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第弐章 虹架かりし、天空の島
2節目 空がよく晴れる
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『あっちのスイーツ、美味しそうだぞ !!』
『そうだな。ちょ、ちょっとだけなら…食べてみたいな。』
「そーだねー。」
疲れました。
みんなあちこち行くから、色々と疲れた。
特にアリサは、お金ないのにバクバク食べるから食費がとんでもない。これから大変だなぁ…。
「あれ、そういえばソラは…?」
『ソラ?ソラなら路地裏に行っちゃったよ?』
「路地裏?大丈夫かな…。」
ソラがいないことに気づいた私は、アリサに行方を聞いてみた。
どうやら路地裏にいるらしい。何をするんだろう?
とりあえず私たちはソラが消えていった路地裏付近の店に立ち寄ることにした。
*******
『はぁ…はぁ…はぁ……早く……しないと…!』
一方その頃、ソラは路地裏で走っていた。
数分前、ソラは謎の声を聞いた。
『谷村 空よ。あなたは5分後、あのスキルを路地裏で使用しなさい。条件を満たさない場合は、脳を破壊します。』
『……でた……またあの声……!』
『ソラ?どうしたんだぞ?』
『ん?あ、ううん!なんでもないの。ちょっと路地裏に用があってね。』
謎の声の主は、聞き覚えのある声だ。
その謎の声の主は、脳裏に目的地を表示できるので、本当に破壊されそうで怖い。
私は即座にあのスキルを目的地で使用するため、走った。
走る理由は、目的地が5分内ではないからだ。
走れば間に合う距離だが、歩くと間に合わない。
私はこの目的を果たさないといけない。
果たさないと、ふたつの命が消えるから。
ひとつは私の。もうひとつは……分からない。
私の秘密のスキル…このスキルは私の育てのおじいちゃんにも言ってない。
私のスキル…それは。
【転生者】。
効果は、異世界から人間を呼ぶこと。
私はその準備を終えた後、すぐにユキ達の元へ行った。
そのスキルを使うところを、見られていたことに気づくはずなく…。
*******
近くのスイーツ店で、レオンの奢りのしっとりしたチョコケーキを頬張ってた時。
『ユキさん、アリサさん、レオンさん。おまたせしました。集合はここでいいですよね。』
ソラが帰ってきた。
「ソラ!どこ行ってたの?」
『えっと…ねこ!猫を追いかけてたの。』
ソラは一瞬辛そうな目をしてから、いつも通りの優しい目で話す。
どうやら、珍しい猫を見つけて、追いかけて言ったらしい。
『そうなのか!心配したんだぞ!!』
『そ、そうですよ…!なにか一言でもいいので、言って欲しいですよ…。』
『ごめんね…ついつい。』
「まぁ、いいんじゃない?それくらいね。」
『えへへ!』
ソラにもきっと事情があるんだろう、ってことで片付けた。
ソラも戻ってきたことだし、観光を続けることにした。
『そうだな。ちょ、ちょっとだけなら…食べてみたいな。』
「そーだねー。」
疲れました。
みんなあちこち行くから、色々と疲れた。
特にアリサは、お金ないのにバクバク食べるから食費がとんでもない。これから大変だなぁ…。
「あれ、そういえばソラは…?」
『ソラ?ソラなら路地裏に行っちゃったよ?』
「路地裏?大丈夫かな…。」
ソラがいないことに気づいた私は、アリサに行方を聞いてみた。
どうやら路地裏にいるらしい。何をするんだろう?
とりあえず私たちはソラが消えていった路地裏付近の店に立ち寄ることにした。
*******
『はぁ…はぁ…はぁ……早く……しないと…!』
一方その頃、ソラは路地裏で走っていた。
数分前、ソラは謎の声を聞いた。
『谷村 空よ。あなたは5分後、あのスキルを路地裏で使用しなさい。条件を満たさない場合は、脳を破壊します。』
『……でた……またあの声……!』
『ソラ?どうしたんだぞ?』
『ん?あ、ううん!なんでもないの。ちょっと路地裏に用があってね。』
謎の声の主は、聞き覚えのある声だ。
その謎の声の主は、脳裏に目的地を表示できるので、本当に破壊されそうで怖い。
私は即座にあのスキルを目的地で使用するため、走った。
走る理由は、目的地が5分内ではないからだ。
走れば間に合う距離だが、歩くと間に合わない。
私はこの目的を果たさないといけない。
果たさないと、ふたつの命が消えるから。
ひとつは私の。もうひとつは……分からない。
私の秘密のスキル…このスキルは私の育てのおじいちゃんにも言ってない。
私のスキル…それは。
【転生者】。
効果は、異世界から人間を呼ぶこと。
私はその準備を終えた後、すぐにユキ達の元へ行った。
そのスキルを使うところを、見られていたことに気づくはずなく…。
*******
近くのスイーツ店で、レオンの奢りのしっとりしたチョコケーキを頬張ってた時。
『ユキさん、アリサさん、レオンさん。おまたせしました。集合はここでいいですよね。』
ソラが帰ってきた。
「ソラ!どこ行ってたの?」
『えっと…ねこ!猫を追いかけてたの。』
ソラは一瞬辛そうな目をしてから、いつも通りの優しい目で話す。
どうやら、珍しい猫を見つけて、追いかけて言ったらしい。
『そうなのか!心配したんだぞ!!』
『そ、そうですよ…!なにか一言でもいいので、言って欲しいですよ…。』
『ごめんね…ついつい。』
「まぁ、いいんじゃない?それくらいね。」
『えへへ!』
ソラにもきっと事情があるんだろう、ってことで片付けた。
ソラも戻ってきたことだし、観光を続けることにした。
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