5 / 40
〖無能〗がインストールされました⑤
しおりを挟む
「……っ」
生きている。
奇跡的に、俺はまだ生きていた。
ガーディアンサーペントの攻撃は、俺の背後に振り下ろされ、地面を砕いた。
なぜ動かない俺に外したのか。
おそらく逃げるカインツたちに意識がそがれ、手元がズレたのだろう。
おかげで直撃は避けられたけど、攻撃の余波で地面が崩れて、さらに下の階層へと落ちてしまった。
瓦礫と共に横たわり、周囲を見渡す。
「……ここは……」
どこだ?
地層が変わっているから、一つや二つ下に落ちたわけじゃない。
もっと深くまで落下した。
俺はかろうじて動く首を回し、さらに周囲を観察する。
「あれは……」
祭壇だ。
黄金の祭壇が目の前にある。
明らかな人工物だ。
まさか、ダンジョンの最深部まで落ちたのか?
だとすればここは……宝物庫?
それにしては殺風景で、黄金の祭壇以外は何もない。
俺は遅れて、祭壇に本が置いてあることに気付く。
「あの本……俺の……」
ギルドの書庫から貰った本だ。
ボスにも許可をもらって、ポーチの中に入れていた何も書いていない黒い本が、俺の血に染まって祭壇に置かれている。
落下の衝撃でポーチから抜けて飛んだのか。
いい具合に祭られているかのように、白紙のページが開かれている。
「……はは、まるで俺の人生みたいだ」
真っ白。
生まれてから十八年と少し。
誇れるものなんて何もない。
冒険者になってからも、誰の記憶にも残らないただの雑用係だった。
憧れでは夢には届かない。
そう、憧れだ。
俺が冒険者になったのは、憧れたからだ。
現実の冒険者にじゃなくて、物語の中に登場する英雄たちに。
彼らは勇敢で、強くて、格好良くて。
未知に飛び込み解明し、あらゆる英知を残していった。
そんな……いつの時代でも語り継がれるような存在になりたかった。
けれど俺には、スタートラインに立つ資格すらなかった。
最後の最後で仲間に見捨てられて……。
「ああ……もう……」
滑稽な一生だ。
このまま死ねば、皆に笑われるだろう。
いいや、笑われもしない。
きっと数日たたずして忘れられる。
本当にあっけない最期だ。
これで終わり……。
なんて――
「嫌だ」
身体が震える。
全身ボロボロで、骨も折れているはずだ。
流れる血も少量じゃない。
それでも俺は足掻くように、祭壇に向かって地を這う。
理不尽な最期なんて認めない。
こんなところで諦めたくはない。
改めて思う。
俺は英雄になりたい。
この先ずっと語り継がれるような、胸をすくような英雄譚を残したい。
「まだ……何もできてないんだ」
この気持ちは嘘じゃない。
たとえ才能がなくとも、自分の気持ちに嘘だけはつきたくなかった。
だからせめて、どこかに。
俺という存在の記録を残したい。
真っ白のまま……。
「終わってたまるか!」
俺はがむしゃらに、祭壇をよじ登り、白紙のページに触れた。
血まみれの手で。
「――よくぞ吠えた!」
その時、女の子の声が響いた。
どこから?
どこにもいない。
声が聞こえたのは、真っ白の本からで――
「本が……」
光を放つ。
みるみる形を変え大きくなっていく。
目を疑う。
さっきまで一冊の本だったものが、目の前で女の子になってしまった。
純白の髪に赤い瞳が特徴的で、どこか人間離れした雰囲気の少女に。
「感謝するぞ。おかげで私の身体を取り戻すことができた」
「君は……」
彼女は伸ばした俺の手をとり、その綺麗な胸に当てる。
「礼だよ。お前さんに私を使う権利をやろう」
「何を……」
「見えるはずだよ。お前さんの力なら……私の中に眠る記録が、数多の物語が眠る書庫が」
「――!」
【告】――世界図書館への接続を確認しました。
この時、俺のスキルは勝手に発動した。
俺がスキルを発動し、本の情報を読みよる時に聞こえる女性の声が脳内に響く。
そうして広がる無限の世界。
数多の英雄譚が本となり、俺の周囲に漂う。
「これは……一体……」
「私の名はライラ。世界図書館の管理者だ」
いつの間にか本が溢れる光景は消え、ライラと名乗る少女がニコリと微笑む。
世界図書館?
管理者?
一体何の話をしているのかさっぱりわからない。
「ゆっくり説明してあげたいけど、それは後だ。見ろ、敵が来る」
「敵?」
轟音が鳴り響く。
俺が落下した場所に、ガーディアンサーペントが一体落下してきた。
おそらく俺に斧を振り下ろした個体だ。
遅れて落ちて来たのか。
最悪の状況だ。
まずはここから逃げないと、でも手足がもう……。
「私の中の記憶を使え」
「え? どういう」
「いいから言った通りにするんだ! お前さんがそのスキルを持っていたのも運命に違いない。そのスキルがあれば、お前さんは英雄を扱える」
「英雄を……」
困惑する中、ガーディアンサーペントが武器を構える。
「時間がない! 早く私の胸に触れるんだ! 大丈夫、本はこっちで選んであげるから!」
「わ、わかった!」
何もかもわからない。
この状況も、彼女の言葉も。
だけど不思議と予感はあった。
この出会いが、俺の人生を変えてくれる。
俺は彼女の胸に触れる。
「うん、これがいい。今のお前さんにはぴったりだ」
直後、本が開く。
記憶が、記録が流れ込む。
それはとある少年が剣士に憧れた物語。
剣士の強さとは何か。
その答えを追い求め、仲間と共に戦い、最強を目指した英雄譚。
少年は物語の最後、人々からこう呼ばれた。
【告】――〖剣帝〗をインストールしました。
「さぁ戦うんだ! 今の君は誰だい?」
「俺は……」
不思議だ。
ボロボロだったはずの身体から痛みが消えている。
視界の端に落ちている剣を見つけ、一目散に駆け出していた。
俺は剣を握る。
途端、身体は勝手に動いた。
「――斬る!」
まるで物語の主人公のように。
刹那の一閃が、ガーディアンサーペントの首を両断する。
「それでいい。できたじゃないか」
「はぁ……はぁ……」
俺が、倒した?
どうやって?
自分でも今の状況が飲み込めず混乱する。
でも……確かに、俺が倒したんだ。
この一戦が始まり。
後に語り継がれる英雄譚の……序章だった。
生きている。
奇跡的に、俺はまだ生きていた。
ガーディアンサーペントの攻撃は、俺の背後に振り下ろされ、地面を砕いた。
なぜ動かない俺に外したのか。
おそらく逃げるカインツたちに意識がそがれ、手元がズレたのだろう。
おかげで直撃は避けられたけど、攻撃の余波で地面が崩れて、さらに下の階層へと落ちてしまった。
瓦礫と共に横たわり、周囲を見渡す。
「……ここは……」
どこだ?
地層が変わっているから、一つや二つ下に落ちたわけじゃない。
もっと深くまで落下した。
俺はかろうじて動く首を回し、さらに周囲を観察する。
「あれは……」
祭壇だ。
黄金の祭壇が目の前にある。
明らかな人工物だ。
まさか、ダンジョンの最深部まで落ちたのか?
だとすればここは……宝物庫?
それにしては殺風景で、黄金の祭壇以外は何もない。
俺は遅れて、祭壇に本が置いてあることに気付く。
「あの本……俺の……」
ギルドの書庫から貰った本だ。
ボスにも許可をもらって、ポーチの中に入れていた何も書いていない黒い本が、俺の血に染まって祭壇に置かれている。
落下の衝撃でポーチから抜けて飛んだのか。
いい具合に祭られているかのように、白紙のページが開かれている。
「……はは、まるで俺の人生みたいだ」
真っ白。
生まれてから十八年と少し。
誇れるものなんて何もない。
冒険者になってからも、誰の記憶にも残らないただの雑用係だった。
憧れでは夢には届かない。
そう、憧れだ。
俺が冒険者になったのは、憧れたからだ。
現実の冒険者にじゃなくて、物語の中に登場する英雄たちに。
彼らは勇敢で、強くて、格好良くて。
未知に飛び込み解明し、あらゆる英知を残していった。
そんな……いつの時代でも語り継がれるような存在になりたかった。
けれど俺には、スタートラインに立つ資格すらなかった。
最後の最後で仲間に見捨てられて……。
「ああ……もう……」
滑稽な一生だ。
このまま死ねば、皆に笑われるだろう。
いいや、笑われもしない。
きっと数日たたずして忘れられる。
本当にあっけない最期だ。
これで終わり……。
なんて――
「嫌だ」
身体が震える。
全身ボロボロで、骨も折れているはずだ。
流れる血も少量じゃない。
それでも俺は足掻くように、祭壇に向かって地を這う。
理不尽な最期なんて認めない。
こんなところで諦めたくはない。
改めて思う。
俺は英雄になりたい。
この先ずっと語り継がれるような、胸をすくような英雄譚を残したい。
「まだ……何もできてないんだ」
この気持ちは嘘じゃない。
たとえ才能がなくとも、自分の気持ちに嘘だけはつきたくなかった。
だからせめて、どこかに。
俺という存在の記録を残したい。
真っ白のまま……。
「終わってたまるか!」
俺はがむしゃらに、祭壇をよじ登り、白紙のページに触れた。
血まみれの手で。
「――よくぞ吠えた!」
その時、女の子の声が響いた。
どこから?
どこにもいない。
声が聞こえたのは、真っ白の本からで――
「本が……」
光を放つ。
みるみる形を変え大きくなっていく。
目を疑う。
さっきまで一冊の本だったものが、目の前で女の子になってしまった。
純白の髪に赤い瞳が特徴的で、どこか人間離れした雰囲気の少女に。
「感謝するぞ。おかげで私の身体を取り戻すことができた」
「君は……」
彼女は伸ばした俺の手をとり、その綺麗な胸に当てる。
「礼だよ。お前さんに私を使う権利をやろう」
「何を……」
「見えるはずだよ。お前さんの力なら……私の中に眠る記録が、数多の物語が眠る書庫が」
「――!」
【告】――世界図書館への接続を確認しました。
この時、俺のスキルは勝手に発動した。
俺がスキルを発動し、本の情報を読みよる時に聞こえる女性の声が脳内に響く。
そうして広がる無限の世界。
数多の英雄譚が本となり、俺の周囲に漂う。
「これは……一体……」
「私の名はライラ。世界図書館の管理者だ」
いつの間にか本が溢れる光景は消え、ライラと名乗る少女がニコリと微笑む。
世界図書館?
管理者?
一体何の話をしているのかさっぱりわからない。
「ゆっくり説明してあげたいけど、それは後だ。見ろ、敵が来る」
「敵?」
轟音が鳴り響く。
俺が落下した場所に、ガーディアンサーペントが一体落下してきた。
おそらく俺に斧を振り下ろした個体だ。
遅れて落ちて来たのか。
最悪の状況だ。
まずはここから逃げないと、でも手足がもう……。
「私の中の記憶を使え」
「え? どういう」
「いいから言った通りにするんだ! お前さんがそのスキルを持っていたのも運命に違いない。そのスキルがあれば、お前さんは英雄を扱える」
「英雄を……」
困惑する中、ガーディアンサーペントが武器を構える。
「時間がない! 早く私の胸に触れるんだ! 大丈夫、本はこっちで選んであげるから!」
「わ、わかった!」
何もかもわからない。
この状況も、彼女の言葉も。
だけど不思議と予感はあった。
この出会いが、俺の人生を変えてくれる。
俺は彼女の胸に触れる。
「うん、これがいい。今のお前さんにはぴったりだ」
直後、本が開く。
記憶が、記録が流れ込む。
それはとある少年が剣士に憧れた物語。
剣士の強さとは何か。
その答えを追い求め、仲間と共に戦い、最強を目指した英雄譚。
少年は物語の最後、人々からこう呼ばれた。
【告】――〖剣帝〗をインストールしました。
「さぁ戦うんだ! 今の君は誰だい?」
「俺は……」
不思議だ。
ボロボロだったはずの身体から痛みが消えている。
視界の端に落ちている剣を見つけ、一目散に駆け出していた。
俺は剣を握る。
途端、身体は勝手に動いた。
「――斬る!」
まるで物語の主人公のように。
刹那の一閃が、ガーディアンサーペントの首を両断する。
「それでいい。できたじゃないか」
「はぁ……はぁ……」
俺が、倒した?
どうやって?
自分でも今の状況が飲み込めず混乱する。
でも……確かに、俺が倒したんだ。
この一戦が始まり。
後に語り継がれる英雄譚の……序章だった。
0
お気に入りに追加
359
あなたにおすすめの小説

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位

勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。
玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!?
成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに!
故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。
この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。
持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。
主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。
期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。
その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。
仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!?
美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。
この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。
『おっさんの元勇者』~Sランクの冒険者はギルドから戦力外通告を言い渡される~
川嶋マサヒロ
ファンタジー
ダンジョン攻略のために作られた冒険者の街、サン・サヴァン。
かつて勇者とも呼ばれたベテラン冒険者のベルナールは、ある日ギルドマスターから戦力外通告を言い渡される。
それはギルド上層部による改革――、方針転換であった。
現役のまま一生を終えようとしていた一人の男は途方にくれる。
引退後の予定は無し。備えて金を貯めていた訳でも無し。
あげく冒険者のヘルプとして、弟子を手伝いスライム退治や、食肉業者の狩りの手伝いなどに精をだしていた。
そして、昔の仲間との再会――。それは新たな戦いへの幕開けだった。
イラストは
ジュエルセイバーFREE 様です。
URL:http://www.jewel-s.jp/

無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。

ザコ魔法使いの僕がダンジョンで1人ぼっち!魔獣に襲われても石化した僕は無敵状態!経験値が溜まり続けて気づいた時には最強魔導士に!?
さかいおさむ
ファンタジー
戦士は【スキル】と呼ばれる能力を持っている。
僕はスキルレベル1のザコ魔法使いだ。
そんな僕がある日、ダンジョン攻略に向かう戦士団に入ることに……
パーティに置いていかれ僕は1人ダンジョンに取り残される。
全身ケガだらけでもう助からないだろう……
諦めたその時、手に入れた宝を装備すると無敵の石化状態に!?
頑張って攻撃してくる魔獣には申し訳ないがダメージは皆無。経験値だけが溜まっていく。
気づけば全魔法がレベル100!?
そろそろ反撃開始してもいいですか?
内気な最強魔法使いの僕が美女たちと冒険しながら人助け!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる