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第壱章 大きな都会、友情の森
2節目 最初の仲間と冒険の始まり
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私はしばらく歩いて、近くの街に着いた。
めちゃめちゃ賑わっている、大きな街だ。
周りからは『なんだあの美少女は…?』
とかなんとか言われ、内心は喜んでたけど喋れないから逃げるように歩く。
すると突然私ぐらいの歳の女の子が裏路地から飛び出し、喋りかけてきた。
『おい、そこのキツネ!』
私はびっくりしてつい、「は、はい!?いいですよ!?」といってしまった。
なにがいいですよだよ!と心で自分に突っ込んで「あ、どうしましたか?」と言い直した。
すると女の子が
『私は冒険がしたいのだ!私の仲間になってくれるか?』と言われた。
「…………へ?」
突然のことすぎて、「ななな仲間だと!?ど、どう、どうすれば…いいのですか?」とびっくりしながら質問してしまった。
そして『私はなにもいらないのだ!仲間になってほしいだけなのだ!』と満面の笑みで喋った。
わーおなんて素敵な笑顔!じゃねぇよ、仲間になる以前にコミュ障だし陰キャだから心配なんだよこっちは!
って突っ込みたい気持ちを抑えつつ「わ、わかりました。な、なか、仲間になりましょ、う?」
となぜか途切れ途切れで喋った。
そして結果的に女の子が友達になった。
突然すぎるけど最初の目標の友達ができた。
うーマジで冒険しないといけないの?
モンスターとか倒すんでしょ?痛そうだしやだなぁ…。自分の家が恋しい…。
でも弱音を吐いてる場合じゃないね!うん!
というか自己紹介忘れてた!
「あ、そう言えばわ、私はあk…コホン、ユキだよ!あなたは?」
つい本当の名前を言いそうになった。
『私?私はアリサなのだ。よろしくなのだ!』とアッサリ自己紹介してくれた。
この子、警戒することを知らないのかな?
仲間が増えてよかったけど、人数的に冒険できるのかな。
私は昔剣道部だったし、うろ覚えだけど剣とかは扱えるよね、多分。
てか使えないと無理。なんかよくある神様補正的なので強くなってないかな。
しばらく歩いていると、突然アリサが足を止めて話しかけてきた。
『ユキ!私は仲間がいるのだけど、そいつらも入れていいのか?』
え、まだいるのかよ!
まぁいいか、どうせ断ってもお願いしてきそうだし、適当に
「あ、いいよ!」
と答えておいた。
するとまた裏路地から男の子と女の子が飛び出してきた。
この子たちが仲間か。
私より年下っぽいけど、あまり差はなさそう。てか可愛いなおい。
私は19歳だけどね。ふふん!
そしてそれぞれ自己紹介した。
『ぼ、僕の名前はレオンと言います。よ、よろしくお願いします。』
『私はソラと申します。よろしくお願いしますね。』
猫はレオン、女の子はソラと言うらしい。
ちなみにソラはどうやら召喚されて私と同じ日本からここへきたみたい。
本当の名前が谷村 空らしい。ソラがこっそり教えてくれた。
私が日本人ってことがわかったのかな?
これで本当に冒険が始まるんだなーと私は実感した。
辛いだろうけど頑張っていこう。
…あんまり気が乗らないけどね。
めちゃめちゃ賑わっている、大きな街だ。
周りからは『なんだあの美少女は…?』
とかなんとか言われ、内心は喜んでたけど喋れないから逃げるように歩く。
すると突然私ぐらいの歳の女の子が裏路地から飛び出し、喋りかけてきた。
『おい、そこのキツネ!』
私はびっくりしてつい、「は、はい!?いいですよ!?」といってしまった。
なにがいいですよだよ!と心で自分に突っ込んで「あ、どうしましたか?」と言い直した。
すると女の子が
『私は冒険がしたいのだ!私の仲間になってくれるか?』と言われた。
「…………へ?」
突然のことすぎて、「ななな仲間だと!?ど、どう、どうすれば…いいのですか?」とびっくりしながら質問してしまった。
そして『私はなにもいらないのだ!仲間になってほしいだけなのだ!』と満面の笑みで喋った。
わーおなんて素敵な笑顔!じゃねぇよ、仲間になる以前にコミュ障だし陰キャだから心配なんだよこっちは!
って突っ込みたい気持ちを抑えつつ「わ、わかりました。な、なか、仲間になりましょ、う?」
となぜか途切れ途切れで喋った。
そして結果的に女の子が友達になった。
突然すぎるけど最初の目標の友達ができた。
うーマジで冒険しないといけないの?
モンスターとか倒すんでしょ?痛そうだしやだなぁ…。自分の家が恋しい…。
でも弱音を吐いてる場合じゃないね!うん!
というか自己紹介忘れてた!
「あ、そう言えばわ、私はあk…コホン、ユキだよ!あなたは?」
つい本当の名前を言いそうになった。
『私?私はアリサなのだ。よろしくなのだ!』とアッサリ自己紹介してくれた。
この子、警戒することを知らないのかな?
仲間が増えてよかったけど、人数的に冒険できるのかな。
私は昔剣道部だったし、うろ覚えだけど剣とかは扱えるよね、多分。
てか使えないと無理。なんかよくある神様補正的なので強くなってないかな。
しばらく歩いていると、突然アリサが足を止めて話しかけてきた。
『ユキ!私は仲間がいるのだけど、そいつらも入れていいのか?』
え、まだいるのかよ!
まぁいいか、どうせ断ってもお願いしてきそうだし、適当に
「あ、いいよ!」
と答えておいた。
するとまた裏路地から男の子と女の子が飛び出してきた。
この子たちが仲間か。
私より年下っぽいけど、あまり差はなさそう。てか可愛いなおい。
私は19歳だけどね。ふふん!
そしてそれぞれ自己紹介した。
『ぼ、僕の名前はレオンと言います。よ、よろしくお願いします。』
『私はソラと申します。よろしくお願いしますね。』
猫はレオン、女の子はソラと言うらしい。
ちなみにソラはどうやら召喚されて私と同じ日本からここへきたみたい。
本当の名前が谷村 空らしい。ソラがこっそり教えてくれた。
私が日本人ってことがわかったのかな?
これで本当に冒険が始まるんだなーと私は実感した。
辛いだろうけど頑張っていこう。
…あんまり気が乗らないけどね。
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