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8. まさかのヒロイン不在?! 攻略対象勢揃い。 前編
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チャラ会計に蹴りをかました後クラス分けのボードを見に行くと俺のクラスはA~Cまである中でAクラスだった。
変な奴に絡まれる前にクラスへ移動しようと小走りで移動する。
貴族が通うだけありそこそこ広いため地図を見る限り十分ほど走らなければつかない様だ。
まだ誰もいない廊下を俺の走る音だけが響いていた。
基礎体力はそこそこついているためそれだけ走っていてもは息切れせずに到着する事ができた。
ガラガラ
扉を開けると毛量多めな髪の男が倒れていた。
咄嗟に大丈夫ですか!
と声をかけると男からお腹のなる音が聞こえた。それと共に微かに呻き声のようなものも聞こえた。
お腹空いてるだけかよ。驚かせるなよ!
抱きかかえようとしていたが途中で手を離したためベチャッと男が床に転がった。
何かないかなぁっと制服のポケットを漁ると口寂しくなった時に食べようと思っていた飴ちゃんを発見した。
これしかないので倒れている男の口のほり込んでやった。
もぐもぐと口が動き始めたのを確認し外側の一番後ろの席に座って気配を消して机に突っ伏していた。
教室に入らなければいけない時間まで30分はあるので少し昼寝でもしようかと思いうとうとしていたところ誰かに話しかけられ目が覚めてしまった。
どうせさっきの倒れていた奴だろうと思い適当な返事をしてそのまま寝ようとしたがあまりにも何度も何度も話しかけてくるので仕方なしに顔をあげると一輪の花を持って立っていた。
「さっきの飴のお礼…この花マーガレットっていうんだぁ。貰ってくれる?」
どこから出してきたんだよというツッコミはせず差し出された花をありがとうと言い受け取ろうとすると、ちょっと待ってねと言われそのままじっとしていると
不意に手が伸びてきて俺の髪の毛を耳にかけるのと一緒にマーガレットの花が付けられた。
最初顔は髪に隠れていたが花を耳にかけた時に揺れた髪の間から顔がはっきりと見えた。
近くで見るその顔はもうわかるだろうが攻略対象3人目のゆるふわワンコだ。
ワンコは普段は大人しく優しい雰囲気だが嫉妬心が割と強め。そして一度盛ると止まるところを知らない。そんな危険な奴だ。
驚いてビクッとすると
「ごめんね!びっくりしちゃった?」
と聞かれたが別に触られたことにびっくりした分けじゃないので大丈夫。と返事をした。するとワンコが喋り始める。
「あのね。このマーガレット、花言葉は…
誠実、信頼、それと心に秘めた愛なんだよ。君を見た時運命を感じたんだぁ。ねぇ…僕の「やっと追いついた!早いよリア!」」
ワンコが何かおかしなことを言いかけていた時にこの時ばかりはグッジョブな変態野郎が勢いよく教室に入ってきた。
「リアっていうんだね。邪魔が入ったしこの話はまた今度するよ。」
じゃぁねと手を振って離れていった。
もう話さなくていいが。
後で変態野郎をちょっとばかり褒めてやろう。
変態が俺の前の席に座り後ろを向く
「リア!アイツと何離してたの?この花は?」
席に座るなしすぐに質問攻めを始めた変態に俺は手をグッドの形にしてニコッとしそのまま昼寝を再開した。
変態が何か言っていた気がするが俺は今日一日で3人の攻略対象に会って精神力を持って行かれた俺の意識はすぐに夢の中へと消えた。
変な奴に絡まれる前にクラスへ移動しようと小走りで移動する。
貴族が通うだけありそこそこ広いため地図を見る限り十分ほど走らなければつかない様だ。
まだ誰もいない廊下を俺の走る音だけが響いていた。
基礎体力はそこそこついているためそれだけ走っていてもは息切れせずに到着する事ができた。
ガラガラ
扉を開けると毛量多めな髪の男が倒れていた。
咄嗟に大丈夫ですか!
と声をかけると男からお腹のなる音が聞こえた。それと共に微かに呻き声のようなものも聞こえた。
お腹空いてるだけかよ。驚かせるなよ!
抱きかかえようとしていたが途中で手を離したためベチャッと男が床に転がった。
何かないかなぁっと制服のポケットを漁ると口寂しくなった時に食べようと思っていた飴ちゃんを発見した。
これしかないので倒れている男の口のほり込んでやった。
もぐもぐと口が動き始めたのを確認し外側の一番後ろの席に座って気配を消して机に突っ伏していた。
教室に入らなければいけない時間まで30分はあるので少し昼寝でもしようかと思いうとうとしていたところ誰かに話しかけられ目が覚めてしまった。
どうせさっきの倒れていた奴だろうと思い適当な返事をしてそのまま寝ようとしたがあまりにも何度も何度も話しかけてくるので仕方なしに顔をあげると一輪の花を持って立っていた。
「さっきの飴のお礼…この花マーガレットっていうんだぁ。貰ってくれる?」
どこから出してきたんだよというツッコミはせず差し出された花をありがとうと言い受け取ろうとすると、ちょっと待ってねと言われそのままじっとしていると
不意に手が伸びてきて俺の髪の毛を耳にかけるのと一緒にマーガレットの花が付けられた。
最初顔は髪に隠れていたが花を耳にかけた時に揺れた髪の間から顔がはっきりと見えた。
近くで見るその顔はもうわかるだろうが攻略対象3人目のゆるふわワンコだ。
ワンコは普段は大人しく優しい雰囲気だが嫉妬心が割と強め。そして一度盛ると止まるところを知らない。そんな危険な奴だ。
驚いてビクッとすると
「ごめんね!びっくりしちゃった?」
と聞かれたが別に触られたことにびっくりした分けじゃないので大丈夫。と返事をした。するとワンコが喋り始める。
「あのね。このマーガレット、花言葉は…
誠実、信頼、それと心に秘めた愛なんだよ。君を見た時運命を感じたんだぁ。ねぇ…僕の「やっと追いついた!早いよリア!」」
ワンコが何かおかしなことを言いかけていた時にこの時ばかりはグッジョブな変態野郎が勢いよく教室に入ってきた。
「リアっていうんだね。邪魔が入ったしこの話はまた今度するよ。」
じゃぁねと手を振って離れていった。
もう話さなくていいが。
後で変態野郎をちょっとばかり褒めてやろう。
変態が俺の前の席に座り後ろを向く
「リア!アイツと何離してたの?この花は?」
席に座るなしすぐに質問攻めを始めた変態に俺は手をグッドの形にしてニコッとしそのまま昼寝を再開した。
変態が何か言っていた気がするが俺は今日一日で3人の攻略対象に会って精神力を持って行かれた俺の意識はすぐに夢の中へと消えた。
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