理不尽に宮廷を追い出された天才発明家、異種族混合国家を発展させる ~近い将来、魔道具不足で国は崩しますけど私なしで大丈夫ですか?

二百年前に起こった種族間戦争。その勝者となった人類種が暮らすマナタルト王国は、魔道具技術の発達と共に発展を遂げた。
王宮では更なる文明発展を目指し、優秀な発明家が日々研究に勤しんでいる。その中でも異端とされる女研究者サクラ・ハーウェイは、若干十四歳で宮廷付きに選ばれた天才。しかし彼女が目指しているのは魔道具技術の発達ではなく、それに代わる新たな技術の発明だった。
魔道具と共に歩んできた国、魔道具を捨てると考え方を快く思わない者は多い。故に彼女は同業の研究者から異端の変わり者と笑われていた。

いずれ必ず、魔道具が足りなくなる時代が来る。

亡き父の代から言い続けたが、誰も信じてはくれない。
それでも彼女は研究を続ける。
彼女を支える護衛騎士のシークと共に、素材集めや研究に勤しむ日々。
異端と呼ばれようと理解してくれる人が近くにいる。それだけで幸せだった。

そんな日々が唐突に終わりを迎える。


連載するかもしれない短編です。
連載版開始の際はこちらでリンクを用意いたします。
24h.ポイント 0pt
0
小説 192,981 位 / 192,981件 恋愛 58,189 位 / 58,189件

あなたにおすすめの小説

勇者惨敗は私(鍛冶師)の責任だからクビって本気!? ~サービス残業、休日出勤、日々のパワハラに耐え続けて限界! もう自分の鍛冶屋を始めます~

日之影ソラ
恋愛
宮廷鍛冶師として働く平民の女の子ソフィア。彼女は聖剣の製造と管理を一人で任され、通常の業務も人一倍与えられていた。毎日残業、休日も働いてなんとか仕事を終らせる日々……。 それでも頑張って、生きるために必死に働いていた彼女に、勇者エレインは衝撃の言葉を告げる。 「鍛冶師ソフィア! お前のせいで僕は負けたんだ! 責任をとってクビになれ!」 「……はい?」 サービス残業に休日出勤、上司に勇者の横暴な扱いにも耐え続けた結果、勇者が負けた責任をかぶせられて宮廷をクビになってしまう。 呆れを通り越して怒りを爆発させたソフィアは、言いたいことを言い放って宮廷を飛び出す。 その先で待っていたのは孤独の日々……ではなかった。 偶然の出会いをきっかけに新天地でお店を開き、幸せの一歩を踏み出す。

魔族の花嫁に選ばれた皇太子妃

葉柚
恋愛
「ロイド殿下。お慕い申しております。」 「ああ。私もだよ。セレスティーナ。」  皇太子妃であるセレスティーナは皇太子であるロイドと幸せに暮らしていた。 けれど、アリス侯爵令嬢の代わりに魔族の花嫁となることになってしまった。  皇太子妃の後釜を狙うアリスと、セレスティーナのことを取り戻そうと藻掻くロイド。  さらには、魔族の王であるカルシファーが加わって事態は思いもよらぬ展開に……   

私が美女??美醜逆転世界に転移した私

恋愛
私の名前は如月美夕。 27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。 私は都内で独り暮らし。 風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。 転移した世界は美醜逆転?? こんな地味な丸顔が絶世の美女。 私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。 このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。 ※ゆるゆるな設定です ※ご都合主義 ※感想欄はほとんど公開してます。

裏切られ追放されたけど…精霊様がついてきました。

京月
恋愛
 精霊の力を宿したペンダント。  アンネは婚約者のジーク、商人のカマダル、友人のパナに裏切られ、ペンダントを奪われ、追放されてしまった。  1人で泣いているアンネ。 「どうして泣いているの?」  あれ?何でここに精霊様がいるの? ※5話完結です。(もう書き終わってます)    

『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?

釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!  父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。  その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。  最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。 その他、多数投稿しています! https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394

拝啓 私のことが大嫌いな旦那様。あなたがほんとうに愛する私の双子の姉との仲を取り持ちますので、もう私とは離縁してください

ぽんた
恋愛
ミカは、夫を心から愛している。しかし、夫はミカを嫌っている。そして、彼のほんとうに愛する人はミカの双子の姉。彼女は、夫のしあわせを願っている。それゆえ、彼女は誓う。夫に離縁してもらい、夫がほんとうに愛している双子の姉と結婚してしあわせになってもらいたい、と。そして、ついにその機会がやってきた。 ※ハッピーエンド確約。タイトル通りです。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。

アーヤと魔法の鞄

れのひと
ファンタジー
ある日アーヤは魔法の弟子入りしている師匠に頼まれごとをした。それはとても大きなものの運搬だった。 売り言葉に買い言葉というあれで、魔法の鞄にでも詰めてくれれば運ぶとつい言ってしまったアーヤ。数日後目の前には1つの鞄が… 口にしてしまった以上断れなくなったアーヤは渋々鞄を手に取り荷物を運ぶことになったのだった。 ところがその旅は運がいいのか悪いのかいろんな経験をする旅へと変化していく… そしてアーヤは預かった鞄の異常性に気がついたのだった。

【完結】20年後の真実

ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
公爵令息のマリウスがが婚約者タチアナに婚約破棄を言い渡した。 マリウスは子爵令嬢のゾフィーとの恋に溺れ、婚約者を蔑ろにしていた。 それから20年。 マリウスはゾフィーと結婚し、タチアナは伯爵夫人となっていた。 そして、娘の恋愛を機にマリウスは婚約破棄騒動の真実を知る。 おじさんが昔を思い出しながらもだもだするだけのお話です。 全4話書き上げ済み。

処理中です...