転生するなら人間がいいな〜 〈零〉

獣野狐夜

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陸章 浮カブ“サカナ”沼

さん 狭間。

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なるほど………のか。

これなら…助けられるかも。

『ここは危ないっ!』

『…何の話や?』

『お姉ちゃんだれぇ…?』

とりあえず、カチューシャの子を無理やりおぶる。

意外と軽く、少し抵抗されるが敵わないらしい。


『ちょっとまて!あんた…何がしたいんや!』

『はぁなしてぇ~』

ジュン っ

…耳元で風きり音が響いた。

「チッ」

『ひっ…な、なんやこれっ』

あいつだ…

私を殺そうとした…。

「やっぱ。」

…?

なんか違和感を感じる。

その違和感の正体は直ぐに判明した。



……こいつ

…!?

あぁ…やばい……

これじゃあ……!

『いいから逃げてっ!!私はこの子を守るので!』

一心不乱に叫ぶ。

『せ、せやな…ありが

言い切る前に言葉が途切れた。

あぁ……やっぱり…

……。

『っ…おねっ

首元に生暖かい液体が流れる。

あぁ……ああぁ………

もう…首を切られたのか……!

私は……どうしようも……!



『あう…ここ、どこぉ…?』

3回目。

ここからどうしよう。

推測だけど、トリガーは私の死。

このままだと…私以外みんな殺される。

『うーん……頭が痛いわぁ…』

また…救えないのか…?

『ねぇ…みんなで1回隠れよ!危ないかもしれないし…!』

苦肉の策だ。

相手も私以外を殺すことに専念するかもしれない。

なら、みんなで隠れよう。

そして、いざと言う時は私自身を囮にしよう。

幸い…

死ぬ寸前に巻き戻るから…私は大丈夫だ。

でも…これからも何度も…

しかも…相手は

……これ、もしかして



☆☆☆☆☆☆☆

あぁ…もう!!

これ…!!

……あの能力が厄介だ。

低海萌仲。

今までこんな能力見たこと無かったけど…

ホントにむかつく…

ここで新たに障壁ができるなんて!!

あぁ…ああぁ!!!

あの子を殺そうとする度に時間が巻き戻る。

ならあの子以外を殺す…?

いや、私の場合と違って…

だから囮になることは間違いない。

………もういっその事…

…。

あの子にも酷い殺され方をしたけど…。

………でも、一つだけ。

あいつだけは殺さなきゃ…。

と、の2人…

どうにかして殺さなきゃ。

……そう、

大罪者ヒスイユウカは今の所いちばん厄介だ。

佐藤緋翠…彼女は大罪者。

せめてあのをどうにかしなきゃダメだ。

そして、友桜優夏。

彼女は…あいつは厄介だ。

あの子が生きてると………!

今後倒さなきゃ行けない存在…

友桜空音…だ。
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