【悲報】人気ゲーム配信者、身に覚えのない大炎上で引退。~新たに探索者となり、ダンジョン配信して最速で成り上がります~
椿紅颯
ファンタジー
目標である登録者3万人の夢を叶えた葭谷和昌こと活動名【カズマ】。
しかし次の日、身に覚えのない大炎上を経験してしまい、SNSと活動アカウントが大量の通報の後に削除されてしまう。
タイミング良くアルバイトもやめてしまい、完全に収入が途絶えてしまったことから探索者になることを決める。
数日間が経過し、とある都市伝説を友人から聞いて実践することに。
すると、聞いていた内容とは異なるものの、レアドロップ&レアスキルを手に入れてしまう!
手に入れたものを活かすため、一度は去った配信業界へと戻ることを決める。
そんな矢先、ダンジョンで狩りをしていると少女達の危機的状況を助け、しかも一部始終が配信されていてバズってしまう。
無名にまで落ちてしまったが、一躍時の人となり、その少女らとパーティを組むことになった。
和昌は次々と偉業を成し遂げ、底辺から最速で成り上がっていく。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる