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仕事仲間
祭り
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天王と一旦別れ、私は屋敷へと車を走らせていた。
天王の計画では、島崎に全ての罪を被せ燃やすという単純な作戦だった。
まず私は屋敷に放置したままの少女たちと、酒に漬けている深雪ちゃんを回収、五望と來唯も車に乗せ天王と合流後島崎の自宅に向かう予定だ。
その間に天王は他の準備をすると言っていたが、詳しく話してはくれなかった。
しかしそんなことはどうでもいい。今一番大切なのはそんなことではないのだから。
私は駐車場に車を停め屋敷に戻っていく。玄関を開け中に入り、隠していた少女たちをゴミ袋に詰めた。
「ぱぱ? なにしてるの?」
振り返るとそこに來唯が立っていた。私は近寄り頭を撫でた。
「出かけるから五望と一緒に車に乗ってなさい」
「どこにいくの?」
「ついてからのお楽しみだ。さあ、早くしなさい」
「うん! わかった!」
來唯はぶんと首を振り頷いた。私は少女たちを積み込むため車へと向かう。
次は深雪ちゃんだ。拷問部屋へと入り、ドラム缶の蓋を開けた。中には酒を吸い、丸々と太った肉塊が漂っていた。
深雪ちゃんの頭を掴み上へと持ち上げると、鼻や口からブランデーが滴り落ちる。酒を吸った深雪ちゃんは予想以上に重く、床に落としてしまった。
べちゃっと音を立てて深雪ちゃんは床に貼りつき、身体中からじわじわと酒の混じった体液を染みださせていた。液が漏れないようゴミ袋を二重にし、深雪ちゃんを中に入れ一緒に拷問部屋を出た。
最後に元通りに部屋を隠し、私は娘たちの元へと歩いていった。
まずは天王の自宅まで向かい、そこで合流する。私は車を走らせていた。
「ぱぱ~せまいよ~」
來唯が後部座席から文句をたれていた。しかしそれも仕方がない。私と五望、來唯、少女たち二人に深雪ちゃんが乗っているのだ。本来五人乗りの車では一人オーバーだ。さらに深雪ちゃんは来た時と比べ、ずいぶんと太ってしまった。そのせいでなおさら狭く感じてしまうのだ。
來唯の文句を聴きながら車を運転し、やっと天王の自宅に到着した。すでに準備を終えていたようで、車に乗り込んで待っていた。私は車を降りると天王に近づいていった
「すまん。待たせたな。こちらの準備は整った」
「そうですか~ならついてきてくださいね~」
天王はそう言うと車を出した。私は急いで車内へ戻りハンドルを握った。
一時間ほど車を走らせ、やっと島崎の自宅へと到着した。周りは森に囲まれているが、意外と豪華なその家は昔ながらの木造建築だった。これならしっかり燃えてくれそうだ。
「じゃあ、中に入りましょうか!」
天王は積んできた荷物を運び込むとそう言った。私たちも天王の後に続き中に入った。午後五時とはいえ中は既に薄暗くなり始めていた。
天王はずんずんと早足で歩き、ふすまを開けた。
部屋の中央には布団が敷かれ、取り囲むように同じ形の檻がびっしりと並べれられていた。中には裸の少女が鎖で繋がれ、入れられていた。その数二十ほど。天王は奥まで歩き、さらにふすまを開けた。驚くべきことにそこにも大量の檻が並べられ少女たちが監禁されていた。しかし奥の部屋にいる少女の方が幼い。私がいる手前の部屋には十歳ほど、天王が入った奥の部屋には五歳ほどの少女が監禁されていた。そしてその奥のもふすまが見える。まさかまだあるのか............。
そんなことを考えていると、天王が檻をがたがたと揺すった。
中の少女は今だ精神が崩壊していないのか、顔を強ばらせ体をびくびくと震わせながらも叫んだ。
「私をここから出してください! なんでもしますから!」
それがきっかけになったのか、助けを求める叫び声が次々と聞こえてくる。
「パパとママのところにかえしてください!」
「いたいのはもういやぁぁぁぁ............うう......」
「いうことききますから! どんなことでもしますから!」
「ああああああ!! だせええええ! ここからだせええええ!」
少女たちは天王に向かって必死に手を伸ばしてきていた。
天王はその手を握りしめ、嬉しそうに眺めていた。しかしすぐに振り払う。
「ははっ! 中々に活きが良いじゃないか! 早速臓器を提供して貰おうかな。それじゃあ、残りは頼みましたよ!」
天王はスキップしながら部屋を出た。しばらくたって戻ってくると、真っ白な白衣に身を包み、たくさんの医療器具を抱えやってきた。その後ろから五望と來唯も中に入ってくる。娘たちの手にはたくさんの武器が握られていた。
「ぱぱ! ここにいるのぜんぶころしほうだいってほんと!」
來唯は、はあはあと興奮しながら私に掴みかかってきた。
「ああ。いくらでも殺していいぞ」
「ついかりょうきんとかないの!!」
「そんなのある訳ないでしょ。何言ってるの」
五望が來唯の頭をぱしりと叩いた。
「うう......なにするのおねえちゃん......」
來唯は頭を押さえながらよたよたと檻に近づいていった。その手には細長い槍が握られていた。
「えいやー!」
來唯は叫びながら檻に槍を刺した。中の少女は必死に避けたものの、左肩に命中した。
「ぎゃあああああ!」
「きゃはははは!」
少女は血を流しながら大声を上げる。來唯は槍を捻りながら笑い声を上げた。
五望もチェーンソーのエンジンをかけ、檻に刃を突っ込む。返り血を盛大に浴びながらも手を緩める様子はなかった。
私も日本刀を拾い上げ、檻に向かう。囚われの少女はガタガタ震えながら怯えた表情で見上げてきていた。
「助けに......来てくれたん...じゃ...ないんですか?」
私はその可愛い顔に向かって日本刀を振るう。
「ああああああ!」
少女は鮮血を撒き散らしながら倒れ込んだ。しかしこれは結構大変だな。私はそう思っていた。
『島崎は気が狂いガソリンを撒き火をつけました』
これがシナリオだ。ならば気が狂った島崎が一人残らず殺したとしても何の問題もない。私と天王は相談した結果、全員皆殺しにすることに決定したのだ。予想殺害人数は五十人を越える。さて。全国から集められた島崎のコレクションを思う存分楽しむとするか。
天王の計画では、島崎に全ての罪を被せ燃やすという単純な作戦だった。
まず私は屋敷に放置したままの少女たちと、酒に漬けている深雪ちゃんを回収、五望と來唯も車に乗せ天王と合流後島崎の自宅に向かう予定だ。
その間に天王は他の準備をすると言っていたが、詳しく話してはくれなかった。
しかしそんなことはどうでもいい。今一番大切なのはそんなことではないのだから。
私は駐車場に車を停め屋敷に戻っていく。玄関を開け中に入り、隠していた少女たちをゴミ袋に詰めた。
「ぱぱ? なにしてるの?」
振り返るとそこに來唯が立っていた。私は近寄り頭を撫でた。
「出かけるから五望と一緒に車に乗ってなさい」
「どこにいくの?」
「ついてからのお楽しみだ。さあ、早くしなさい」
「うん! わかった!」
來唯はぶんと首を振り頷いた。私は少女たちを積み込むため車へと向かう。
次は深雪ちゃんだ。拷問部屋へと入り、ドラム缶の蓋を開けた。中には酒を吸い、丸々と太った肉塊が漂っていた。
深雪ちゃんの頭を掴み上へと持ち上げると、鼻や口からブランデーが滴り落ちる。酒を吸った深雪ちゃんは予想以上に重く、床に落としてしまった。
べちゃっと音を立てて深雪ちゃんは床に貼りつき、身体中からじわじわと酒の混じった体液を染みださせていた。液が漏れないようゴミ袋を二重にし、深雪ちゃんを中に入れ一緒に拷問部屋を出た。
最後に元通りに部屋を隠し、私は娘たちの元へと歩いていった。
まずは天王の自宅まで向かい、そこで合流する。私は車を走らせていた。
「ぱぱ~せまいよ~」
來唯が後部座席から文句をたれていた。しかしそれも仕方がない。私と五望、來唯、少女たち二人に深雪ちゃんが乗っているのだ。本来五人乗りの車では一人オーバーだ。さらに深雪ちゃんは来た時と比べ、ずいぶんと太ってしまった。そのせいでなおさら狭く感じてしまうのだ。
來唯の文句を聴きながら車を運転し、やっと天王の自宅に到着した。すでに準備を終えていたようで、車に乗り込んで待っていた。私は車を降りると天王に近づいていった
「すまん。待たせたな。こちらの準備は整った」
「そうですか~ならついてきてくださいね~」
天王はそう言うと車を出した。私は急いで車内へ戻りハンドルを握った。
一時間ほど車を走らせ、やっと島崎の自宅へと到着した。周りは森に囲まれているが、意外と豪華なその家は昔ながらの木造建築だった。これならしっかり燃えてくれそうだ。
「じゃあ、中に入りましょうか!」
天王は積んできた荷物を運び込むとそう言った。私たちも天王の後に続き中に入った。午後五時とはいえ中は既に薄暗くなり始めていた。
天王はずんずんと早足で歩き、ふすまを開けた。
部屋の中央には布団が敷かれ、取り囲むように同じ形の檻がびっしりと並べれられていた。中には裸の少女が鎖で繋がれ、入れられていた。その数二十ほど。天王は奥まで歩き、さらにふすまを開けた。驚くべきことにそこにも大量の檻が並べられ少女たちが監禁されていた。しかし奥の部屋にいる少女の方が幼い。私がいる手前の部屋には十歳ほど、天王が入った奥の部屋には五歳ほどの少女が監禁されていた。そしてその奥のもふすまが見える。まさかまだあるのか............。
そんなことを考えていると、天王が檻をがたがたと揺すった。
中の少女は今だ精神が崩壊していないのか、顔を強ばらせ体をびくびくと震わせながらも叫んだ。
「私をここから出してください! なんでもしますから!」
それがきっかけになったのか、助けを求める叫び声が次々と聞こえてくる。
「パパとママのところにかえしてください!」
「いたいのはもういやぁぁぁぁ............うう......」
「いうことききますから! どんなことでもしますから!」
「ああああああ!! だせええええ! ここからだせええええ!」
少女たちは天王に向かって必死に手を伸ばしてきていた。
天王はその手を握りしめ、嬉しそうに眺めていた。しかしすぐに振り払う。
「ははっ! 中々に活きが良いじゃないか! 早速臓器を提供して貰おうかな。それじゃあ、残りは頼みましたよ!」
天王はスキップしながら部屋を出た。しばらくたって戻ってくると、真っ白な白衣に身を包み、たくさんの医療器具を抱えやってきた。その後ろから五望と來唯も中に入ってくる。娘たちの手にはたくさんの武器が握られていた。
「ぱぱ! ここにいるのぜんぶころしほうだいってほんと!」
來唯は、はあはあと興奮しながら私に掴みかかってきた。
「ああ。いくらでも殺していいぞ」
「ついかりょうきんとかないの!!」
「そんなのある訳ないでしょ。何言ってるの」
五望が來唯の頭をぱしりと叩いた。
「うう......なにするのおねえちゃん......」
來唯は頭を押さえながらよたよたと檻に近づいていった。その手には細長い槍が握られていた。
「えいやー!」
來唯は叫びながら檻に槍を刺した。中の少女は必死に避けたものの、左肩に命中した。
「ぎゃあああああ!」
「きゃはははは!」
少女は血を流しながら大声を上げる。來唯は槍を捻りながら笑い声を上げた。
五望もチェーンソーのエンジンをかけ、檻に刃を突っ込む。返り血を盛大に浴びながらも手を緩める様子はなかった。
私も日本刀を拾い上げ、檻に向かう。囚われの少女はガタガタ震えながら怯えた表情で見上げてきていた。
「助けに......来てくれたん...じゃ...ないんですか?」
私はその可愛い顔に向かって日本刀を振るう。
「ああああああ!」
少女は鮮血を撒き散らしながら倒れ込んだ。しかしこれは結構大変だな。私はそう思っていた。
『島崎は気が狂いガソリンを撒き火をつけました』
これがシナリオだ。ならば気が狂った島崎が一人残らず殺したとしても何の問題もない。私と天王は相談した結果、全員皆殺しにすることに決定したのだ。予想殺害人数は五十人を越える。さて。全国から集められた島崎のコレクションを思う存分楽しむとするか。
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