37 / 40
第一章 転生したけど死にそう
結婚、二人目①
しおりを挟む
異世界生活も、本日で二十五日目。
そろそろ一か月が経過しようとしていた。
異世界での生活にも慣れ始め、レベルアップや仕事は順調に熟している。
最近は素敵なお嫁さんも迎えることができて、人生上り調子。
アダムストの一員だったパークを追い詰め、冒険者の仲間たちと協力し、恐ろしいモンスターから街を守ったりもした。
性獣の魔王とか、色情魔と罵られてきた俺も、ついに冤罪が晴れてみんなから認められる。
「はずだったのになぁ……」
「ヒビヤタクロウ! 今日こそは責任をとってもらうぞ!」
「……はぁ」
どうしてこうなったんだ?
わからない。
俺にはさっぱりわからないんだ。
「おいおい、今日もやってるぜ」
「いい加減責任取りなさいよね。やっぱりセクハラするだけで責任はとらないサイテー男だったのかしら?」
「最初からそういう奴だと思ってたぜ俺は」
「とんだクズ太郎だな」
周りの視線が痛い。
いつも通りではあるが、やっと解放されたと思ったのに逆戻りだ。
ここにいる騎士ジーナの一言がきっかけで……。
「どういうつもりなんだよ」
「ん? 伝えている通りだ。貴様には私のおっぱいを見た責任を取ってもらう」
「責任の取り方は?」
「無論、結婚だ」
なぜそうなる?
セクハラ行為の賠償ならお金とか労働じゃないのか?
別にセクハラはしてないけど!
胸を見てしまったのも不可抗力だし、あんな状況で胸だけ見ないで拘束された彼女を解放することはできなかった。
俺じゃなくたって同じだ!
「まず第一に、俺は故意に見てしまったわけではない」
「わかっている。だが、私のこの胸を凝視していたのも事実だ。異性のあられもない姿を見たなら、結婚するのが筋だろう」
「その理屈だと、お前はパークとも結婚しないといけなくなるが?」
「あいつは死んだから問題ない」
いやいや、十分問題だろ。
ジーナを誘拐してセクハラ行為をしていたのはパークだ。
彼は俺たちと交戦し、不利だと悟るとモンスターの卵を使用した。
現れたヘドロモンスターはパークを呑み込み強化され、俺たちと襲った。
ヘドロモンスターを倒してもパークは戻ってこなかったし、普通に死んでしまったのだろう。
同情はしない。
むしろ、あいつが余計なことをしてジーナのおっぱいが露出していたからこうなった。
一度あの世から帰還して謝罪してほしいくらいだ。
「大体、胸見られたら結婚とか飛躍しすだろ! 不可抗力って言葉があるんだぞ!」
「たとえ事故だろうと、愛する者以外に裸体を晒すことなど許されないのだ。だから結婚してもらう」
「……」
ジーナは頑なに主張を曲げることはなかった。
ここ数日、毎日のように冒険者ギルドで俺を待ち伏せし、求婚をしてくる。
それを周囲に見られ続け、改めて変態だの女たらしなど呼ばれるようになってしまった。
本当に勘弁してくれ。
これじゃ俺の目的を達成できない。
「いいじゃないですか。結婚しましょうよ」
「……」
俺の悩みも知らないで、サラスが暢気にそんなセリフを吐いた。
彼女は何も考えていないだろう顔をして、続けて言う。
「タクロウは百人と結婚しないといけないんですよ? そうしないと私も死ぬんです。向こうから結婚したいとか言われるなんて奇跡ですよ奇跡! タクロウみたいな変態と結婚したなんて物好きが二人もいるなんて!」
「おい、失礼だぞ」
「せっかくのチャンスなんですから、結婚すればいいんですよ。タクロウだって好きですよね? 大きいおっぱい」
「ぐっ……」
ここにきて核心をつく一言に、俺の心が乱される。
おっぱい……うむ、嫌いなわけがない。
俺の反応を見て悟ったジーナが、自身の胸を強調するようなポーズをとり、俺を誘惑してくる。
「私と結婚すれば、この胸は揉み放題だ」
「揉み放題……」
「吸っても許される」
「吸う……だと?」
俺の頭の中でピンクの想像が浮かんでいた。
そんな俺の隣で、ムスッとした表情でカナタが呟く。
「タクロウ……そんなにおっぱいが好きなのか」
「――は! カ、カナタさん?」
「そうだよな。大きいほうがいいよぁー。あたしよりジーナのほうが大きいし」
「いや、別にそんなこと言ってないぞ」
「言わなくてもわかってるって。あーあ、昨日見せてやったのにさ」
「うぐ……」
頭の中に、昨夜の出来事が連想される。
パークと戦う前にした約束を、律儀にちゃんと守ってくれた。
本番に慣れるための予行演習的な意味もあったが、とても有意義な時間だった。
明らかに不貞腐れている。
嫉妬しているカナタも可愛いな、じゃなくて!
ここは夫として妻の機嫌をとらねば。
俺は一回咳ばらいをして話し始める。
「いいか? おっぱいのよさは大きさだけじゃない。大きければいいってものじゃないんだよ」
「何か語り始めましたよ? この変態」
「黙ってろポンコツ天使」
「でも大きいほうが好きなんだろ?」
「確かにそうだ。認めよう。俺は大きいおっぱいが好きだ」
「やっぱり……」
「しかし! カナタのおっぱいも最高だった!」
俺は彼女の手を包み込むように握る。
ここでおっぱいを包み込めたら完璧だったが、さすがに公衆の面前でそんなことできない。
妥協案として彼女の胸の前で手を包み込む。
「俺の中の一番はカナタ、お前のおっぱいだ!」
「あたしの……」
「そうだ。おっぱいが好きなんじゃない。カナタのおっぱいが好きなんだ!」
「そ、そうか。えへへ……なんか照れるな」
「……それでいいんですか? カナタも」
珍しくサラスが呆れている。
我ながらなんて恥ずかしいセリフを吐き出したのだろうか。
しかも周りに見られ、聞こえている場で。
当然のごとくヒソヒソ声で、おっぱい好きのド変態扱いされていた。
「おっぱい魔神ね」
「くっ……」
俺の通り名がまた一つ増えた瞬間だった。
だが気にするな!
今のでカナタが元気になってくれるなら、羞恥に耐える価値がある。
「というわけだ。俺は誰のおっぱいでもいいというわけじゃないぞ!」
「なら……私の胸は嫌いか?」
「ふぐっ! ……そ、それはそれで悪くない」
「タ、タクロウ! さっきと言ってること違くないか?」
カナタには悪いが、男として大きいおっぱいに心が引かれるのは必然だ。
それが揉み放題、吸ってもよしなんて天国だろう。
だが、そんな素敵なオプションを提示されようと、解決できない問題が一つあるのだ。
「やっぱりお前とは結婚できない」
「どうしてだ? ここまで言っているのに!」
「いや、だって俺、別にジーナのこと恋愛対象として見てなかったし」
「――!」
ジーナは大きく驚くように反応した。
この世界の結婚にはルールがある。
互いに本心から愛し合い、求め合い、それらを女神に示し認められることで結婚指輪が与えられる。
そう、形だけでは成立しない。
本物の愛がなければ、女神の意志は応えてくれない。
俺はカナタと結婚する時、それを体感している。
どちらか片方が好きでも、もう片方の気持ちがハッキリ傾いていなければ、結婚はできなかった。
「悪いけど、おっぱいの誘惑だけで心から好きになったりはできそうにない」
「……」
「そもそも、ジーナだってそうだろ? 俺のこと本気で好きでもないのに結婚なんて、この世界で出来るわけがないんだ」
「――違う!」
ジーナは声を荒げた。
身体を震わせて、涙ぐんだ瞳で俺を見つめている。
まるで……。
「ジーナ?」
「タクロウ、私はタクロウのことが好きだ」
「――!」
そろそろ一か月が経過しようとしていた。
異世界での生活にも慣れ始め、レベルアップや仕事は順調に熟している。
最近は素敵なお嫁さんも迎えることができて、人生上り調子。
アダムストの一員だったパークを追い詰め、冒険者の仲間たちと協力し、恐ろしいモンスターから街を守ったりもした。
性獣の魔王とか、色情魔と罵られてきた俺も、ついに冤罪が晴れてみんなから認められる。
「はずだったのになぁ……」
「ヒビヤタクロウ! 今日こそは責任をとってもらうぞ!」
「……はぁ」
どうしてこうなったんだ?
わからない。
俺にはさっぱりわからないんだ。
「おいおい、今日もやってるぜ」
「いい加減責任取りなさいよね。やっぱりセクハラするだけで責任はとらないサイテー男だったのかしら?」
「最初からそういう奴だと思ってたぜ俺は」
「とんだクズ太郎だな」
周りの視線が痛い。
いつも通りではあるが、やっと解放されたと思ったのに逆戻りだ。
ここにいる騎士ジーナの一言がきっかけで……。
「どういうつもりなんだよ」
「ん? 伝えている通りだ。貴様には私のおっぱいを見た責任を取ってもらう」
「責任の取り方は?」
「無論、結婚だ」
なぜそうなる?
セクハラ行為の賠償ならお金とか労働じゃないのか?
別にセクハラはしてないけど!
胸を見てしまったのも不可抗力だし、あんな状況で胸だけ見ないで拘束された彼女を解放することはできなかった。
俺じゃなくたって同じだ!
「まず第一に、俺は故意に見てしまったわけではない」
「わかっている。だが、私のこの胸を凝視していたのも事実だ。異性のあられもない姿を見たなら、結婚するのが筋だろう」
「その理屈だと、お前はパークとも結婚しないといけなくなるが?」
「あいつは死んだから問題ない」
いやいや、十分問題だろ。
ジーナを誘拐してセクハラ行為をしていたのはパークだ。
彼は俺たちと交戦し、不利だと悟るとモンスターの卵を使用した。
現れたヘドロモンスターはパークを呑み込み強化され、俺たちと襲った。
ヘドロモンスターを倒してもパークは戻ってこなかったし、普通に死んでしまったのだろう。
同情はしない。
むしろ、あいつが余計なことをしてジーナのおっぱいが露出していたからこうなった。
一度あの世から帰還して謝罪してほしいくらいだ。
「大体、胸見られたら結婚とか飛躍しすだろ! 不可抗力って言葉があるんだぞ!」
「たとえ事故だろうと、愛する者以外に裸体を晒すことなど許されないのだ。だから結婚してもらう」
「……」
ジーナは頑なに主張を曲げることはなかった。
ここ数日、毎日のように冒険者ギルドで俺を待ち伏せし、求婚をしてくる。
それを周囲に見られ続け、改めて変態だの女たらしなど呼ばれるようになってしまった。
本当に勘弁してくれ。
これじゃ俺の目的を達成できない。
「いいじゃないですか。結婚しましょうよ」
「……」
俺の悩みも知らないで、サラスが暢気にそんなセリフを吐いた。
彼女は何も考えていないだろう顔をして、続けて言う。
「タクロウは百人と結婚しないといけないんですよ? そうしないと私も死ぬんです。向こうから結婚したいとか言われるなんて奇跡ですよ奇跡! タクロウみたいな変態と結婚したなんて物好きが二人もいるなんて!」
「おい、失礼だぞ」
「せっかくのチャンスなんですから、結婚すればいいんですよ。タクロウだって好きですよね? 大きいおっぱい」
「ぐっ……」
ここにきて核心をつく一言に、俺の心が乱される。
おっぱい……うむ、嫌いなわけがない。
俺の反応を見て悟ったジーナが、自身の胸を強調するようなポーズをとり、俺を誘惑してくる。
「私と結婚すれば、この胸は揉み放題だ」
「揉み放題……」
「吸っても許される」
「吸う……だと?」
俺の頭の中でピンクの想像が浮かんでいた。
そんな俺の隣で、ムスッとした表情でカナタが呟く。
「タクロウ……そんなにおっぱいが好きなのか」
「――は! カ、カナタさん?」
「そうだよな。大きいほうがいいよぁー。あたしよりジーナのほうが大きいし」
「いや、別にそんなこと言ってないぞ」
「言わなくてもわかってるって。あーあ、昨日見せてやったのにさ」
「うぐ……」
頭の中に、昨夜の出来事が連想される。
パークと戦う前にした約束を、律儀にちゃんと守ってくれた。
本番に慣れるための予行演習的な意味もあったが、とても有意義な時間だった。
明らかに不貞腐れている。
嫉妬しているカナタも可愛いな、じゃなくて!
ここは夫として妻の機嫌をとらねば。
俺は一回咳ばらいをして話し始める。
「いいか? おっぱいのよさは大きさだけじゃない。大きければいいってものじゃないんだよ」
「何か語り始めましたよ? この変態」
「黙ってろポンコツ天使」
「でも大きいほうが好きなんだろ?」
「確かにそうだ。認めよう。俺は大きいおっぱいが好きだ」
「やっぱり……」
「しかし! カナタのおっぱいも最高だった!」
俺は彼女の手を包み込むように握る。
ここでおっぱいを包み込めたら完璧だったが、さすがに公衆の面前でそんなことできない。
妥協案として彼女の胸の前で手を包み込む。
「俺の中の一番はカナタ、お前のおっぱいだ!」
「あたしの……」
「そうだ。おっぱいが好きなんじゃない。カナタのおっぱいが好きなんだ!」
「そ、そうか。えへへ……なんか照れるな」
「……それでいいんですか? カナタも」
珍しくサラスが呆れている。
我ながらなんて恥ずかしいセリフを吐き出したのだろうか。
しかも周りに見られ、聞こえている場で。
当然のごとくヒソヒソ声で、おっぱい好きのド変態扱いされていた。
「おっぱい魔神ね」
「くっ……」
俺の通り名がまた一つ増えた瞬間だった。
だが気にするな!
今のでカナタが元気になってくれるなら、羞恥に耐える価値がある。
「というわけだ。俺は誰のおっぱいでもいいというわけじゃないぞ!」
「なら……私の胸は嫌いか?」
「ふぐっ! ……そ、それはそれで悪くない」
「タ、タクロウ! さっきと言ってること違くないか?」
カナタには悪いが、男として大きいおっぱいに心が引かれるのは必然だ。
それが揉み放題、吸ってもよしなんて天国だろう。
だが、そんな素敵なオプションを提示されようと、解決できない問題が一つあるのだ。
「やっぱりお前とは結婚できない」
「どうしてだ? ここまで言っているのに!」
「いや、だって俺、別にジーナのこと恋愛対象として見てなかったし」
「――!」
ジーナは大きく驚くように反応した。
この世界の結婚にはルールがある。
互いに本心から愛し合い、求め合い、それらを女神に示し認められることで結婚指輪が与えられる。
そう、形だけでは成立しない。
本物の愛がなければ、女神の意志は応えてくれない。
俺はカナタと結婚する時、それを体感している。
どちらか片方が好きでも、もう片方の気持ちがハッキリ傾いていなければ、結婚はできなかった。
「悪いけど、おっぱいの誘惑だけで心から好きになったりはできそうにない」
「……」
「そもそも、ジーナだってそうだろ? 俺のこと本気で好きでもないのに結婚なんて、この世界で出来るわけがないんだ」
「――違う!」
ジーナは声を荒げた。
身体を震わせて、涙ぐんだ瞳で俺を見つめている。
まるで……。
「ジーナ?」
「タクロウ、私はタクロウのことが好きだ」
「――!」
0
お気に入りに追加
32
あなたにおすすめの小説
世界最強の勇者は伯爵家の三男に転生し、落ちこぼれと疎まれるが、無自覚に無双する
平山和人
ファンタジー
世界最強の勇者と称えられる勇者アベルは、新たな人生を歩むべく今の人生を捨て、伯爵家の三男に転生する。
しかしアベルは忌み子と疎まれており、優秀な双子の兄たちと比べられ、学校や屋敷の人たちからは落ちこぼれと蔑まれる散々な日々を送っていた。
だが、彼らは知らなかったアベルが最強の勇者であり、自分たちとは遥かにレベルが違うから真の実力がわからないことに。
そんなことも知らずにアベルは自覚なく最強の力を振るい、世界中を驚かせるのであった。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
クラス転移、異世界に召喚された俺の特典が外れスキル『危険察知』だったけどあらゆる危険を回避して成り上がります
まるせい
ファンタジー
クラスごと集団転移させられた主人公の鈴木は、クラスメイトと違い訓練をしてもスキルが発現しなかった。
そんな中、召喚されたサントブルム王国で【召喚者】と【王候補】が協力をし、王選を戦う儀式が始まる。
選定の儀にて王候補を選ぶ鈴木だったがここで初めてスキルが発動し、数合わせの王族を選んでしまうことになる。
あらゆる危険を『危険察知』で切り抜けツンデレ王女やメイドとイチャイチャ生活。
鈴木のハーレム生活が始まる!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
俺だけレベルアップできる件~ゴミスキル【上昇】のせいで実家を追放されたが、レベルアップできる俺は世界最強に。今更土下座したところでもう遅い〜
平山和人
ファンタジー
賢者の一族に産まれたカイトは幼いころから神童と呼ばれ、周囲の期待を一心に集めていたが、15歳の成人の儀で【上昇】というスキルを授けられた。
『物質を少しだけ浮かせる』だけのゴミスキルだと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
途方にくれるカイトは偶然、【上昇】の真の力に気づく。それは産まれた時から決まり、不変であるレベルを上げることができるスキルであったのだ。
この世界で唯一、レベルアップできるようになったカイトは、モンスターを倒し、ステータスを上げていく。
その結果、カイトは世界中に名を轟かす世界最強の冒険者となった。
一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトを追放したことを後悔するのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる