51 / 73
第陸章 明日の音は、晴れ模様
7節目 トラウマ製造機
しおりを挟む
「あれ、そういえばいつの間に入ってたんだろう…?」
普通に話していたけれども、いつの間にか城の中に入っていた。
『ふっふっふ……が~っはっはっはっ!!!この我が空間転移を使用したのにもかかわらず、それに気づかないとは…なんと愚かっ!!!まだ平和に慣れきって油断してるとはまるで家畜みたいだなぁ!!』
……くっそむかつく。
ものすごくむかつくっ!!
気が付いたら拳がナツミにめり込んでいた。
『え!?とりあえずで殺るもんなのこれ!?は……え………?』とドン引きするシン。
『まぁ、煽って来るナツミも自業自得だけど……あはは、ユキさんはあんな感じだから仕方ないっすね…。』
『…僕もユキは怒らせちゃダメってひと目でわかったし。』
ビクビクする男子陣と、何も言わずに青い顔する女子陣。
……流石にやりすぎたかも…。
『ぐぇ………てか、アタシを殺す気かっ!!…あ、えと……わ、我は魔王だからな!!強靭な身体を持っているのは当たり前なのだっ!!!ふはははははははー!!』
涙目で言われても説得力ありませんが。
「あ!ソラさん質問いいです?」
『あえ?……あ、いいですよ。』
「……そういえば聞いてなかったけど、薬草って何が必要なの?」と耳打ち。
『あー、人間になる薬には、“創造花”という花が必要で、目的地は創造神泉ですね…。』とのこと。
すぐそこだっ!
そういえばいつの間にかなうっちがいない。
まぁ、たぶん…大丈夫でしょ。
進んでみるとホールにはほぼ全員集まっていた。
「あれ、そういえばレオンとサクラ、カリスはどこ?」
『あー、……サクラはトイレっすね。さっき言ってたっすよ。あと、レオンはナツミさんと図書館へ、カリスは全知神泉の街並みを観光しに行ったっす。あくまで予想なので過信しないでくださいっすよ。』とクウマ。
とりあえず花束をリュックの中にしまう。
後ろではソラとアリサが世間話をしている。
『私のいた世界にはね、ナタデココって食べ物があるんだよ。』
『ほぇー?なたで……ナタデナントカって美味いのか?』
『うん!とっても美味しいよ!コリコリの食感で、ヨーグルトに混ぜると美味しいんだよ!』
『おー!まるでゼリンムシのヨーグルト和えみたいだな!』
『うん…?まぁ、いつか飲んでみようね!』
階段の方にはシンが真顔でこっちを見ている。
「ん?シン、どうした?」
『あー、うん。べつに気にすんな。』
(いや、ふっつうに怖い…。)
真顔と言うより、睨んでる気がする。視線を感じてなんかムズムズする。
『んまぁ、ユキさんとりあえず街探索行くっすか?ほら、シンも行くっすよ!
あ、ソラさんとアリサさんも行くっす?』
と誘うクウマ。
ということでとりあえず街へ行くことになりました。
普通に話していたけれども、いつの間にか城の中に入っていた。
『ふっふっふ……が~っはっはっはっ!!!この我が空間転移を使用したのにもかかわらず、それに気づかないとは…なんと愚かっ!!!まだ平和に慣れきって油断してるとはまるで家畜みたいだなぁ!!』
……くっそむかつく。
ものすごくむかつくっ!!
気が付いたら拳がナツミにめり込んでいた。
『え!?とりあえずで殺るもんなのこれ!?は……え………?』とドン引きするシン。
『まぁ、煽って来るナツミも自業自得だけど……あはは、ユキさんはあんな感じだから仕方ないっすね…。』
『…僕もユキは怒らせちゃダメってひと目でわかったし。』
ビクビクする男子陣と、何も言わずに青い顔する女子陣。
……流石にやりすぎたかも…。
『ぐぇ………てか、アタシを殺す気かっ!!…あ、えと……わ、我は魔王だからな!!強靭な身体を持っているのは当たり前なのだっ!!!ふはははははははー!!』
涙目で言われても説得力ありませんが。
「あ!ソラさん質問いいです?」
『あえ?……あ、いいですよ。』
「……そういえば聞いてなかったけど、薬草って何が必要なの?」と耳打ち。
『あー、人間になる薬には、“創造花”という花が必要で、目的地は創造神泉ですね…。』とのこと。
すぐそこだっ!
そういえばいつの間にかなうっちがいない。
まぁ、たぶん…大丈夫でしょ。
進んでみるとホールにはほぼ全員集まっていた。
「あれ、そういえばレオンとサクラ、カリスはどこ?」
『あー、……サクラはトイレっすね。さっき言ってたっすよ。あと、レオンはナツミさんと図書館へ、カリスは全知神泉の街並みを観光しに行ったっす。あくまで予想なので過信しないでくださいっすよ。』とクウマ。
とりあえず花束をリュックの中にしまう。
後ろではソラとアリサが世間話をしている。
『私のいた世界にはね、ナタデココって食べ物があるんだよ。』
『ほぇー?なたで……ナタデナントカって美味いのか?』
『うん!とっても美味しいよ!コリコリの食感で、ヨーグルトに混ぜると美味しいんだよ!』
『おー!まるでゼリンムシのヨーグルト和えみたいだな!』
『うん…?まぁ、いつか飲んでみようね!』
階段の方にはシンが真顔でこっちを見ている。
「ん?シン、どうした?」
『あー、うん。べつに気にすんな。』
(いや、ふっつうに怖い…。)
真顔と言うより、睨んでる気がする。視線を感じてなんかムズムズする。
『んまぁ、ユキさんとりあえず街探索行くっすか?ほら、シンも行くっすよ!
あ、ソラさんとアリサさんも行くっす?』
と誘うクウマ。
ということでとりあえず街へ行くことになりました。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる