深紅星輝─精霊魔術で行く精霊道─

 ─滅びゆく国家のために子爵令嬢が為すは、革命か、それとも破壊か。

 敵性機械兵器群"メビウス"が地球を席巻して早四世紀半。残された人類は「葦原公国」を建国し、既存の科学から外れた「精霊術」を使える者を貴族として、絶望的な抗戦を続けていた。

 そんな貴族の一つである西園寺子爵家のご令嬢、西園寺沙羅。堅苦しい肩書きとは裏腹、研究バカ奇天烈唯我独尊令嬢の沙羅は、元気に戦場で資源を集め、戦いと研究の毎日を謳歌していた!
 今日も元気一杯に戦場に飛び立ったところ、あれ?なんか敵の戦車に狙われてる美少女が!?気まぐれで助けたところ、色々な事に巻き込まれて!?(ちなみに、巻き込んだのは本人の模様)
戦争、テロ組織、研究に婚約破棄騒動!? ちょっと、私の頭がオーバーフローするんだけどッ!?

 ─精霊術士と軍事力を頼りに続く、終わりのない消耗戦。絶望が蔓延する中、三人の少女の出会いが、世界を揺るがす。

 年不相応な精霊術の使い手─如月海凪子爵令嬢。
 精霊術の紛い物、精霊魔術に手を染める研究者─西園寺沙羅子爵令嬢。
 婚約破棄を受けた戦闘巧者─乙坂アリサ子爵令嬢。

 これは、今を生きる「二人」の子爵令嬢が国家を再生するまでの、天才と秀才の物語。
 あるいは、過去を生きた「一人」の子爵令嬢が国家を破壊するまでの、転生者の物語。

 ─そして、子爵令嬢達が精霊魔術で精霊道を行く物語。

※本作品は末期戦✕重厚な戦闘描写✕百合✕SFファンタジー✕研究✕陰謀劇etc…の詰め合わせセット、ついでに(割と)シリアスな話です。また、やや戦闘描写過多の傾向があります。苦手な方は注意してください。(あらすじ詐欺とか言うな!)
※設定集はこちらからどうぞ
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※ep.(整数)が本伝、ep.(小数)が外伝となっています。
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