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先輩。
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先輩が卒業する日、呼び出された体育館裏へ向かう途中。
何度嬉しくて飛び上がってしまいそうだっただろう。先輩と過ごすうちに俺は先輩として好きではなく1人の人として同性だけど恋人にしたいと思う好きになっていた。
頭が良くて運動もできて、年上の余裕を持っていていつも相談に乗ってくれるそんな先輩が大好きだった。
だからそんな先輩に告白の定番の場所。体育館裏に呼び出されるなんて勿体無い限りで本当に俺で間違っていないのかと疑ってしまう。
考えれば考えるほどやっぱり間違ってるんじゃないかって疑いが膨らんでくる。
嬉しい気持ちよりも疑いの気持ちが大きくなった頃約束の時間。約束の場所へつくと桜の降る下で笑顔だけど少し寂しそうな顔をした先輩がいた。
その顔を見ると俺にも寂しさが移る。
今日で最後になるかもしれない。
そう思うと胸が張り裂けそうだ。
先に先輩が口を開いた。
話したいことがあると…いよいよか…‼︎
緊張している先輩を見ながらも俺も緊張でどうにかなりそうなほど心臓は荒ぶっていた。
好きだ
そう先輩が俺に言った。正直その後なんて言っていたかは耳に入ってこなかった。
ずっと聞きたかった言葉が聞けた嬉しさで固まってしまった。言いたいことが山ほどあったけど俺も気持ちを伝えようとした。
「俺は今まで先輩のことそんな目で見たら「ごめん!」だめだと…」
え?!
走り出した先輩はあっという間に小さくなってしまいには見えなくなってしまった。
え?ちょっと待ってくれ!俺はまだ何も伝えれてない!
やっとのことで両思いになったのに…!
このままじゃダメだ!
すぐに先輩の携帯に連絡するが何も返ってこない。
しかも先輩は卒業式が終わるとすぐに引っ越しだって行っていた。
もう会えないかもしれない。
その言葉だけが俺の頭をぐるぐると巡った。
いや。まだだ。絶対に俺は先輩に思いを伝える!
そう決心するとともに俺の進学先が決まった。先輩と同じ大学にいくことにしたのだ。
待ってて!必ず会いにいきます!
何度嬉しくて飛び上がってしまいそうだっただろう。先輩と過ごすうちに俺は先輩として好きではなく1人の人として同性だけど恋人にしたいと思う好きになっていた。
頭が良くて運動もできて、年上の余裕を持っていていつも相談に乗ってくれるそんな先輩が大好きだった。
だからそんな先輩に告白の定番の場所。体育館裏に呼び出されるなんて勿体無い限りで本当に俺で間違っていないのかと疑ってしまう。
考えれば考えるほどやっぱり間違ってるんじゃないかって疑いが膨らんでくる。
嬉しい気持ちよりも疑いの気持ちが大きくなった頃約束の時間。約束の場所へつくと桜の降る下で笑顔だけど少し寂しそうな顔をした先輩がいた。
その顔を見ると俺にも寂しさが移る。
今日で最後になるかもしれない。
そう思うと胸が張り裂けそうだ。
先に先輩が口を開いた。
話したいことがあると…いよいよか…‼︎
緊張している先輩を見ながらも俺も緊張でどうにかなりそうなほど心臓は荒ぶっていた。
好きだ
そう先輩が俺に言った。正直その後なんて言っていたかは耳に入ってこなかった。
ずっと聞きたかった言葉が聞けた嬉しさで固まってしまった。言いたいことが山ほどあったけど俺も気持ちを伝えようとした。
「俺は今まで先輩のことそんな目で見たら「ごめん!」だめだと…」
え?!
走り出した先輩はあっという間に小さくなってしまいには見えなくなってしまった。
え?ちょっと待ってくれ!俺はまだ何も伝えれてない!
やっとのことで両思いになったのに…!
このままじゃダメだ!
すぐに先輩の携帯に連絡するが何も返ってこない。
しかも先輩は卒業式が終わるとすぐに引っ越しだって行っていた。
もう会えないかもしれない。
その言葉だけが俺の頭をぐるぐると巡った。
いや。まだだ。絶対に俺は先輩に思いを伝える!
そう決心するとともに俺の進学先が決まった。先輩と同じ大学にいくことにしたのだ。
待ってて!必ず会いにいきます!
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