転生するなら人間がいいな～

第壱章 大きな都会、友情の森

番外編1 町を探索

とりあえず街に来てみたはいいものの、
右も左も分からない状態で町を歩くのは
ちょっと苦痛だ。
とりあえず仕事探すか？
いや…めんどくさい。
働きたくないし、異世界の仕事は絶対きつそうだなぁ…。
ひとまず歩き回ることにした。
町を見ていると、
鍛冶屋だったり八百屋だったり、
肉屋だったりお店が多かった。
どうやらここは商店街のようだ。
名前は…新宿町しんじゅく。
ん？まてまてまて新宿だって！？あれ、日本…？違うよね？え、え？
いや私は獣人になってるわけだし…。え、どうなってるの！？！？
そう混乱していると、
知らない男に声をかけられた。
……あれ、渋谷じゃん……？
明らかにナンパをする系のチャラ男だった。
『ようお嬢ちゃん、迷子かい？お兄さんが案内してあげるよ！』と言った。
いやいや完全に不審者だろ。
とりあえず私は「えと、大丈夫…れす…」
と言った。舌が回らない。
『可愛いねー。嬢ちゃん良かったらお酒とか…っておい！まてよ！！』
男はは何か言ってきたけど全力疾走した。
運動は苦手だけど、足だけは早かった。
そうして都会のような、賑わっているところについた。