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2週目 それぞれの問題
14日目 最期の死会わせ
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『も……モナカちゃん………。』
「もういいです。私は、こんなのはもう嫌です。」
『あら、モルモット風情が何をほざいているのでしょうか。』
「なぜ、私たちを殺そうとするんですか!!
どんな理由があろうとも、私たちには罪がないじゃないですか!!」
『…いいえ、あなた達は最初から罪人です。例えあなた達が嫌でも、私はあなた達を処刑しないと行けません。』
『…………夢だよね………?』
「先生。私はただ、聞きたいんです。なぜ、こんなことをするのですか。」
『なぜ………と聞かれましても、それが命令としか。』
「………………そうですか。何を聞いても意味が無いんですね。
まるで心がないみたい。」
そう言って、私は思わず王冠を先生にぶつけた。
そして、絶望した。
廊下には、甲高い金属音が鳴り響いて、
先生………いや、先生の顔は剥がれた。
透明なガラスのようなものから緑色の液体のようなものに、なにか大きな物体が浮いているのが見える。
「……………やっぱりですね。」
何となく察していた。
でも、実際見てみるととても怖く感じた。
『…いや…………いや…いやああああああ!!』
ヒイロは逃げ出した。
先生は、ただ、立ち尽くしていた。
モナカは、隙をついて、逃げた。
王冠を、廊下に残して。
☆☆☆☆☆☆☆
『はぁ………はぁ………!!』
いや、いや!!
これは夢………これは夢……!!
そうよ、これは怖い夢………!!!!
先生が、あんなロボットなわけが無い!!
…逃げないと、逃げなきゃ……!!!
そうして、走っていると
農具倉庫に着いた。
『…農具倉庫…、ここなら隠れられる!』
私は、見つけた隙間に隠れた。
いつの間にか、手袋が無くなっていた。
……こわい。寒い。
早く、おうちに帰りたいよ……。
そう思い、ガタガタ震えて、泣いていると、
ガタ、と音がした。
前を向くと、目の前に斧が来ていた。
やっぱり、逃げられない。
これは………夢じゃなかった。
さようなら、おかあ………。
「もういいです。私は、こんなのはもう嫌です。」
『あら、モルモット風情が何をほざいているのでしょうか。』
「なぜ、私たちを殺そうとするんですか!!
どんな理由があろうとも、私たちには罪がないじゃないですか!!」
『…いいえ、あなた達は最初から罪人です。例えあなた達が嫌でも、私はあなた達を処刑しないと行けません。』
『…………夢だよね………?』
「先生。私はただ、聞きたいんです。なぜ、こんなことをするのですか。」
『なぜ………と聞かれましても、それが命令としか。』
「………………そうですか。何を聞いても意味が無いんですね。
まるで心がないみたい。」
そう言って、私は思わず王冠を先生にぶつけた。
そして、絶望した。
廊下には、甲高い金属音が鳴り響いて、
先生………いや、先生の顔は剥がれた。
透明なガラスのようなものから緑色の液体のようなものに、なにか大きな物体が浮いているのが見える。
「……………やっぱりですね。」
何となく察していた。
でも、実際見てみるととても怖く感じた。
『…いや…………いや…いやああああああ!!』
ヒイロは逃げ出した。
先生は、ただ、立ち尽くしていた。
モナカは、隙をついて、逃げた。
王冠を、廊下に残して。
☆☆☆☆☆☆☆
『はぁ………はぁ………!!』
いや、いや!!
これは夢………これは夢……!!
そうよ、これは怖い夢………!!!!
先生が、あんなロボットなわけが無い!!
…逃げないと、逃げなきゃ……!!!
そうして、走っていると
農具倉庫に着いた。
『…農具倉庫…、ここなら隠れられる!』
私は、見つけた隙間に隠れた。
いつの間にか、手袋が無くなっていた。
……こわい。寒い。
早く、おうちに帰りたいよ……。
そう思い、ガタガタ震えて、泣いていると、
ガタ、と音がした。
前を向くと、目の前に斧が来ていた。
やっぱり、逃げられない。
これは………夢じゃなかった。
さようなら、おかあ………。
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