39 / 73
第伍章 喧嘩するほど、沼に嵌る
4節目 サイエンスジョーモン
しおりを挟む
真夜中、いきなり私とサクラ、シン、クウマ、ソラはセレンさんに呼ばれた。
カリスを除いて異世界メンバーだった。
なぜだろう。
そしてセレンさんは、深刻そうな顔をして言った。
『実は僕、とある研究をしててね。』とセレンさんは切り出した。
セレンさんは妹のアリアーナさんが異世界について聞いてきて、それについて調べるようになったそうだ。
歌姫になったのはその過程で巻き込まれたためだ。
セレンさんは異世界人のここへ来る理由と共通点を探った。
それはほとんどの転移者は例外を除いて間違いなく現実世界から来たものらしいのだ。
その現実世界はいわゆる異世界である。………
…と、言っていたが。
「えっと、考えすぎじゃ…?」
と言った。セレンさんは苦笑いしながら
『だよね、何となく思ったけど。僕が本当に生きてないとなるとなんで君たちも生きてるんだろう?ってなって…えへへ。』
きっとセレンさんは哲学者になれる、多分。
………なんだか懐かしい口調。まぁいいや。
後にこの話は『都市伝説』としてウルワランドに広がった。
でも、ユキたちは知る由もなかった。
*******
そして翌日、セレンさんは大地のある所におりた。
セレンさんは『ここが僕の家なんだ。』
と言った。
家と言っても…と考えてたらクウマが
『え、竪穴式住居…?』と呟いた。
私も思った。歴史で見たなぁこれ、と。
でも材料が限りなく少ないここでは、しっかりとした住宅だった。
てか生で見たの初めてなんだけど。
セレンさん縄文人?
中に入って、お茶…というか、雑草を焙煎して煮出しただけの緑色の汁を出された。
シンは思わず『縄文時代かよ!』とツッコミを入れてた。いやどう見てもそうだけどね??
クウマは、『いや…出されたからには…うん。』
と嫌そうに飲もうとしていた。
アリサは…泡を吹いてた。毒入ってんの!?
レオンはそんなアリサを見て、
『これは毒だ…』と鑑定していた。まぁ案の定だよねーあはは。
ソラとサクラはお茶?に気にせず世間話していた。てか気づいてない。本当に仲良しだな…。
私はと言うとカリスに
『このお茶美味いから飲もうぜ?』と
勧められてる。これ、本当に母親…?
お母さん味覚どうした?え?
…とりあえずセレンさんは
『ゆっくりしていって欲しいね。とりあえずお話があるから。』
と言った。
とりあえずしばらくゆっくりしてから、
セレンさんは話を始めた。
カリスを除いて異世界メンバーだった。
なぜだろう。
そしてセレンさんは、深刻そうな顔をして言った。
『実は僕、とある研究をしててね。』とセレンさんは切り出した。
セレンさんは妹のアリアーナさんが異世界について聞いてきて、それについて調べるようになったそうだ。
歌姫になったのはその過程で巻き込まれたためだ。
セレンさんは異世界人のここへ来る理由と共通点を探った。
それはほとんどの転移者は例外を除いて間違いなく現実世界から来たものらしいのだ。
その現実世界はいわゆる異世界である。………
…と、言っていたが。
「えっと、考えすぎじゃ…?」
と言った。セレンさんは苦笑いしながら
『だよね、何となく思ったけど。僕が本当に生きてないとなるとなんで君たちも生きてるんだろう?ってなって…えへへ。』
きっとセレンさんは哲学者になれる、多分。
………なんだか懐かしい口調。まぁいいや。
後にこの話は『都市伝説』としてウルワランドに広がった。
でも、ユキたちは知る由もなかった。
*******
そして翌日、セレンさんは大地のある所におりた。
セレンさんは『ここが僕の家なんだ。』
と言った。
家と言っても…と考えてたらクウマが
『え、竪穴式住居…?』と呟いた。
私も思った。歴史で見たなぁこれ、と。
でも材料が限りなく少ないここでは、しっかりとした住宅だった。
てか生で見たの初めてなんだけど。
セレンさん縄文人?
中に入って、お茶…というか、雑草を焙煎して煮出しただけの緑色の汁を出された。
シンは思わず『縄文時代かよ!』とツッコミを入れてた。いやどう見てもそうだけどね??
クウマは、『いや…出されたからには…うん。』
と嫌そうに飲もうとしていた。
アリサは…泡を吹いてた。毒入ってんの!?
レオンはそんなアリサを見て、
『これは毒だ…』と鑑定していた。まぁ案の定だよねーあはは。
ソラとサクラはお茶?に気にせず世間話していた。てか気づいてない。本当に仲良しだな…。
私はと言うとカリスに
『このお茶美味いから飲もうぜ?』と
勧められてる。これ、本当に母親…?
お母さん味覚どうした?え?
…とりあえずセレンさんは
『ゆっくりしていって欲しいね。とりあえずお話があるから。』
と言った。
とりあえずしばらくゆっくりしてから、
セレンさんは話を始めた。
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説

ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

淫らな蜜に狂わされ
歌龍吟伶
恋愛
普段と変わらない日々は思わぬ形で終わりを迎える…突然の出会い、そして体も心も開かれた少女の人生録。
全体的に性的表現・性行為あり。
他所で知人限定公開していましたが、こちらに移しました。
全3話完結済みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
【書籍化進行中、完結】私だけが知らない
綾雅(ヤンデレ攻略対象、電子書籍化)
ファンタジー
書籍化進行中です。詳細はしばらくお待ちください(o´-ω-)o)ペコッ
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2024/12/26……書籍化確定、公表
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる