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【蒼櫛 麗凪】編

4日目 七転び八起きの九つ目

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私は気がつけば異世界転生していた。

『ひぇ!?うわあああああ!!!』

そう、山の上だった。
上空5mほど。
下校途中に私は転生をした。
スクールバッグを思わず離してしまう。

『いやああぶへあばばばばっ!!』

コロコロと石のように坂道を転がっていく。
途中ビリッと音がする。

『私の制服ががががががっ!!!』

転がりながらも私は悲しくなる。
姉から貰った大切な制服。
それなのに、台無しにしてしまった。
そうだ、お姉ちゃん。
私はまた何も出来ずに…。

『んべっ!』

頭から落っこちる。
おでこから出血しつつ、魔法がまだ使えるか確認する。

『……まだいける。』

どうやら変わらない感じ。
さて、これからどうしようか。
私は知らない場所に来た。
どうせならお姉ちゃんと来たかった。

…………まだ、何も出来てないのに。

私は後悔した。
どうすればいい?
近くには村がある。

そこを

そうすれば、何か元の世界に戻る手がかりがあるかもしれない。
恩返しをしなきゃ
絶対絶対!




早く…やらなきゃ!
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